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高機能なハイエンドモデルから高コスパモデルまで!続々登場する最新機種も完全網羅!

《2019年》完全ワイヤレスイヤホン一気レビュー!音質や装着感をイヤホンのプロが徹底検証

25. EARIN「EARIN M-2」
完全ワイヤレスイヤホンブームの火付け役がさらに進化して登場

EARIN「EARIN M-2」 本体は非常に小さく、まさに耳栓サイズ スティック型のケースも非常にコンパクトだ EARIN「EARIN M-2」を装着したところ

完全ワイヤレスイヤホンの代表格であり、現在のブームの火付け役でもあるスウェーデンのオーディオメーカー「EARIN」の第2世代モデル。直径14.5×高さ20mm、重さ3.6gという超軽量小型ボディは維持しつつ、随所にブラッシュアップが施されているのが特徴だ。

まず、本体デザインはイヤーモニター系を意識したデザインへと変更され、装着感が格段に向上した。いっぽうで、フォームタイプのイヤーチップもフィット感や遮音性を向上させるなど、随所に改良が加えられている。それにも増して便利なのが、本体に左右の区別がなく、耳に装着した時点で内蔵センサーが働き左右のポジションを自動検出すること。装着時、いちいちLRを確認しなくて済むのはとにかくスマートだ。これだけでも、十分な価値観を見いだせる。ちなみに、発売当初は左右の認識が甘く逆転するなどの意見も見られたが、今回のテストでそういった症状が出ることはまったくなかった。

加えて、ノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能を掛け合わせた「トランスパレンシー機能」が追加されているのも特徴だ。こちらを活用することで、街中でも安全に音楽鑑賞を楽しむことができる。また、専用アプリを活用することで、音量だけでなく聞こえてくる環境音の“距離”を設定できるのもユニークなところ。音楽を停止すると外音の取り込みを行い、音楽の再生が始まると自動的にオフになる「オートモード」も用意されており、音楽に集中することも可能だ。また、左右間の接続にはNXPR Semiconductors社が開発したNFMI(近距離磁器誘導)技術である「MiGLOテクノロジー」が採用され、音切れや遅延なども大きく改善されたとアピールする。

いっぽうで、先代でも人気の高かったリップスティック型ケースも、アウターボディをメタル製にし、取出口に向かってわずかに細くなるデザインに変更するなど、より上質なイメージとなった。また、ケースのmicroUSBコネクターのまわりにはLEDが配置され、“3つ点灯しているときは3回の充電が可能”というようにひと目でケース側の充電状況も分かるようになっている。これもなかなかに便利だ。ちなみに、本体は最大再生時間が4時間、ケースからの充電を合わせると約14時間の連続使用が可能となる。

ミニマムな本体サイズを想像させない、堂々とした鳴りっぷりが特徴のサウンド。低域は十分な量感があり、それでいてフォーカス感も良好。中高域もメリハリがハッキリしているため、はつらつとした元気あふれるサウンドを楽しむことができる。とはいえ、表現が荒いわけではなく、高域のニュアンス表現は丁寧で、女性ボーカルやピアノの演奏は、とても表情豊かに感じられた。パッケージングの絶妙さといい、初代からの完成度の高さをしっかり受け継いだ、なかなかの優秀機だ。

イヤホン重量(片耳):約3.6g
再生時間:最大4時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで3回分のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC、AAC、aptX
カラーバリエーション:ブラック、アルミシルバー

26. ANKER「Soundcore Liberty Air」
AirPodsスタイルのボディを採用した高コスパ完全ワイヤレスイヤホン

Anker「Soundcore Liberty Air」 AirPodsのような縦長ボディを採用。アンテナ部分を長くすることで、安定した接続性を実現 専用ケースはイヤホンを縦に収納する形だ Anker「Soundcore Liberty Air」を装着したところ

グラフェン振動板採用の新型ドライバーを搭載した新デザインの完全ワイヤレスイヤホン。マイクを2つ搭載したノイズリダクション機能のほか、イヤホン本体にタッチパッドを採用することで、スムーズな音楽再生や通話操作が行えるようになっているという。

また、Bluetooth 5.0対応に加えて、イヤホン本体はアンテナ部分が突出したデザインを採用しているが、これは接続性とともに、装着時の安定性をも追求している様子。加えて、IPX5の防滴性能も持ち合わせていて、小雨や運動時の汗なども気にせずに活用できるようになっている。

なお、連続再生時間は最大5時間は、必要十分なスペックを持ち合わせている。さらに、バッテリー内蔵の専用ケースを活用すると最大20時間の使用が可能となっている。コーデックはSBCとAACに対応している。

さて、実際のサウンドはというと、メリハリのしっかりしたクリアな印象だ。音数はそれほど多くはないものの、中低域のフォーカス感が高く、高域への伸びやかさも持ち合わせているので、ボーカルやギターなどのメイン楽器が際立って聴こえる。特に女性ボーカルは、ヌケのよい伸びやかな歌声を聴かせてくれるので、とても心地よい。聴かせ方の巧みなサウンドチューニングといえるだろう。

イヤホン重量(片耳):-
再生時間:最大5時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで3回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト

27. パイオニア「SE-E8TW」
パイオニアの完全ワイヤレス第2弾はイヤーチップが面白い

パイオニア「SE-E8TW」 イヤホン本体は横長の楕円形状を採用。イヤーフィンのおかげで、付け心地は悪くない パイオニア「SE-E8TW」を装着したところ

パイオニアの完全ワイヤレス第2弾は「SE-C8TW」に続くパイオニアの完全ワイヤレスイヤホン第2弾として、スポーツユースも想定された“E8 truly wireless”「SE-E8TW」が登場した。

イヤホンハウジング部のノズル角度を追求して高い装着感を実現したほか、シリコン製のセキュアイヤーフィンも採用(S/M/Lの3サイズを同梱)。汗や突然の雨にも安心のIPX5の防滴性能を持つなど、スポーツ時の使用にも配慮されている。加えて、一般的なイヤーチップに加えて、特殊な形状により周囲の音が聴こえる「アンビエント・アウェアネス・イヤーチップ」も同梱されており、ランニング時や電車内などでも安心して活用することができるようになっている。

機能面では、スマートフォンに届く通知を音声で読み上げる「Notification App」がユニークだ。こちら、Android用の音声読み上げアプリだが、こちらを利用することで、スマートフォンに届くメールやメッセージ、カレンダーやニュースまで、さまざまな通知情報を読み上げさせることができるという。うまく活用できれば、大いに役立ってくれそうだ。連続再生は約3時間で、専用ケースから約2回分の充電が可能となっている。カラーはイエロー、グレイ、ピンクの3色が用意されている。

やや横長なイヤホン本体はちょっと大柄に見えるが、実際手にしてみるとそれほどでもない。ノズルの角度の絶妙さ、3サイズ用意されるフィンの用意もあって、装着感はまずまずといったところ。ランニングまでは試していないが、よほどのことでも無いかぎり、耳からポロリとこぼれ落ちることはなさそうだ。

肝心のサウンドはというと、ノズル部分に6mm口径のダイナミック型ドライバーを搭載した「イヤーダイレクトマウント構造」のおかげか、ダイレクト感が高く抑揚表現の明確な表現を持ち合わせている。ボーカルの歌声はハキハキとしていて、歌詞の内容がしっかりと届く。音の広がり感はそれほど大きくないものの、細かいニュアンスをしっかりと拾い上げてくれるため、小編成のクラシックや3ピース4ピースバンドであれば、それぞれの動きがよく見えるし、ライブ感も高い。なかなか素性のよいサウンドといえる。

また、「アンビエント・アウェアネス・イヤーチップ」も試してみたが、とても興味深かった。こちら、イヤーチップに切り欠きがあって、そこから外音が入ってくる、いわゆるパッシブ的な外音取り込み構造となっているのだが、こちらを使うと、ボーカルなどの存在感は後ろに引っ込むものの、BGM以上の満足感を持つサウンドが楽しめる。それでいて、周りの音がしっかりと届いてくれるし、何よりも両者の音がどちらも違和感なく感じられるので、使用していても不快感がまったくない。なかなかに絶妙なデザインのイヤーチップといえる。

イヤホン重量(片耳):約12g
再生時間:最大3時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで2回分のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC
カラーバリエーション:イエロー/グレイ/ピンク

28. エレコム「LBT-TWS02BK」
重量約4gの超小型ボディで耳栓のような軽快な付け心地

エレコム「LBT-TWS02BK」 重さわずか4gという超小型ボディを採用。付け心地はまるで耳栓のようだ 専用ケースも非常にコンパクトに仕上がっている エレコム「LBT-TWS02BK」を装着したところ

エレコム製完全ワイヤレスイヤホンの第2段となる製品。Web限定販売とするなど、販売ルートを限定することで低価格を実現したモデルとなっている。ボディ先端にドライバーをレイアウトする「Direct Contact Mount」構造や5ミクロンのPETフィルム振動板を採用した6mm口径「マイクロETEMドライバー」、完全な左右対称の内部構造など、音質に関して随所にこだわりが見られ、(完全ワイヤレスとしては)かなりリーズナブルな価格ながらも、音質に関してはいっさいの手抜かりはない。

また、機能面に関しても、充電ケースから取り出したらすぐに左右のイヤホンが自動的につながるオートペアリングやSiriやGoogleアシスタントなどの音声アシスタントに対応するなど、十分な内容を持ち合わせている。

もうひとつ、イヤホン本体、ケースともに軽量小型な点も嬉しい。特にイヤホン本体は、片側で4gという、格別の軽量さを誇っている。装着時に、まったくといっていいほど重さを感じない、ただの耳栓と思えてしまうほどの軽さだ。そんな小柄ボディのためか、連続再生時間は2時間ほどと、イマドキとしてはかなり短い。とはいえ、専用ケースからの充電を合わせるとトータル6時間の使用が可能となっているので、使い方を少々工夫すれば、それほど不満に思うことはないだろう。

さて、肝心のサウンドはというと、メリハリも音の抜けもよく、同時に細やかな表現もしっかりと伝わるクリアさも持ち合わせている。ボーカルはリアリティこそ薄いが、ハリのあるのびのびとした歌声を楽しませてくれる。もちろん、(他社製の)1万円を超える高級モデルには届かないものの、小気味いいサウンドのため音質的な不満は感じない。価格を考えると、十分以上のサウンドクオリティといえる。価格やサイズ感なども含めた総合的な見方をすれば、なかなかに良質な製品といえるだろう。

イヤホン重量(片耳):約4g
再生時間:最大2時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで3回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC
カラーバリエーション:ブラック

29. JVC「XX HA-XC70BT」
重低音&タフさが魅力のJVCブランド完全ワイヤレスイヤホン第2弾

JVC「XX HA-XC70BT」 ラバー素材でコーティングされたイヤホン本体。落としたときも衝撃をしっかりと吸収してくれる 円筒形のユニークな形状を採用した専用ケース。カラビナ等でカバンなどに取り付けも可能だ JVC「XX HA-XC70BT」を装着したところ

スポーツモデル「HA-ET900BT」に続くJVCブランドの完全ワイヤレスイヤホン第2弾としてデビューしたのが、重低音&タフさが魅力の「XX(XTREME XPLOSIVES)」シリーズ「HA-XC70BT」だ。

こちら、XXシリーズならではの重低音が特徴で、本体ハウジング内にレイアウトされた「エクストリームディープバスポート」に加え、内蔵アンプを使って低音を増強する「バスブーストモード」を搭載。迫力の重低音サウンドを楽しめるほか、右本体のボタンで簡単に「バスブーストモード」機能のオンオフを行うことができ、重低音のバランスを好みに合わせて調整することもできる。これはありがたい。

また、タフさに関しては、イヤホン本体に全体を覆うラバープロテクターを採用することで、衝撃からイヤホンを守るようになっている。もし万が一、不測かつ突発的な水没・破損などの故障、片耳側の紛失などが起こってしまっても、自己負担金5,000円を支払うことで代替品に交換してくれるという保証がついている(補償期間中に限り1回のみ、詳細はWebページを参照)ので安心だ。

いっぽう、付属する円筒形の専用ケースには、充電3回分のバッテリーが内蔵されており、本体と合わせてトータル12時間の音楽再生が可能となっている。ケースにバッテリー残量が分かるLEDが配置されているのは便利だ。また、円筒形デザイン専用ケースはやや大柄ながら、ラバープロテクターを採用して衝撃からイヤホンを守ってくれたり、カラビナ等をケースのリングに装着することで衣服のベルトなどに着用できるなど、“タフさ”というコンセプトに沿ったデザインにまとめ上げられている点は大いに好感が持てる。

機能面では、音声アシスタントに対応しているほか、スマートフォン向けアプリ「JVC Headphones Manager」も用意され、ビープ音とLEDの光でイヤホン本体の位置を知らせるFIND機能やサウンドモードの切り替え(Flat/Bass)、バッテリー残量の確認(10段階)を行うことができる。コーデックはAAC、SBCの2つ。カラーはブラックとレッドの2色が用意されている。

そのサウンドは、まさにXXシリーズのイメージそのもの。超絶ボリュームの低域とキレのよい中高域によって、迫力のサウンドを楽しませてくれる。特に音のパワフルさやエネルギー感の高さは素晴らしく、EDM系の楽曲であればかなりヘビーなサウンドが楽しめる。いっぽう、低域がローエンドまで目一杯粘っていないため、テクノポップ系やハードロックではビートのパンチ力が物足りなく感じる場合もあった。音楽ジャンルによっては音の好みが分かれそうだが、逆にいえば、そういった個性的なサウンドを持ち合わせる完全ワイヤレスイヤホンは数少なく、とても貴重といえる。個性派の登場を大いに歓迎したい。

イヤホン重量(片耳):約5.5g
再生時間:最大3時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで3回分のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:ブラック、レッド

30. MASTER&DYNAMIC「MW07」
“ラグジュアリー”という言葉がピッタリのMASTER&DYNAMIC初の完全ワイヤレス

MASTER&DYNAMIC「MW07」 フェイスプレートには、ひとつひとつ模様が異なるアセテートを採用。フィンの形状もかなり独特だ 専用充電ケースはポリッシュ仕上げのステンレス製。見た目はまるで宝石箱のよう MASTER&DYNAMIC「MW07」を装着したところ

ニューヨーク発信のオーディオブランド、MASTER&DYNAMIC(マスター・アンド・ダイナミック)からも初の完全ワイヤレスイヤホンが登場した。

特徴的なのは、MASTER&DYNAMICらしいというべきか、これまでの完全ワイヤレスイヤホンとは一線を画す個性的なデザインだ。ハーフトラック型と呼べば分かるだろうか、装着した際の顔側がスクエア、後頭部側が円型のユニークなフェイスプレートデザインを採用している。4色用意されているカラーリングも特殊で、高級メガネのフレームなどに使われるアセテート素材を採用、まるでべっこうや宝石をあしらったかのような外観を持ち合わせている。また、付属の専用ケースもポリッシュ仕上げのステンレス製を採用するなど、こと上質さの追求、デザインセンスのよさについては、さすがMASTER&DYNAMICといえる。まさに“ラグジュアリー”という言葉がピッタリの外観だ。

そんなスタイリッシュなデザインを採用しつつ、内側(耳と接触する場所)にはシリコン製の“Fit Wings”と呼ばれるフィンが採用されるなど、装着感についても手抜かりはない。また、左右本体同士はNFMIで接続されているなど、ワイヤレス接続の安定にも配慮がなされている。さらに、イヤホンを外すと自動的に音楽を停止し、装着しなおすと再生してくれる着脱感知機能を装備している点もありがたい。コーデックはSBCとAAC、aptXに対応。連続再生時間は最大3.5時間で、専用ケースから最大3回分の充電が可能となっている。

10mm口径のベリリウム(コーティング?)振動板を採用するダイナミック型ドライバーが生み出すサウンドはというと、とてもクリアでハキハキとした、明朗快活な音色傾向が特徴となっている。女性ボーカルは中域の厚みをしっかり保っていて存在感があり、かつ、高域の抜けがよいため普段よりのびのびとした歌い方に感じる。低域のボリューム感もしっかり確保されていて、かつフォーカス感も高いため、ドラムやベースなどのグルーヴ感が高く、ノリのよい演奏を楽しむことができる。高額モデルに相応しい音質を確保しているだけでなく、心地よいサウンドを持ち合わせている、魅力的なサウンドといえる。

イヤホン重量(片耳):約9g
再生時間:最大3.5時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで3回分のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/apt-X/AAC
カラーバリエーション:Tortoiseshell/Steel Blue/Grey Terrazzo/Matte Black

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