特集
高機能なハイエンドモデルから高コスパモデルまで!続々登場する最新機種も完全網羅!

《2019年》完全ワイヤレスイヤホン一気レビュー!音質や装着感をイヤホンのプロが徹底検証

20. ソニー「WF-SP700N」
ノイキャン機能を備えたスポーツ向け完全ワイヤレスイヤホン

ソニー「WF-SP700N」 そら豆のような楕円形のユニークな形状を採用。IPX4相当の防滴にも対応する スライド式のフタで片手で簡単にあけられる専用ケース ソニー「WF-SP700N」を装着したところ

「WF-1000X」に続く、ソニーとして2製品目となる完全ワイヤレスイヤホン。同社が得意とするノイズキャンセリング機能を搭載しつつも、スポーツモデルに仕立てられた、キャラクターの明確な製品にまとめ上げられている。

まず、本体の重量は約7.6gと「WF-1000X」に対してはほんのわずかに重くなってはいるものの、それでもかなり軽量な部類に属する。また、IPX4相当の防滴対応や「アークサポーター」と呼ばれるフィンも付属され、スポーツやフィットネス時に大いに活用できる仕様が盛り込まれている。

もうひとつ、「WF-SP700N」の特徴となっているのがノイズキャンセリング機能だ。しかも、単なるノイズキャンセリングではなく、環境音や人の声を取り込む「アンビエントサウンドモード」が搭載されており、ランニングなどのスポーツを行っている際にも安全な運用が可能となっている。また、コントロールはスマートフォン用のアプリから行えるようになっており、ノイズキャンセリング、外音取り込み(ボイスモード)、外音取り込み(ノーマルモード)の3タイプを設定できるため、環境に応じたモードを設定することができる。このため、スポーツ時だけでなく、通勤時など普段使いでも大いに活用が可能だ。ちなみに、スマートフォン用のアプリには、イコライザー機能も搭載されており、自分好みの音色傾向にカスタマイズすることもできる。

バッテリー持続時間は、約3時間と十分な内容を持ち合わせている。加えて、2回のフル充電ができる専用ケースが付属されており、どちらのフル充電しておけばトータル9時間ほどの利用が可能だ。また、NFCにも対応しており、スマートフォンを近づけるだけで手軽にペアリングを行うことができる。いろいろな記事で書かせてもらっているが、やはりNFC対応は便利だ。また、対応コーデックはSBCとAACの2つのみとなっている。先の「WF-1000X」同様、LDACへの対応は見送られたようだ。

さて、肝心のサウンドはというと、伸びやかなイメージのサウンド。メリハリのよい中高域と力強いドラム&ベースによって、ノリのよいサウンドが楽しめる。ボーカルはほんのちょっぴりドライで、どちらかというと爽やかなイメージの歌声だ。「WF-1000X」に対して音質的には劣るものの、価格差を考えると悪くないレベルだし、逆にこちらの方が好み、という人もいるはず。外音取り込み機能や装着感の確かさも含めて、なかなか使い勝手のよい製品だ。

イヤホン重量(片耳):約7.6g
再生時間:最大3時間(ノイズキャンセリングON/OFF)
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで2回分のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:ホワイト、ブラック、イエロー、ピンク

21. ANKER「Soundcore Liberty Air」
AirPodsスタイルのボディを採用した高コスパ完全ワイヤレスイヤホン

Anker「Soundcore Liberty Air」 AirPodsのような縦長ボディを採用。アンテナ部分を長くすることで、安定した接続性を実現 専用ケースはイヤホンを縦に収納する形だ Anker「Soundcore Liberty Air」を装着したところ

グラフェン振動板採用の新型ドライバーを搭載した新デザインの完全ワイヤレスイヤホン。マイクを2つ搭載したノイズリダクション機能のほか、イヤホン本体にタッチパッドを採用することで、スムーズな音楽再生や通話操作が行えるようになっているという。

また、Bluetooth 5.0対応に加えて、イヤホン本体はアンテナ部分が突出したデザインを採用しているが、これは接続性とともに、装着時の安定性をも追求している様子。加えて、IPX5の防滴性能も持ち合わせていて、小雨や運動時の汗なども気にせずに活用できるようになっている。

なお、連続再生時間は最大5時間は、必要十分なスペックを持ち合わせている。さらに、バッテリー内蔵の専用ケースを活用すると最大20時間の使用が可能となっている。コーデックはSBCとAACに対応している。

さて、実際のサウンドはというと、メリハリのしっかりしたクリアな印象だ。音数はそれほど多くはないものの、中低域のフォーカス感が高く、高域への伸びやかさも持ち合わせているので、ボーカルやギターなどのメイン楽器が際立って聴こえる。特に女性ボーカルは、ヌケのよい伸びやかな歌声を聴かせてくれるので、とても心地よい。聴かせ方の巧みなサウンドチューニングといえるだろう。

イヤホン重量(片耳):-
再生時間:最大5時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで3回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト

22. ZERO AUDIO「True Wireless ZERO TWZ-1000」
クアルコム社のチップ「QCC3026」を搭載したZERO AUDIO初の完全ワイヤレスイヤホン

ZERO AUDIO「True Wireless ZERO TWZ-1000」 イヤーモニタータイプのオーソドックスな形状を採用。物理ボタンは大型で押しやすい 専用ケースで3回振るチャージ可能。イヤホンはマグネットでピタっとくっつく ZERO AUDIO「True Wireless ZERO TWZ-1000」を装着したところ

ZERO AUDIO初の完全ワイヤレスイヤホン。イヤホン本体のデザインはこの頃よく見かけるイヤーモニタータイプだが、「Zero」の文字をモチーフにした「0」シェイプのコバルトブルーLEDが個性を演出している。

もうひとつ、この製品で大きな特徴となっているのが、クアルコム社製「QCC3026」を搭載していることだ。これにより、接続安定性に大きなアドバンテージを持つほか、次世代BluetoothコーデックTWSにも対応(このほかにはSBC、AAC、aptXにも対応)。さらに、最大約7時間という、長時間にわたる連続再生も持ち合わせている。ちなみに、専用ケースからは3回分の満充電が行えるため、合わせて最大28時間の再生が行えるようになっている。このロングライフは嬉しいかぎりだ。

また、イヤホン本体にはフィン付のカバーが用意されていて装着感も良好。IPX5も防滴性能も合わせて、ランニングなどのスポーツユースにも活用できる。

グラフェンコート振動板を採用する「True Wireless ZERO」のサウンドはというと、ZERO AUDIOらしいというべきか、ハリのある高域を持つ、凜とした印象の音色傾向が特徴。金管楽器は力強く勢いのある、ハイハットはヌケのよい鋭いリズムを刻んでいる。女性ボーカルの歌声もハキハキしている。とはいえ、耳障りな印象はいっさいなく、ひたすらヌケのよい、のびのびとした歌声に感じられる。このあたりは、ZERO AUDIOならではのチューニングの妙といえる部分かもしれない。明朗快活なサウンドが好みの人は、大いに気に入りそうだ。

イヤホン重量(片耳):約7g
再生時間:最大7時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで3回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC/apt X
カラーバリエーション:ブラック

23. JBL「UA SPORT WIRELESS FLASH」
アンダーアーマーとコラボしたスポーツ向け完全ワイヤレスイヤホン

JBL「UA SPORT WIRELESS FLASH」 スライドタイプの専用充電ケース。屋外の持ち出しを想定し、布製のストラップもついている JBL「UA SPORT WIRELESS FLASH」を装着したところ

アメリカ、ボルティモアを本拠とするアスレチックブランド「UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)」とJBLとがコラボレーションした「UA SPORT WIRELESS」シリーズの完全ワイヤレスイヤホン。

雨天時の使用や運動中の汗にも安心なIPX7の防水防汗仕様や、イヤホンを取り外さずにまわりの人と会話できる「トークスルー機能」、ランニング時の安全を確保できる「アンビエントアウェア機能」、激しい運動の際にも外れることのないウイング付スタビライザーの採用など、ハードなスポーツでの使用にも配慮された、スポーツユース前提の製品に仕立てられているのが特徴だ。さらに、アンダーアーマー社が提供するランニングアプリ「Map My Run」のプレミアムメンバーシップを、1年間無料で利用できる特典クーポンが付属されていて、これを活用することで効率的なランニングスケジュールを組み立てることができるという。

連続再生時間は最大約5時間(充電は約2時間)で、専用ケースからの充電により最大約25時間の使用が可能となっている。コーデックは、SBCとAACに対応する。

イヤホン本体は大きすぎず(小さくもないが)、ウイング付スタビライザーによって耳側接触面全体が覆われているため、装着感はまずまずと行った印象だ。運動で汗をかいた際でも、ポロリとこぼれ落ちることはまずなさそう。スマートフォンとの接続も、とても分かりやすかった。左右イヤホン本体をケースから取り出し、しばらく待つと自動的にペアリングモードがスタート。UA | JBL True Wireless Flashと表示されるので、それを選ぶだけでよい。

いっぽうで、サウンドキャラクターはかなり特徴的といえるもの。たっぷりとした重低音、煌びやかでキレのよい高域が組み合わされた、迫力満点のサウンドだ。やや奔放な鳴りっぷりだが、解像感がしっかり確保されているうえに音色的な再現性も良好なので、単なるドンシャリとは一線を画す、良質なサウンドに感じられる。男性ボーカルはややハスキーで、ハキハキとした歌い方。女性ボーカルもハスキーだが、大人っぽく上品なイメージを持った。何よりも、声の通りがよくて、屋外でもしっかりと届いてくれるのが嬉しい。確かに、スポーツ向きの製品だといえる。

イヤホン重量(片耳):約16g
再生時間:最大5時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで4回分のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC
カラーバリエーション:ブラック

24. エレコム「LBT-TWS02BK」
重量約4gの超小型ボディで耳栓のような軽快な付け心地

エレコム「LBT-TWS02BK」 重さわずか4gという超小型ボディを採用。付け心地はまるで耳栓のようだ 専用ケースも非常にコンパクトに仕上がっている エレコム「LBT-TWS02BK」を装着したところ

エレコム製完全ワイヤレスイヤホンの第2段となる製品。Web限定販売とするなど、販売ルートを限定することで低価格を実現したモデルとなっている。ボディ先端にドライバーをレイアウトする「Direct Contact Mount」構造や5ミクロンのPETフィルム振動板を採用した6mm口径「マイクロETEMドライバー」、完全な左右対称の内部構造など、音質に関して随所にこだわりが見られ、(完全ワイヤレスとしては)かなりリーズナブルな価格ながらも、音質に関してはいっさいの手抜かりはない。

また、機能面に関しても、充電ケースから取り出したらすぐに左右のイヤホンが自動的につながるオートペアリングやSiriやGoogleアシスタントなどの音声アシスタントに対応するなど、十分な内容を持ち合わせている。

もうひとつ、イヤホン本体、ケースともに軽量小型な点も嬉しい。特にイヤホン本体は、片側で4gという、格別の軽量さを誇っている。装着時に、まったくといっていいほど重さを感じない、ただの耳栓と思えてしまうほどの軽さだ。そんな小柄ボディのためか、連続再生時間は2時間ほどと、イマドキとしてはかなり短い。とはいえ、専用ケースからの充電を合わせるとトータル6時間の使用が可能となっているので、使い方を少々工夫すれば、それほど不満に思うことはないだろう。

さて、肝心のサウンドはというと、メリハリも音の抜けもよく、同時に細やかな表現もしっかりと伝わるクリアさも持ち合わせている。ボーカルはリアリティこそ薄いが、ハリのあるのびのびとした歌声を楽しませてくれる。もちろん、(他社製の)1万円を超える高級モデルには届かないものの、小気味いいサウンドのため音質的な不満は感じない。価格を考えると、十分以上のサウンドクオリティといえる。価格やサイズ感なども含めた総合的な見方をすれば、なかなかに良質な製品といえるだろう。

イヤホン重量(片耳):約4g
再生時間:最大2時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで3回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC
カラーバリエーション:ブラック

25. ソニー「WF-1000X」
ノイキャン機能を備えたソニー初の完全ワイヤレスイヤホン

ソニー「WF-1000X」 ループ状のパーツ部分にアンテナを内蔵 専用ケースで充電を行う。なお、ケース底面にはワンタッチペアリング用のNFCを搭載 ソニー「WF-1000X」を装着したところ

ソニー初の完全ワイヤレスイヤホンは、同社が得意とするノイズキャンセリング機能を搭載。iOSデバイス/Androidスマートフォン用の専用アプリ「Headphones Connect」に対応することで、止まっている時/歩いている時/走っている時/乗り物に乗っている時の4パターンの行動を感知して、ノイズキャンセリングや外音取り込みモードを自動切り替えさせることができる。また、こちらのアプリにはイコライザーによる音質調整も装備されており、好みの音色傾向に調整することも可能だ。また、本体左右にそれぞれ1つずつのハードキーが配置されており、こちらからは再生や通話のコントロール、ノイズキャンセリング機能のオンオフなどをコントロールすることができる。

いっぽう、6mm口径のドライバーユニットの採用などにより、本体サイズはかなり軽量コンパクトなサイズにまとめ上げられている。トリプルコンフォートイヤーピース(2種類のシリコンゴムにシリコンフォーム素材を組み合わせた独自のイヤーピース)とあわせて、装着感は良好だ。それでいて、3時間の連続再生を確保しているのは優秀といえる。加えて、NFC対応の専用キャリングが付属されており、こちらから2回分の充電が行えるため、バッテリー切れに煩わされることはほとんどないはずだ。対応コーデックは、SBCおよびAACとなっている。

いやぁ、NFCってイヤホン接続が超簡単でホント便利!と思いつつ、ウォークマン「WM1Z」を使って試聴をはじめる。奇をてらわない、王道のサウンドが好印象。歌声はほんのちょっとだけハスキーよりだが音色的にはいたってニュートラルで、男性ボーカルも女性ボーカルもいつもと変わらない歌声を楽しむことができる。また、ボーカルがしっかりと前に出てきて、バンドがその周りを囲んで演奏しているかのような、聴かせどころを心得た帯域バランスを持ち合わせているので、とても聴きやすい。ウォークマンとの接続だとコーデックはSBCのみとなるが、解像感の不足はそれほど気にならず、かえって丁寧な抑揚表現に好ましさを感じた。

こちらの製品、悪環境での音切れが指摘されていたが、先日のファームウェア・アップデートで対応しており、試聴時に気になることはなかった。音質、機能性ともに、完成度の高い製品だ。

イヤホン重量(片耳):約6.8g
再生時間:最大3時間(NC ON)
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで2回分の充電が可能)
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:シャンパンゴールド、ブラック、ブライトオレンジ

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン タイムセール
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る