新製品レポート
ディスプレイサイズが3倍になって、翻訳精度・スピードも向上

翻訳機「ポケトーク」が早くも進化! eSIM搭載だから世界105の国と地域ですぐ使える

2017年10月に初代モデルが発売された翻訳機「ポケトーク(POCKETALK)」(ソースネクスト)に、早くも新モデル「ポケトーク W(ダブル)」が登場! ディスプレイサイズが3倍以上になり、タッチパネルを採用したことで操作が簡単になっただけでなく、翻訳機としては世界で初めてeSIMを搭載(※)しているため、電源を入れるだけで世界105の国と地域ですぐ使える。また、翻訳の精度・速度ともに向上させるなど、操作性、性能ともにアップグレードしたという。
※グローバル通信(2年)付きモデルのみ

※本記事の撮影に使用しているのはサンプル版のため、製品版と仕様が異なる場合があります

※本記事の撮影に使用しているのはサンプル版のため、製品版と仕様が異なる場合があります

早くも新モデルが誕生! より便利になった「ポケトーク W」

「ポケトーク」は、「言語1←→言語2」の双方向通訳ができる翻訳機だ。本体のスピーカーに向けて話すと、音声を認識してすぐに翻訳結果を音声と文字で教えてくれる。なお、翻訳はクラウド上の翻訳エンジンを使用するため、利用にはネット環境への接続が必要だ。ソースネクストによると、昨年10月に初代モデルを発表した際には、11日間で初回生産台数が完売。個人の旅行や語学学習用途はもちろん、空港や旅館・飲食店、美容院など、法人にも業界を問わず多くの場所で導入されているという。

しかし、好調な売れ行きの中、ユーザーから聞こえてきたのは必ずしも満足の声だけではなく、「画面が小さい」「翻訳スピードが遅い」などの不満も多かったという。それらを解消するべく誕生したのが、今回発表された「ポケトーク W」だ。ラインアップは初代モデルと同様、グローバル通信(2年)つき(税別29,880円)と、本体のみ(税別24,880円)で、大幅にアップグレードされたにも関わらず、価格は据え置き。カラーはそれぞれホワイト、ブラック、ゴールドの3色。発売予定は2018年9月7日となっている。

「ポケトーク W」のサイズは110(縦)× 59.8(横)× 15.8(厚さ)mmで、初代モデルとほぼ同じ

「ポケトーク W」のサイズは110(縦)× 59.8(横)× 15.8(厚さ)mmで、初代モデルとほぼ同じ

初代モデルユーザーの声。これらの声を受けて「ポケトーク W」は生まれた

初代モデルユーザーの声。これらの声を受けて「ポケトーク W」は生まれた

「ポケトーク W」の8つの進化

果たして、「ポケトーク W」はどのようなアップグレードを遂げたのか。ひとつずつ見ていこう。

ディスプレイサイズが3倍以上になってかなり見やすくなった

「ポケトーク W」は、本体サイズは初代モデルそのままに、従来比約3.2倍となる2.4インチの大画面ディスプレイを搭載している。入力した音声や翻訳結果が非常に見やすくなった。

初代モデル(右)と比べてみると、かなり見やすくなったことがわかる

初代モデル(右)と比べてみると、かなり見やすくなったことがわかる

大画面になったことで、話した音声と翻訳結果が同時に表示できるようになり、確認がよりスムーズに(一部言語はテキスト表示のみ)

タッチパネルにも対応。スマホ感覚で操作ができる

初代モデルユーザーの「タップの操作がわかりにくい」という意見を受け、「ポケトーク W」はタッチパネルに対応。スマートフォンのような感覚で操作できるようになった。

タッチパネルで直感的な操作が可能に。また、文字サイズは4段階で変更可能になった

タッチパネルで直感的な操作が可能に。また、文字サイズは4段階で変更可能になった

音声入力時に操作するボタンは物理ボタンに変更。話したい言語側のボタンを押して話し、話し終わったらボタンから指を離すと翻訳を開始する

翻訳精度が向上

「ポケトーク」は、クラウド上にある複数の翻訳エンジンの中から、言語の組み合わせに最適なエンジンを選択して使用することで、高い翻訳精度と多言語対応を実現しているが、「ポケトーク W」では、翻訳エンジンをさらに改良したという。なかでも、総務省が推進するグローバルコミュニケーション計画のひとつである、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の音声翻訳エンジンを採用したことにより、中国語やタイ語などアジア圏を中心に翻訳精度が向上したそう。

とくにアジア言語が弱いと言われていた初代「ポケトーク」との比較。中国語、タイ語、ベトナム語、ミャンマー語において、相互通訳の流暢さ、適切性が大幅に向上している

対応言語数は63言語→74言語に

また、インド英語やオーストラリア英語などの同一言語の異なるアクセントにも対応し、言語数は63言語→74言語に拡大した。さらに、これまでは翻訳する言語をリストから探し出すのに時間がかかっていたが、「ポケトーク W」では翻訳言語を音声で切り替えることが可能に。よりスムーズに言語を選び、すぐに相手との会話を始められるという。

eSIM搭載で、開けた瞬間からすぐ使える!

初代モデルユーザーからは「SIMの初期設定がわからない」という声も多かったという。そこで、「ポケトーク W」のグローバル通信(2年)付きモデルには、新たに利用する地域ごとにSIM設定の変更が必要ないeSIM(ソラコム社提供)を搭載。めんどうな通信契約手続きはもちろん、本体へのセットも不要で、電源を入れた瞬間からすぐ105の国と地域で使えるという。機械の設定が苦手な人でも安心して使用できるようになったのだ。

ソースネクストによると、eSIMを搭載した翻訳機は世界初だという

ソースネクストによると、eSIMを搭載した翻訳機は世界初だという

さらに、モバイルデータ通信が4G(LTE)にも対応したことで、従来の3G回線に比べて通信可能エリアが拡大し、通信速度も速くなったという。また、翻訳時の音声翻訳処理を改良したことで翻訳スピードも向上。Wi-Fi接続時は平均7.4倍、モバイルデータ通信時は平均2.5倍アップするという。音声入力から翻訳結果を返すまでのスピードが早くなったことで、これまでよりもスムーズな会話ができるはずだ。

翻訳履歴が無制限に保存できる

初代モデルでは、端末に保存できる翻訳履歴は最大20件だったが、「ポケトーク W」では、最大10,000件にまで大幅増加。さらに、Webブラウザベースの「ポケトークセンター」に連携することで無制限に保存できるようになった。

履歴も、話した言葉と翻訳結果が一緒に表示されて見やすい

履歴も、話した言葉と翻訳結果が一緒に表示されて見やすい

翻訳結果はブラウザー表示もできる

「翻訳結果を大きなプロジェクターに出したい」というユーザーからの意見も多かったという。「ポケトーク W」では、翻訳結果は端末上だけでなく「ポケトークセンター」上にブラウザー表示もできるため、大きい画面でリアルタイムに「ポケトーク」の翻訳結果が確認できるようになった。また、Bluetoothにも対応し、BluetoothスピーカーやBluetoothイヤホンと合わせて使用することが可能になった。

翻訳結果をコピー&ペーストして活用することもできるようになったという

翻訳結果をコピー&ペーストして活用することもできるようになったという

メーカーが行なったアンケートによると、ポケトークの利用用途では「語学学習」が第2位。ブラウザー表示ができるようになったことで、学習にもより活用しやすくなる

スピーカーが進化。音量と音質が向上

初代モデルには0.8Wのスピーカー1基を搭載していたが、「ポケトーク W」には、新たに1.5Wのスピーカーを2基搭載。音量は無段階で設定できるうえに、音質も飛躍的に向上したという。人混みなどの騒がしい場所でも、より快適に会話ができるようになった。

本体上部に、1.5Wのスピーカーを2基搭載

本体上部に、1.5Wのスピーカーを2基搭載

「翻訳機が当たり前の世界に」

ソースネクスト代表取締役社長の松田憲幸氏によると、「ポケトーク W」は、同社が掲げる「言葉の壁をなくす」というミッションの実現に向け、今後世界中で販売される予定だという。「翻訳機が当たり前になれば、レジャーや日常、ビジネス、学習など幅広い用途に活用でき、世界のあらゆる人と気軽にコミュニケーションができるようになる。言葉の壁をなくすというのは簡単なことではないが、世界に貢献できていると確信している」と話した。

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

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