新製品レポート
「RCD-N10」と「SC-N10」をラインアップ

世界初のAirPlay 2対応! デノンのネットワークコンポ「CEOL-N10」に注目

デノンのオーディオコンポ“CEOL”(キオール)シリーズに、最新世代の「N10」が登場した。ネットワーク対応CDレシーバー「RCD-N10」と、ブックシェルフスピーカー「SC-N10」をラインアップし、2018年8月下旬に発売される。ネットワーク機能を強化し、コンポとしては世界初の「AirPlay 2」対応となった本機の特徴を紹介しよう。

ネットワーク機能を高めたCDレシーバー「RCD-N10」

それでは、“CEOL”シリーズの機能性をつかさどるネットワークCDレシーバー RCD-N10をメインに見ていこう。CD再生やUSBメモリー再生のほか、Wi-FiやBluetoothにも対応する多機能なレシーバーだ。ネットワークおよびUSB経由で、最大192kHz/24bit PCM、5.6MHz DSDのハイレゾ再生が行える。

本体サイズは280(幅)×108(高さ)×305(奥行)mm、重量は3.4kgとコンパクト! ホワイトとブラックの2色をラインアップしており、インテリアにあわせて選べる。メーカー希望小売価格は57,800円(税別)

天面に搭載する操作インターフェイスはタッチ式でスタイリッシュ

天面に搭載する操作インターフェイスはタッチ式でスタイリッシュ

音声入力端子は、アナログ×1/光デジタル×2/USB-A×1。音声出力端子は、スピーカー(L/R)のほか、ヘッドホン出力とサブウーハープリアウトも装備している。ちなみにWi-FiはIEEE 802.11a/b/g/nに準拠し、無線周波数は2.4GHz/5GHzの両方をサポート

シンプルなデザインとコンパクトなサイズながら、内部には出力65W+65W(4Ω)の大出力を確保したデジタルアンプを搭載する。また内部基板の電源ラインをより太く短く設計し、ハイスピードでロスのない電源供給を図っていたり、信号ラインは左右チャンネルを対称に配置して最短化するなど、しっかりとデノンの高音質設計思想を引き継いだ作りとなっている。

最新のパワーアンプモジュールと専用設計のOFCインダクターを用いたローパスフィルターによって、可聴帯域における歪率を大きく改善。デジタルアンプ回路やローパスフィルター回路には厳選した高音質パーツを投入している

そのほか、内蔵のヘッドホンアンプには、3段階のゲイン切替機能を搭載。高インピーダンスヘッドホンにも対応する

▼デノン独自のHEOSテクノロジーに対応

多機能性が売りであるRCD-N10の中でも、注目したいのはネットワーク機能の強化だ。ひとつは、デノンのネットワークオーディオ製品各種に採用される独自ネットワーク機能「HEOS」に対応すること。

というのも、前世代モデルにあたる「RCD-N9」が発売された2014年当初は、まだHEOSテクノロジー自体が生まれていなかったため、デノンのネットワーク対応コンポとしては今回のRCD-N10が初のHEOS機能対応モデルとなったのだ。

これにより、専用のHEOSアプリを使用してスマートフォン/タブレットからシームレスに操作が行える。PC/NASの中にある音楽を再生したり、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスを楽しむことが可能だ。さらに、RCD-N10で再生中の音楽を、同じホームネットワーク内にある別のHEOS対応機器に配信して、ストリーミング再生するといったこともできる。

HEOSアプリを使って、PC/NAS内音源のネットワーク再生や、音楽ストリーミングサービスの聴取、そのほか、インターネットラジオの聴取も行える

▼世界初のAirPlay 2仕様とは?

そしてRCD-N10のネットワーク機能には、もうひとつ大きなポイントがある。それが「AirPlay 2」への対応だ。ご存じの方も多いと思うが、AirPlay 2とは、以前からアップルが提供してきた音声のワイヤレスストリーミング機能「AirPlay」の第2世代と言えるもの。その特徴は、同一ネットワーク上にある対応機器同士でワイヤレスマルチルーム再生が行えるようになったこと。また、アップルの音楽ストリーミングサービスである「Apple Music」の再生もできる。

RCD-N10は上述の通り、世界初のAirPlay 2機能に対応するオーディオコンポとなる。上述のHEOS機能とは別に、AirPlay 2機器とのワイヤレスマルチルーム連携も行えるというわけだ。

iOS 11.4から追加された新機能として登場したAirPlay 2

iOS 11.4から追加された新機能として登場したAirPlay 2

▼テレビとの連動機能も便利!

最後にRCD-N10の仕様で注目したいのが、テレビとの連携も高めていることだ。本体の背面に、192kHz/24bitまでの入力ソースに対応する光デジタル入力端子を2系統備えている。そのうち1系統をテレビと接続しておくと、テレビの電源がオンになったときに連動してRCD-N10の入力ソースが切り替わり、テレビからの入力音声を再生する。

また、使っているテレビリモコンの赤外線信号をRCD-N10に学習させることも可能で、テレビのリモコンでRCD-N10を操作できるようになる。

コンパクトサイズなので、リビングにも難なく置けるのも魅力。ブラックモデルなら、テレビとも組み合わせやすい

本機は、ミニマルなデザインでコンパクトなサイズということもあってテレビラックにも設置しやすい。従来通りのデスクトップオーディオとしての機能性の高さはもちろん、テレビと組み合わせて使うリビングオーディオとしても有能なモデルだ。

ブックシェルフスピーカー「SC-N10」

RCD-N10と同時発売されるブックシェルフスピーカー SC-N10は、30mm口径ソフトドームツイーターと、120mm口径ペーパーコーンウーハーを搭載する2ウェイ・バスレフ型のモデル。ツイーターユニットはSC-N10のために新開発されたもので、歪率を改善し透明感のあるサウンド再生を図っている。

メーカー希望小売価格は17,800円(税別)。バッフル板に15mmの厚みを持たせて共振を抑え、左右サイドパネルの間に補強材を加えてエンクロージャー全体の剛性を高める構造。ネットワーク回路も最適化されている。再生周波数帯域は50Hz〜20kHzで、入力インピーダンスは6Ω、平均出力音圧レベルは85dB(1W/1m)。クロスオーバー周波数は3.5kHz

なおこのSC-N10と組み合わせることを想定し、上述のRCD-N10には専用のフィルター機能が搭載されている。このフィルター機能をオンにすると、RCD-N10が内蔵するDSPによって、SC-N10の音響特性に最適化した信号処理が行われる仕組みだ。

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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