いいモノ調査隊
音にこだわる人、必見!

ミュージシャン10人に聞いた! 愛用しているイヤホン・ヘッドホンは?

こんにちは、ペパーミントです! みなさんは、普段イヤホンヘッドホンを使っていますか? 私にとっては、電車の中で音楽を聴いたり動画を見たりと、日常生活に欠かせない存在です。忘れた日にはもうショックで……。

そんなイヤホン・ヘッドホンですが、最近はすごく多くの種類が販売されており、いったいどんなものを選べばいいかわかりません。 高ければいいのか? そもそもどんな違いがあるのか……公式の説明ではよくわからないことも。音にこだわる人はどんなイヤホンを使っているんでしょう?
そこで今回、こんな調査をしてみました!!

ミュージシャンが普段使ってるイヤホン・ヘッドホンを教えて!

音にこだわりがあるミュージシャンに、どんなイヤホンを持っているかを聞けば、メーカーや選び方などきっと参考になるはず! ミュージシャン仲間10人に、普段使用しているイヤホン・ヘッドホンと愛用の理由について詳しく聞いてきました!

では1人ずつご紹介していきましょう。


1. トミー(1031jp)

東京のロックバンド「the Hangovers」のボーカルギター。1999年結成、2006年デビュー、これまでにミニアルバム3枚、シングル1枚、アルバム2枚をリリース。2016年、1031jp名義でソロEPをリリース。ほか、ジェイピーズ、弾き語り、DJ、作詞、作曲、編曲、DTM、作文など。
Twitter:https://twitter.com/1031jp

■使用しているイヤホン
SHURE(シュア)SE535 Special Edition

■なぜそのイヤホンを使っているのか
イヤホンを買おうとインターネットで情報収集し、価格帯などからいくつかの機種に絞ってユーザーレビューを比較していたところ、その中の「SHURE SE535」を持っている知人が身近にいたため、借りて試聴し衝撃を受けたのがきっかけ。「もう一度あの音を聴きたい」との禁断症状に耐えられず、当時(2012年)のフラッグシップ・モデルだった「SE535 Special Edition」をすぐに購入しました。

■そのイヤホンの好きなところ、悪いところ
好きなところは、何百回と聴いてきた曲でも(自分の曲でさえも)、今まで聴こえなかった音が聴こえるところ。スタジオで演奏に立ち会っているような感覚。また、外部の音をシャットアウトするため、強い没入感を得られますし、周囲への音漏れもありません。あとは、今使っているiPhone 8と色が合っていることですね。
悪いところというわけではありませんが、周囲の音が聴こえないため外出時は注意が必要です。また、日常的に使っていると約2年で断線します。

■音に対するこだわり
臨場感、生々しさ、演奏との距離の近さを感じられることを重視します。特定の音域が強調されるなど、作為的な音像変化は少ないほうがいいです。制作の際にモニターイヤホン(編集部注:ミュージシャンが音楽制作などで使う検聴用のイヤホン・ヘッドホン)として使いたいことに加えて、リスナーとしてもいびつな高低音ブーストなどがない音が好み。同じような方はぜひこのイヤホンの音を体感してみてほしいですね。


2. 荻野哲平

2007年に福岡で結成されたバンド「ポラリスカブ」のギターボーカル。活動の拠点を東京に移し、全国で活動するも2017年に活動を休止。現在はソロでの弾き語りや、制作などで音楽に携わる。
Twitter:https://twitter.com/polaris_teppy

■使用しているヘッドホン
SENNHEISER(ゼンハイザー) HD439

■なぜそのヘッドホンを使っているのか
もらいもの。当時使っていた「SONY MDR」が不調だったので代替品として使い始めて気に入りました。外の現場で使用することも多いですが、重量も軽くモニターヘッドホンにしては低価格なので、壊れてもいいつもりでどこにでも持ち運んでいます。

■そのヘッドホンの好きなところ、悪いところ
よくも悪くも普通の音質なので、ほかの環境(モニタースピーカーや、人のヘッドホンなど)で聞いたときにも安定した音作りができます。密閉型ヘッドホンでありながら、装着感に圧迫する感じがないので、長時間使っていても耳周りが疲れないのもいいですね。

■音に対するこだわり
メーカーのクセが強いような商品よりも、低音から高音までフラットに聴きやすいものが好きです。


3. OiCHAN

HOIFESTAのベースとして主だった活動をスタート。多数のレコーディング、ミュージックビデオ、ドラマ、ライブ、DVDなどに携わる。並行してType-AやJiwaLinoといった作詞作曲編曲すべてセルフチームによるリリースを行い、iTunes総合チャートTOP5にランクイン。アーティストへの楽曲提供も行い、私立恵比寿中学の「エビクラシー」はオリコンweeklyチャート1位にランクイン。音楽とは別の一面として、企業のWebマーケティング支援やデジタルソリューション事業の営業支援に携わるなど、多彩な分野で才能を発揮している。
公式HP:https://oichan.site/index.html
Twitter:https://twitter.com/Oichanbass

■使用しているイヤホン
SHURE(シュア)SE846CL-A

■なぜそのイヤホンを使っているのか
中田ヤスタカさんの作るサウンドがとても好きで、同じ環境でモニタリングできたらいいなと思い購入しました。インタビュー記事を読んだ際に、使っている機材として紹介されていました。

■そのイヤホンの好きなところ、悪いところ
上から下までの音のバランスと低音の感じがすごく好みです。カナル型なので聞く環境によって左右されない点も好きですね。付属しているノズルを交換することで音をアレンジできるのもいいと思います。
改善してほしい部分は1点、値段が高いことです。苦笑

■音に対するこだわり
自分のテンションが上がる音が聞けるかどうかだと思います。また自分の好みの優先度として、低音の鳴り方は上位にきます。その点で「SE846」は今まで使ってきたイヤホンやヘッドホンと比べて、自分のテンションが一番上がる低音をしています。曲を聴くのにも作るのにも、テンションってなんだかんだでやっぱり大事だなと常に感じます。


4. mayumi yamazaki

病を乗り越え、「命の奇跡」を唄うシンガーソングライター。3歳からピアノを始め、音大卒業後、ロックバンド「プリングミン」でキューンレコードより銀魂の主題歌でメジャーデビュー。また、木村カエラのバックコーラスとして全国ホールツアーに参加する。2016年に卵巣癌を患うも、克服。2018年、命をテーマにしたアルバム「HANBUNCO」をリリース。
公式HP:http://mayumiyamazaki.com/
Twitter:https://twitter.com/yamayama333

■使用しているヘッドホン
SONY(ソニー)MDR-Z900

■なぜそのヘッドホンを使っているのか
バンド時代からレコーディングしてくれているエンジニアさんにすすめていただいたから。

■そのヘッドホンの好きなところ、悪いところ
やさしい音がするところ、包み込まれるような立体的な音がするところが好きです。
悪いところは特にないですが、強いて言えばちょっと重いかも。

■音に対するこだわり
やっぱり私はナチュラルな音が好きです。自然の中でなっている音、日々の中で心地よい音。派手じゃなくていいので、心が休まる音を奏でていきたいです。同じような感覚の方にはいいヘッドホンだと思います。


5. KIM

ロック、ヒップホップ、ジャズの垣根を越えた独自のサウンドで国内外問わず活動する男女ユニット「UHNELLYS」のボーカル。
Twitter:https://twitter.com/unekim

■使用しているヘッドホン
Beats by Dr. Dre(ビーツバイドクタードレ)Beats Pro

■なぜそのヘッドホンを使っているのか
Beatsの展示会に招待されて、試したときに「これすごい!」とひと目(耳)ぼれして即ゲットしました。

■そのヘッドホンの好きなところ、悪いところ
好きなところは、きめの細かい豊かな低音が聴こえるところです。Dr. Dreのプロデュースなので、低音にこだわってるだろうとは思いましたが予想以上でした。
悪いところは、若干耳たぶが入りきらないところでしょうか。

■音に対するこだわり
普段サウンドエンジニアの仕事をしているので、長時間使用してもなるべく耳が疲れないヘッドホンを選んでます。


6. 小池隼人

「ロックミュージシャンの、かゆいところに手が届く管楽器プレイヤーでいたい」と、ロックシーンを中心に活躍するトロンボーンプレイヤー。自身所属バンド「MORE THE MAN」にて、FUJIROCK FESTIVAL’17、’18と2年連続出場を果たす。
Twitter:https://twitter.com/hayatrombone

■使用しているイヤホン
SHURE(シュア)SE215SPE-A

■なぜそのイヤホンを使っているのか
普段音楽を聴く際も、できるだけいい音質、なおかつ変にイコライジング加工されたりしていないものが欲しく、価格も手頃だったため。他社のオーディオ会社に勤める友人が、「この商品は優等生だ」と言っていたのも決め手の1つです。

■そのイヤホンの好きなところ、悪いところ
好きなところは、どの音域も変に加工されず、原音に近い状態で聴けるところ。また、使い勝手のいいケーブルの長さ、L字型のイヤホンジャック、見た目の色なども。

いまひとつなところは、長時間リスニングしているとイヤパッドで耳が疲れるところ(自分は中くらいのサイズを使用)。これは人によると思いますが。あと、キャリングケースが少し頼りないことでしょうか(カラビナの縫い付け部分が摩耗で切れたりしそう)。

■音に対するこだわり
音楽を聴くイコライジングの好みはありますが、それをしてしまうと自分がいざ音楽制作に携わる際にニュートラルな耳でいられなくなります(たとえば低音を足して聞いているとそれが当たり前になり、制作物も低音を足したくなる)。
そうならぬよう、イコライジングはフラットで聞くようにしています。


7. シンディ

「the Hangovers」のドラマー。8ビートしかたたかない。シンプルで良質な音が好き。LudwigLM402好き。
Twitter:https://twitter.com/s_higano

■使用しているイヤホン
Etymotic Research(エティモティックリサーチ)ER-4S

■なぜそのイヤホンを使っているのか
メンバーにすすめてもらって、6年ほど前に購入。音源を忠実に再現するという触れ込みどおり、ほかのイヤホンでは聴こえない音が聴こえる!

■そのイヤホンの好きなところ、悪いところ
好きなところは何といっても「再現力」! 原音に忠実に、シンプルできれいな音が聴こえること。悪いところは、ブーストしていないので絶対音量が小さいことと、あとケーブルが弱い。リケーブルは純正ではないです。

■音に対するこだわり
いい音を求めたらキリがない! いくらあっても足りません。でもイヤホンもスピーカーも、何個も何個も買ってしまう。
自分にあった予算の中でステキなイヤホンに出会えるといいですね。


8. ここにいるよ杉浦

ド真ん中ズン」のギターボーカル。現在は主に弾き語りで活動中。趣味はスパイスカレーづくりと読書。
Twitter:https://twitter.com/imocco_vo

■使用しているヘッドホン
SONY(ソニー) MDR-Z700DJ

■なぜそのヘッドホンを使っているのか
大学生くらいの頃に、急にウォークマンをいい音で聴きたくなって購入しました。イヤホンではなくヘッドホンにした理由は、そっちのほうが絶対にオシャレだと思ったからです。MDR-Z700DJは文字どおりDJ向けに作られたヘッドホンですが、低音や高音に余計な誇張を加えていないので、作り手の聴かせたい音をしっかり聴けるというのも購入のポイントでした!

■そのヘッドホンの好きなところ、悪いところ
好きなところは、あくまで個人的な感想ですが音の広がりを感じられるところです。高音も低音もつぶれずに聴こえる気がします。最近は主に自宅で映画を鑑賞するときに使っていますが、非常に臨場感があり、申し分ない音質です。
悪いところは着け心地が少しタイトで、また重量もあるため、長時間の着用の際に疲労を感じることがあります。

■音に対するこだわり
低音がしっかりと聴こえるものが好きです。あとは音が団子にならずにしっかり分離して聴こえてほしいです。僕はそんなに耳がいいほうではありませんが、だからこそヘッドホンやイヤホンはなるべくいいものを使って、自分の耳にいい音を覚えさせたいと思っています。


9. Charlotte Lovers

2016年5月18日「シャルット・ラバーズ」としての初の音源を全国リリース。「Charlotte is Back(邦題:おかえりシャルロット)」ヤマモトショウ(ex. ふぇのたす)プロデュース作品。弾き語り、バンドなどさまざまな形態でライブ活動も行っている。
Twitter:https://twitter.com/charcharcharlly

■使用しているイヤホン
SONY(ソニー) h.ear in 2 Wireless(WI-H700)

■なぜそのイヤホンを使っているのか
ずっと有線のイヤホンを使っていたのですが、Bluetoothのものを手に入れようと思って探していました。高品質なものってカラーバリエーションが少ないのが、私は不満でした(黒いものってあまり持たないので……)! でもこれは好みの色があったので選びました。レッドと書いてありますが、ちょっとピンクがかかったこの色合いはとても好み!

■そのイヤホンの好きなところ、悪いところ
専用アプリ「Headphones Connect」を使えば、その日の気分に合わせてミキシングを変えることができるところ!
悪い点は今のところ特にないですが、Bluetoothはそもそも圧縮された音なので高品質な有線のものよりは音は落ちるということですね。
でも、家ではスピーカーで聴けるので用途によりけりだと思います!

■音に対するこだわり
このイヤホンの音の特徴としては、SONYらしく中音域の粒立ちがとてもいいです! ベースやギターのメロディが音符をなぞるかのようにていねいに聴こえてきます。低音域が出すぎてしまうと、ほかの音のバランスが崩れるので中音域が得意なこのイヤホンを選びました(もちろん低音域もしっかり聞こえますよ)。耳が疲れないというのも大切なポイントです。ミキシングによる各アーティストのこだわりもわかりやすく、音でアーティストが伝えたいこともくみ取りやすいです。


10. 岡田慎二郎

松木智恵子(Gt/Vo) と岡田慎二郎(Gt) を中心に編成されたギターロックバンド「ピロカルピン」のギタリスト。2003年活動開始。2009年インディーズ、2012年ユニバーサルJよりメジャーデビューし、2014年には自主レーベルを立ち上げ。これまでに8枚のアルバムをリリース。耽美(だんび)的でノスタルジックなメロディに、独自の世界観に彩られた歌詞、空高く澄み渡る松木の声、独特なバンドサウンドが織りなす幻想的な世界が、多くのリスナーを魅了している。
Twitter:https://twitter.com/pirokalpin_shin

■使用しているヘッドホン
beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)DT 150

■なぜそのヘッドホンを使っているのか
これまではSONY CD900STやAKG K701を使用していましたが、CD900STは音場が狭く、高音が聴き疲れするし、K701は低音の量感が少なく、また開放型なので用途が限られてしまうので、これらの弱点をカバーしつつ、リスニング・レコーディング・ミックスなどの、どんな用途にも使えるものがないかなあと、価格.comを眺めていたところ、あまりにも武骨な見た目に引かれ、beyerdynamicの「DT 150」に出会いました。

■そのヘッドホンの好きなところ、悪いところ
密閉型なのに音場も広く、全体的にはウォームな感じで聴き疲れしないのに、低音も高域もしっかり出ててモニター用途にもバッチリで気に入ってます。見た目が武骨で「業務用!」って感じも好み。あと何気にケーブルが右出しなのは、レコーディングのときにジャマにならなくていいですね。
特に悪いところはないですが、携帯性はあまりないのと、僕は好きですが、黒板消しみたいで一般的にはカッコいいという見た目ではないのもマイナスでしょうか?

■音に対するこだわり
音を発信する立場としては、やっぱり「正確な音」の範ちゅうに収まっているというのは意識しています。ただ、本当にモニター的すぎる音では自分がおもしろくないので、聴いたり、作業したりする中で、自分が高揚できる音であってほしいというのはあり、DT 150はどちらも満たしているので満足ですね! 個人的に音場が広いのが好きなので開放型も好きですが、レコーディングでは開放型は使えないので、密閉型でこれだけ音場が広いのはうれしいです!

総まとめ

いかがでしたでしょうか。 ミュージシャンの愛用イヤホン・ヘッドホン、多種多様で大変勉強になりましたし、次回購入の際のヒントになりそうなことがたくさん得られました。

傾向を見てみると、イヤホンはSHUREが人気です。周りのミュージシャンでも使ってる人をよく見かけます。

ヘッドホンはSONYが定番なのかな。確かにペパーミントの知っているレコーディングスタジオでは、ほぼ90%以上の割合でSONYの「MDR-CD900ST」が使われています。ミュージシャンのレコーディング風景を撮影しているミュージックビデオなどを見てみると一目瞭然ですよ!

どの製品にも特徴がそれぞれあって、値段もピンからキリまでさまざま。
個人個人で好きな音も違えば、求めている音も違うとは思いますが、あなたの求める音と一致しそうなものがこの記事で見つかればうれしいです。

ペパーミントは元々機器にはあまり詳しくなく、iPhoneに付属していた純正のイヤホンを使っているので、今度購入するときは今回の結果を参考に選ぼうと思います!

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ペパーミント

ペパーミント

都内を中心に活動するミュージシャンです。歌ったり作ったりしています。よろしくお願いいたします! http://www.peppermint-web.net/

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