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ソニーウォークマン最新モデル「NW-A50」シリーズ発表!音楽専用機として音質面をさらに改良

ソニーウォークマン最新モデル「NW-A50」シリーズ

ソニーは、ハイレゾ対応ウォークマンエントリーモデルのAシリーズの2018年モデル「NW-A50」シリーズを発表した。同シリーズは価格.comでも人気のモデルとなっており、昨年は外観をほぼ変えず、基板や使用するはんだの見直し、USB DAC機能やLDACの搭載といった細かなアップデート中心だったが、2018年モデルはどのような方向性で進化したのか。さっそく詳細をレポートしていこう。

2018年モデルは音楽専用機として音質をさらにブラッシュアップ。デザインも「ZX300」と共通に

2018年モデルとなる「NW-A50」シリーズ。先に結論から言ってしまうと、今回も大型のアップデートというよりかは小幅なアップデートにとどまっている。カラーバリエーションも、2017年モデルの「NW-A40」シリーズと同じ「ムーンリットブルー」「ペールゴールド」「グレイッシュブラック」「トワイライトレッド」「ホライズングリーン」の5色展開で、外観だけぱっと見ただけでは違いは分かりにくいかもしれない。

ウォークマン NW-A50シリーズ

ウォークマン NW-A50シリーズ

カラーバリエーションは2017年モデルの「NW-A40」シリーズから変更はなく、「ペールゴールド」「ムーンリットブルー」「トワイライトレッド」「グレイッシュブラック」「ホライズングリーン」の全5色をラインアップ

いっぽうで、見た目では分からない中身については着実な進化を遂げている。本体設計部分では、キャビネット部分に上位モデルの「ZX300」同様、押し出し材からの削りだしアルミキャビネットを新たに採用。高密度、低抵抗値、高剛性により、クリアで力強い低音域を実現したという。キャビネット部分の構造改良にあわせ、操作ボタン部分も「ZX300」と共通のデザインになり、操作性が向上しているのも地味にうれしい改良ポイントだ。

押し出し材からの削りだしアルミキャビネットを新採用

押し出し材からの削りだしアルミキャビネットを新採用

側面の操作ボタンも「ZX300」と共通のデザインに

側面の操作ボタンも「ZX300」と共通のデザインに

ラウンド形状のエッジで薄く感じるデザインに。microSDメモリーカードによるストレージ拡張ももちろん対応

ラウンド形状のエッジで薄く感じるデザインに。microSDメモリーカードによるストレージ拡張ももちろん対応

また、本体内部の改良点という部分では、同社独自の高音質はんだが微量の金を配合した新開発の金入り高音質無鉛はんだにアップデートしたのも見逃せない。基板とバッテリー線材の接続部に使用することで、クリアで艶のあるボーカルを実現したという。

機能面もいくつかアップデートされている。1つ目は、CD音源やMP3など圧縮音源をアップスケーリングし、ハイレゾ相当で楽しむことができる「DSEE HX」だ。「NW-A50」シリーズの「DSEE HX」では、AI(人工知能)技術を用いた新バージョンとなっており、再生している曲のタイプを内蔵するデータベースのパターンと照らし合わせて解析し、高音域の補完性能をさらに高めているという。

2つ目は、新搭載となる「バイナルプロセッサー」だ。スピーカー環境でアナログレコードを聞く際に、レコードピレーヤーの構造上発生する音質に好影響を与える音響現象をDSP技術で再現したという同機能。無音状態でも微細な音でドライバーユニットをアイドリングしているような状態を作り出し、振動板の初動感度特性を向上させることで、アナログレコードをスピーカーで聴いているような温かみのある音が楽しめるという。

スマートフォンを使った音楽ストリーミングサービスをさらに高音質で楽しめるBluetoothレシーバー機能

ここまで音質に関連する部分を解説してきたが、「NW-A50」シリーズでは、2017年モデルの「NW-A40」シリーズにはなかったまったく新しいアプローチの機能が追加されたのも見逃せない。それは「Bluetoothレシーバー」機能だ。

文字通り、「NW-A50」シリーズをBluetooth受け側として使用し、スマートフォンからBluetooth経由で送信された音楽ストリーミングサービスなどの音楽を楽しむことができるという同機能。対応コーデックはAAC/SBC/LDACの3種類で、送信時に利用できるaptX/AaptX HDは非対応となっている。BluetoothイヤホンやBluetoothヘッドホンを接続するのじゃだめなの?という意見もありそうだが、Bluetooth受信時も「NW-A50」シリーズ側の機能である「S-MASTER HX」や「DSEE HX」といった高音質化機能を有効化し、より高音質で楽しめるというのがこの機能の最大の特徴だ。スマートフォンで手軽に音楽リスニングを楽しめるようになった時代だからこそ、音楽専用機としての音質的な優位性をアピールし、スマートフォンとうまく共存する形としてこの形ができたのだろう。

ちなみに、Bluetoothレシーバー機能をONにしているときは、Bluetoothの送信機能が使えないため、BluetoothイヤホンやBluetoothヘッドホンとの組み合わせでは使用できない。また、バッテリー駆動時間も通常利用時に比べるとだいぶ短くなっている点は注意してほしい。

ラインアップは全5種類で「WI-H700」同梱モデルも新たに登場!上位モデル「ZX300」のブラックカラーに128GBモデルも追加

ウォークマンAシリーズは人気モデルということもあり、毎回多数のラインアップが用意される。今回の「NW-A50」シリーズも、容量16GBモデルの「NW-A55」、容量16GBモデルに専用ノイズキャンセリングヘッドホンを同梱した「NW-A55HN」、容量16GBモデルに本体と同色のネックバンド型Bluetoothイヤホン「h.ear in 2 Wireless WI-H700」を同梱した「NW-A55WI」、容量32GBモデルに専用ノイズキャンセリングヘッドホンを同梱した「NW-A56HN」、容量64GBモデルの「NW-A57」の全5種類のパッケージが用意される。

「NW-A55WI」に同梱されるネックバンド型Bluetoothイヤホン「h.ear in 2 Wireless WI-H700」。本体カラーと同色のものが同梱される

発売日は10月6日。市場価格は、「NW-A55」が20,000円前後、「NW-A55HN」が29,000円前後、「NW-A55WI」が40,000円前後、「NW-A56HN」が34,000円前後、「NW-A57」が37,000円前後(いずれも税別)。「h.ear in 2 Wireless WI-H700」を同梱した「NW-A55WI」は、単体で購入するよりも3,000円程度お買い得となっている。

また、今回のウォークマン新製品の発表にあわせ、「ZX300」の128GBモデル「ZX300G」も新たに追加された。ベースとなる「ZX300」は、「NW-A50」シリーズで新たに追加された「バイナルプロセッサー」や「Bluetoothレシーバー」といった新機能が後日アップデートでの対応となっているが、「ZX300G」は出荷時からしっかりと対応される。カラーはブラックのみの展開。発売日は10月6日で、市場想定価格は80,000円前後(税別)だ。

容量が128GBとなった「ZX300G」も新たに発売

容量が128GBとなった「ZX300G」も新たに発売

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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