新製品レポート
4Kレコーダーと単体チューナーも

シャープは新4K/8K衛星放送へ全力コミット! 4Kチューナー内蔵「AQUOS 4K」登場

シャープから、新4K衛星放送に対応する液晶テレビ「AQUOS 4K」新モデルのほか、4Kレコーダーや単体チューナー製品も一気に登場

2018年12月1日から、BS/110°CS放送波を使った「新4K/8K衛星放送」がスタートする。これにあわせて、国内テレビメーカー各社からは、BS/110°CS 4K受信チューナーを内蔵する4Kテレビが続々と登場。シャープからも、テレビ単体で新4K衛星放送を受信できる液晶テレビ“AQUOS 4K”の新モデルが発表された。ラインアップは以下の3機種で、2018年11月17日から順次発売される。

▼AQUOS 4K「AN1」「AL1」ラインアップ
・「4T-C60AN1」(60型)オープン価格(市場想定価格280,000円前後)
・「4T-C50AN1」(50型)オープン価格(市場想定価格200,000円前後)
・「4T-C45AL1」(45型)オープン価格(市場想定価格155,000円前後)
※発売日は、AN1が2018年11月17日、AL1が同12月22日

AN1とAL1の違いは、搭載する4K液晶パネルや内蔵するスピーカーユニットといった細部の仕様。新4K衛星放送をテレビ単体で受信できるのはいずれも共通

ここでは、上位モデルのAN1をメインに詳細を見ていこう。サイズ別に、60型の4T-C60AN1と50型の4T-C50AN1をラインアップする。

また、同じく新4K衛星放送対応のUHD-BDレコーダーや、単体チューナー製品も同時に発表されたので、あわせて紹介したい。

新4K/8K衛星放送へ向けて、シャープは4Kも8Kも全力展開

シャープは、2017年12月に世界初の家庭用8K液晶テレビ「AQUOS 8K(型番:LC-70X500)」を市場投入しており、当時大きな話題となった(詳細はこちら)。さらに今年11月下旬には、世界初の8Kチューナー単体モデルの発売も予定している。同社ではすでに4Kだけでなく8K対応の製品も手がけており、新4K/8K衛星放送に向けていち早く製品を全面展開していることに注目したい。

シャープはいち早く8K対応テレビや8K受信チューナーを開発しており、4K/8K衛星放送に向けて全力コミット

シャープはいち早く8K対応テレビや8K受信チューナーを開発しており、4K/8K衛星放送に向けて全力コミット

4K放送の視聴&裏番組録画ができる新しいAQUOS

それでは、新しいAQUOS 4Kの特徴を見ていこう。まず何よりも、BS/110°CS 4K受信チューナーを2基搭載するのが特徴だ。従来の2K放送用である地上/BS/110°CSデジタル受信チューナーは3基搭載している。

別売の外付けUSB-HDDやレコーダーを組み合わせれば、4K放送を録画することもできる。またダブルチューナー仕様なので、4K放送の視聴中に別の4K放送を裏番組録画することも可能だ。なお、4Kスペックの裏番組録画は最大1番組までとなり、たとえば2K放送の視聴中に2つの4K放送を同時に裏番組録画することはできない。

写真は60型モデルの4T-C60AN1

写真は60型モデルの4T-C60AN1

2018年12月1日スタートの新4K衛星放送では、4K南極中継や、NHKの大河ドラマの放送スケジュールが予定されている。新しいAQUOS 4Kで、多彩な18チャンネルが楽しめる

リモコンにも「4K」ボタンが搭載され、スムーズに4K放送と2K放送の画面を移行可能

リモコンにも「4K」ボタンが搭載され、スムーズに4K放送と2K放送の画面を移行可能

「AQUOS 8K」で培った技術を応用した映像エンジン

もちろん新4K衛星放送を高品位に表示するため、テレビとして表示性能を高めているのもポイントだ。4K液晶パネルには、外光の反射や照明の映り込みを抑える独自の「低反射N-Blackパネル」を搭載する。視野角は上下/左右とも176°で、バックライトはエッジ型LEDを採用。120Hzの倍速駆動に対応している。

なお映像エンジンには、AQUOS 8Kの開発で培った技術を応用した「AQUOS 4K Smart Engine Pro」を採用するのがポイント。「4Kマスターアップコンバートプロ」によって、入力される映像の解像度と映像レベルを自動判別し、最適な映像調整を施す仕組みになっている。4K映像であれば元の画に忠実に再現し、従来の2K映像であれば4K画質に近づけた高品位なアップコンバート処理を行う。AQUOS 8Kで採用された高精細技術が、4Kモデルに応用された形だ。

また、広色域技術「リッチカラーテクノロジー」によって色再現性を向上させており、新4K衛星放送で採用されるBT.2020規格の広色域をカバー。HDR規格はHDR10/HLGの2種類に対応し、シャープ初のHLG対応テレビともなる。

音声にもこだわっており、オンキヨーの高音質テクノロジーを搭載。ツイーターとミッドレンジを左右に1基ずつ+サブウーハーを搭載する3ウェイ・5ユニット構成で、実用最大出力35Wを確保する。各ユニットをフロントに向けて配置することによって音声を聞き取りやすく配慮した「FRONT OPEN SOUND SUSTEMS PLUS」を採用

画面角度を左右それぞれ約30°に調整できる回転式スタンド構造も。ちなみに自動ではなく手動

画面角度を左右それぞれ約30°に調整できる回転式スタンド構造も。ちなみに自動ではなく手動

下位モデルの4T-C45AL1も、放送受信チューナーの搭載数はAN1と同じ。ただ、こちらは4K液晶パネルにN-Blackではない「低反射パネル」を採用。スピーカー部も、フルレンジを左右に1基ずつ搭載する1ウェイ・2ユニット構成とするなど、下位モデルとして低コスト化を図ったスペックになっている

Googleアシスタント搭載! AQUOSから家電を操作できる

また、シャープの家電製品に搭載される独自のAIシステム「COCORO VISION」にも対応。人感センサーを搭載しており、人がテレビに近づくと自動で電源が入って音声で挨拶してくれたり、おすすめの番組をレコメンドしてくれたりする。家族のスケジュール管理ができる新サービス「COCORO CALENDAR」にも対応し、テレビ画面をカレンダーのように使えるようになった。

テレビ画面から家族のスケジュールを共有できる新機能「COCORO CALENDAR」。リモコンから音声入力でスケジュールを登録し、家族で予定を共有できる

加えて、AQUOS 4KはAndroid OSを搭載したいわゆるAndroid TVとして、2018年夏モデルから引き続き「Googleアシスタントbuilt-in」に対応しているのもポイント。テレビ自体を、Googleアシスタント搭載のスマートスピーカーとして使うことができる。

具体的には、リモコンのGoogleアシスタントマークの付いたボタンを押すと音声操作機能が起動するので、あとはリモコン内蔵マイクに向かってしゃべりかければ会話で操作が行える。ネットワーク連携させたエアコンや照明などの各種家電を、AQUOS 4Kから音声操作することが可能となるのだ。もちろんシャープ製以外の家電でも、Googleアシスタント機能に対応していればAQUOS 4Kと連携させて音声操作できる。

以下の動画は、AQUOS 4Kからシャープのレシピサービス「COCORO KITCHEN」にアクセスし、同一ネットワーク内にある調理家電とレシピ連携を行うデモ。AQUOSを介して、おすすめの献立を教えてくれている。

付属リモコンのGoogleアシスタント機能起動ボタンを押せば音声操作を開始できるので、「OK,Google」と発話ワードを言う必要はない

AQUOS 4Kを介して、エアコンや空気清浄機などさまざまな家電を音声操作できる

AQUOS 4Kを介して、エアコンや空気清浄機などさまざまな家電を音声操作できる

さらに、今回の新AQUOS 4Kから「Google Home」との連携にも対応。Google Homeからの音声操作も行えるようになった

4K録画番組をBDダビングできるレコーダーや、単体4Kチューナーも

ここからは、同時発表された4Kレコーダーと単体4Kチューナーについて簡単に紹介しよう。

▼「AQUOS 4Kレコーダー」

まずはレコーダーの「AQUOS 4Kレコーダー」から。こちらはBS/110°CS 4K受信チューナーを1基搭載し、新4K衛星放送の視聴と録画が可能なレコーダーだ。容量別に、4TBモデルの「4B-C40AT3」と2TBモデルの「4B-C20AT3」をラインアップ。4K放送の録画はDRモードのみで、4TBで約262時間分、2TBで約130時間分の4K番組を録画できるとのこと。もちろんUltra HD Blu-rayの再生も行える。

BS/110°CS 4K受信チューナーを1基、2K放送用の地上/BS/110°CSデジタル受信チューナーを3基搭載する

BS/110°CS 4K受信チューナーを1基、2K放送用の地上/BS/110°CSデジタル受信チューナーを3基搭載する

ポイントは、本機に録画した4K番組を、4K画質のままで市販のBDディスクにダビングできること。同社の発表によれば、3層(100GB)のBDディスク1枚につき、約6時間20分(33Mbpsで計算)の4K番組を保存できる。

また、HLGに対応していない4Kテレビと組み合わせた場合、4K番組を自動でHDR10に変換する機能も搭載。さらに、4K解像度の表示にあわせてフォントから開発したという「録画番組リスト」も備えるなど、さまざまな角度から4K対応にこだわったスペックとなっている。

高精細な文字と画像付きで見やすくなった録画番組リスト

高精細な文字と画像付きで見やすくなった録画番組リスト

電子番組表も、4K表示に最適化して視認性を高めている

電子番組表も、4K表示に最適化して視認性を高めている

▼「4Kチューナー 4S-C00AS1」

最後に、単体チューナー製品「4S-C00AS1」を紹介しよう。BS/110°CS 4K受信チューナーを1基内蔵する外付けチューナーで、4Kチューナー非搭載の4Kテレビを持っているユーザーをターゲットとした製品だ。本機を手持ちの4KテレビとHDMI接続すれば、新4K衛星放送を視聴できるようになる。

別売の外付けUSB-HDDを接続すれば4K番組の録画も行えるほか、本機もHLGに対応していない4Kテレビと組み合わせた場合は、4K番組を自動でHDR10に変換する機能を搭載している。

テレビの下などに設置しやすい、高さ34mmのコンパクト設計。「AQUOSファミリンク」にも対応しており、AQUOSのリモコンで操作が可能。ちなみに2K解像度のテレビに接続した場合は、ダウンコンバートして出力される

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
関連記事
ページトップへ戻る