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導入のメリットやデメリット、製品選びのポイントもくわしく紹介!

デスクトップオーディオに最適な小型プリメインアンプ注目6機種を試す

デスクトップオーディオに最適な小型プリメインアンプ注目6機種を試す

デスクトップ向けのオーディオシステムというと、PC用やDTM(デスクトップミュージック)用といったアンプ内蔵型のパワードスピーカーを活用するシステムが真っ先に思い浮かぶが、最近はデスクトップ向けの小型プリメインアンプも数多く登場してきており、お気に入りのブックシェルフスピーカーなど組み合わせることで、机の上に収まるミニマムかつ理想的なサウンドのオーディオシステムを気軽に構築することができるようになっている。そこで今回は、デスクトップ向けオーディオステムの重要なアイテムのひとつである小型プリメインアンプの注目製品を紹介していきたい。

【目次】
・デスクトップ向け小型プリメインアンプを使うメリットと選び方のポイント
1. ヤマハ「WXA-50」
2. ケンウッド「Kseries KA-NA9」
3. DENON「PMA-60」
4. TEAC「AI-503」
5. Carot One「ERNESTOLO 50k EX」
6. IRIVER「Astell&Kern ACRO L1000」

デスクトップ向け小型プリメインアンプを使うメリットと選び方のポイント

各製品の詳細に移る前に、まずは総論というか、デスクトップ向けプリメインアンプを使うメリットについて紹介していこう。

パワードスピーカーではなく、小型プリメインアンプ+スピーカーという組み合わせを導入する最大のメリットといえば、先にも述べた「好きなスピーカーを選べる」ことだろう。近年はパワードスピーカーのモデル数も充実してきたものの、(パッシブタイプとも呼ばれる)一般的なスピーカーの製品数と比べたら10倍以上の差がある。当然、自分好みのサウンドは一般的なスピーカーの方が圧倒的に見つけやすいわけで、小型プリメインアンプを組み合わせた方が手っ取り早かったりする。また、以前に購入したスピーカーを新たに導入した小型プリメインアンプと組み合わせて、デスクやリビングで活用する、ということも可能だ。

小型プリメインアンプを使う最大のメリットは好きなスピーカーを選べるということ

小型プリメインアンプを使う最大のメリットは好きなスピーカーを選べるということ

もうひとつ、小型プリメインアンプには大きなメリットがある。それはソースセレクト機能を持っていることだ。音楽用ソースがPCだけだったらパワードスピーカーという選択も悪くないし、プリメインアンプではなくボリューム調整付小型パワーアンプを組み合わせてみるという手段もある。しかしながら、2系統以上の入力が欲しい場合は、プリメインアンプの導入が圧倒的に便利だ。

また、この頃の製品はデジタル入力やBluetoothレシーバーを搭載しているモデルもあり、スマホやポータブルプレーヤーなどから手軽に良い音を楽しむことができるようになっている。このように、小型プリメインアンプならではのスピーカー選択の自由さと入力ソースの幅広さは、手軽に心地よい音を楽しみたい人にとってベストな製品となっているのだ。

最近では、アナログ接続だけでなく、USBやBluetoothといったデジタル接続に対応したプリメインアンプも増えてきている

当然ながら、小型プリメインアンプが持つ特定のデメリットもある。それは、音質を維持したまま小型化しようとすると、どうしてもコスト高になりがちな傾向になってしまうからだ。高級アンプの内部には巨大な電源部が搭載されていて、それを小型化するのは至難の業だし、回路構成も積層化&複雑化する必要があり、コストはどんどんかさんでいく。同じ価格帯のフルサイズ製品に対して、同等の音質を求めるのは、かなりシビアな状況となってしまう。

それに対して、小型プリメインアンプをラインアップするメーカーは、発想の転換ともいうべき巧みな方法を用いて解決している。それは、組み合わせるスピーカーをブックシェルフなど小型モデルに限定して製品開発を行っていることだ。デスクトップ向けの小型プリメインアンプなのだから、組み合わされるスピーカーは当然小型モデルがほとんど。ゆえに、最大出力は多少控えめでも大丈夫。そのぶん、歪みの低さや解像度の高さなどのクオリティ面に重きを置こう。そういった明確なコンセプトを持つことで、小型ながらも良質なプリメインアンプを作り上げているのだ。もちろん、個々の製品によってキャラクターは多少異なってくるが、このサイズこの価格でこの音質を確保できているのはなかなか、といいたくなる製品が多く並んでいるのも確かだ。

ということで、デスクトップ向けの小型プリメインアンプを選択する場合は、特に2つのポイント、

1.組み合わせるスピーカーを十全に鳴らせるか
2.デジタル系も含めて(将来的な展望も加味して)必要な入力端子が用意されているか

に注目して、製品をチョイスしよう。

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