新製品レポート
AACにaptX、aptX HD、aptX Low Latencyまでカバー

Shureの新Bluetoothリケーブル「RMCE-BT2」はパワーアップしたヘッドホンアンプで音質向上!

2018年10月26日、ShureはBluetooth対応のプレミアムワイヤレスリケーブル「RMCE-BT2」を発表。同日より販売を開始した。価格は18,800円(税別)。

Shure「RMCE-BT2」

Shure「RMCE-BT2」

「RMCE-BT2」は、MMCXリケーブルに対応したSEシリーズイヤホンをBluetooth化できるワイヤレスリケーブル。同社は同様の製品として「RMCE-BT1」を2017年10月に発売しているが、こちらはBluetoothの標準コーデックであるSBCにしか対応しておらず、どちらかというとBluetoothリケーブルの入門機的な立ち位置だった。いっぽう、今回の新モデルは“プレミアム”と銘打っていることからも分かるとおり、「RMCE-BT1」からさまざまな改良を加えたモデルとなっている。

具体的には、Bluetooth 5.0に新たに対応し、対応コーデックもSBC/AAC/aptX/aptX HD/aptX Low Latencyへと大幅に拡充。これにより、よりさまざまなデバイスで高音質ワイヤレスリスニングが楽しめるようになった。また、Bluetoothチップセットに内包されたヘッドホンアンプではなく、同社独自設計のヘッドホンアンプを組み合わせたのもポイント。「SE846」や「SE535」といった多ドライバー構成のSEシリーズ上位モデルでも最大限のパフォーマンスが引き出せるようになったという。

バッテリー駆動時間についても、「RMCE-BT1」の最大8時間から最大10時間へと2時間ほど拡大。15分の充電で約2時間使用できるクイック充電機能も引き続き搭載される。いっぽう、Bluetoothチップセットとは別にヘッドホンアンプ部を実装したためか、本体のユニット部が「RMCE-BT1」から若干大きくなっている。そのため、首の後ろを回して装着する形ではなく、耳からケーブルを落とし、ペンダントのように胸元にクリップでとめるようなスタイルで装着する形となっている。このほか、マルチペアリング機能も新たに搭載された。

「RMCE-BT2」の特徴

「RMCE-BT2」の特徴

ヘッドホンアンプはBluetoothチップセットに統合されたものではなく、独自設計のヘッドホンアンプに接続する形で実装

ケーブルの真ん中に配置された本体ユニット。Bluetoothチップや独自のヘッドホンアンプを搭載したためか、「RMCE-BT1」よりも若干大きくなった

「RMCE-BT2」の装着イメージ。モデルを務めてくれたのは、リスニング製品シニアプロダクトマネージャーのショーン・サリバン氏

マイク付きリモコンは、イヤホン右側につながるケーブルに配置された

マイク付きリモコンは、イヤホン右側につながるケーブルに配置された

新製品発表会に登壇したリスニング製品シニアプロダクトマネージャーのショーン・サリバン氏は、プロフェッショナル向けイヤーモニターシステムの付属品として1997年に発売した「E1」から最新のSEシリーズまでの同社の歴代イヤホン製品を振り返り、「我々は製品開発を通して常に学び、遮音性や音質、付け心地といった製品改良を行ってきた。SE535からはケーブルを着脱可能なMMCXコネクターを採用し、いまでは多くのイヤホンメーカーがMMCXコネクターを採用している。我々はこれを8年も前から続けている。8年の間に聞き手のデバイス環境も大きく変わってきているが、我々はオプションケーブルを用意することでこういった変化にしっかりと対応してきた。接続するデバイスが変わっても長く使えるというのが我々の強みだ」と、イヤホンだけでなく、さまざまなデバイスに対応できるオプションケーブルを展開するSEシリーズの取り組みを紹介。

Shureがこれまで手がけてきたイヤホンの歴史。SE535以降のイヤホン(一部除く)でMMCXリケーブルを採用

Shureがこれまで手がけてきたイヤホンの歴史。SE535以降のイヤホン(一部除く)でMMCXリケーブルを採用

新モデルの「RMCE-BT2」については、ワイヤレスイヤホンの音質を決める7つの要素を車に例え、「ヘッドホンアンプは車を動かすのにもっとも重要なエンジンと同じ。いくら車輪やサスペンションがよくても、馬力のないエンジンでは坂道はスムーズに登れない。だから我々はヘッドホンアンプのクオリティにこだわった」とアピールしていた。

イヤレスイヤホンの音質を決める7つの要素

イヤレスイヤホンの音質を決める7つの要素

発表会でSE846との組み合わせて実際に試聴してみたが、「RMCE-BT1」では有線接続時よりも音が痩せるような感覚があったが、「RMCE-BT2」はそれがほとんどなく、SE846の高い解像度をしっかりと再現できていた。「RMCE-BT1」で気になったホワイトノイズもだいぶ低減されており、これならBluetooth接続もいいかなと思えるほどだった。

「RMCE-BT2」を試聴

「RMCE-BT2」を試聴

ちなみに、現在SEシリーズは「RMCE-BT1」を組み合わせたBluetoothリケーブルセットをラインアップしているが、「RMCE-BT2」とのセットは現時点では予定がなく、「RMCE-BT2」は単体販売のみになるとのこと。いったん「RMCE-BT2」のクオリティを知ってしまうと、「RMCE-BT2」とのセットがますます欲しくなってしまう。SEシリーズの上位モデルを中心に、ぜひセットモデルを検討してほしいところだ。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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