新製品レポート
録画した番組のダビングや編集は?どんな機能が使える?

新4K衛星放送チューナーを内蔵したシャープ「AQUOS 4Kレコーダー」のできること・できないこと

シャープからブルーレイレコーダーの新モデル「AQUOS 4Kレコーダー」が11月24日に発売される。ラインアップは、4TBモデルの「4B-C40AT3」、2TBモデル「4B-C20AT3」の2モデルだ。12月1日に始まる新4K衛星放送のタイミングにあわせ、メディア向けに新製品説明会が行われたので、新製品でできること・できないことを中心にまとめてみた。

シャープ「AQUOS 4Kレコーダー」

受信設備さえあれば、新4K衛星放送のチューナーがないテレビでも接続するだけでOK!

新製品の最大の特徴は、地上・BS・110度CSチューナー×3に加え、BS4K・110度CS4Kチューナー×1を備えていること。新4K衛星放送対応のチューナーが用意されていない4Kテレビの場合、別途新4K衛星放送に対応したチューナーを用意しないと新4K衛星放送を楽しめないが、新製品は新4K衛星放送に対応したチューナー機能がすでに盛り込まれているため、受信設備と本製品さえあれば、チューナー非搭載の4Kテレビで新4K衛星放送が楽しめるというわけだ。

BS4K・110度CS4Kのアンテナ端子は2KのBS・110度CSと共通。ちなみに、従来機種のアンテナ端子は、BS4K・110度CS4Kのパススルーに対応していないため、レコーダーを複数台接続する場合は、一番手前に新製品を置く必要があるそうだ

ちなみに、新4K衛星放送の放送波は、これまでのBS/110CS放送で使われていた右旋に加え、さらに周波数の高い左旋の電波も使われている。すでにBS/110CS放送を楽しんでいる人であれば、従来製品から新製品にアンテナケーブルを付け替えるだけで右旋のBS4K放送を楽しめるが、左旋のBS4K・110度CS4K放送まで楽しみたい場合は、パラボナアンテナや混合器、分配器といった放送設備までアップデートしておかなければいけないので注意してほしい。

新4K衛星放送に設定されたチャンネル一覧。WOWOWなどの有料放送コンテンツはすべて左旋に設定されている

新4K衛星放送に設定されたチャンネル一覧。WOWOWなどの有料放送コンテンツはすべて左旋に設定されている

これまでBS/110CS放送を楽しんでいた人なら、新製品にアンテナケーブルをさすだけで新4K衛星放送の一部を楽しめる

新4K衛星放送をすべて楽しむなら、パラボラアンテナなどの受信設備をアップデートが必要

新4K衛星放送をすべて楽しむなら、パラボラアンテナなどの受信設備をアップデートが必要

また、新4K衛星放送のHDR規格は、Ultra HD Blu-ray(UHD BD/4Kブルーレイ)で採用されている「HDR10」ではなく、「HLG」(Hybrid Log-Gamma/ハイブリッド・ログ・ガンマ)となっている。4Kテレビ黎明期の製品だと、HDRはHDR10のみサポートしているというモデルも少なくないが、新製品ではレコーダー側でHLG→HDE変換に対応しているので、万が一HDR10しか対応していないテレビだったとしても、HDRの効果を楽しめるので安心だ。

HLGに対応していない4Kテレビが接続されている場合、HDR信号を自動でHDR10に変換。なにも設定しなくてもHDR対応コンテンツを楽しめる

新4K衛星放送の録画やダビングにも対応

今回の新製品のもうひとつのトピックが、新4K衛星放送の録画にも対応しているということ。新4K衛星放送については現時点でチップがデコーダーとしての機能しか有しておらず、エンコーダーによる圧縮ができないため、録画モードはDRモードのみ。4TBモデルなら内蔵HDDに最大約262時間、2TBモデルなら最大約130時間保存できるという。

DRモードのみだが、新4K衛星放送も録画できる

DRモードのみだが、新4K衛星放送も録画できる

録画時間だけ見ると物足りない気もするが、新製品は本体背面に外付けHDD接続用USBポートが用意されており、別途外付けHDDを用意すれば、こちらにも新4K衛星放送を録画できるという。なお、新4K衛星放送についてはSeeQVault非対応となっており、外付けHDD等に録画した場合は録画したデバイスでのみしか利用できない。この当たりは注意が必要だ。

また、HDDに録画した新4K衛星放送は、4K解像度のままブルーレイにダビングすることもできる。ビットレート33Mbpsで計算した数値だと、1層(25GB)のメディアに約1時間30分、最大容量となる4層(128GB)のメディアに約8時間10分の録画番組を保存できるという。ダビングに関してのルールは、同社の担当者によれば、録画した番組のコピー制御が新4K衛星放送で運用が変更になるというアナウンスはなく、放送局側の判断にもよるが、有料の放送を除くほとんどの新4K衛星放送は、従来のデジタル放送同様の「ダビング10」で運用になりそうとのこと。

新4K衛星放送をブルーレイに保存することも可能。ただし、録画したディスクは現時点では同社の新4K衛星放送対応レコーダーのみ再生できる仕様だ

ネット経由の視聴やドラマ録画に最適な「ドラ丸」、録画番組の編集機能は?

ここまで紹介してきた内容以外にも、同社のレコーダーはさまざまな機能を備えているが、新4K衛星放送周りの対応状況はどうなのだろうか。最後に、気になる点をまとめてみた。

・番組表(新4Kビジュアル番組表)は?
4Kテレビと組み合わせて使われることが想定されており、よりキレイに見えるように、これまでの2K解像度からのアップコンバートからネイティブ4K解像度に進化。指定ジャンルを絞り込んで強調表示できる機能なども新たに盛り込まれた。

ネイティブ4K解像度で表示する「新4Kビジュアル番組表」

ネイティブ4K解像度で表示する「新4Kビジュアル番組表」

ジャンルごとに絞って強調表示する機能も新たに搭載

ジャンルごとに絞って強調表示する機能も新たに搭載

・ドラマ録画に最適な「ドラ丸」は使える?
ドラ丸は5倍録画モードが標準設定となっており、DRモードのみの新4K衛星放送は利用できない。

・同時録画はいくつできる?
同時録画は地上・BS・110度CSチューナー×3とBS4K・110度CS4Kチューナー×1の合計4チューナーのうち最大3つを使った3番組同時録画まで対応。3番組録画中は録画中の番組のみ視聴できる。

・録画した新4K衛星放送はスマートフォンに持ち出したり、ネット経由で宅外視聴などはできる?
DTCP-IP/DTCP+での規格が整っておらず、現時点で持ち出しや宅外視聴は利用できない。エンコーダー機能もまだないので、見れたとしてもビットレートの課題も残っている。

・録画した新4K衛星放送の編集はどんなことができる?
インデックス画面変更とタイトル分割のみ対応。

編集機能はかなりシンプル

編集機能はかなりシンプル

・新4K衛星放送のチャプター機能はどうなっている?
発売時点では10分間隔、15分間隔、30分間隔、切の4種類からチャプターを付与する機能と、リモコンによる手動チャプターが可能。番組内容に応じて自動でチャプターをする「おまかせ自動チャプター」は、後日アップデートで対応予定。

自動チャプター機能は後日アップデートで対応予定

自動チャプター機能は後日アップデートで対応予定

・HDMIはどのような形で出力される?
Ultra HD Blu-rayにも対応しており、レコーダー自体の機能としては、再生元のフレームレートで出力する「オート」と「60p固定」の2種類が用意されている。ただし、新4K衛星放送の放送波は60フレームとなっているので、新4K衛星放送のリアルタイム視聴や録画番組視聴時は60フレームでの出力となる。新4K衛星放送を出力した場合は、出力先が18Gbps入力まで対応していないデバイスだとレコーダーがフレームレート優先で出力する仕組みのため、フレームレートを維持しつつ解像度を落として出力する形となる。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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