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画質や音質、操作性をくわしくチェックしました!

今買うならどれ? 東芝、シャープ、三菱電機の新4K衛星放送チューナー内蔵テレビをガチ比較

2018年冬に購入する4Kテレビ−−4Kテレビ選び方ガイドで狙い目として挙げた新4K衛星放送チューナー内蔵で20万円前後の4K液晶テレビ、シャープの4K液晶「AQUOS 4K AN1」、東芝映像ソリューション(以下、東芝)の「REGZA Z720X」、そしてHDD&BDドライブ内蔵のオールイワンの個性派モデル三菱電機の「REAL 4K RA1000」の3シリーズだ。

いずれも4K放送レディの液晶テレビだが、実機の4K放送への対応具合、そして画質、音質はどうなのか。実際に新4K衛星放送の右旋放送を受信できる環境を整え、「AQUOS 4K 4T-C60AN1」、「REGZA 55Z720X」、「REAL 4K LCD-A58RA1000」の3台を設置し、実機比較を試みた。

なお、設置環境の都合で今回はBS4Kの右旋チャンネルのみの受信できる環境で検証したことを予めお断りしておこう。

価格.comマガジン編集部に新4K衛星放送チューナー内蔵テレビ3台を持ち込んでテスト

価格.comマガジン編集部に新4K衛星放送チューナー内蔵テレビ3台を持ち込んでテスト

比較する3機種の画質を語る前に、まずは新4K衛星放送を視聴してみてどう!?という部分から。試しに「NHK BS 4K」のサイエンスドキュメンタリーを観みてみたが、4K放送の画質は画面の鮮明さ、色ヌケのよさから“相当キレイ”。ただし、日中は「NHK BS 4K」を除くと2Kからのアップコンバートの番組中心で、本格的に4K番組を楽しめるのは主に19時以降のゴールデンタイムのみ。NHK以外のネイティブ4K番組(日中の時間帯でも民放局の通販番組等にネイティブ4Kがある)は、画面の明るさや色調整にバラ付きが多いようだ。そんな状況下で、4K放送の視聴を中心にテレビ機能をチェックしていこう。

シャープ、東芝、三菱電機の4K放送対応の作り込みは?

シャープAQUOS 4K 4T-C60AN1、東芝REGZA 55Z720X、三菱電機REAL 4K LCD-A58RA1000の3機種を比較する上で、スペックから差が付いている部分がある。それがが新4K衛星放送のチューナー数だ。東芝REGZA 55Z720Xの新4K衛星放送チューナーはシングルチューナー、シャープのAQUOS 4K 4T-C60AN1と三菱電機のREAL 4K LCD-A58RA1000はダブルチューナーとなっている。3機種とも外付けUSB HDD増設(三菱電機のREAL 4K LCD-A58RA1000は2TBのHDD内蔵)により新4K衛星放送の録画もできるが、東芝REGZA 55Z720Xのみ新4K衛星放送を録画すると、録画番組以外の新4K衛星放送番組にチャンネル変更できなくなることは要注意だ。

東芝REGZAは唯一4Kチューナーの裏録対応ではないので要注意

東芝REGZAは唯一4Kチューナーの裏録対応ではないので要注意

新4K衛星放送を視聴する上で操作するレスポンスと、番組表を始めとした操作性も4Kテレビとしての作り込みのポイントだ。

シャープのAQUOS 4K 4T-C60AN1は4K放送にチャンネルを合わせると画面が切り替わるまでに6秒から12秒程度(何故か、検証毎にレスポンスのバラ付きが非常に大きかった)と、チャンネル変更にはやや待たされる。番組表の表示までは約1.5秒だが、表示した後の選択中の1局が拡大表示されるせいか、リモコン操作に反応が遅れ気味なのも気になる。また番組表は2Kベースで作られたものをアップコンバートしているようだ。番組検索絞り込みも4K放送向きのものはなく、音声操作できるGoogleアシスタントによる検索もネットの検索が前提となっており、内蔵4Kチューナーのことをまったく意識していないのが残念なところ。

また、もうひとつ気になったのが視聴中にリモコンから呼び出せる「コンテンツリスト」(裏番組表)の画面から、4K放送のチャンネルが抜け落ちていること。地デジ/BS/CSだけでなくネット動画まで表示できるUIだけに、4Kチューナー内蔵機として4K放送はもらさず対応して欲しいところだ。

AQUOSの4K番組表。選択中の局が拡大表示されるがレスポンスが若干遅い

AQUOSの4K番組表。選択中の局が拡大表示されるがレスポンスが若干遅い

AQUOSはUSB HDDによる4K放送の録画にも対応。地デジと4K放送はHDD登録が別になる点は注意が必要だ

AQUOSはUSB HDDによる4K放送の録画にも対応。地デジと4K放送はHDD登録が別になる点は注意が必要だ

ネイティブ4K番組を簡単に探す方法を探してみたが、4K放送番組は音声検索の対象にならず

ネイティブ4K番組を簡単に探す方法を探してみたが、4K放送番組は音声検索の対象にならず

「コンテンツリスト」(裏番組表)も4K放送の項目はナシ

「コンテンツリスト」(裏番組表)も4K放送の項目はナシ

東芝REGZA 55Z720Xは、チャンネル変更のレスポンスは約3.5秒で、地デジよりは遅いが十分高速。なお、番組表の表示は約1.2秒で地デジ同様に高速で、操作レスポンスも従来のREGZA同様にサクサク動き快適だ。

独自機能の4K放送への対応も「ダブルウィンドウ」(2画面)の機能では“4K+地デジ”の組み合わせ、さらに地デジの6チャンネルをコマ送りしつつ一画面でチェックする「まるごとチャンネル」も、4K放送+地デジ6chの組み合わせまでしっかり動作。4K放送でもレスポンスが早く、4K放送に由来する機能制限がない所までソフトウェアの完成度が高い。

REGZAの番組表。標準は7chだが、表示チャンネル数を減らすとBS 4K右旋放送にちょうどよい

REGZAの番組表。標準は7chだが、表示チャンネル数を減らすとBS 4K右旋放送にちょうどよい

「まるごとチャンネル」で4K放送+地デジ6ch(コマ送り)も対応

「まるごとチャンネル」で4K放送+地デジ6ch(コマ送り)も対応

音声検索を利用して「4Kを見たい」で検索すると、「みるコレ」の画面経由でネイティブ4K番組も絞り込めた

音声検索を利用して「4Kを見たい」で検索すると、「みるコレ」の画面経由でネイティブ4K番組も絞り込めた

三菱電機のREAL 4K LCD-A58RA1000は、チャンネル変更のレスポンスは約4秒でほとんど問題ないレベル。また番組表の表示については約2.1秒でレスポンスも問題なし。REAL 4K LCD-A58RA1000の最大の特徴は、HDDとBDドライブ(UltraHD Blu-ray再生にも対応!)を内蔵していて、外付けのUSB HDDを取り付けるまでもなく、新4K衛星放送を最大約126時間録画、しかもBDに保存までできる点だ。

番組表からの録画予約も、テレビのリモコン本体の録画ボタンから一発で録画予約ができるのでリモコンひとつで操作も簡単!! ……と言いたい所だが、実機でテストすると録画の操作をしてから予約が入るまで10秒以上待たされ、録画予約を解除のレスポンスはさらに遅い。正直、フリーズしていないか心配になってしまった。新4K放送チューナー内蔵の初代モデルとして、データをまだ扱いきれていないのかもしれない。

また、4K放送とは関係ないが、Netflixやプライムビデオといった主要映像配信にまったく対応していないのも気になるところ。いっぽう、リモコンで画面の向きを電動で動かす「オートターン」には対応と独自色満載だ。

REAL の番組表。表示も早くレスポンスも上々

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録画予約はリモコンの録画ボタンを押すと確認なしで入るのだが……何故か非常にレスポンスが遅い

録画予約はリモコンの録画ボタンを押すと確認なしで入るのだが……何故か非常にレスポンスが遅い

内蔵2TBのHDDで外付けHDDなしで番組を録画できるほか、録画番組のBDダビングにも対応する

内蔵2TBのHDDで外付けHDDなしで番組を録画できるほか、録画番組のBDダビングにも対応する

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