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キャンペーンでA5サイズは34%オフの49,800円(税込)

富士通が“無限ノート”で文具市場に本腰!? 超軽量・薄型の「電子ペーパー」発売


富士通クライアントコンピューティングは2018年12月18日、電子ペーパーを採用したデジタルノート端末「電子ペーパー」を同社の直販サイト「WEB MART」で同日より発売すると発表した。直販価格はA5サイズの「電子ペーパーP02」が75,500円(税込)、A4サイズの「電子ペーパーP01」が86,200円(税込)。発売キャンペーンとして来年1月16日の14時まで、A5サイズを34%オフの49,800円(税込)で、A4サイズを13%オフの74,800円(税込)で販売する。

ターゲットはメモ魔のビジネスパーソン

電子ペーパーのコンセプトは、「手書きのできる、ペーパーレスノート」。薄型・軽量の本体に、専用ペンで自由に手書きができる。ターゲットはメモをよくとるビジネスパーソン。メモやノートのほか、スケジュール機能も搭載しており、紙のノートや手帳の代わりに利用できる。

専用ペンでの書き味は、紙のノートと鉛筆のようで、適度な摩擦があり、自然な書き味だ。電子ペーパーのため、ペンを早く動かすと描写されるまでに少し待たされることもあるが、メモやアイデアスケッチなどには十分利用できるスピードだ。

また、書くだけはでなく、パソコンで作成した文書やPFUの「ScanSnap」などでスキャンしたPDF資料を取り込んで閲覧することも可能。会議に必要な資料を電子ペーパーに保存し、メモやアイデアを手書きで書き込むといった使い方もできる。約16GB(使用可能領域は約11GB)の内蔵メモリーが搭載されており、約10000ファイル(1ファイルあたり約1MBのPDFファイル)を保存可能。膨大な資料を持ち歩くという場合にも重宝しそうだ。

使い勝手は紙のノートと鉛筆のよう。思い立ったらすぐに書ける

使い勝手は紙のノートと鉛筆のよう。思い立ったらすぐに書ける

スケジュール。より詳しい予定を書き込めるように、「日」に対して新しいノートを追加することが可能。日記としても使えそうだ

自然な書き味の専用ペン。2つのボタンがあり、ペン先に近いほうには消しゴム機能が割り当てられている。専用ペンは本体の両サイドの溝にに固定可能

ペンの色は青と赤の2色から選べる。電子ペーパー上では微妙な違いだが、パソコンに取り込めば、それぞれ青と赤の線で描かれている

超薄型・軽量ボディで荷物にならず

10.3型(1404×1872)のA5サイズ(電子ペーパーP02)と13.3型(1650×2200)のA4サイズ(電子ペーパーP01)の2つのサイズを用意。A4サイズは2つのウィンドウを同時に表示して、片方を閲覧しながら、片方でメモを書くといった使い方もできる。

左がA5サイズの電子ペーパーP02、右がA4サイズの電子ペーパーP01

左がA5サイズの電子ペーパーP02、右がA4サイズの電子ペーパーP01

どちらも本体の厚さは約5.9mmとスリムで、重量はA5サイズが約251g、A4サイズが約350gと薄型・軽量ボディ。約5.5時間のフル充電で最長約3週間も使えるので、長期出張などにも安心して持って行ける。

パソコンアプリ「Digital Paper PC App」を使えば、USBケーブルやWi-Fi、Bluetooth経由で、PDFファイルの相互転送が可能。パソコンで作成したファイルを電子ペーパーに転送したり、電子ペーパー側で作成した書類をパソコンに定期的にバックアップすることができる。

手書き文字のコピー、カット&ペーストや、拡大表示、検索など、紙のノートでは難しい操作も可能だ。

PDFファイルなら本文検索が可能

PDFファイルなら本文検索が可能

検索時はソフトウェアキーボードを利用する

検索時はソフトウェアキーボードを利用する

Digital Paper PC Appでは、ファイルの相互転送のほか、フォルダでファイルを管理することもできる

Digital Paper PC Appでは、ファイルの相互転送のほか、フォルダでファイルを管理することもできる

無限ノート! 紙の資料から開放

同日に都内で開催された発表会には、「∞(むげん)プチプチ」で有名なおもちゃクリエイターの高橋晋平氏と価格.comマガジンの連載「文具対談」でもおなじみの文具ソムリエール、菅未里氏がゲストとして登場し、電子ペーパーの魅力を語った。

クラウドでメモを一元管理しているという高橋氏は、アイデアを熟考し、確認するのに電子ペーパーを活用しているという。そもそも多くメモをとるという高橋氏にとっては、「無限にノートをとって、後から見返しやすい」と電子ペーパーを高く評価していた。

取材先からもらった多くの資料を持ち歩くのに苦労しているという菅氏は、多くのファイルを持ち運べる電子ペーパーは仕事に絶対活用できると太鼓判を押した。

発表会にゲストとして登場した高橋氏(左)と菅氏(右)。電子ペーパーを数日間試した感想を述べた

発表会にゲストとして登場した高橋氏(左)と菅氏(右)。電子ペーパーを数日間試した感想を述べた

まとめ

パソコンメーカーの富士通クライアントコンピューティングが文具市場に参入するのは今回が初めて。ビジネスシーンで叫ばれているペーパーレスを実現するツールとしては、パソコンの領域に近いジャンルであり、同社の強みも生かせる製品と言えそうだ。法人市場では周辺機器やサービスと組み合わせたソリューションとして電子ペーパーを提供していくという。

実は、電子ペーパーのハードウェアは、ソニーが昨年発売したデジタルペーパー「DPT-RP1」と同じ。機能も似ているが、ビジネスパーソンがよく使うスケジュール機能を盛り込んで差異化を図っている。今後もユーザーの声を聞きながら、機能をブラッシュアップしていきたいというが、どのような製品に成長していくのか注目したい。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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