レビュー
音質アップ! Hey Siriにも対応

どこが変わった? アップルの新型「AirPods」を試す

アップルからワイヤレスイヤホン「AirPods」の新モデルが登場。2年半前に発売された初代モデルと見た目は変わってないが、いったいどこが進化しているのかチェックしてみた。

AirPodsとは?

新型AirPodsをチェックする前に、AirPodsとはどんなワイヤレスイヤホンなのかを簡単に振り返っておこう。

新型AirPods。写真はワイヤレス充電対応のケースがセットになった「AirPods with Wireless Charging Case」。価格.com最安価格は24,600円(2019年4月12日時点)

AirPodsは、ペアリング作業を極限までシンプルにしたBluetooth接続の完全ワイヤレスイヤホンだ。iPhoneの近くでケースのふたを開けると認識され、iPhoneの画面に表示される「接続」を1回タップするだけでペアリングが完了する。設定画面を開いて、ペアリングボタンを押して、接続する機器を選んで……という面倒な作業は一切不要だ。

また、同じ「Apple ID」を登録しているiPadやMacを使っているなら、ペアリングの情報が共有されるので、機器ごとにペアリングする必要もない。複数のアップル製品を使っている人には、便利なワイヤレスイヤホンなのだ。

ペアリングが終わったら、あとは耳に装着するだけ。もちろん左右のイヤホンをつなげるケーブルはない。耳に装着しているかどうかを検知し、耳から外すと音楽や動画の再生が一時停止する。ペアリング方法もそうだが、AirPodsは、ワイヤレスイヤホンの軽快さを存分に味わえるワイヤレスイヤホンと言える。

新旧モデルを比較

さて、本題の新型AirPodsだが、見た目は初代モデルからほとんど変わっていない。2つを並べても、どちらが新型モデルなのかひと目ではわかりにくい。

今回試したのは、Qiによるワイヤレス充電に対応したケースが付属する「AirPods with Wireless Charging Case」(2019年4月12日時点の価格.com最安価格は24,600円)。なお、ワイヤレス充電に対応しない「AirPods with Charging Case」(同19,213円)と、ワイヤレス充電対応のケース単体「Wireless Charging Case」(アップルストア価格8,800円)も販売されている。

新旧のケースを比べると、LEDの位置が、初代モデルはケースの中にあるのに対して、新型モデルは外にある。これはワイヤレス充電器に置いたときに、充電されているかどうかを確認しやすくするためだと思われる。このほか、ペアリング用のボタンの位置や、ふたのヒンジ部分の処理が変更されている。

左が初代モデル、右が新型モデル。新型モデルはLEDが外側に搭載されており、充電中かどうかがわかりやすくなった

背面。こちらも左が初代モデル、右が新型モデル。ペアリングボタンの位置や、ヒンジの塗装が違う

背面。こちらも左が初代モデル、右が新型モデル。ペアリングボタンの位置や、ヒンジの塗装が違う

ふたを開けたところ。新型モデルがどちらかわかるだろうか? LEDがふたの中にあるのが初代モデルなので、LEDのない左が新型モデルだ

うれしい音質アップ! 「Hey Siri」にも対応

装着感は初代モデルから変わっていない。現在イヤホンの主流であるカナル型ではなく、インナーイヤー型に分類されるタイプで、人によっては装着しにくいと感じるかもしれない。装着感は人それぞれなので、一度試してみるといいだろう。

着け心地は変わっていないが、音質はまったく違う。新型モデルはダイナミックレンジが広く、クリアで抜けがよい。初代モデルは、こもった感じで、電車の中だと音量を上げがちだったが、新型モデルはそこまで音量を上げなくても済みそうだ。初代モデルのユーザーで、音質に不満を感じているなら、新型モデルに買い替える価値は十分あるだろう。

また、新しい「H1ヘッドホンチップ」により、機器の切り替え時間が短縮されている。iPhoneからiPad miniへ切り替えを試してみたが、初代モデルは13秒、14秒かかっていたところが新型モデルは8秒ほどで切り替えられた。アップルの謳う2倍とまではいかなかったが、着実に切り替え時間は短縮されているようだ。そのほかにも、今回は試していないが、ゲームでの遅延も30%低減しているという。

さらに、「Siri」を利用する際に、初代モデルではタップしていたが、新型モデルでは声で呼び出せるようになった。感度も良好で、少しうるさい場所でも反応してくれた。電車の中では使いにくいかもしれないが、家の中やオフィスでは、より自然にSiriを活用できるだろう。スマートスピーカーに慣れている人ならなおさらだ。

音質は新旧モデルではっきりと違う。新型モデルのほうがクリアで抜けがよい

音質は新旧モデルではっきりと違う。新型モデルのほうがクリアで抜けがよい

まとめ

新型AirPodsは、見た目や使い勝手は初代モデルと変わっていないが、接続機器の切り替え時間の短縮や音質の向上、音の遅延の改善など、ワイヤレスイヤホンの大事な部分が底上げされている。ワイヤレス充電に対応したのも、人によってはありがたいはず。初代モデルを持っている人は買い替えるか迷うかもしれないが、音質は間違いなくアップしているので、音質に不満のある人は新型に買い替える価値はあるだろう。

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三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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