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今どきのリビングにほしい最新スペック! マランツ薄型AVアンプ「NR1710」

マランツから、スリムなデザインが特徴的な“薄型AVアンプ”の最新モデル「NR1710」が発表された。2019年6月中旬の発売を予定しており、メーカー希望小売価格は90,000円(税別)。

昨年発売された前世代モデル「NR1609」は、いまだに価格.comのAVアンプカテゴリーでも人気を博しているが、早くもその後継機が登場した形だ。ヒットモデルのNR1609をベースに、「機能」と「音質」の両軸でブラッシュアップしたのがNR1710となる。以下より、その特徴を紹介しよう。

リビングに置きたくなる、最新スペックのスリムな7ch AVアンプ

近年、家庭のリビングにある映像/音声デバイスは、テレビやBDレコーダーだけに限らない。スマホやパソコン、ゲーム機などをエンターテイメントデバイスとして使用するのは当たり前。さらに、従来のディスクメディアやデジタルファイルに加えて、ネット動画や配信サービスを楽しむスタイルが一般的になっている。つまり、ハード機もコンテンツも多様化している時代だ。

そんな状況だからこそ、改めてAVアンプの存在に注目したい。リビングにAVアンプを設置すれば、これらの多彩なハード機器やコンテンツをまとめてスマートにコントロールできる。そんな“現代のリビング”にぴったりな1台としてマランツがアピールするのが、スリムな薄型でテレビラックにも置きやすいNR1710というわけだ。

“リビングのコントロールセンター”として、改めて注目したい薄型AVアンプ

“リビングのコントロールセンター”として、改めて注目したい薄型AVアンプ

では、NR1710の基本スペックをざっと確認しよう。本体高さ約10.5cmという薄型サイズでありつつ、マランツならではの音質クオリティを担保するという基本思想は、前世代モデルのNR1609から受け継がれている。

スリムな本体に7基のフルディスクリート・パワーアンプを内蔵する7ch出力モデルで、定格出力は50W/ch(8Ω、20Hz〜20kHz、THD+N 0.08%)。4Ωスピーカーも駆動可能なハイパワーを確保する。また、2.2chプリアウトを装備しており、外部パワーアンプを追加したりサブウーハーを2台接続するといった使い方も可能だ。HDMIポートは入力8/1出力を装備し、4K/60p信号のパススルー伝送、HDCP 2.3規格に対応。HDR規格はHDR10/Dolby Vision/HLGの3つに準拠する。このあたりの基本設計も、HDCP規格が新しくなっていること以外は従来モデルと共通している。

本体サイズは約440(幅)×105(高さ)×378(奥行き)mmで、従来モデルと同じ。カラーはブラックとシルバーゴールドの2色をラインアップする

テレビラックに収まりやすいサイズ感なのがおわかりいただけるだろうか

テレビラックに収まりやすいサイズ感なのがおわかりいただけるだろうか

もちろんオーディオ用にも! フォノ入力も備えていて、レコードプレーヤーとの相性も◎。薄型なので、リビングの棚にも設置しやすい

アップデートで「Dolby Atmos Height Virtualizer」にも対応

ホームシアター用オーディオフォーマットとしては、最新のオブジェクトオーディオである「Dolby Atmos」「DTS:X」をサポートするなど、スリムタイプながら本格的な機能性を引き続き装備。トップスピーカーのない環境でDTS:Xサウンドを再現する「DTS Virtual:X」にも対応している。音場補正機能は、マランツ製AVアンプでおなじみの「Audyssey MultEQ」を搭載する。

なお、発売後のファームウェアアップデートにより、ドルビーの「Dolby Atmos Height Virtualizer」にも対応予定。こちらは、トップスピーカーのない環境でDolby Atmosのようなイマーシブオーディオ体験を可能とする技術だ。

ハイト/サラウンドスピーカーのない状態で、Dolby Atmosのようなイマーシブサウンドを再現する「Dolby Atmos Height Virtualizer」

ネットワークオーディオ機能も引き続き充実

NR1710は、従来モデルの高い音楽再生機能も引き継いでいる。本体にはWi-Fiを内蔵しており、ネットワーク/USB経由で最大192kHz/24bit PCM、5.6MHz DSDの再生が可能。「HEOS」テクノロジーもサポートし、HEOS対応機器と連携させてマルチルーム再生が楽しめる。そのほか、インターネットラジオの聴取も行える。

また、ネットワーク関連の機能では、Amazon Alexa搭載スピーカーからの音声操作にも対応する。映画だけのAVアンプではなく、リビングの中心でさまざまな機器を操作する“マルチコントロールセンター”として、抜かりなく機能を押さえている印象だ。

リビングで便利に使える、eARC対応とBluetooth機能の強化

「リビング向け」という観点でチェックしておきたいNR1710のスペックは、細かい部分だが「eARC」と「ALLM」の2規格にちゃんと対応していること。また、Bluetooth機能も便利に強化されている。

▼eARCとALLMに対応

eARCは、テレビからAVアンプへの5.1ch/7.1chリニアPCM信号や、ロスレスオーディオおよびオブジェクトオーディオの伝送を可能とする規格(ただし、eARC対応テレビとの接続が必須)。つまりNetflixやAmazonプライムビデオといった、テレビ経由またはテレビに内蔵されている動画アプリ/サービスの音声も、NR1710の豊かなサウンドで楽しめる。

いっぽうのALLMは、対応するゲーム機などのプレーヤーと接続すると、ゲームプレイ時にAVアンプとテレビが自動で低遅延モードに切り替わるもの。こちらもゲームユーザーには便利な機能となる。テレビやゲーム機、そこで再生する配信サービスなど、リビングで楽しむ最新のスタイルをNR1710はサポートしてくれる。

Dolby Atmos対応の動画配信サービスは、NetflixやAmazonプライムビデオなどがある。テレビを介して楽しむ配信サービスの音声も、NR1710の高音質で楽しめる!

▼Bluetooth音声出力に対応

もうひとつ、リビングに設置する上で便利なのが、強化されたBluetooth機能。NR1710は、従来のBluetooth音声入力に加えて、外部機器へのBluetooth音声出力にも対応している。専用のホームシアターと違って大きな音が出しにくい夜間のリビングでも、Bluetooth接続したヘッドホンで映画を満喫できる。

しかも出力系統を、「Bluetoothのみ」と「スピーカー+Bluetooth」の2パターンから選ぶことが可能。後者では、スピーカー出力とBluetooth出力が同時に行える。お父さんがリビングで鳴らしている音楽を、キッチンにいるお母さんがBluetoothスピーカーで同時に聴くといったような使い方もできるのだ。なお、本機能は発売後のアップデートにより対応予定とのこと。

Bluetooth出力はボリューム固定で、ヘッドホンなどの接続機器側で音量調整可能

Bluetooth出力はボリューム固定で、ヘッドホンなどの接続機器側で音量調整可能

そのほかにも、ひとつのHDMI入力を同時に複数のインプットにアサインできる「HDMIマルチインプットアサイン」など、リビングで楽しめる機能を搭載

音質も妥協なし! すべての回路基板を再設計し進化

さて、ここまではリビングで使いやすいNR1710のスペック面を見てきたが、AVアンプとしての本質である「サウンド」についても紹介しよう。本体をスリム化していても、その音質には妥協がない。マランツのHi-Fiコンポーネントに通じる、精密で透明感の高い空間表現を担保すべく高音質設計を投入している。

7chのディスクリート・パワーアンプを搭載し、全チャンネルを同一構成・同一クオリティとしているのは従来と同じ。加えてNR1710は、従来モデルをベースに回路基板を再設計している。特に大きいのはDACを専用基板に配置する新設計にしたことで、これによってより見通しのいいサウンドを狙った。そのほか、信号ラインやグラウンドのパターンを最適化し、パーツ品種や定数も見直すなど全面的に強化。「機能」だけでなく、「音質」の面でもしっかりブラッシュアップを図っている。

こちらがNR1710の内部。全ての回路を見直してチューニングを行っている

こちらがNR1710の内部。全ての回路を見直してチューニングを行っている

搭載するDAC自体は旭化成エレクトロニクス製「AK4458VN」で従来と同じだが、新しく専用基板に配置する設計としたことで、音質向上を実現

パワーアンプ部のフィルムコンデンサーをグレードアップするなど、細部のパーツに至るまで強化した

パワーアンプ部のフィルムコンデンサーをグレードアップするなど、細部のパーツに至るまで強化した

というわけで、ざっとNR1710の特徴を見てきたが、いかがだっただろうか? 映画や音楽を楽しむハード機やコンテンツが多様化する現代こそ、改めてAVアンプの魅力に注目したい。機能的にもサイズ的にも音質的にも、NR1710はリビングに置く薄型AVアンプとして最有力候補となるであろう1台だ。

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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