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アマゾン「Echo Show」とどっちを買う?

Googleのスマートディスプレイ「Google Nest Hub」でできることとは?

Googleは2019年6月5日に都内で発表会を開催し、スマートディスプレイ「Google Nest Hub」の日本発売を発表した。発売日は2019年6月12日で、希望小売価格は15,120円(税込)。スマートスピーカーにディスプレイを搭載した「Google Nest Hub」で一体何ができるのか、発表会の様子とともにレポートする。

スマートスピーカーとディスプレイを融合させた「Google Nest Hub」

スマートスピーカーとディスプレイを融合させた「Google Nest Hub」

デジタルフォトフレームからスマート家電のハブまで。多彩な使い方に対応する「Google Nest Hub」

「Google Nest Hub」は、タッチ操作が可能な7インチディスプレイ(1024×600)を搭載するスマートスピーカーのような製品だ。スマートスピーカーが音声だけで操作を行うのに対して、「Google Nest Hub」に代表されるスマートディスプレイは、音声とタップ操作が行え、さらに、ユーザーの欲しい情報をビジュアルで提供できるのが大きな特徴になる。

スマートスピーカーでは音声で提供されていた情報をディスプレイに表示できるのが、スマートディスプレイの大きな特徴だ

発表会では、ディスプレイを生かした「Google Nest Hub」の使い方が多数紹介された。筆者が一番便利だと感じたのは、デジタルフォトフレームのような使い方だ。「Google Nest Hub」は、写真と動画の共有サービス「Googleフォト」に対応しており、Googleフォトの写真を音声操作で表示できる。Googleフォトでプレイリストを作成し、それのみを「Google Nest Hub」でループ再生することも可能になっている。

Googleフォトでは特定の人物やペットが写った写真のみを自動で選別し、ほかのユーザーと共有できる「リアルタイム共有アルバム」という機能が非常に強力なのだが、「Google Nest Hub」はこれにも対応している。これを使えば、たとえば、親に「Google Nest Hub」をプレゼントし、自分が子どもの写真を撮ると、親が所有している「Google Nest Hub」に自動で最新の子どもの写真が表示される、といったことが可能になる。スマートフォンで撮影した写真はスマートフォン上だけで見がちだが、「Google Nest Hub」があればより大きな画面で楽しむ機会が増えそうだ。

旅行先で撮影した写真のプレイリストを再生。写真の切り替わる時間などは、ユーザー側で別途設定可能

旅行先で撮影した写真のプレイリストを再生。写真の切り替わる時間などは、ユーザー側で別途設定可能

Googleフォト以外のGoogle製サービスでは、「YouTube」や「Googleマップ」、「Googleカレンダー」などに対応しており、スマートフォンの画面を投影するキャスト機能もサポートする。

音声操作で「YouTube」を見ることができる。Googleのサービスであれば、ほとんど対応しているのが「Google Nest Hub」の長所だ

続いては、キッチンでの使い方を紹介しよう。音声操作に対応する「Google Nest Hub」は、手が水などで汚れている状態でも操作が可能だが、それに加えて呼び出したレシピをディスプレイに表示できる。スマートスピーカーでもレシピを読み上げる機能はあるが、時間がかかるのが難点で、正直聞いているよりも見たほうが早いと感じることもしばしばある。

その点、「Google Nest Hub」は、探したレシピをそのままディスプレイで見られるのが便利だ。スマートフォンの画面よりも大きい7インチディスプレイは見やすいし、動画も再生できるので、レシピをスマートフォンで確認していた人たちには役立つだろう。

レシピの表示に対応するサービスは味の素、E・レシピ、オレンジページ、クラシル、デリッスキッチン、Nadia、マカロニ、レタスクラブニュース

「Google Nest Hub」は、話している人の声を聞き分けるボイスマッチ機能を搭載しており、最大6人まで登録できる。これを活用して、ひとりひとりのニーズや好みに合わせたルーティンという機能が使える。たとえば、「Google, おはよう」と声をかけると、その声のユーザーにパーソナライズされた情報(通勤ルートの交通情報、Googleカレンダー、天気情報など)を提供してくれる。忙しい朝に、何かをしながらでも必要な情報を音声とビジュアルの双方でチェックできるというわけだ。

最大6人まで登録できるボイスマッチ機能で、話しかけた人を認識し最適な情報を表示する

最大6人まで登録できるボイスマッチ機能で、話しかけた人を認識し最適な情報を表示する

ディスプレイ付きスマートスピーカーとして以外には、スマート家電のハブとしても利用できる。Googleアシスタントに対応するスマート家電を登録しておけば、「Google Nest Hub」のダッシュボード上で一括管理や操作が可能。わざわざスマートフォンで別々のアプリを開く必要はない。Google製スマートスピーカーに登録可能なすべてのスマート家電に対応しており、赤外線リモコンをひとつにまとめられるスマートリモコンも「Google Nest Hub」から操作できる。

「Google Nest Hub」の画面を上から下にスライドすると登録している家電を表示し、個別の操作が可能だ

「Google Nest Hub」の画面を上から下にスライドすると登録している家電を表示し、個別の操作が可能だ

気をつけたいのは、スマートフォンやタブレットのようにインターネットブラウザーやゲームをプレイすることはできないということ。また、Google Playからアプリをインストールして、機能を拡張したりすることもできない。

「Google Nest Hub」とAmazon「Echo Show」、どちらを買うか?

「Google Nest Hub」と同じような製品にはAmazonのスマートディスプレイ「Echo Show 5」「Echo Show」があるのだが、どちらを選ぶかは多くの人にとって悩みの種になるだろう。

どちらを買うかは、GoogleとAmazonどちらのサービスを多く使っているかによる。「Googleフォト」や「YouTube」、「Google Play Music」などGoogleのサービスを毎日のように使うという人は「Google Nest Hub」の1択で問題ない。いっぽうで、Googleのサービスは最小限で、写真や音楽、動画などはAmazonで楽しむほうが多いという人は「Echo Show」を買うのがベターだ。また、自分の使いたいサービスにどちらが対応しているかも重要になってくる。決定的な違いとして、「Echo Show」は「Google Nest Hub」と違ってブラウザーを内蔵しており、タブレットライクな使い方ができるということもある。

まだ日本に上陸したばかりのスマートディスプレイだが、音声だけでなく画面で情報を確認できるのは、スマートスピーカーより便利な点だ。最新テクノロジーを味わいたい人は、スマートディスプレイで新しい日常を経験してみるのもいいかもしれない。

「Google Nest Hub」のカラーは、チョーク、アクア、チャコール、サンドの4種類

「Google Nest Hub」のカラーは、チョーク、アクア、チャコール、サンドの4種類

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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