ソニーは2019年9月5日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで開催されたIFA 2019の会場にて完全ワイヤレスイヤホンを含む「h.ear」シリーズのイヤホン・ヘッドホン3機種、ネックバンド型のノイズキャンセリングイヤホン「WI-1000XM2」を披露した。
ソニーの新h.earシリーズ。同時に発表されたウォークマンAシリーズとカラーが揃えられている
プレスカンファレンスでも発表された「WI-1000XM2」
ソニーが2019年に発売する完全ワイヤレスイヤホンの第2弾がh.earシリーズの「WF-H800」だ。
h.earシリーズから登場するソニー完全ワイヤレスイヤホン最新モデル「WF-H800」(レッド)
2015年に初めて登場したh.earは、ソニーのファッション志向の強いイヤホン・ヘッドホンのミドルクラスのシリーズ。第3世代となる2019年のh.earシリーズは、ミレニアムズ(2000年以降に成人を迎えた世代)で男女関係なく音楽とファッションを楽しみたい、日常的に高音質を楽しみたいユーザーがターゲットだ。
IFA 2019の現地で取材に応じていただいた企画の柳田優穂氏
5.0で、音声コーデックはSBC/AACに対応。なお、「WF-H800」はノイズキャンセル機能は搭載していない。
「WF-H800」のイヤホン本体はソニーの完全ワイヤレスイヤホンとして最小・最軽量。本体重量はわずか7.6gだ。内部のユニットはダイナミック6mmの密閉型。「WF-1000XM3」と同じく耳の3点で支える独自の「エルゴノミック・トライホールド・ストラクチャー構造」によりフィット感を高めている。本体の再生などの操作はボタン操作で、イヤホンの装着検知機能も搭載する。
女性にも馴染みやすい小型デザイン
本体の連続再生時間は8時間となかなかの長時間再生だ。小型軽量のコンセプトのため、付属の充電ケースはひじょうにコンパクト。イヤホン充電は1回のみの対応となっているので、合計再生時間は16時間となる。10分充電で70分連続再生のクイックチャージにも対応している。
IFAの会場で出展されていたカラーは、ブラック、レッド、ブルー、オレンジ、アッシュグリーンの5色で、ブラック以外の4色はツートンカラー仕上げ。「10代、20代を考えて振り切ってデザインにも挑戦してきた。デザインについてもグローバルで調査をかけていて、自分の個性を主張する“インデュビジュアリリズム”をデザインコンセプトに設定し、カラーバリエーションで個性を主張している」(柳田氏)と、現代的なトレンドをとらえたデザイン志向で作り上げられている。
こちらはブルーのモデル。ブラック以外はツートンカラーが特徴
こちらはアッシュグリーンのモデル
「WF-H800」はノイズキャンセルこそないものの、「WF-1000XM3」の流れを受けたデザイン重視のスタンダード機といったところ。欧州での発売は予定しておらず、アジアから順次導入予定。日本での発売も未定となっている。