レビュー
「凛として時雨」のドラマー、ピエール中野氏が音質をチューニング

1,700円でも侮れない! “有線ピヤホン”こと「Hi-Unit HSE-A1000PN」を聴いてみた

オーディオメーカーのALPEXとイヤホン専門店のe☆イヤホン、e☆イヤホンのグループ会社であるTMネットワークが「求めやすい価格帯でリスナーの感動を深めるイヤホン」をコンセプトに立ち上げたオーディオブランド「Hi-Unit(ハイユニット)」。これまでにも、手軽な価格帯の高コスパイヤホンを多数手がけてきた同ブランドから、またまた大注目の新製品が登場した。

新製品の型番は「HSE-A1000PN」。2017年に発売した有線イヤホン「HSE-A1000」(税込み1089円)をベースに、ロックバンド「凛として時雨」のドラマー、ピエール中野氏がチューニングを手がけたという1台だ。ピエール中野氏は、イヤホンマニアとしても有名で、これまでにも“ピヤホン”ことAVIOTの完全ワイヤレスイヤホン「TE-BD21f-pnk」でチューニングを手がけたことがある。今回登場した「HSE-A1000PN」は、まさに“有線ピヤホン”のともいうべき存在といえる。

“有線ピヤホン”こと「Hi-Unit HSE-A1000PN」。カラーバリエーションは、ガンメラリックとピンクの2色をラインアップ

最も力を入れたサウンドチューニングについては、ピエール中野氏自らが、中国にあるHi-Unitの開発・製造拠点に赴き、現地のエンジニアとディスカッションしつつ、試聴を重ねながらチューニングを追い込んだそうで、アルミニウムハウジングや10mm径のダイナミック型ドライバーといった基本的な部材こそベースモデルの「HSE-A1000」と同じだが、「HSE-A1000」に比べて、低音域はタイトで力強く、なおかつ聴き疲れしない量感を、高音域は耳に刺さる成分を抑えつつクリアな印象を実現したという。

アルミニウムハウジングやドライバーユニットは、ベースモデルの「HSE-A1000」と同じものを使用

アルミニウムハウジングやドライバーユニットは、ベースモデルの「HSE-A1000」と同じものを使用

チューニングを変更したためか、ノズル先端のフィルターが金属メッシュに切り替わっている

チューニングを変更したためか、ノズル先端のフィルターが金属メッシュに切り替わっている

ベースモデルの「HSE-A1000」は、イヤホンの左右にL/Rをプリントしていたが、「HSE-A1000PN」ではケーブル接続部に移動している

また、ベースモデル「HSE-A1000」から、製品のパッケージングもアップグレードされており、化粧箱がピエール中野氏のオリジナルロゴを多数あしらったオリジナルデザインになったほか、有線イヤホンの利用時に多い収納時の断線を防ぐための専用ケースを新たに同梱。さらに、付属のイヤーピースも、より多くの人の耳にフィットできるように、従来の3サイズ(XS/S/M)から4サイズ(XS/S/M/L)へと拡充されている。収納ケースやイヤーピースの種類など、ベースモデルとはほんの少しの差ではあるが、こういった配慮はうれしいところだ。

オリジナルロゴを大きくあしらった化粧箱

オリジナルロゴを大きくあしらった化粧箱

側面にもプリントが入っている

側面にもプリントが入っている

オリジナルデザインをプリントした専用ケースも付属

オリジナルデザインをプリントした専用ケースも付属

付属イヤーピースも、従来の3サイズから4サイズに増えている

付属イヤーピースも、従来の3サイズから4サイズに増えている

「HSE-A1000PN」と「HSE-A1000」を聴き比べてみた

今回、短時間だが2モデルを比較試聴することができた。両モデルとも未開封の製品だったため、丸1日ほどエージングしてから、ウォークマン「NW-ZX507」と組み合わせて試聴を行った。

試聴機材が新品だったため、丸1日エージングを行ってから試聴した

試聴機材が新品だったため、丸1日エージングを行ってから試聴した

ソニーのウォークマン「NW-ZX507」と組み合わせて試聴を行った

ソニーのウォークマン「NW-ZX507」と組み合わせて試聴を行った

一聴してまず感じたのが、同じドライバーユニット・筐体なのに、サウンドチューニングでここまで変わるのかということ。両モデルでずいぶんとキャラクターが異なっているのだ。

ベースモデルの「HSE-A1000」は、ボーカルを中心にバランスよく音を鳴らすイメージなのに対し、「HSE-A1000PN」は低域に量感やアタック感があり、非常にメリハリの利いたダイナミックなサウンドとなっている。全体的に解像度は高めで、「HSE-A1000」に比べると定位もより明確で、音場も広め。それぞれの楽器が奏でる音色がぼやけず、「HSE-A1000」では聴こえてこなかった楽器の音色がしっかりと把握でき、まるでアーティストのこだわりまで見えてくるようだった。このクラスのサウンドを1,700円で実現したというのだから驚きだ。

なお、「HSE-A1000」に比べると、「HSE-A1000PN」は高域もクリアで若干パンチが効いているので、アコースティック系よりも、ロックや打ち込み系などのメリハリのある楽曲との相性がよさそう。そういったジャンルを中心に聴く人は、価格も手ごろなのでぜひ試してみてほしい。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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