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料理や掃除、洗濯物を干している間にも

主婦目線で使うテレビ用ワイヤレススピーカー! 家事中に“ながら聞き”できて便利


ひと昔前までテレビやオーディオなどのAV家電は、男性ユーザーをメインとした趣味性の高いカテゴリーでした。しかし最近は、女性が暮らしの中で使いやすいライフスタイル系の製品も増えているな〜という印象があります。

そこで今回は、近年人気のAV家電「テレビ用ワイヤレススピーカー」について、主婦目線で使って便利に思った点をまとめてみました。コロナ禍を経て、家でテレビのニュースをチェックすることが増えている今、より注目したい製品カテゴリーです。

なお、筆者が女性なので便宜的に「主婦」と書いていますが、もちろん「主夫」の皆さんにもご参考いただければ幸いです。男女問わず、「家事をしながら使える」がテーマです!

家事をしながら、テレビ音声を“ながら聞き”しやすいのがイイ

今回取り上げる“テレビとワイヤレスで接続できるスピーカー”には、大きく「ウェアラブルネックスピーカー」と「手元スピーカー」の2種類があります。

どちらも基本的な仕組みは、テレビ側に取り付けた音声送信ユニットから、テレビ音声をワイヤレスでスピーカー側に伝送して鳴らしてくれるというもの。「テレビ用」と銘打って開発されているだけあって、多くの製品が「人の話し声を聞き取りやすくする機能」など、テレビ用に特化した機能を搭載しているのが特徴です。

ウェアラブルネックスピーカーは、テレビの音声を自分の首元で鳴らすことができます

ウェアラブルネックスピーカーは、テレビの音声を自分の首元で鳴らすことができます

手元スピーカーはその名の通り、手元(=自分の近く)に置いてテレビの音声を鳴らせる製品

手元スピーカーはその名の通り、手元(=自分の近く)に置いてテレビの音声を鳴らせる製品です

いずれも、テレビ側に接続したワイヤレス送信ユニットから、スピーカー側にテレビ音声を伝送する仕組みです

いずれも、テレビ側に接続したワイヤレス送信ユニットから、スピーカー側にテレビ音声を伝送する仕組みです。ちなみにウェアラブルネックスピーカーの場合、音楽鑑賞用の製品もあります。テレビ音声を聞きたい場合は、必ずこのテレビ用ワイヤレス送信ユニットを同梱する製品を選びましょう

もちろん、純粋にテレビの音質を高めるのであれば、サウンドバーなどをテレビに接続するのがいちばんです。しかし、その効果を享受できるのって、「テレビの前に座ってゆっくり映像を楽しむときだけ」ですよね。

テレビ用ワイヤレススピーカーは、コンパクトでリビング以外にも持ち運べます。つまり、テレビの前にいないときでもその音声が聞けるんです。結論を言うと、主婦目線で思うテレビ用ワイヤレススピーカーの利点とは、家事をしている最中にテレビ音声を“ながら聞き”できること!

夕食後にお皿洗いをしながら、リビングにいる家族に「テレビ聞こえないから音量あげてー!」って叫んだことのある皆さん、そういうときに便利なやつです。

テレビ用ワイヤレススピーカーを使えば、こんな感じでテレビの前にいなくてもテレビの音声をチェックできます

それでは以下より、主婦目線で見たウェアラブルネックスピーカーと手元スピーカーの便利ポイントを、それぞれ個別にご紹介していきましょう。

▼ちなみに……
テレビ用ワイヤレススピーカーの「ワイヤレス音声伝送方式」は製品によって異なり、主に2.4GHzデジタルワイヤレス方式とBluetooth方式の2種類があります。

Bluetooth方式の製品は、低遅延コーデックの「aptX Low Latency」に対応した製品を選ぶと、特に映像と音声のズレが少なくてストレスなく楽しめます。さらに、スマートフォンなどとBluetooth接続して音楽鑑賞用にも使えます。いっぽう、2.4GHzデジタルワイヤレス方式の製品は、音ズレが少なく接続の安定性が高いのがポイント。ただ、基本的にスマホなどと接続することは想定されていません。このあたりの仕様も確認して、自分のライフスタイルに合った製品を選ぶといいでしょう。

【1】“身に着ける”のが便利な「ウェアラブルネックスピーカー」

まずは、近年トレンドのウェアラブルネックスピーカーから。首回り・肩に乗せて使用するタイプのスピーカーで、ユーザーの首元で音声を鳴らしてくれるパーソナル性が特徴です。しかも、ヘッドホンやイヤホンとは違って周囲の音を遮断しないので、音声を聞きながらほかの家族ともコミュニケーションを取れるのが魅力。

また多くの製品が、人の声の帯域を調整する「クリアボイス」的な機能を備えていて、ニュースやドラマなどの台詞を聞き取りやすくしてくれます。主にバッテリー駆動で、製品によって連続使用時間はまちまちですが、連続で数時間〜10時間以上使えるものもあります。

自分の首元だけで音声を鳴らしてくれるウェアラブルネックスピーカー。夜間などテレビの音量を上げられないときに使うと便利で、テレビ番組で紹介されたことを機にヒットした製品カテゴリーです

写真はシャープの「アクオスサウンドパートナー AN-SS2」。「クリアボイス」ボタンを押すと、人の声がさらにはっきりして聞き取りやすくなります

▼洗濯物を干したり掃除機をかけながら、ニュースや音楽が聞ける

主婦目線では、ウェアラブルネックスピーカーのおかげで、基本的にどんな家事をしていてもテレビの音声をクリアに聞けるのがポイントです。料理をしたり、洗濯物を干したり、掃除機をかけながらでも使えます。また、家事の途中でお手洗いに行くときに、わざわざ外さないでいいのも楽チン。

家にひとりでいて、宅配便を待っているようなときも便利ですよ。耳をふさがないので、音声を聞きながらでも玄関チャイムや電話の着信音に気付けます。Bluetooth方式のモデルを使えば、テレビの音声聴取だけでなく、スマホと接続して音楽鑑賞しながら同じように過ごせます。

ただBluetooth方式の製品の場合、スピーカーと送信機の間に障害物があると音声が途切れやすくなります。電波が届く距離もせいぜい10mなので、ウェアラブルネックスピーカーを装着したまま部屋を移動すると、音声がブツブツ途切れるなんてことも。また、防水非対応の製品も多く、対応していても生活防水くらいなので、家事をしながら使う場合は派手に濡らさないよう注意しましょう。

料理をしながらテレビの音声や音楽を聞けます。耳をふさがないので、火を使った調理をしながらでも安心。生活防水に対応した製品を選べば、少し濡れるくらいは大丈夫です(とはいえ、完全な防水ではないので注意を)

個人的に推せるのがコレ! 洗濯物を干しながら、リビングのテレビの音声だけずっと聞けるのが結構イイ。首元で鳴ってくれるので、ご近所への迷惑にもなりません。スマホと接続して音楽を鳴らしながら同じようにしてもイイ感じ

掃除機をかけるときは、音量をアップ。掃除機音が鳴っている中でも、スピーカーから出ている音声はちゃんと聞き取れました。ヘッドホン/イヤホンと違って耳をふさいでいないので、音量アップしても耳への悪影響が少なくて安心

▼Bluetoothモデルは、オンライン会議&飲み会にも

これは主婦目線に限った使い方ではありませんが、ニューノーマル時代の主流となりつつあるオンライン会議やオンライン飲み会で、Bluetooth方式のウェアラブルネックスピーカーをヘッドセット代わりに使うと便利だったのでご紹介します。相手の声が聞き取りやすいのはもちろん、マイクを搭載している製品を使えば、パソコンの内蔵マイクよりも自分の声をキレイに相手に伝えられるという利点があるんです。

普段テレビと接続しているウェアラブルネックスピーカーを、パソコンとBluetooth接続すればオンライン会議用やオンライン飲み会用に使えます。パソコンの前を離れても音声だけは聞き続けることができて便利

▼ウェアラブルネックスピーカーの注目モデル

・シャープ「AQUOSサウンドパートナー AN-SS2」

シャープが手がけるBluetooth方式のモデルで、テレビ用のBluetooth送信機を同梱。低遅延の「aptX Low Latency」にも対応。スマホとつないで音楽鑑賞したり、パソコンとつないでオンライン会議でも使えます。IPX4防水性能も搭載しているので、装着したままキッチンで家事をしても安心。バッテリー駆動時間は16時間

・ソニー「SRS-WS1」

2017年に登場したソニーの大ヒット製品。2.4GHz帯を使った独自の無線通信を採用しており、テレビ音声を聞くことに特化した仕様となっています。低音を増強するパッシブラジエーター搭載を搭載し、豊かな音声再生を実現。バッテリー駆動時間は7時間

・JBL「SOUNDGEAR BTA」

名門JBLサウンドを継承したBluetooth方式のモデルで、テレビ用のBluetooth送信機を同梱します。なお、テレビ用送信機がないネックスピーカー単体製品もラインアップしており、音楽鑑賞だけに使うなら後者を選べばOK。バッテリー駆動時間は6時間

【2】家族みんなで音声をシェアできる「手元スピーカー」

続いてはもうひとつの主流製品、手元スピーカーについてご紹介しましょう。元々は高齢ユーザーをメインに、テレビの音声を聞き取りやすくするよう開発された製品です。使用している自分だけが音声を聞けるウェアラブルネックスピーカーに対し、手元スピーカーはテレビ音声を聞き取りやすくしてほかの家族とシェアできます。

また、普段は高齢の家族用にリビングに置いておき、たまにキッチンに持っていくといったような使い方も可能。なお、バッテリー駆動モデルのほかに乾電池駆動モデルもあるので、好みに合わせて選びましょう。 

薄型になったテレビは音声が聞き取りにくい……ということで、テレビの音量を上げすぎなくても手元に置いて聞こえやすいように開発されたのが手元スピーカーです

写真はソニー「SRS-LSR200」。リモコン機能(左)や、「はっきり声」機能(右)などが付いていて便利。テレビの付属リモコン以外でテレビの電源オン/オフや、チャンネル切替えが行えるのはうれしい。特に家族が多い家庭だと便利ですよね

▼「テレビ用」ならではの仕様がポイント

ちなみに、普通のBluetoothスピーカーとして販売されている製品も、Bluetooth音声送信ユニットを別途購入してテレビに接続すれば、手元スピーカーとして使うことができます。

ただテレビ用として開発されている製品のほうが、人の台詞を聞き取りやすくしてくれる機能やリモコン機能など、テレビ用ならではの仕様になっているので、より便利なんです。また、テレビ用の製品で2.4GHzデジタルワイヤレス方式を採用しているものを選べば、接続の安定性が担保されるのもポイントです。

普段はリビングに置いておいて、家族でテレビを見るときに電源をオン(画像はソニーの製品サイトより:https://www.sony.jp/active-speaker/products/SRS-LSR200/)

ほとんどの製品が、軽々と持てるサイズ。リビングに置いている手元スピーカーを家中のさまざまな場所に持ち運べるので……

こんな風にキッチンに置いても使えます。料理や洗い物をしながら、少し離れたところにあるテレビの音声をしっかりチェック。生活防水に対応する製品を選べば、しぶきが飛んでも安心。そのほか、隣室に持って行って洗濯物をたたんだり、アイロンをかけながら、テレビの音声だけ聞くというのもイイですね

ヘッドホン出力端子を備えている製品もあるので、夜間に手元スピーカーを介してヘッドホン接続で音声を聞くことも可能になります

▼手元スピーカーの注目製品

・ソニー「SRS-LSR200」

2.4GHz帯を使ったワイヤレス通信方式を採用したモデル。「はっきり声」機能やテレビリモコン機能を搭載しており、便利に使えます。防滴仕様なのでキッチンに安心して置けるのもポイント。バッテリー駆動時間は約13時間(はっきり声オフ時)

・オーディオテクニカ「SOUND ASSIST AT-SP767XTV」

2.4GHz帯デジタルワイヤレス方式を採用。大口径52mmステレオスピーカーを内蔵するモデル。「はっきり音」機能を搭載しており、番組や好みに合わせて、2段階の効き具合を選択できます。防滴仕様なので、キッチンで使うときも安心。バッテリー駆動時間は約16時間

・パナソニック「SC-MC30」

Bluetooth方式を採用するモデルで、低遅延の「aptX Low Latency」に対応。コンパクトで持ち運びしやすいのも特徴です。上向きスピーカー搭載で広がりのある音を実現。バッテリー駆動時間は約10時間ので、それ以外にAC電源での駆動にも対応

まとめ

というわけで、最近人気の高まっているテレビ用ワイヤレススピーカーについて、家事をしながらでも使いやすい利点をまとめてみました。自分ひとりでテレビ音声を聞くシーンが多いならウェアラブルネックスピーカーが便利ですし、テレビ音声を家族みんなでシェアして聞くシーンが多ければ手元スピーカーが使えると思います。もちろんふたつの併用もアリ。いずれにしても、家事をしながらテレビ音声を“ながら聞き”できるのって便利です。

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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