特別企画
鴻池家IoT化レポート第5弾

アラフィフになって実感した「IoT+全録」の魅力! パナソニック「DIGA DMR-4X1000」のある生活

家電のIoT化によるQoL向上を考える本連載。前回のテレビ編では、白物家電のIoT化は生活を楽に快適にしてくれる性格が強いのに対し、黒物家電は楽しみを広げる方向でQoLの向上が期待できることを再確認した。今回は、黒物家電第2弾として「BDレコーダー」を取り上げる。

そもそもレコーダー製品は、放送時間にテレビの前にいなくてはならないという縛りから人類を解放し、ユーザーのライフスタイルに合わせてテレビを思い存分楽しめるようにした偉大な家電。そのレコーダーがIoT化することでもたらされる恩恵を、改めてまとめてみたい。最近ものぐさで、番組を探したり予約録画操作するのも少々面倒くさくなってきた、アラフィフの筆者の視点でレポートしよう。そう、中高年層にこそ、この魅力をお届けしたい!

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レコーダー製品は、IoT化により別モノに進化している!

「レコーダー製品の基本は、テレビ番組を録画したり、映像ディスクの再生ができる機器」なわけだが、インターネットの普及にともなって、新しい機能がどんどん追加されてきた。数あるAV機器の中でも、最もIoT化が進んでいるのがレコーダー製品と言ってもいいだろう。メーカーやモデルにもよるが、最近では主に以下のような機能が利用できるようになっている。

▼宅外から視聴
スマホやタブレットからインターネット経由で、レコーダー録画した番組を視聴できる。2013年以降、「DHCP+」に対応した製品であれば、海外からも視聴可能になっている。

▼宅外から録画予約
スマホから録画予約ができる。いつでも気が付いたときに、外出先からでも予約できるのは便利。また、録画番組をスマホに転送できる機能も一般的になっている。

▼人気ランキングの表示
ほかの視聴者の録画や再生回数が多い番組、つまり人気番組を表示して教えてくれる。

こちらは、パナソニック「DIGA DMR-4X1000」の新着番組画面。「録画ランキング」、再生ランキング」「あなたへのおすすめ」を表示してくれる。知らない番組に出会える可能性が高くなる、IoTを活かした好機能

こちらは、パナソニック「DIGA DMR-4X1000」の新着番組画面。「録画ランキング」、再生ランキング」「あなたへのおすすめ」を表示してくれる。知らない番組に出会える可能性が高くなる、IoTを活かした好機能

▼サーバー機能
レコーダーの内蔵HDDに、音楽、写真、撮影動画などのコンテンツを保存しておき、宅外などからもスマホなどでアクセスすることができる。

▼動画配信機能
「Netflix」など、動画配信サービスの視聴が行える。

……ざっとこんなところだろうか。そう、今やレコーダーは、単に放送番組を録画するだけではなく、全録やIoT関連といった高機能化により、家庭内のメディアを司るサーバーとしての役割も果たせるようになっている。うまく使いこなせば、より便利で、楽しみの幅を広げる可能性を秘めているのだ。

全録対応のパナソニック最高峰モデル「DIGA DMR-4X1000」を使ってみた

そんなIoT化が目覚ましいレコーダー製品の例として今回は、10TBもの大容量HDDにハイビジョン放送8chを最大28日間録画できるパナソニックの最高峰モデル、全自動DIGA「DMR-4X1000」をフィーチャー。レコーダー製品のIoT化による恩恵と、アラフィフの筆者にとってうれしかったQoL向上ポイントを紹介していこう。DMR-4X1000で、生活はどう楽しくなるのだろうか?

さっそく自宅のテレビラックに設置

さっそく自宅のテレビラックに設置

まずは、DMR-4X1000の製品概要をざっとご紹介しよう。最大のポイントは、4Kチューナーを2基、地上/BS/CSチューナーを6基、さらに地上デジタルチューナーを5基搭載し、選択したチャンネルを最大28日間すべて録画し続けるという「全録」機能である。録画できるチャンネル数や期間は条件設定によって変わってくるが、おおむねハイビジョン放送は「全部」、4K放送も選択したチャンネルだけならまるごと1局分録画できるというモンスターマシンだ。

この「チャンネル録画機能」を活用すると、録画操作することなく、見逃しも発生しないのがポイント。もちろん、チューナーをたくさん搭載しているので、チャンネル録画と平行して従来通りの「予約録画」も行える。こちらは放送と同等の画質で録画することができ、チャンネル録画のように自動で消去されることもないので、お気に入りの番組をちゃんと残せる。

また、これはDIGA共通の「おうちクラウド」機能によるものだが、スマホで撮影した動画や写真を自宅のDIGAにアップロードしてバックアップを取っておくホームサーバーとしての使い方が可能なため、スマホのストレージ容量を節約することもできる。

さらにDIGAには音楽CDのリッピング機能もあるので、コレクションしている音楽をスマホではなくDIGAに保管しておき、必要な際にアクセスするという使い方をすれば、スマホのストレージ容量を圧迫しないで済む。厳密にはクラウドではなく、「自前サーバー」だが、これもIoT関連機能を生かした機能と言える。

今やスマホは、5G対応となり、通信速度も超高速になってきている。コンテンツのすべてを小さなスマホに詰め込むのではなく、クラウドや自前サーバーに分散して、必要なときにアクセスするという方法が、以前にも増して注目を集めそうだ。そういう意味でも、DIGAの「おうちクラウド」機能はかなり使える。

専用アプリから操作できるのがより便利!

一般論として、レコーダーのIoT化で長らく重宝してきたものと言えば、「宅外からの予約録画」であろう。想定外の残業や飲み会が発生しても、出先から録画予約ができれば、妙な言い訳をして帰宅を焦る必要はなくなる。この機能によって助かったユーザーも多いのではないだろうか。心おだやかに過ごすことができ、公私充実しそうだ。

また、旅行や出張先で家に帰れないときはもちろん、ふと外出したときにその場で予約操作ができるので、気になる番組の録り逃しを防ぐことができるのはもちろん、余計な心配がなくなることで活動に集中できる。振り返ると、ガラケー時代はメールに録画したいチャンネルと時間帯を記載して送っていたのが懐かしい。それでも画期的で実にありがたかった。今では当然、スマホのキレイな画面で番組表を眺めつつ、わかりやすくかつ確実に実行できるので失敗もない。

それがDMR-4X1000の場合、本格的な全録機能を搭載するおかげで、宅外からの予約すらしなくてもよくなっているわけだが、全録した番組を視聴するときも、スマホアプリ「どこでもDIGA」を利用すると便利だ。手元のアプリ上に表示される番組表から、視聴したい過去番組を探して、スマートに再生できる。

スマホに表示させた「どこでもDIGA スマホ番組表」で、スマートに過去番組を探すことができる

スマホに表示させた「どこでもDIGA スマホ番組表」で、スマートに過去番組を探すことができる

もちろん、リモコン操作でテレビ画面に番組表を表示させての操作もできるが、アプリなら手元のスマホで番組を探せるので、文字などが見やすいだけでなく、指先でスムーズにスクロールしてタッチ選択できるのが非常に使いやすい。

また、「どこでもDIGA」アプリは音声検索も可能。番組名や出演者名のほか、「昨日のニュース」、「韓国のドラマ」といった指定でも、該当番組を一覧表示してくれるので、自分が知らなかった番組の発見にもつながる。

こんな感じで、「どこでもDIGA」 アプリから過去番組を音声検索できる

こんな感じで、「どこでもDIGA」 アプリから過去番組を音声検索できる

BDレコーダーは多機能化が進んでいるが、「IoT化+スマホ操作」によって、操作のわかりやすさが保たれている。より多くのユーザーにテレビの楽しみ方を広げていると言えるだろう。

中高年層にこそ使って欲しい! アラフィフになって実感する「IoT+全録」の魅力をレポート

ここからは、自宅でリアルにDMR-4X1000を使って実感したメリットをレポートしたい。「IoT+全録」のあわせ技で、アラフィフ筆者の生活がいかに便利で楽しいものになったかをお伝えしよう。

▼録画予約の「面倒」を解消! 

まずは、DMR-4X1000最大の特徴である全録機能関連から。かつて筆者は、テレビ好きながら機械モノが苦手な母(高齢者)の録画予約作業をよく代行していたのだが、自分が50歳を超えた今、これがかなり面倒くさい作業であるということが身に染みて理解できた。

どういうことかというと、操作方法はわかるのだが、考えること自体が面倒くさい。この歳になると、大抵のことは経験しているので、面倒くささを超える興味や衝動が起きる確率が低いのだ。

結果、普段の生活の中では放送中の番組を適当にザッピングし、興味がないときはスマホでSNSなんかを見る……といった状態が長くなりつつあった。それはそれで悪くないが、見逃していたテレビ番組があると思うと残念だ。たとえば、最近はSNSで面白そうな番組の存在を知ることも多いが、放送後に知ってもすでに後の祭りである。特にドラマは、放送開始から数回経ってしまっていると、途中から見るよりはネット配信を待って1話から見たい派。1週間以内なら「TVer」で救われることもありそうだが……。

しかし、全録で全チャンネルを2週間でも録画していれば、タイムマシンのように戻れる。特に今流行りの韓国ドラマは毎日放送、続けて数話放送ということもあるので、全録していれば救済されるケースは多い。

加えて、チャンネル録画の番組表は、未来の番組表ではなく、すでに録画されている番組のリストなので、その場ですぐに再生できるのも地味に快適。番組表で知った番組の放送を待てない、せっかちになりがちな中高年層にこそ活用してほしい。

▼見逃し、録り逃しなし! 

見逃しや取り逃がしも、この年齢になると「あーあ、残念……」で済むことが多いが、直近で全録のよさを思い知るできごとがあった。ゴルフの松山英樹選手のマスターズ優勝だ。まさか優勝するとは思わなかったので、当然ノーマーク。リアルタイムで見ることも録画もなし。

思い返せば、筆者は20代前半、バブル景気も手伝ってゴルフに夢中で、国内外のプロトーナメントはテレビにかじり付いて観戦していた。しかし、男子は海外トーナメントに出ると、予選通過すらままならず、長いときが過ぎた。丸山茂樹、石川遼や松山英樹の登場で世界も視野に入ったとは思っていたが、アラフィフの筆者は待ちくたびれて興味を失ってしまっていた。

しかし、このたび、まさかの優勝だ。若かりしころのゴルフへの興味と衝動がよみがえる。「プレーが見たい!」

以前なら、見たいと思っても後の祭りで、ダイジェスト番組を見るくらいしかできなかったが、全録DIGAを手にした今は違う! 録画操作はしていないが、全4日のLIVE放送を全部見ることができるのだ!

「チャンネル録画」(全録)されている過去の番組たち。マスターズもしっかり録画されていた!

「チャンネル録画」(全録)されている過去の番組たち。マスターズもしっかり録画されていた!

といってもさすがに全部見るのは長過ぎるが、ネットワーク視聴できるので、リビング以外にもベッドルームで見たり、また、宅外からスマホで視聴することも可能。隙間時間を活用して、好きなタイミングで視聴できるので、番組の消化も進む。特に首位に追い付いて追い越した3日目は、何度見ても感慨深いものがあった。今後しばらくは、テレビでしっかり観戦したいと思えるほど、ゴルフへの興味がよみがえってきた。これも全録とネットワーク連携機能のおかげである。

ちなみにチャンネル録画は、筆者の場合、長時間8倍モード(8chを約2週間録画可能)にしている。4Kテレビで見るとディテールが甘くなるのは否めないが、シーンチェンジ以外ではブロックノイズはほとんど目立たないレベルで鑑賞に堪える。画面が小さなスマホ視聴の場合なら十分に高精細でキレイな映像に感じるので、実用的だ。

▼宅外視聴は値千金!

50歳を過ぎて遊び系趣味への情熱は冷め、もっぱら株式投資に興味も持つ筆者のルーチンは、朝夜の経済番組視聴である。放送時間帯は筆者にとって遅すぎの早すぎで、録画は必須。テレビ東京の「WBS」はTVerでも見られるが、レコーダーならキレイな画質で録画視聴できる。

同じくテレビ東京の「モーサテ」は、朝食を摂りながら、追っかけ再生で視聴している。2番組を合計すると2時間くらいあるのだが、録画なら、興味のある新製品やサービスの部分だけパパっとチェックできるので、せっかちな筆者(アラフィフの大阪人)にピッタリだ。

さらに、これが宅外でも視聴可能だから重宝この上ない。出張時のホテルでも、スマホ視聴できるのは非常にありがたい。宅外視聴時は残念ながらスキップ機能が利用できないが、同社が提供する「DiMORA」の有料会員になると、「シーン一覧」機能が利用でき、見たい部分をリストから見つけてダイレクトに再生できるので、待たされることがなく快適である。

テレビで放送されている番組は、やはり目の付けどころなど勉強になることが多く、取材もていねいで信頼性も高い。短時間で濃い情報を得られるのは大きな価値と言え、そう考えると、レコーダーの価値は計り知れない。ちなみに、DIGAは、現在放送されているテレビ番組をリアルタイムで宅外視聴することも可能なので、より情報の鮮度を求める層の期待にも応えてくれる。

こんな感じで、BDレコーダーと連携させてスマホから番組を視聴可能。宅内からも宅外からもOKだ(写真は宅内から視聴しているときのもの)

こんな感じで、BDレコーダーと連携させてスマホから番組を視聴可能。宅内からも宅外からもOKだ(写真は宅内から視聴しているときのもの)

まとめ

本来のレコーダー製品の役割はテレビ番組の録画だが、アイデア機能や最新技術、そしてIoT化で、その可能性は拡大している。今回取り上げたDMR-4X1000の場合も、強力な録画機能と宅外ネットワーク視聴が、シナジー効果を生み出し、価値を高めている。ふとSNSなどで気になった番組を、時間をさかのぼるようにチェックすることができ、しかも時間と場所を選ばない。録画・再生回数を元にしたランキング表示機能もIoT時代ならではのアイデア機能と言えるが、全録と組み合わせることでさらに価値あるモノになる。ものぐさ度が増してくるアラフィフとしては、特にこのメリットを同年代にすすめたい。

ネット配信全盛時代となり、見たいコンテンツはいつでも好きなときに見ることができる今、レコーダーも同様の感覚で利用できるようになることで、ギャップを感じず、より快適に楽しめると思う。ちょうど4K環境への対応などで自宅のレコーダーの買い替えを検討しているなら、最新機能、IoT機能にもぜひご注目を!

鴻池賢三

鴻池賢三

オーディオ・ビジュアル評論家として活躍する傍ら、スマート家電グランプリ(KGP)審査員、家電製品総合アドバイザーの肩書きを持ち、家電の賢い選び方&使いこなし術を発信中。

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