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LGが4K有機EL/液晶テレビ2022年モデルを発表。有機も液晶も高性能パネル搭載モデルを拡充

LGが4K有機EL/液晶テレビ2022年モデルを発表。有機も液晶も高性能パネル搭載モデルを拡充

LGエレクトロニクスは5月19日、2022年の薄型テレビ新製品発表会を都内で開催。有機ELテレビ4シリーズ12モデル、MiniLED液晶テレビを含む4K液晶テレビ3シリーズ11モデルを5月下旬より順次発売すると発表した。

発表会では、“新時代のテレビをつくれ。”というスローガンのもと、4K有機ELテレビ新製品によるライフスタイル志向の展示も多数行われた。今回発表された、有機ELテレビ、4K液晶テレビのラインアップ・価格は以下のとおりだ。

【4K有機ELテレビ】
■LG OLED evo Gallery Edition「OLED G2」シリーズ
OLED 77G2PJA(77V型、5月下旬発売、市場想定価格83万円前後)
OLED 65G2PJA(65V型、5月下旬発売、市場想定価格55万円前後)
OLED 55G2PJA(55V型、5月下旬発売、市場想定価格40万円前後)

■LG OLED evo「ART90」シリーズ
65ART90EJQA(65V型、6月中旬発売、市場想定価格99万円前後)

■LG OLED evo「OLED C2」シリーズ
OLED 83C2PJA(83V型、5月下旬発売、市場想定価格99万円前後)
OLED 65C2PJA(65V型、5月下旬発売、市場想定価格45万円前後)
OLED 55C2PJA(55V型、5月下旬発売、市場想定価格32万円前後)
OLED 48C2PJA(48V型、5月下旬発売、市場想定価格25万円前後)
OLED 42C2PJA(42V型、5月下旬発売、市場想定価格24万円前後)

■LG OLED「OLED B2」シリーズ
OLED 77B2PJA(77V型、6月中旬発売、市場想定価格60万円前後)
OLED 65B2PJA(65V型、6月中旬発売、市場想定価格39万円前後)
OLED 55B2PJA(55V型、6月中旬発売、市場想定価格27万円前後)

【4K液晶テレビ】
■「QNED85」シリーズ
86QNED85JQA(86V型、6月中旬発売、市場想定価格66万円前後)
75QNED85JQA(75V型、6月中旬発売、市場想定価格44万円前後)
65QNED85JQA(65V型、6月中旬発売、市場想定価格35万円前後)
55QNED85JQA(55V型、6月中旬発売、市場想定価格28万円前後)

■「QNED80」シリーズ
55QNED80JQA(55V型、6月中旬発売、市場想定価格17万円前後)
50QNED80JQA(50V型、6月中旬発売、市場想定価格15万円前後)

■「UQ9100」シリーズ
75UQ9100PJD(75V型、5月下旬発売、市場想定価格22万円前後)
65UQ9100PJD(65V型、5月下旬発売、市場想定価格17万円前後)
55UQ9100PJD(55V型、5月下旬発売、市場想定価格13万円前後)
50UQ9100PJD(50V型、5月下旬発売、市場想定価格12万円前後)
43UQ9100PJD(43V型、5月下旬発売、市場想定価格10万円前後)

4K有機EL/液晶テレビ2022年モデルラインアップ

4K有機EL/液晶テレビ2022年モデルラインアップ

新パネル「OLED evo Gallery Edition」を搭載した最上位モデル追加。有機ELパネルメーカーらしいフルラインアップの4K有機ELテレビ

4K有機ELテレビ2022年モデルのラインアップ

4K有機ELテレビ2022年モデルのラインアップ

2022年の4K有機ELテレビは、有機ELパネルメーカーらしいフルラインアップ展開となっている。なかでも、「OLED evo Gallery Edition」と呼ばれる最新のプレミアムパネルを搭載する「OLED G2」が最上位シリーズとして新たにラインアップされたのは見逃せない。

新型パネル「OLED evo Gallery Edition」を搭載した「OLED G2」シリーズ

新型パネル「OLED evo Gallery Edition」を搭載した「OLED G2」シリーズ

「OLED evo Gallery Edition」では、新しい発光素材によるRGBの波長改善とともに新しいカラーレイヤーを追加。放熱効果を高めた新しいパネル設計と独自の「ブライトネスブースターマックス技術」により輝度も10%ほどアップしており、色の再現性と明るさの両面で進化を遂げている。実際、発表会で展示されていた「OLED G2」シリーズの画質をチェックしてみたが、「OLED C2」「OLED B2」よりも画面の明るさと色再現性能で着実な性能進化を遂げていることを確認できた。

輝度を引き上げ、高輝度時の色の深みを改善した新型パネル「OLED evo Gallery Edition」

輝度を引き上げ、高輝度時の色の深みを改善した新型パネル「OLED evo Gallery Edition」

中央が「OLED evo Gallery Edition」を搭載した「OLED G2」。「OLED C2」「OLED B2」よりも画面の明るさと色再現性能で着実な性能進化を遂げていることを確認できる

中央が「OLED evo Gallery Edition」を搭載した「OLED G2」。「OLED C2」「OLED B2」よりも画面の明るさと色再現性能で着実な性能進化を遂げていることを確認できる

また、デザインコンシャスモデルとして「ART90」シリーズを新たに展開したのもトピック。新世代のevoパネルを搭載した「ART90」シリーズは、デンマークを代表するファブリックメーカー、kvadrat(クヴァドラ)と共同開発したモデルで、前面のファブリックパネルが上下に移動する仕組みを採用。ラインビュースタイルでは、時計や音楽再生など映像視聴以外の使い方もできる。

デザインコンシャスな「ART90」シリーズ

デザインコンシャスな「ART90」シリーズ

ファブリックパネルを上げたラインビュースタイルでは、時計表示や音楽再生などが行える

ファブリックパネルを上げたラインビュースタイルでは、時計表示や音楽再生などが行える

新世代evoパネルを搭載したスタンダードモデルとして投入されるのが、「OLED C2」シリーズだ。使われているパネルは、2021年の最上位「OLED G1」シリーズと同等の性能を有しているという。83/65/55/48/42V型の豊富な画面サイズを展開するのも特徴で、特に有機ELの新サイズとして小型の42V型を追加したところは見逃せない。デスクトップPCのモニター代わりに小型有機ELテレビを導入したい人やゲーマーは要注目のモデルになりそうだ。

「OLED G2」「OLED C2」は第三者機関(Intertek)によるCIE DE2000の125色パターンで測定した色忠実度100%の認証を受けた限りなく原色に近い色再現性を特徴としている

「OLED G2」「OLED C2」は第三者機関(Intertek)によるCIE DE2000の125色パターンで測定した色忠実度100%の認証を受けた限りなく原色に近い色再現性を特徴としている

会場内では、42V型「42C2PJA」によるゲーミング展示コーナーも設けられていた

会場内では、42V型「42C2PJA」によるゲーミング展示コーナーも設けられていた

「OLED B2」シリーズは、2022年の4K有機ELテレビの中で、唯一スタンダードなパネルを搭載したモデルだ。4K有機ELテレビではこのシリーズのみ、液晶テレビと同じ「α7 Gen 5 AI Processor 4K」を搭載する。

いっぽう、4K有機ELテレビの上位モデルには、最新のリアルタイムAIプロセッサー「α9 Gen 5 AI Processor 4K」を搭載。前景・背景を判別する「オブジェクト型リアルタイム映像処理」、ダイナミックトーンマッピングの分割処理を可能とする「ダイナミックビビット処理」によって人肌のトーンを維持しながらそれ以外を鮮やかに高画質化できるようになっている。

4K有機ELテレビの上位モデルには、最新のリアルタイムAIプロセッサー「α9 Gen 5 AI Processor 4K」を搭載

4K有機ELテレビの上位モデルには、最新のリアルタイムAIプロセッサー「α9 Gen 5 AI Processor 4K」を搭載

「α9 Gen 5 AI Processor 4K」の強化ポイント

「α9 Gen 5 AI Processor 4K」の強化ポイント

また、AI技術をベースにしたさまざまな機能も搭載。画像の未使用色域を予測し、ディスプレイの能力を最大限に引き出す「ダイナミックトーンマッピングプロ」、AIが表示している映像ジャンルを認識して高画質化を施す「AI映像プロ」といった高画質技術に加え、AIが映像のジャンルを認識して最大7.1.2ch(「OLED B2」シリーズは5.1.2ch)にサウンド変換する「AIサウンドプロ」と呼ばれる高音質技術も搭載している。

AIが表示している映像ジャンルを認識して高画質化を施す「AI映像プロ」

AIが表示している映像ジャンルを認識して高画質化を施す「AI映像プロ」

AIが映像のジャンルを認識して最大7.1.2ch(「OLED B2」シリーズは5.1.2ch)にサウンド変換する「AIサウンドプロ」

AIが映像のジャンルを認識して最大7.1.2ch(「OLED B2」シリーズは5.1.2ch)にサウンド変換する「AIサウンドプロ」

さらに、「Dolby Vision IQ」「Dolby Atmos」も対応。・映画監督の意図どおりの映像で表示する「FILMMAKER MODE」も引き続き搭載している。

「Dolby Vision IQ」「Dolby Atmos」ももちろん対応

「Dolby Vision IQ」「Dolby Atmos」ももちろん対応

このほか、4K有機ELテレビは、応答速度1msという高いパネル性能を生かし、ゲーミングテレビとしても訴求。4K有機ELテレビの全モデルで4K/120Hz入力、eARC/VRR/ALLMに対応し、4K 120Hz Dolby Vision、NVIDIA G-SYNC Compatible認定、AMD FreeSync Premium テクノロジー、HDRゲームの普及団体HGiGの規格もサポートする。ゲーム関連の機能設定やモード確認が可能な「ゲームダッシュボード」もユニークな機能だ。

4K有機ELテレビは全モデルで4K/120Hz入力、eARC/VRR/ALLMに対応。4K 120Hz Dolby Visionもサポートする

4K有機ELテレビは全モデルで4K/120Hz入力、eARC/VRR/ALLMに対応。4K 120Hz Dolby Visionもサポートする

ゲーム関連の機能設定やモード確認が可能な「ゲームダッシュボード」

ゲーム関連の機能設定やモード確認が可能な「ゲームダッシュボード」

MiniLED液晶を含む、4K液晶テレビ全3シリーズ11モデルも同時発表

発表会では、4K液晶テレビ全3シリーズ11モデルも同時に発表された。4K液晶テレビは会場内での実機展示はなく、プレゼンテーションのスライド上で製品ラインアップ紹介となっていたが、こちらも4K有機ELテレビ同様のアプローチで、ナノセルカラーテクノロジー搭載の量子ドット液晶「LG QNED」のラインアップが拡充されている。

4K液晶テレビの2022年ラインアップ

4K液晶テレビの2022年ラインアップ

ナノセルカラーテクノロジー搭載の量子ドット液晶「LG QNED」のラインアップが拡充されている

ナノセルカラーテクノロジー搭載の量子ドット液晶「LG QNED」のラインアップが拡充されている

量子ドット液晶にMiniLEDを組み合わせた最上位グレードの「LG QNED MiniLED」に「QNED85」シリーズを、量子ドット液晶「LG QNED」に「QNED80」シリーズを新たに投入。従来の液晶上位モデルに関していた“NanoCell”の名称は廃止され、4K液晶エントリー機は75/65/55/50/43V型を展開する「UQ9100」に集約された形となった。

「QNED85」シリーズでは、量子ドットテクノロジーとナノセルカラーテクノロジーを組み合わせて搭載し、高精度直下型エリア駆動に対応。「QNED80」シリーズは、ナノセルカラーテクノロジー対応で、エッジ型バックライトながらライン状の光の部分駆動に対応している。なお、「QNED80」の50V型モデルのみVAパネルを搭載する(他機種すべてIPSパネル)。

「UQ9100」は4K液晶テレビのスタンダードモデルにあたるシリーズ。直下型バックライトながらエリア駆動は行われていないようだ。HDMI 2.1仕様の4K/HDRなどの対応は上位モデルの「QNED85」「QNED80」のみの対応で、「UQ9100」は非対応となる。

映像エンジンは、リアルタイムAIプロセッサー「α7 Gen 5 AI Processor 4K」を搭載(UQ9100は「α5 Gen 5 AI Processor 4K」)し、「AI 映像プロ」「ダイナミックビビット処理」「AI サウンドプロ」といった高画質・高音質機能に対応。4K有機ELテレビ同様、「Dolby Vision IQ」「Dolby Atmos」「FILMMAKER MODE」も搭載している。

パーソナライズ機能が追加され、番組表もカスタマイズできる

2022年の4K有機EL/液晶テレビの共通仕様として、WebOSもアップデートされた。コロナ禍でテレビとの関わり方の変化などもあり、人それぞれに合ったメニューを提供していくという考え方から、新たにホーム画面に家族で使い分けが可能なアカウント機能が追加されている。日本市場向けの番組表も改善されており、ユーザー専用のオリジナル番組表も作成可能になるという。

新たにホーム画面に家族で使い分けが可能なアカウント機能が追加

新たにホーム画面に家族で使い分けが可能なアカウント機能が追加

番組表も好みに応じてカスタマイズできるようになった

番組表も好みに応じてカスタマイズできるようになった

操作に関しては、引き続きマジックリモコンの操作と音声操作を併用する形。独自の音声検索のほか、Amazon Alexa、Googleアシスタントにも対応する。VODサービスは、Netflix、Hulu、Amazonプライム・ビデオ、U-Next、Apple TV+、YouTube、Paravi、Disney+、DAZNなど、メジャーどころをほぼカバー。BTSなど韓流コンテンツを配信するWeverse、V LIVEのアプリに対応しているところも面白いポイントとなっている。

LGエレクトロニクスのテレビではおなじみとなっているマジックリモコンを引き続き採用

LGエレクトロニクスのテレビではおなじみとなっているマジックリモコンを引き続き採用

このほか、4K有機ELテレビと「QNED」ブランドの4K液晶テレビはワイヤレススピーカー接続のWiSA 2.1にも対応。「OLED G2」のみ、Wi-Fiの通信仕様が最新のWi-Fi6対応となっている(他機種はWi-Fi5まで対応)。

折原一也

折原一也

PC系版元の編集職を経て2004年に独立。モノ雑誌やオーディオ・ビジュアルの専門誌をメインフィールドとし、4K・HDRのビジュアルとハイレゾ・ヘッドフォンのオーディオ全般を手がける。2009年より音元出版主催のVGP(ビジュアルグランプリ)審査員。

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