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小さくても7.1.4ch対応。横幅約70cmのサウンドバー「AMBEO Soundbar Mini」

独自の立体音響テクノロジー「AMBEO(アンビオ)」を活用したサウンドバー「AMBEO Soundbar」シリーズを展開するゼンハイザー。今年5月に1本バータイプで7.1.4chを実現する「AMBEO Soundbar Plus」(関連記事はコチラ)を投入したが、さらにコンパクトな弟分が追加されることが発表された。

製品名は「AMBEO Soundbar Mini」。「AMBEO Soundbar」シリーズで最もコンパクトな横幅約70cmの1本バータイプのサウンドバーになる。発売日は9月14日で、市場想定価格は132,000円前後だ。

ゼンハイザー「AMBEO Soundbar Mini」

ゼンハイザー「AMBEO Soundbar Mini」

本体サイズ約700(幅)×100(奥行)×65(高さ)mmという「AMBEO Soundbar Plus」よりもさらにコンパクトなボディを採用し、寝室などのプライベートルームに設置した小型テレビと組み合わせるなど、日本の住環境にも導入しやすい「AMBEO Soundbar Mini」。以下に、「AMBEO Soundbar Max」と「AMBEO Soundbar Plus」と大きさを比較した写真を掲載したが、「AMBEO Soundbar Mini」のコンパクトさが際立っていることがおわかりいただけるだろう。

写真上から「AMBEO Soundbar Mini」、「AMBEO Soundbar Plus」、「AMBEO Soundbar Max」

写真上から「AMBEO Soundbar Mini」、「AMBEO Soundbar Plus」、「AMBEO Soundbar Max」

横幅約70cmとかなりコンパクトなサウンドバーではあるが、「AMBEO Soundbar」シリーズだけあり、音に関しては一切の手抜かりはない。スピーカーユニットは、セルロース振動板を使用したフルレンジドライバー4基(フロント2基、サイド2基)、ウーハー2基の計6基搭載。ドライバーユニットそれぞれに専用のチャンバーを設け、D級アンプで独立して駆動させる仕組みも兄弟モデルの「AMBEO Soundbar Plus」から引き継いでいる。

6基のスピーカーユニットを合計250WのD級アンプで駆動

6基のスピーカーユニットを合計250WのD級アンプで駆動

サラウンド機能も、「AMBEO Soundbar Plus」同様に、フラウンホーファーと共同開発した独自の立体音響テクノロジー「AMBEO」を搭載。天面に搭載されたマイクでサウンドバーから出る音をモニタリングし、部屋の環境に合わせた高度なキャリブレーションを実施することで、1本バータイプのサウンドバーながら7.1.4chのサラウンドを楽しめるようになっている。

本体天面に内蔵された4基のマイクを活用し、部屋の壁や家具の材質や位置、カーテンの素材などの違いによる反響音を正確にモニタリングする

本体天面に内蔵された4基のマイクを活用し、部屋の壁や家具の材質や位置、カーテンの素材などの違いによる反響音を正確にモニタリングする

なお、「AMBEO Soundbar Plus」は上向きのフルレンジドライバーが搭載されていたが、「AMBEO Soundbar Mini」は非搭載となっているため、トップ方向の音の創出は、バーチャルスピーカーのチャンネルマッピングなどのアルゴリズムを見直して対応したそうだ。

Dolby Atmos、MPEG-H、DTS:X、360 Reality Audioなど、幅広い立体音響コーデックをカバーしている点や、ステレオや5.1chなどのコンテンツを3Dサウンドにアップミックスする機能、再生コンテンツに合わせて「音楽」「映画」「ニュース」「ニュートラル」「スポーツ」のサウンドモードから自動で選択してくれる機能なども「AMBEO Soundbar Plus」と共通する。

「AMBEO Soundbar Mini」の付属リモコン。サウンドモードが共通の「AMBEO Soundbar Plus」とデザインは同一だ

「AMBEO Soundbar Mini」の付属リモコン。サウンドモードが共通の「AMBEO Soundbar Plus」とデザインは同一だ

いっぽう、本体がコンパクトになったことで、接続インターフェイスはHDMI×1(eARC対応)のみとかなり割り切った仕様となっており、「AMBEO Soundbar Plus」にあったHDMI入力や光デジタル入力、アナログ入力、サブウーハー有線接続用のプリアウト、有線LANなどは省かれてしまった。ただ、本体重量が約3.3kgと「AMBEO Soundbar Plus」より3kg近く軽くなっており、家じゅう持ち運んでHDMIケーブルと電源ケーブルを接続するだけで手軽に使える点はメリットと言えそうだ。

接続インターフェイスはHDMI×1(eARC対応)とかなりシンプル

接続インターフェイスはHDMI×1(eARC対応)とかなりシンプル

サブウーハー「AMBEO Sub」にも対応するが、ワイヤレス接続のみのサポートになっている

サブウーハー「AMBEO Sub」にも対応するが、ワイヤレス接続のみのサポートになっている

このほか、無線LANはIEEE 802.11 a/b/g/n/ac/axに対応。「Chromecast built-in」「Spotify Connect」「TIDAL Connect」「AirPlay 2」といったネットワーク連携機能も利用できる。Bluetoothは5.2、コーデックはSBCとAACをサポート。専用アプリ「Smart Control」にもフル対応する。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

AV家電とガジェット系をメインに担当。ポータブルオーディオ沼にどっぷりと浸かっており、家のイヤホン・ヘッドホンコレクションは100を超えました。最近はゲーム好きが高じて、ゲーミングヘッドセットも増えてます。家電製品総合アドバイザー資格所有。

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