新製品レポート
アプリ使用でVRコンテンツから通常動画も切り出せる!

5.2Kの360°動画が撮れるGoPro「Fusion」、4月に発売!

GoPro初の360°カメラ「Fusion」は、日本国内のGoPro正規販売店で4月に発売予定。これに先駆けて、体験イベントが開催されたので、実機を触ってきた。

GoPro初の360°カメラ「Fusion」。こちらが表面で、前半分用のカメラや操作パネル、撮影ボタンを備える

GoPro初の360°カメラ「Fusion」。こちらが表面で、前半分用のカメラや設定表示パネル、撮影ボタンを備える

「Fusion」は、全天球のVR動画が撮影できる360°カメラ。全天球の動画は5.2K(5228×2624)/30fpsか3K/60fpsにて、全天球の静止画は1800万画素にて撮影可能だ。本機には、手ぶれ補正機能や加速度計、ジャイロスコープが搭載されており、ジンバルを使っているようなスムーズで安定感のある映像が撮れるそうだ。

同社オンラインサイトでは、88,000円で販売されているが、日本国内での一般販売時の価格は未定となっている。

「Fusion」の裏面。こちら側には後半分用のカメラが付いている

「Fusion」の裏面。こちら側には後半分用のカメラが付いている

表と裏に搭載された2台のオフセットのカメラがそれぞれ180°ずつの映像を撮影し、スティッチ処理により継ぎ目のない360°動画を自動生成する

「Fusion」は、4つのマイクを搭載し、全方向から音を録音。臨場感あふれるサウンドを記録できる。また、10か国語の音声コントロールにも対応し、自撮りも簡単に行える。

「Fusion」は5m防水に対応。しかし水中撮影では、継ぎ目が出てしまう可能性があるという。なお同機で撮影した写真からわかるように、本機を装着した三脚や自撮り棒は消せるので、自然な360°動画が作れる

「Fusion」の同梱品。専用のケースやバッテリー、マウントのほか、三脚にもなる自撮り棒「Fusion Grip」が付属するのがうれしい

撮影後にお気に入りの角度が選べる「OverCapture」

「Fusion」の最大の魅力は、撮影した360°動画から、通常の画角の動画を切り出せる機能「OverCapture」を用意していること。撮った360°動画をスマートフォンアプリ「GoPro」で好きなフレーミングを選んで編集すれば、5.2Kで撮影した360°動画からはフルHD(1980×1080)の標準動画が、3Kで撮影した360°動画からHD(720p)の標準動画が作れる。

2つのカメラで撮影した360°動画を展開したもの。パラグライダーの周囲全方位が撮影できている

2つのカメラで撮影した360°動画を展開したもの。パラグライダーの周囲全方位が撮影できている

撮影したあとに、専用アプリ「GoPro」を使って好きなフレーミングで編集可能。スマホを動かしたり、ピンチやスワイプをして、撮影した360°動画の画角を動かし、ベストショットを抜き出せる

つまり、通常の動画を作るにしても、「Fusion」は常に全方向を撮影しており、そして撮影後にフレームを決められるため、撮影時にカメラの角度を調整しなくても、いいシーンを撮り逃したりすることがないわけだ。

その仕組みをわかりやすく解説している動画がこちら!

また「Fusion」は、360°動画/写真撮影用にさまざまなカメラモードを用意。コマ送り動画のような映像が撮れる低速度撮影「タイムラプス」や、数枚の写真を合成できる「連写」、長時間露光撮影したような「ナイト フォト」など、趣向を凝らした作品が誰でも簡単に作成できる。

カメラモードの例。夜間の低速度撮影モード「ナイトラプス」なども用意されている

カメラモードの例。夜間の低速度撮影モード「ナイトラプス」なども用意されている

動画や写真を横に広げる「パノラマ写真」や、地平線を円形につなげる「リトルプラネット」などエフェクトもアプリ内に用意

3DCGクリエイターの普光江新氏が「Fusion」で撮影した写真

3DCGクリエイターの普光江新氏が「Fusion」で撮影した写真

最後に、GoProが「Fusion」で撮影した公式動画を紹介。バイクレースやサーフィン、パラグライダーの映像から、「Fusion」の解像度や安定性の高さがうかがえる。

【まとめ】既存マウントとの互換性が魅力

人気のアクションカメラ・ブランドである「GoPro」から、満を持して発売される360°カメラだけあり、「Fusion」の注目度は高い。ジンバルなしで、これだけ美しい全天球コンテンツを撮影できるのはとても魅力的だ。また、今まで同社のアクションカメラ「HERO」シリーズをクルマ、バイク、サーフボードに装着して撮影していたユーザーは、これまで使っていたグリップや三脚、マウントにそのまま「Fusion」を付けて使えるのがうれしい。

気になる点は3つ。「Fusion」は5mの防水に対応するが、水中で撮影した動画は継ぎ目があまりきれいにスティッチングされないとのこと。基本的には、地上、水上での使用になりそうだ。

もうひとつは、PC向け編集アプリ「Fusion Studio」では「OverCapture」機能が搭載されていないこと。同機能の利用は、iOS/Android対応のスマホアプリ「GoPro」が使える端末に限られる。

そんな「OverCapture」のような360°動画編集機能は、実はハコスコが販売する360°の4Kカメラ「Insta360 ONE」にも搭載されている。「Insta360 ONE」が価格.com最安価格で38,660円と4万円を切っていることから、「Fusion」の日本国内販売の価格がいくらになるかも気になるところだ。

【「Fusion」スペックギャラリー】

USB Tyep-C端子を搭載。対応ケーブルも付属する バッテリーの両サイドには、2つのカメラそれぞれの撮影コンテンツを保存するSDカードスロットを搭載 「Fusion Grip」の通常の状態 「Fusion Grip」を伸ばすと自撮り棒として活躍 「Fusion Grip」の末端は三脚になっており、定点カメラとして撮影もしやすい 本体底面にはGoProのアクションカメラではおなじみのマウントが付けられる
牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

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