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ノスタルジックな色合いにハマる人続出中

懐かしい色みとめんどくささが新しい! 「フィルムカメラ」の遊び方

生まれて初めてマニュアル式のフィルムカメラを使い、渋谷の街や公園で遊ぶ女子の撮影を楽しんだマリオ高野です。

<フィルムカメラの基本的な使い方>

<渋谷の街でスナップ撮影>

デジタルカメラやカメラ付き携帯電話が普及する以前は、カメラを使った経験はほとんどありません。子供の頃に家で使ったことがあるカメラといえば、シャッターを押す以外に何もしなくても平面的な写真は無難に撮れるインスタント的なもので、あとは「写ルンです」ぐらいでしょうか。

今は一眼レフカメラを所有しているものの、もちろんオートフォーカスでしか撮ったことはありません。クルマでいうとオートマ限定免許みたいなもので、自分でピントや露出を合わせて撮るなど一生ありえないという感じでした。

しかし先日、仕事用の資料を探すために押入れの奥を漁っていると、かなり昔のマニュアル式フィルムカメラを発見。数年前に雑誌の撮影用の小道具としてネットで安く入手したもので、実際に撮影で使ったことはありませんでしたが、東京・恵比寿にある「GTカメラ」さんでチェックしてもらったところ、40年ほど前の製品ながら、今でも普通に使える状態にあるとのこと!

「リコー XR500」(1979年ごろ発売)

フルメカニカル
露出計内蔵(指針式)
Kマウント
XR RIKENON 50mm(セット販売の標準レンズ)
F値:2~16
シャッタースピード:B,1/8〜1/500
ISO:12〜3200
2019年現在の中古価格:約5,000円

さらに「GTカメラ」さんによると、最近になって若い人の間でも「フィルム写真ならではの味わい」が見直されている様子。何やら運命的なものを感じたので、マニュアル式フィルムカメラでの撮影の基本を教えていただき、そのまま渋谷界隈を散策することにしました。

実際にやってみたら、マニュアル式のフィルムカメラでの撮影は、想像以上に楽しかった!

まず、フィルム撮影では「ひとつのシャッターの重み」がまるで違います。デジタル撮影では「数打ちゃ当たる」という意識により、テキトーに思いついたまま乱射するがごとく大量に撮りまくって、比較的マトモに写ったモノを選別してきましたが、それは実に味気ないものだと気がつきました。

構図を考えるところから普段より入念に頭を使いますし、ピントや露出の調整まですべての作業に対する集中力がケタ違いに高いので、写真を撮るということの充実感がハンパないのです!

デジタルのように、撮った直後に確認できないのがまたいいですね。不便といえば不便ですが、どんな仕上がりになっているのか現像するまでわからないという状況は、ちょっとしたエンタメといってもいいほどのワクワク感が得られます。

フィルムを使い切ったらいよいよ現像に出します。GTカメラさんで教わったとおり、必ず、フィルムを巻き戻した状態で取り出しましょう。(じゃないとせっかく撮った写真が感光してパーです)

現像はカメラ屋さんや家電量販店でやってくれます。筆者は恵比寿の大沢カメラさんに持っていきました。1時間くらいですぐにメールでデータを送ってくれてすごく便利でした。フィルムは36枚撮りで1本550円、それを現像とデータ化してもらうと1,150円でした(ともに税込)。データはオンラインで受け取れるので、このへんも昔とは様変わりしましたね。

いよいよ撮った写真を確認! データになったとはいえ、このドキドキ感はフィルムの楽しみですね。

赤い帯はハレーションで、撮影時にその色の光源がレンズのそばにあったようです。まあこれもフィルムの味と思えば、そんなに悪くないような気もします。

「せっかくの記念写真が失敗するリスク」もあるわけですが、その緊張感もまたデジカメでは味わえないスリル。結果として、40年ほど昔のカメラでの初撮りにしては、まぁまぁいい感じに撮れたことも驚き。マニュアル式のフィルムカメラでの撮影は、意外と簡単だったわけです。

おそらく多くのフォロワーからウンザリされているであろう私の「自撮り」写真も、マニュアルで撮ったとなると、ある意味盛られた写真として見てもらえるはず!?(笑)

撮った写真を即座にSNSにアップすることはできませんが、データ化した画像に「#マニュアルカメラ」「#フィルムカメラ」などとハッシュタグを付けてアップすると、まだまだ多くの人に驚かれるはずなので、人とは違うこだわりをアピールするにも最強でしょう。

筆者の現状の技術と経験では、失敗が許されない仕事の撮影では使う気になれませんが、プライベートの撮影ではガンガン使うつもりです! 

取材協力:GTカメラ

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マリオ高野

マリオ高野

1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。2台の愛車はいずれもスバル・インプレッサのMT車。

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