レビュー
カメラ性能や電池の持ちは? アンダー199gドローンの実力をチェック

カジュアルドローンの決定版! DJI「Mavic Mini」のいいところと気になるところ

4万円台から購入できる199gの小型軽量ドローン「Mavic Mini(マヴィック・ミニ)」。コンパクトなサイズで話題のモデルですが、飛行やカメラ性能はどうなのか。実際に飛ばしてわかったいいところや、気になるところをレビューします。

DJI JAPANによる「Mavic Mini」発表イベントは以下の記事でレポートしています。主な製品特徴やスペックについてはそちらに詳しく記載がありますので、気になる方はチェックしてください。

憧れの空撮がグッと身近に! DJIが軽量199gのドローン「Mavic Mini」を発表

DJI「Mavic Mini」実機飛行&撮影レビュー

今回は薄曇りのコンディションで、昼間にDJI「Mavic Mini」の飛行と撮影を行いました。

以下の画像は、すべて未加工の動画(フルHD/1080)をキャプチャしたスクリーンショットです。

木々の色合いなどは割とおとなしめです。ひと昔前の撮って出しドローン映像というと、コントラストとシャープネスが強かった印象ですが、DJI「Mavic Mini」はナチュラルな色味でした

1/2.3インチCMOSという小型センサーであることを考えると、ダイナミックレンジは優秀。森の木々はほぼ黒つぶれしてしまっているものの、空は白飛びせず、雲のグラデーションなどはきちんと撮影できています

木々の葉などが全体的にモヤッとした感じなのは1200万画素センサーの限界でしょうか。とは言え、引き(ロング)での撮影を基本に考えるなら、特に気にならないレベルと言えます

3軸ジンバルを備えているため、カメラの安定性はピカイチ。電子式ブレ補正では実現できないスムーズな映像が撮影できました

DJI「Mavic Mini」の安定性は?

一般的にサイズが大きく重量が重いドローンのほうが安定した飛行が可能です。そのため、飛行前は小型軽量のDJI「Mavic Mini」の飛行安定性に少し不安を感じていました。しかし、実際に飛ばしてみたところ、空中で静止している際にグラつくこともなく、移動させながら撮影した映像も驚くほどスムーズ。高度を上げてもドローンは安定していました。

いっぽうで、上位モデルのように左右や前後の障害物を検知して自動で回避することはできない点には注意が必要です。特に「RTH」(リターン・トゥ・ホーム。自動で離陸地点に戻る機能)を使用する際は、木の枝や電線に引っかかるリスクが高まるので気をつけなければいけません。

価格と重量を抑えるために仕方がないとは思いますが、飛行の安全性に強く関係する部分が省かれてしまっているのはイマイチと感じました。

衝突回避センサーは本体下方のみに搭載

衝突回避センサーは本体下方のみに搭載

DJI「Mavic Mini」のバッテリー駆動時間

秋口の涼しめの日に、動画を撮影しながら飛行をさせてみたところ、満充電で13分前後の飛行ができました。メーカー公称の最長飛行可能時間は15分なので、実際の結果もおおむね一致しています。

航空法の規制を回避するために、バッテリー容量を減らして軽量化を実現した日本向け「Mavic Mini」。ちなみに、米国などでは規制対象が250g以上なので、グローバル版の「Mavic Mini」はより容量(重量)のあるバッテリーを搭載しており、最長飛行可能時間もより長い30分となっています

ドローンを遠くや高くに飛ばす場合はバッテリー残量に余裕を持って離陸地点に帰還させる必要があるため、安心してロングショット(引きの映像)が撮れるのは10分前後と考えるのが妥当で、「ちょっと短いな」というのが正直な感想です。しかし、こちらも重量を削って飛ばせるシチュエーションを増やすがための結果であることを考えると、納得できる部分ではあります。

重量199gで航空法の規制対象外

DJI「Mavic Mini」はドローン本体やバッテリーを含めた飛行時の重量が199gとなるため、航空法の規制を受けません。そのため「人口集中地区」であっても事前に国土交通省に申請し許可を得ることなく飛行できるなど、柔軟な運用が可能です。

バッテリー込みの実測重量はピッタリ199g

バッテリー込みの実測重量はピッタリ199g

ただし、「小型無人機等飛行禁止法」が飛行を禁止するエリアでは重量に関わらずドローンの飛行はNGです。また、無許可で他人の車を追尾して撮影するなどした場合はトラブルに発展する可能性があるなど、注意すべきことは少なくありません。「航空法規制対象外」でも、ほかの法律や条例で規制される場合があるという点に気をつけなければいけないところです。

また、いくら軽量であっても「ドローンを飛ばす」という行為は墜落のリスクをゼロにはできないため、くれぐれも安全第一でフライトを行いましょう。

安全飛行|DJI JAPAN

今回はキャンプ場で管理者、周囲の方々の許可を得てDJI「Mavic Mini」を飛行させました

今回はキャンプ場で管理者、周囲の方々の許可を得てDJI「Mavic Mini」を飛行させました

ケースに入れたドローン本体とコントローラーはスッポリとデイパックに収まるサイズです。手軽に持ち運べるサイズと重量は、DJI「Mavic Mini」の最大の魅力!

実際にDJI「Mavic Mini」を飛ばしてみた印象は極めてよく、「カジュアルな空撮なら、これがベスト」と言える結果でした。衝突回避センサーの少なさや飛行可能時間の物足りなさはあるものの、199gであることの運用のしやすさや手頃な価格であることを踏まえれば、十分に満足できる仕様です。

これから空撮にトライしてみたい方だけでなく「昔ドローンを買ったけど、いろいろ面倒で使っていなかった」という人の“再入門機”としても多いに注目したい1台と言えるでしょう。

なお、記事作成時点における「Mavic Mini」のDJI公式サイト直販価格は、標準モデルの「Mavic Mini」が46,200円(税込)、今回の記事で使用した「Mavic Mini Fly More コンボ」が59,400円(税込)、デコレーション用の「Mavic Mini DIY クリエイティブキット」が1,430円(税込)となっています。

Mr.TATE(Masahira TATE)

Mr.TATE(Masahira TATE)

世界50カ国以上を旅したバックパッカー。週刊アスキー編集部などを経て、AppBankに入社。「バイヤーたてさん」として仕入れとYouTubeを活用したコンテンツコマースに取り組み、上場時は広報として企業PRを担当。現在はフリーランスで活動中。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
ラジコン・ロボットのその他のカテゴリー
ページトップへ戻る