レビュー

Googleの見守りカメラってどうなの? 実際に使ってみました

Googleが展開するセキュリティカメラ(見守りカメラ)の「Google Nest Cam」シリーズ。バッテリーで駆動し屋内と屋外の両方に設置できるモデルと、屋内向けの電源アダプター式モデルがラインアップしています。この中から、屋内向けモデルを利用する機会があったので、そのレビューをお届け。Googleが手がける製品ならでは特徴とは一体何なのでしょうか。

Googleの見守りカメラの実力をチェック

Googleの見守りカメラの実力をチェック

Googleらしいデザイン&HDR録画対応で基本スペックは十分

今回レビューしたのは、ケーブルで電源に接続する「Google Nest Cam(屋内用 / 電源アダプター式)」(以下、Google Nest Cam)です。テーブルなどの上に置いて設置するほか、同梱のネジとアンカーを使用して壁に取り付けることも可能です。

本体サイズは、98.47(幅)×64.03(奥行き)×56.93(高さ)とコンパクト。Googleのほかのスマート製品と同様に、白をベースとしたインテリアになじみやすいデザインになっています。本体の小ささと相まってあまり目立たない存在感です。

コンパクトで目立たないデザインの「Google Nest Cam」

コンパクトで目立たないデザインの「Google Nest Cam」

カメラが搭載されているヘッドは、ボトム部とつながる柄の部分を中心にして上下の傾きを調節できます

カメラが搭載されているヘッドは、ボトム部とつながる柄の部分を中心にして上下の傾きを調節できます

底面はラバー製で、設置面にピッタリ吸着します。少しくらいの衝撃では動きません

底面はラバー製で、設置面にピッタリ吸着します。少しくらいの衝撃では動きません

壁に取り付ける場合は、同梱のネジとアンカーを壁に打ち込む必要があります

壁に取り付ける場合は、同梱のネジとアンカーを壁に打ち込む必要があります

本機の基本スペックは、カメラのイメージセンサーが200万画素で、動画は最大1920×1080(フルHD)、30FPSの記録に対応。HDR対応に加えて、暗闇で撮影できる「ナイトビジョン機能」を搭載しています。

操作や映像の確認は「Google Home」アプリから行い、外出先からでもリアルタイムの映像を確認可能。また、過去の映像は最大3時間までクラウドに保存されていますが、これは無料プランを利用した場合で、月額630円(税込)〜のサブスクリプションサービス「Nest Aware」に登録すると、最大30日間(月額1,260円のプランだと最大60日間)の録画データを閲覧できます。

スマート製品を管理するアプリ「Google Home」から操作や映像の確認が行えます

スマート製品を管理するアプリ「Google Home」から操作や映像の確認が行えます

本体にはスピーカーとマイクの両方が搭載されていて、双方向でのコミュケーションが可能です。スマートフォンで「Google Nest Cam」からの音声を聞けるほか、スマートフォンから「Google Nest Cam」に音声を飛ばして再生することもできます。

そのほかの基本スペックは、Wi-FiがIEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)対応で、BluetoothはBluetooth Low Energy(BLE)に対応します。

今回のレビューでは、リビングとベッドルームに設置して使用してみました。ベッドルームの映像は、家族からNGが出ましたので掲載していません。ご了承ください。

見守りカメラとして最も重要である映像の品質についてですが、これについては、一般的な見守りカメラと同等のフルHD(1980×1080)の解像度があるため、遠目からでも人物の顔が認識できるくらいのキレイさです。また、HDRに対応しているため、まぶしい日中の逆光下でも人物の顔が黒く沈まず、確認しやすいのは好印象でした。

フルHD、HDR対応の映像はスマートフォンで見るには十分の画質。HDR対応なので、窓の外の風景までバッチリ明るく映っています

フルHD、HDR対応の映像はスマートフォンで見るには十分の画質。HDR対応なので、窓の外の風景までバッチリ明るく映っています

電気を消して真っ暗になった夜間でも「ナイトビジョン機能」により十分な明るさ。玄関やリビングに設置するセキュリティカメラとして、はたまた、子ども用の見守りカメラとして使っても満足できるでしょう。

真っ暗でも「ナイトビジョン機能」で視認性の高い映像を閲覧可能。ちなみに、画面下部のマイクボタンをタップすると、「Google Nest Cam」で、スマートフォンからの音声を出力できます

真っ暗でも「ナイトビジョン機能」で視認性の高い映像を閲覧可能。ちなみに、画面下部のマイクボタンをタップすると、「Google Nest Cam」で、スマートフォンからの音声を出力できます

とまあ、ここまでの機能は、ほかのセキュリティカメラや見守りカメラと大きく変わりません。オシャレなデザインと、フルHD録画やHDRやナイトビジョン機能などによる映像品質の高さが特徴ですが、同等の機能を備える製品はほかにもあります。

では、「Google Nest Cam」の強みは一体何なのか、これについて次項で解説しましょう。

Googleならではの機能とは?

「Google Nest Cam」の注目機能のひとつが、人物、ペット検知機能です。これは、顔認識技術を用いて、カメラに映った人が誰なのかを判断し、スマートフォンに通知してくれるというものになります。

たとえば、家族の顔を事前に登録しておけば、スマートフォンに「〜が検知されました」と通知がくるわけです。反対に、登録していない人物が検知されると「認識できない人物が検知されました」と通知がきます。その通知をタップすると、その人物が映り込んだ時間の映像が確認可能。これは、セキュリティ目的として利用する人には有用な機能でしょう。

登録した人物の通知だけをオフにすることもできますし(していないと通知がきまくります)、外出する時間帯だけを指定して通知がくるように設定することも可能です。

人物がカメラの前を通るとスマートフォンに通知がきます。その人物が登録済みだった場合、登録名が表示されます

人物がカメラの前を通るとスマートフォンに通知がきます。その人物が登録済みだった場合、登録名が表示されます

通知をタップすると、その人物がカメラに映っていた時間の映像が確認できます

通知をタップすると、その人物がカメラに映っていた時間の映像が確認できます

肝心の顔認識の精度については、70%くらいという感じでしょうか。登録した人物が映ったのに「認識できない人物が〜」と通知がくることもありました。この通知がくると、やはりドキッとするんですよね。急いで映像を確認すると、家族が映っていてひと安心。となればいいのですが、心臓に悪いし、「どうせ認識ミスでしょ」と映像の確認をおこたることにもつながるので、もう少し精度を高めてほしいところです。

いっぽうで、カメラの前を誰かが通ったのに何も通知がこない、ということは一切ありませんでした。「顔認識は精度が足りないけど、人物の通知は絶対くるから許容できるかな」という印象です。

筆者の利用環境で最もよかったのは、「Google Nest Hub」や「Google Nest Hub Max」など、ほかのGoogle製スマートディスプレイに「Google Nest Cam」の映像を表示できることです。

「Google Nest Hub Max」に「Google Nest Cam」の映像を表示。スマートフォンではないデバイスで映像を確認できるのは助かります

「Google Nest Hub Max」に「Google Nest Cam」の映像を表示。スマートフォンではないデバイスで映像を確認できるのは助かります

先ほどもお伝えした通り、筆者の用途は“子どもの就寝中をチェックする見守りカメラ”ですので、子どもが就寝した後は、リビングで映画などを見ながら見守りカメラからの映像をチェックするわけです。子どもが泣いて起きたりしたら急いであやしにいきます。

多くの見守りカメラは、スマートフォンのアプリからリアルタイム映像を見られるようになっているため、子どもが就寝した後はスマートフォンに映像を表示しっぱなしで、バッテリーはガンガン減りますし、スマートフォンでほかのことが一切できません。これが悩みの種だったんですよね。

しかし、我が家には「Google Nest Hub Max」があるので、こちらに「Google Nest Cam」からのリアルタイム映像を表示することで、スマートフォンを自由に使えるようになったんです。これがものすごく便利で、手放せなくなりました。

まとめ

「Google Nest Cam」は、屋内に設置するセキュリティカメラや見守りカメラとして使用するのに十分なスペックを備えており、それに加えて人物検知や、Google製スマートディスプレイとの連携機能が利用できるのが魅力です。

ただし、有料のサブスクリプション「Nest Aware」に加入しないと、30日間の動画保存や人物検知などが利用できません。「Nest Aware」に登録する予定が場合は、他社製で同等スペックの製品も選択肢にいれてみてください。人物検知や、Google製スマートディスプレイとの連携機能など独自の部分に魅力を感じる人は、初回のみ「Nest Aware」1か月無料のお試し期間が用意されているので、そちらを試してみるのもアリでしょう。

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
プレゼント
価格.comマガジン プレゼントマンデー
SPECIAL
ページトップへ戻る