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40コマ/秒連写や馬・飛行機検出に対応! キヤノン「EOS R6 Mark II」が驚きのレベルアップ

「もうリニューアルするの!?」と驚いた人も多いことだろう。キヤノンは2022年11月2日、価格.comでも人気の高い、フルサイズミラーレスカメラのスタンダードモデル「EOS R6」(2020年8月発売)の後継機「EOS R6 Mark II」を発表した。画質やAF、連写、動画、操作性など、あらゆる点が大きくレベルアップした正統進化モデルだ。開発中の試作機にいち早く触れることができたので、進化の全容をお伝えしよう。

※本記事は開発中の試作機を使用しています。製品版では仕様が変更される場合がありますのでご了承ください。

従来モデルの発売から約2年4か月でリリースされる「EOS R6 Mark II」。装着しているレンズは、キットレンズとして用意されている標準ズームレンズ「RF24-105mm F4 L IS USM」

従来モデルの発売から約2年4か月でリリースされる「EOS R6 Mark II」。装着しているレンズは、キットレンズとして用意されている標準ズームレンズ「RF24-105mm F4 L IS USM」

新開発の約2420万画素センサーを採用し、解像性能が向上

「EOS R6 Mark II」の進化をお伝えする中で、まず押さえておきたいのが撮像素子だ。

従来モデルの「EOS R6」は、上位モデルゆずりの高速連写と高速AFで人気を集めたが、撮像素子の有効画素数が最大約2010万画素と、フルサイズミラーレスのスタンダードモデルとしては画素数がやや少なかった。撮影するうえで過不足ないスペックではあるものの、「もう少し画素数が多いとさらに魅力的」と考えていた人も少なくないはずだ。

新モデルの「EOS R6 Mark II」はその点をしっかりとフォロー。従来から画素数が約400万画素向上した、有効最大約2420万画素のフルサイズCMOSセンサーを採用している。「EOS R6」と同じ、いわゆる表面照射型のCMOSセンサーながら高速処理が可能な新開発センサーだ。ローリングシャッター歪みの発生は「EOS R6」と同等か、やや低減しているとのこと。

有効最大約2420万画素の新開発センサーを採用

有効最大約2420万画素の新開発センサーを採用

「EOS R6 Mark II」は、この新開発センサーに最新の映像エンジン「DIGIC X」を組み合わせることで、高い解像感と高感度を両立。キヤノンの説明によると、新しいシャープネス処理の採用もあって、有効約3040万画素センサー採用の一眼レフ「EOS 5D Mark IV」をしのぐ解像性能を達成しているとのことだ。静止画撮影時の感度は、「EOS R6」と同じく、常用でISO100〜102400、拡張でL(ISO 50相当)とH(ISO204800相当)に対応する。

また、「EOS R6」と同様、ボディ内5軸手ブレ補正機能を搭載。手ブレ補正機能が備わった対応の「RFレンズ」を使用した場合に、最大8.0段という高い補正効果を発揮する。

被写体検出AFが「馬」「鉄道/飛行機」に対応。電子シャッター時に40コマ/秒の超高速連写が可能

「EOS R6 Mark II」は、AFシステムに、キヤノンのミラーレスカメラではおなじみの「デュアルピクセルCMOS AF II」を採用している。最大1053分割のAFエリア分割数や、低輝度合焦限界EV-6.5、F22光束対応といったスペックは従来モデル「EOS R6」と同等だ。

大きく進化したのは、ディープラーニング技術を活用して開発された被写体検出・追尾技術「EOS iTR AF X」。上位モデル「EOS R3」で採用したトラッキングシステムのコンセプトを継承することで、検出対象の「人物」「動物」「乗り物」に対しての検出・追尾性能が大きく向上している。

さらに、検出可能な被写体として、「動物優先」に「馬」を、「乗り物優先」に「鉄道/飛行機」を追加。複数の被写体を検出した際に、カメラが自動で主被写体を選択する「自動」設定も追加されている。人物の瞳検出は、右目と左目の優先が可能になった。

被写体検出メニューに「自動」を追加。設定を切り替えることなく、メインの被写体を検出してくれる

被写体検出メニューに「自動」を追加。設定を切り替えることなく、メインの被写体を検出してくれる

被写体検出メニューの項目を限定する設定も追加された

被写体検出メニューの項目を限定する設定も追加された

人物の瞳検出は「右目優先」と「左目優先」を選べるようになった

人物の瞳検出は「右目優先」と「左目優先」を選べるようになった

「EOS R6 Mark II」のAFは、開発中の試作機で人物を被写体に試した限り、特に追尾性能が向上している印象を受けた。従来から横を向いた状態でも瞳をとらえてくれたが、上を向いたり下を向いたりして姿勢が変化しても、より粘り強く検出し続けてくれた。右目と左目のどちらを優先するか選択でき、かつ、機能を登録したボタンを押して優先設定を切り替えられるのも便利で、ポートレート撮影がさらにやりやすくなった印象だ。

メガネをかけ、かつ少し横を向いている状態でも瞳をしっかりと検出してくれたEOS R6 Mark II、RF85mm F1.2 L USM、F1.2、1/1600秒、ISO100、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:ポートレート縦横50%の縮小写真(3000×2000、1.4MB)

メガネをかけ、かつ少し横を向いている状態でも瞳をしっかりと検出してくれた
EOS R6 Mark II、RF85mm F1.2 L USM、F1.2、1/1600秒、ISO100、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:ポートレート
縦横50%の縮小写真(3000×2000、1.4MB)

顔の一部が隠れていても瞳を検出できる。ISO6400の高感度でもノイズは少ないEOS R6 Mark II、RF85mm F1.2 L USM、F1.2、1/500秒、ISO6400、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:ポートレート縦横50%の縮小写真(2000×3000、2.5MB)

顔の一部が隠れていても瞳を検出できる。ISO6400の高感度でもノイズは少ない
EOS R6 Mark II、RF85mm F1.2 L USM、F1.2、1/500秒、ISO6400、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:ポートレート
縦横50%の縮小写真(2000×3000、2.5MB)

連写性能も向上しており、電子シャッター時に、「EOS R6」の倍のスペックとなる、AF・AE追従で最高約40コマ/秒の超高速連写を実現。電子シャッター連写では、約20コマ/秒、約5コマ/秒の中間コマ速を設定できる機能が追加されたのもうれしい。メカシャッター時や電子先幕時は、「EOS R6」と同様、AF・AE追従での最高約12コマ/秒連写に対応している。

連続撮影可能枚数(UHS-II対応SDカード使用時)は以下のとおり。フルサイズミラーレスのスタンダードモデルとして十分な連写持続性を確保している。

メカシャッター/電子先幕の約12コマ/秒連写時
JPEGラージ:1000枚以上
HEIFラージ:1000枚以上
RAW:約110枚
RAW+JPEGラージ:約110枚
RAW+HEIFラージ:約95枚

電子シャッターの約40コマ/秒連写時
JPEGラージ:約190枚
HEIFラージ:約180枚
RAW:約75枚
RAW+JPEGラージ:約75枚
RAW+HEIFラージ:約73枚

連写関連では、「EOS Rシリーズ」のフルサイズ機として初めて、電子シャッターによるRAW画像の連続撮影機能「RAWバーストモード」を搭載。AF追従(AEは1コマ目固定)で約30コマ/秒記録が可能だ。シャッターボタンを押す直前(約0.5秒前)から記録を開始するプリ撮影にも対応する。

プリ撮影を選択できる「RAWバーストモード」を搭載

プリ撮影を選択できる「RAWバーストモード」を搭載

デジタルテレコンや動体優先HDRなどの新機能も

「EOS R6 Mark II」の静止画撮影では、以下の新機能も搭載している。

・デジタルテレコン
・HDRモード「動体優先」
・高周波フリッカーレス撮影

特にユニークなのは、撮影倍率を2倍/4倍に拡大して静止画(JPEG形式)を記録するデジタルテレコンバーター機能だ。クロップではなく、デジタル処理でリサイズして最大2420万画素で記録する。クロップとの併用が可能で、1.6倍(クロップ)設定時および「RF-S/EF-Sレンズ」使用時は、約3.2倍/6.4倍にまで撮影倍率が拡大する。

2倍/4倍のデジタルテレコン機能を新搭載

2倍/4倍のデジタルテレコン機能を新搭載

HDR撮影も強化されており、HDRモードに1枚撮影の「動体優先」を追加。1枚撮影で広いダイナミックレンジが得られるモードで、人物や動物など動く被写体の撮影に活用できる。

HDRモード撮影は、1枚撮影の「動体優先」と、3枚撮影の「Dレンジ優先」を選択できる

HDRモード撮影は、1枚撮影の「動体優先」と、3枚撮影の「Dレンジ優先」を選択できる

高周波フリッカーを抑制する機能を搭載。すべてのシャッター方式で、通常のフリッカーレス撮影と同時に使用できる

高周波フリッカーを抑制する機能を搭載。すべてのシャッター方式で、通常のフリッカーレス撮影と同時に使用できる

このほか、上位モデル「EOS R3」やAPS-Cモデル「EOS R7/R10」と同様に、有償サービス「Canon Imaging App Service Plans」のクラウドRAW現像機能(Neural network Image Processing by image.canon)に対応。PCを使わずにカメラから現像処理が可能な機能で、モアレ・偽色・ジャギーの抑制やノイズ低減など、ディープラーニング技術を用いて開発した高度な画像処理を使った現像が行える。「EOS R6 Mark II」では、新たに、ネットワークを介してRAWファイルをCRNファイルに変換する機能を追加。CRNファイルは、RAW現像ソフト「Digital Photo Professional」上の「Neural network Image Processing Tool」で現像処理が行える形式だ。

6Kオーバーサンプリングでの4K/60p動画撮影が可能。外部記録は6K/60p 10bit RAWに対応

「EOS R6 Mark II」は静止画撮影だけでなく動画撮影も充実しており、6Kオーバーサンプリングプロセッシングによる、高画質な4K/60p記録が可能。ハイフレームレート記録はフルHD/180pに対応している。4K/30p記録時(クロップなしの場合)は、従来モデル「EOS R6」よりもローリングシャッター歪みの発生が抑えられているとのこと。

さらに、1回あたりの動画記録時間は、「EOS R6」の最大29分59秒から最大6時間に向上。長回し動画の撮影にも対応できるようになった。

6Kオーバーサンプリングでの4K/60p記録に対応

6Kオーバーサンプリングでの4K/60p記録に対応

フルHDでは180pのハイフレームレート記録が可能

フルHDでは180pのハイフレームレート記録が可能

記録形式も充実しており、HDR PQ動画や、キヤノン独自のガンマ特性「Canon Log 3」といった10bit記録に対応。ATOMOS社製「Ninja V+」を使った、HDMI経由での外部RAW記録も可能で、ProRes RAW形式での6K/60p 10bit RAW、3.7K/60p 12bit RAWに対応している。

独自のガンマ特性「Canon Log 3」に対応

独自のガンマ特性「Canon Log 3」に対応

動画撮影の機能では、映像制作機器「CINEMA EOS」に搭載されているプレ記録に「EOS Rシリーズ」として初対応。記録開始前の5秒/3秒の映像を記録できる機能で、不意に訪れるシーンの撮り逃しを防止できるのが便利だ。不要な映像記録が減るため、ファイルサイズの節約や、編集作業の軽減にも役立つ。

「EOS Rシリーズ」として初めて動画のプレ記録機能を搭載

「EOS Rシリーズ」として初めて動画のプレ記録機能を搭載

また、動画サーボAFには、画面内に被写体を検出できない時にフォーカシングを待機する「検出限定」設定を追加。この設定を使えば、たとえば、撮影中に被写体が画面から外れていくシーンの撮影時に、外れたタイミングに合わせてAFの動作を止める必要がなくなる。

電源スイッチの位置を見直すなど操作性も改善

「EOS R6 Mark II」の操作性は、従来モデル「EOS R6」をベースにしつつ、よりスピーディーな操作が行えるようなチューニングが施されている。

具体的には、カメラを構えた時にすぐに操作できるように電源スイッチを上面右手側に移設。左手側には静止画/動画の切り替えレバーを新設した。また、背面のマルチコントローラーは、割り当てた機能が操作しやすいように、中央を押しやすい形状に変更している。

上面右手側に電源スイッチを、左手側に静止画/動画の切り替えレバーを搭載。電源スイッチは、オンとオフの間にマルチ電子ロック機能(設定した操作系の操作を禁止する機能)が配置されている。「EOS R3」などと同様、ストロボのコントロールや音声のデジタル入力、高速データ通信、電源供給などの機能拡張に対応する「マルチアクセサリーシュー」も搭載する

上面右手側に電源スイッチを、左手側に静止画/動画の切り替えレバーを搭載。電源スイッチは、オンとオフの間にマルチ電子ロック機能(設定した操作系の操作を禁止する機能)が配置されている。「EOS R3」などと同様、ストロボのコントロールや音声のデジタル入力、高速データ通信、電源供給などの機能拡張に対応する「マルチアクセサリーシュー」も搭載する

背面の操作系は「EOS R6」を継承しつつ、背面のマルチコントローラーの形状を見直すなどの改善が行われた。3.0型のバリアングル液晶モニター(約162万ドット)や、369万ドット/倍率約0.76倍の有機ELファインダーは「EOS R6」と同等だ

背面の操作系は「EOS R6」を継承しつつ、背面のマルチコントローラーの形状を見直すなどの改善が行われた。3.0型のバリアングル液晶モニター(約162万ドット)や、369万ドット/倍率約0.76倍の有機ELファインダーは「EOS R6」と同等だ

SDメモリーカードのデュアルスロットを採用。両スロットともUHS-IIに対応している

SDメモリーカードのデュアルスロットを採用。両スロットともUHS-IIに対応している

ボディ左側面に外部マイク入力、ヘッドホン出力、リモコン接続、USB Type-C、HDMIマイクロ出力といった端子類を搭載

ボディ左側面に外部マイク入力、ヘッドホン出力、リモコン接続、USB Type-C、HDMIマイクロ出力といった端子類を搭載

ボディは、シャーシにマグネシウム合金を、外装カバーにポリカーボネート樹脂を採用することで、十分な剛性を確保。「EOS R6」と同様、電池室やカードスロットカバー開閉部などにシーリング部材を採用することで防塵・防滴構造も確保している。サイズは約138.4(幅)×98.4(高さ)×88.4(奥行)mmで、重量は約670g(バッテリー、SDカードを含む)。「EOS R6」と比べてわずかだが(約10g)軽くなっている。

無線通信は、「EOS R6」のIEEE 802.11b/g/n対応からIEEE 802.11b/g/n/a/ac対応に強化。5GHz帯での安定したワイヤレス接続が可能だ。USB Type-C端子での、スマートフォンとの有線接続にも対応する。

付属バッテリーは、「EOS R6」などと同じ「LP-E6NH」。電力消費を抑えた設計によってバッテリーの持続性が向上しており、モニター撮影時の撮影可能枚数は、省電力優先設定時が約760枚(EOS R6:約510枚)、なめらかさ優先設定時が約580枚(EOS R6:約360枚)と、大幅なスペックアップを達成している。

別売オプションの「バッテリーグリップ BG-R10」が「EOS R6」と共通なのも押さえておきたいポイント。カメラ本体と同等の防塵・防滴性能を持つバッテリーグリップだ

別売オプションの「バッテリーグリップ BG-R10」が「EOS R6」と共通なのも押さえておきたいポイント。カメラ本体と同等の防塵・防滴性能を持つバッテリーグリップだ

「EOS R6 Mark II」と同時に、手ブレ補正機構を搭載する中望遠・単焦点レンズ「RF135mm F1.8 L IS USM」も発表された。描写性能や操作性、堅牢性を追求した「L(Luxury)」レンズで、キヤノンの135mmレンズとしては、「EF135mm F2L USM」(1996年発売)以来の新モデルだ。2023年1月下旬の発売予定で、キヤノンオンラインショップでの価格は338,800円(税込)

「EOS R6 Mark II」と同時に、手ブレ補正機構を搭載する中望遠・単焦点レンズ「RF135mm F1.8 L IS USM」も発表された。描写性能や操作性、堅牢性を追求した「L(Luxury)」レンズで、キヤノンの135mmレンズとしては、「EF135mm F2L USM」(1996年発売)以来の新モデルだ。2023年1月下旬の発売予定で、キヤノンオンラインショップでの価格は338,800円(税込)

「RF135mm F1.8 L IS USM」は、「UDレンズ」3枚(左図の緑色)を含む12群17枚の光学設計を採用。MTF曲線(右図)からも描写力の高さがうかがえる

「RF135mm F1.8 L IS USM」は、「UDレンズ」3枚(左図の緑色)を含む12群17枚の光学設計を採用。MTF曲線(右図)からも描写力の高さがうかがえる

「マルチアクセサリーシュー」対応の新しい外部ストロボ「スピードライト EL-5」も登場。フラッグシップモデル「EL-1」の基本性能(最⼤ガイドナンバー約60)を継承した小型設計モデルで、リチウムイオンバッテリーの採用によって、約0.1〜1.2秒の短いチャージタイムや約350回の発光可能回数を実現。3つのカスタム発光モードや、カメラの撮影モードに連動してストロボの発光モードが自動で切り替わる機能など、使い勝手にすぐれるのも特徴だ。発売は2023年3月の予定で、キヤノンオンラインショップでの価格は66,000円(税込)

「マルチアクセサリーシュー」対応の新しい外部ストロボ「スピードライト EL-5」も登場。フラッグシップモデル「EL-1」の基本性能(最⼤ガイドナンバー約60)を継承した小型設計モデルで、リチウムイオンバッテリーの採用によって、約0.1〜1.2秒の短いチャージタイムや約350回の発光可能回数を実現。3つのカスタム発光モードや、カメラの撮影モードに連動してストロボの発光モードが自動で切り替わる機能など、使い勝手にすぐれるのも特徴だ。発売は2023年3月の予定で、キヤノンオンラインショップでの価格は66,000円(税込)

気になる点を着実に改善。静止画も動画もオールマイティーに使える高性能モデル

「EOS R6 Mark II」は、従来モデル「EOS R6」の発売(2020年8月)から約2年4か月という、最近のフルサイズミラーレスとしては比較的短いスパンで登場する新モデルだ。「EOS R6」がまだ売れている状況の中でのリニューアルなので驚いた人も多いことだろう。

リニューアルのスパンは短いものの、静止画撮影も動画撮影も中身は大きく進歩している。「EOS R6」で気になるところを着実に改善することで完成度が上がり、静止画も動画も、さらにオールマイティーにこなせるカメラに変貌を遂げた印象だ。「EOS R6」と比べると、キヤノンのラインアップの中では、少し立ち位置が上がっており、カメラの使い勝手にこだわるハイアマチュアユーザーから高い人気と支持を獲得することだろう。

各ラインアップのキヤノンオンラインショップでの価格(税込)は以下のとおり。スタンダードモデルとしては価格設定が若干高い印象もあるが、スペックアップの内容と、昨今の円安の状況を加味すると納得できる。いずれも2022年12月中旬の発売が予定されている。

ボディ単体 396,000円
RF24-105 IS STM レンズキット 440,000円
※標準ズームレンズ「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」が付属
RF24-105L IS USM レンズキット 550,000円
※「Lレンズ」の標準ズームレンズ「RF24-105mm F4 L IS USM」が付属

真柄利行(編集部)

真柄利行(編集部)

フリーランスから価格.comマガジン編集部に舞い戻った、カメラが大好物のライター/編集者。夜、眠りに落ちる瞬間まで、カメラやレンズのことを考えながら生きています。

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