レビュー

ニコン「NIKKOR Z 26mm f/2.8」レビュー、Zマウント×パンケーキレンズだからこその魅力とは?

「NIKKOR Z 26mm f/2.8」は、本日2023年3月3日に発売された、Zマウント用の単焦点レンズ。パンケーキレンズと呼ばれる薄型・軽量なレンズで、軽快に高画質な撮影を楽しめるのが特徴だ。スナップ撮影をメインとする、我々上田家の2人(上田晃司、コムロミホ)にとって待望のレンズである。今回は、上田家が撮影した写真を掲載し、本レンズの魅力を掘り下げていこう。

「NIKKOR Zレンズ」のラインアップに、薄型・軽量のパンケーキレンズ「NIKKOR Z 26mm f/2.8」が加わった

「NIKKOR Zレンズ」のラインアップに、薄型・軽量のパンケーキレンズ「NIKKOR Z 26mm f/2.8」が加わった

全長23.5mm/重量約125gの薄型・軽量を実現。DXフォーマットでも扱いやすい

Zマウント用の純正レンズ「NIKKOR Zレンズ」は、これまでに数多くのモデルが発売されている。Zマウントは画質を重視した設計のため、どのレンズも高い光学性能を持っているのが特徴だ。ただし、その半面、少しサイズが大きいと感じるものがあるのも事実である。

その中で、パンケーキレンズとして登場した「NIKKOR Z 26mm f/2.8」は、これまでの「NIKKOR Zレンズ」にはなかった薄型・軽量を実現している。その全長はわずか23.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)で、重量は約125gしかない。

2023年3月3日時点においてミラーレスカメラ用のフルサイズ対応AFレンズとして最薄、「NIKKOR Zレンズ」として最軽量で、コンパクトな単焦点レンズ「NIKKOR Z 28mm f/2.8」「NIKKOR Z 40mm f/2」と比べても驚くほど薄くて軽い筐体に仕上がっている。

「NIKKOR Z 26mm f/2.8」は焦点距離26mmの広角・単焦点レンズ。サイズは約70(最大径)×23.5(全長、レンズマウント基準面からレンズ先端まで)mmで、重量は約125g。「NIKKOR Z 40mm f/2」などと同様にシンプルなデザインのレンズなので、「Zシリーズ」のどのカメラとも相性がよい。この画像ではフルサイズミラーレス「Z 5」に装着している

「NIKKOR Z 26mm f/2.8」は焦点距離26mmの広角・単焦点レンズ。サイズは約70(最大径)×23.5(全長、レンズマウント基準面からレンズ先端まで)mmで、重量は約125g。「NIKKOR Z 40mm f/2」などと同様にシンプルなデザインのレンズなので、「Zシリーズ」のどのカメラとも相性がよい。この画像ではフルサイズミラーレス「Z 5」に装着している

本レンズをカメラに装着してみると、レンズの重さを感じないほどの軽さに驚かされる。付属のレンズフードを装着しない場合、レンズ+カメラの厚さが、カメラのグリップの奥行とほぼ同じくらいに収まるのもポイントだ。レンズを装着した状態でもボディ単体を持ち運ぶのとサイズ感があまり変わらないのである。ボディキャップレンズとまではいかないかもしれないが、カメラに付けっぱなしにした状態での可搬性が高く、持ち運ぶ際により小さなカメラバッグを選択できるのがうれしい。

また、この薄型・軽量レンズは、フルサイズ機(FXフォーマット機)はもちろんのこと、「Z 50」や「Z 30」などのAPS-C機(DXフォーマット機)と相性がよいのも見逃せない。特に「Z fc」とのマッチングに注目。レンズ装着時の見た目のバランスがよく、ボディのデザインのよさをさらに引き出してくれる印象だ。「Z fc」はグリップがないカメラなので、装着するレンズによっては腕や指が疲れることがあるが、本レンズならそういったことはなく、より軽快に撮影を続けられる。

薄型・軽量でシンプルな筐体は、クラシカルなデザインが特徴の「Z fc」にマッチする(※これらの画像では付属のレンズフード「HB-111」を装着している)

薄型・軽量でシンプルな筐体は、クラシカルなデザインが特徴の「Z fc」にマッチする(※これらの画像では付属のレンズフード「HB-111」を装着している)

筐体をコンパクトにするために、全体繰り出しのフォーカシング方式を採用。近接撮影時はレンズの内側が少し伸びる

筐体をコンパクトにするために、全体繰り出しのフォーカシング方式を採用。近接撮影時はレンズの内側が少し伸びる

付属のレンズフード「HB-111」は、撮影時にレンズの繰り出し部分を保護し、目立たなくする役割を担う。レンズに装着するとコントロールリングひとつ分くらいレンズが長くなるものの、取り回しのよさは維持される。フードの先端に52mm径のフィルターを装着できる

付属のレンズフード「HB-111」は、撮影時にレンズの繰り出し部分を保護し、目立たなくする役割を担う。レンズに装着するとコントロールリングひとつ分くらいレンズが長くなるものの、取り回しのよさは維持される。フードの先端に52mm径のフィルターを装着できる

本レンズは筐体の作りがしっかりしているのも特徴だ。コントロールリングは金属製で、高級感があり、プラスチック製のリングと比べると操作感にすぐれる印象。レンズマウント部が金属製なのもポイントが高い。

付属のレンズキャップ「LC-K108」は被せ式で、レンズ本体に装着できるのはもちろん、レンズにフードを付けた状態でも装着できる。精度が高く、桐の箱を空けるような密着感があって使い心地がよい。なお、付属のレンズフードは52mm径キャップを装着できるので、「使っているうちに付属キャップをなくしてしまいそう」と感じる人は、市販されている52mm径キャップで代用してもよいだろう

付属のレンズキャップ「LC-K108」は被せ式で、レンズ本体に装着できるのはもちろん、レンズにフードを付けた状態でも装着できる。精度が高く、桐の箱を空けるような密着感があって使い心地がよい。なお、付属のレンズフードは52mm径キャップを装着できるので、「使っているうちに付属キャップをなくしてしまいそう」と感じる人は、市販されている52mm径キャップで代用してもよいだろう

撮影した写真から使い勝手と画質をチェック

今回は、フルサイズミラーレス「Z 6II」やAPS-Cミラーレス「Z fc」に「NIKKOR Z 26mm f/2.8」を装着して撮影を行った。ここでは、上田が「Z 6II」を使って撮影した写真と、コムロが「Z fc」を使って撮影した写真を掲載しよう。

私(コムロ)にとって、26mmという焦点距離はあまり経験がなかったが、使ってみると、スナップ撮影では適度な画角で使いやすいと感じた。APS-C機(DXフォーマット機)に装着すると35mm判換算で焦点距離39mm相当の画角になるので、現在トレンドになっている「40mmレンズ」と同じような使い方ができるのもポイントだ。最短撮影距離が20cm(最大撮影倍率0.19倍)と短いのも使い勝手にすぐれる点である。

気になる画質については、3枚の非球面レンズを採用した6群8枚のレンズ構成を採用することで、サイズ感を超えるような高画質を実現している。前玉が小さいのを気にする人もいるかと思うが、そのコンパクトさを考慮すると驚くほどよく写るという印象。絞り開放からピント位置で十分なシャープさが得られるのは、さすが「NIKKOR Zレンズ」。1段程度絞るだけでも解像感はさらに向上するが、遠景を画面全域でより高精細に仕上げたいのであれば、F5.6〜F8あたりの絞り値で撮るのがおすすめだ。

F8まで絞って香港のチムサーチョイの時計台を撮影。周辺までシャープに撮影できているZ 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F8、1/400秒、ISO100、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:オート、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司撮影写真(6048×4024、16.0MB)

F8まで絞って香港のチムサーチョイの時計台を撮影。周辺までシャープに撮影できている
Z 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F8、1/400秒、ISO100、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:オート、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司
撮影写真(6048×4024、16.0MB)

本レンズをフルサイズ機(FXフォーマット機)で使うと、絞り開放付近では周辺の光量落ちが発生するが、落ち方がなだらかで筆者的には好みだ。気になる人はカメラに搭載されている「ヴィネットコントロール」を活用するとよいだろう。ちなみに2段(F5.6)くらいまで絞ると周辺の光量落ちは改善される。APS-C機(DXフォーマット機)で使用した場合はイメージサークルの中央付近を使用するため、開放でも周辺の光量落ちは気にならない。

フルサイズ(FXフォーマット)とAPS-C(DXフォーマット)の画角の違い

以下に掲載する2枚の写真は、本レンズでの、フルサイズ(FXフォーマット)とAPS-C(DXフォーマット)の画角の違いを示したもの。上がフルサイズで、下がAPS-Cだが、両者でまったく違う画角になることがわかるはずだ。周辺の光量落ちについては、フルサイズでは少し感じられるが、APS-Cでは気にならない。

Z 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F8、1/400秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司撮影写真(6048×4024、11.9MB)

Z 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F8、1/400秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司
撮影写真(6048×4024、11.9MB)

Z 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、DXクロップ(35mm判換算39mm相当)、F8、1/400秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司撮影写真(6048×4024、11.1MB)

Z 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、DXクロップ(35mm判換算39mm相当)、F8、1/400秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司
撮影写真(6048×4024、11.1MB)

本レンズは、焦点距離26mmの広角レンズなので、ボケ感を生かすのであれば、被写体に近づいて撮影したいところ。以下に、ボケを生かして撮影した写真をいくつか掲載しよう。開放F値がF2.8ということもあって丸ボケに少し縁取りが残ることがあるものの、スペックから考えると十分にきれいなボケ方をしてくれる。ピント位置での精細感の高さにも注目してほしい。

ブーゲンビリアの花を最短撮影距離の絞り開放で撮影してみた。ピント位置はシャープで、大きくてやわらかい背景ボケが得られたZ 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F2.8、1/600秒、ISO100、WB:オート1、ピクチャーコントロール:オート、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司撮影写真(6048×4024、8.7MB)

ブーゲンビリアの花を最短撮影距離の絞り開放で撮影してみた。ピント位置はシャープで、大きくてやわらかい背景ボケが得られた
Z 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F2.8、1/600秒、ISO100、WB:オート1、ピクチャーコントロール:オート、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司
撮影写真(6048×4024、8.7MB)

丸ボケの縁取りはあるものの、開放F2.8の広角レンズということを考えると十分にきれいだZ 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F2.8、1/125秒、ISO1600、WB:オート1、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司撮影写真(6048×4024、9.9MB)

丸ボケの縁取りはあるものの、開放F2.8の広角レンズということを考えると十分にきれいだ
Z 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F2.8、1/125秒、ISO1600、WB:オート1、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司
撮影写真(6048×4024、9.9MB)

フェリー乗り場の窓を前ボケにして撮影。遠景を撮影する際は、この写真のように前ボケを活用してもよいだろうZ 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F2.8、1/2000秒、ISO100、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:風景、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司撮影写真(6048×4024、9.3MB)

フェリー乗り場の窓を前ボケにして撮影。遠景を撮影する際は、この写真のように前ボケを活用してもよいだろう
Z 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F2.8、1/2000秒、ISO100、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:風景、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司
撮影写真(6048×4024、9.3MB)

陸に揚げてある漁船のロープを撮影。ロープにグッとよって広角ならではの広さを強調することで遠近感のある写真になったZ 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F2.8、1/5000秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司撮影写真(6048×4024、10.5MB)

陸に揚げてある漁船のロープを撮影。ロープにグッとよって広角ならではの広さを強調することで遠近感のある写真になった
Z 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F2.8、1/5000秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司
撮影写真(6048×4024、10.5MB)

AF性能に関しては、近接域を撮影してから遠景を撮る場合など、距離が大きく異なる被写体を続けて撮影するときに、やや動作が遅いと感じるかもしれない。その理由は、近接域ではレンズの繰り出しがあるため。ただ、被写体との距離が2m以上離れていればレンズの繰り出しはほとんどなくなるので、スナップや遠景撮影でAFにストレスを感じることは少ないだろう。

道路と香港のタクシーを絡めて撮影。歪みも少なく線の多いシーンでも役立つレンズだZ 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F5.6、1/800秒、ISO800、WB:晴天、ピクチャーコントロール:風景、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司撮影写真(6048×4024、14.0MB)

道路と香港のタクシーを絡めて撮影。歪みも少なく線の多いシーンでも役立つレンズだ
Z 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F5.6、1/800秒、ISO800、WB:晴天、ピクチャーコントロール:風景、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司
撮影写真(6048×4024、14.0MB)

逆光性能も高く、太陽などを画面に入れてもフレアやゴーストはほとんど発生しないZ 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F16、1/320秒、ISO200、WB:晴天、ピクチャーコントロール:風景、アクティブD-ライティング:弱め、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司撮影写真(6048×4024、11.3MB)

逆光性能も高く、太陽などを画面に入れてもフレアやゴーストはほとんど発生しない
Z 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F16、1/320秒、ISO200、WB:晴天、ピクチャーコントロール:風景、アクティブD-ライティング:弱め、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司
撮影写真(6048×4024、11.3MB)

中華街のお寺の門を撮影。近接域のボケ感は非常にきれいだZ 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F2.8、1/50秒、ISO1600、WB:オート1、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司撮影写真(6048×4024、10.1MB)

中華街のお寺の門を撮影。近接域のボケ感は非常にきれいだ
Z 6II、NIKKOR Z 26mm f/2.8、F2.8、1/50秒、ISO1600、WB:オート1、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:しない、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:上田晃司
撮影写真(6048×4024、10.1MB)

ここからは「Z fc」と組み合わせて撮影した写真をご覧いただきたい。先にも紹介したように、本レンズをAPS-C機(DXフォーマット機)で使用する場合、35mm判換算で焦点距離39mm相当の画角になる。標準の50mmよりもやや広い範囲が写るため、主要な被写体と背景をしっかりと入れ込みながら、自然な遠近感が得られるのが特徴だ。スナップと相性がよい画角と言えるだろう。

開放F2.8で撮影しているが、フルサイズ機(FXフォーマット機)ほどの周辺減光は見られない。「レンズの美味しいところ」を使って撮影できるのが、フルサイズ用のレンズをAPS-C機で使用するメリットのひとつだZ fc、NIKKOR Z 26mm f/2.8、35mm判換算39mm相当、F2.8、1/4000秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:コムロミホ撮影写真(5568×3712、8.4MB)

開放F2.8で撮影しているが、フルサイズ機(FXフォーマット機)ほどの周辺減光は見られない。「レンズの美味しいところ」を使って撮影できるのが、フルサイズ用のレンズをAPS-C機で使用するメリットのひとつだ
Z fc、NIKKOR Z 26mm f/2.8、35mm判換算39mm相当、F2.8、1/4000秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:コムロミホ
撮影写真(5568×3712、8.4MB)

建物だけでなく、背景の海のバランスを考えながら撮影を行った。ほどよい広角感がスナップに使いやすいZ fc、NIKKOR Z 26mm f/2.8、35mm判換算39mm相当、F3.5、1/4000秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:コムロミホ撮影写真(5568×3712、8.5MB)

建物だけでなく、背景の海のバランスを考えながら撮影を行った。ほどよい広角感がスナップに使いやすい
Z fc、NIKKOR Z 26mm f/2.8、35mm判換算39mm相当、F3.5、1/4000秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:コムロミホ
撮影写真(5568×3712、8.5MB)

F3.5の絞り値で撮影しているが、建物のディテールが細かなところまで表現されている。薄型レンズで撮影したものとは思えないほどの描写力だZ fc、NIKKOR Z 26mm f/2.8、35mm判換算39mm相当、F3.5、1/4000秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:コムロミホ撮影写真(5568×3712、10.5MB)

F3.5の絞り値で撮影しているが、建物のディテールが細かなところまで表現されている。薄型レンズで撮影したものとは思えないほどの描写力だ
Z fc、NIKKOR Z 26mm f/2.8、35mm判換算39mm相当、F3.5、1/4000秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:コムロミホ
撮影写真(5568×3712、10.5MB)

被写体にグッと近づいて撮影。ほどよい遠近感によって手前の被写体が際立っているZ fc、NIKKOR Z 26mm f/2.8、35mm判換算39mm相当、F3.5、1/2000秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:コムロミホ撮影写真(5568×3712、8.9MB)

被写体にグッと近づいて撮影。ほどよい遠近感によって手前の被写体が際立っている
Z fc、NIKKOR Z 26mm f/2.8、35mm判換算39mm相当、F3.5、1/2000秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:コムロミホ
撮影写真(5568×3712、8.9MB)

網の細い線をていねいに描写できているうえ、背景のボケも美しいZ fc、NIKKOR Z 26mm f/2.8、35mm判換算39mm相当、F2.8、1/3200秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:コムロミホ撮影写真(5568×3712、8.3MB)

網の細い線をていねいに描写できているうえ、背景のボケも美しい
Z fc、NIKKOR Z 26mm f/2.8、35mm判換算39mm相当、F2.8、1/3200秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:コムロミホ
撮影写真(5568×3712、8.3MB)

最短撮影距離の20cmぎりぎりまで花に近づいて撮影。最短撮影距離付近でも画質が劣化することなく、ピント面をシャープに表現しているZ fc、NIKKOR Z 26mm f/2.8、35mm判換算39mm相当、F2.8、1/2000秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:コムロミホ撮影写真(5568×3712、8.0MB)

最短撮影距離の20cmぎりぎりまで花に近づいて撮影。最短撮影距離付近でも画質が劣化することなく、ピント面をシャープに表現している
Z fc、NIKKOR Z 26mm f/2.8、35mm判換算39mm相当、F2.8、1/2000秒、ISO100、WB:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、撮影:コムロミホ
撮影写真(5568×3712、8.0MB)

まとめ 常用レンズとして活躍する、写りのよいパンケーキレンズ。スナップユーザーの欠かせない存在になりそう

今回は、上田家待望のパンケーキレンズ「NIKKOR Z 26mm f/2.8」を使用して、さまざまなロケーションでスナップ撮影を行った。近接から遠景まで幅広い使い方を想定してテストしたが、「薄くて小さいレンズながら高いクオリティで撮影できるのに驚いた」というのが正直な感想だ。ニコンが大口径の「Zマウント」を採用した理由がよくわかるレンズとも言えるだろう。「ボディキャップレンズに近いイメージで使える写りのよい広角レンズ」なのがユニークなところで、常用レンズとして活躍すること間違いなしの1本だ。

レンズが小さくなると、その分、持ち運ぶカメラバッグが小さくなり、機動力が一気に高くなる。「NIKKOR Z 26mm f/2.8」との組み合わせならカメラを外に持ち出す機会が多くなるはずだ。その分、シャッターチャンスが増えることだろう。スナップをメインに撮影している人にとって、欠かせない存在になりそうだ。

コムロミホ

コムロミホ

文化服装学院でファッションを学び、ファッションの道へ。撮影現場でカメラに触れるうちにフォトグラファーを志すことを決意。アシスタントを経て、現在は広告や雑誌で活躍。街スナップをライフワークに旅を続けている。カメラに関する執筆や講師も行う。
また、YouTubeチャンネル「写真家夫婦上田家」「カメラのコムロ」でカメラや写真の情報を配信中。カメラや写真が好きな人が集まるアトリエ「MONO GRAPHY Camera & Art」をオープン。

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