こんにちは! カメラや写真が好きな人が集まるお店「MONO GRAPHY」スタッフの中嶋です。今回は、上田家(上田晃司とコムロミホ)の2人が撮影した写真作例を掲載しながら、ニコンのAPS-Cミラーレスカメラ「Z fc」の魅力を改めてご紹介したいと思います。
※本記事で掲載している「Z fc」の「プレミアムエクステリア」モデルはモックアップです。
2023年3月にブラックカラーが追加され、シルバーとブラックの2色から選べるようになった「Z fc」。外装張り替えサービス「プレミアムエクステリア」を使えば、エクステリアのカラーも変更できます
「Z fc」に新色ブラックが追加されました。往年のフィルム一眼レフはシルバーとブラックの2色で販売されることが多かったので、ブラックカラーを心待ちにしていた人も多かったことでしょう
一眼レフカメラのようなクラシックなデザインで人気の「Z fc」。最近のトピックとして紹介したいのが、2023年3月にカラーバリエーションとしてブラックが追加されたことです。2021年7月の発売時はシルバーのみの展開で、価格.comのクチコミ掲示板などでは発売当初から「ブラックのZfcがほしい」という声が見られましたが、そんなファンの声に応える形でブラックが追加されています。
「Z fc」のシルバーはどちらかというとメタリックな印象ですが、ブラックは一転してシックな印象。ブラックのボディはスナップ撮影をしていても目立ちにくかったり、ガラスなどへの写り込みが少なかったりとデザイン面以外でもメリットがあるのも押さえておきたいポイントです。
「Z fc」の外観デザインでは、ボディの人工皮革部分を張り替えられる「プレミアムエクステリア」サービスが用意されているのも見逃せません。現在、このサービスでは下記の5色のエクステリアを選べます。
・ミッドナイトグレー
・ウォルナットブラウン
・チョークブルー
・マスタードイエロー
・オリーブグリーン
シルバーボディを5色のエクステリアに張り替えたイメージ
ブラックボディを5色のエクステリアに張り替えたイメージ
どのカラーのエクステリアも、ブラック/シルバー両方のボディと相性がよいので、好みやスタイルで選ぶことができます。
なお、この張り替えサービスの料金は通常6,050円(税込)ですが、現在、期間限定の無料キャンペーンが実施されています(※2023年7月14日申し込み分まで)。初めてこのサービスを利用する人は、ブラックカラーとシルバーカラーのどちらも無料で利用できます。
コムロが愛用する「Z fc」。エクステリアは、2021年の無料キャンペーン時に用意されていたナチュラルグレーに張り替えています(※2023年5月現在、ナチュラルグレーへの張り替えは行えません)
「Z fc」で撮影をしていて楽しいと感じるのは、何といってもダイヤル操作です。感度、シャッタースピード、露出補正をダイヤルで操作できるように設計されており、フィルム一眼レフを使っているような感覚で撮影することができます。
ボディ上面に感度ダイヤル、シャッタースピードダイヤル、露出補正ダイヤルを搭載。「Zシリーズ」のほかのモデルと同様、コマンドダイヤルで各種設定を操作することも可能です
背面のボタンレイアウトは「Z 50」や「Z 30」とほぼ同様。過不足なく、ひと通りのことが行えます
「Z fc」は撮像素子にAPS-Cサイズで有効2088万画素のイメージセンサーを採用しています。日常使いには十分な画素数で、「NIKKOR Zレンズ」の描写のよさを引き出せます。連写性能も最高約11コマ/秒と高速なので、日常のシャッターチャンスを逃すことなく撮影ができると思います。
Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR、16mm(35mm判換算24mm相当)、F3.5、1/50秒、ISO100、ホワイトバランス:晴天、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、JPEG、撮影:上田晃司
撮影写真(5568×3712、7.2MB)
Z fc、NIKKOR Z 40mm f/2、F2、1/3200秒、ISO100、ホワイトバランス:晴天、ピクチャーコントロール:オート、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、JPEG、撮影:コムロミホ
撮影写真(5568×3712、7.2MB)
Z fc、NIKKOR Z 40mm f/2、F5.6、1/250秒、ISO100、ホワイトバランス:自然光オート、ピクチャーコントロール:オート、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、JPEG、撮影:コムロミホ
撮影写真(5568×3712、13.1MB)
Z fc、NIKKOR Z 40mm f/2、F5.6、1/800秒、ISO100、ホワイトバランス:自然光オート、ピクチャーコントロール:オート、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、JPEG、撮影:コムロミホ
撮影写真(5568×3712、6.8MB)
Z fc、NIKKOR Z 40mm f/2、F2、1/320秒、ISO100、ホワイトバランス:自然光オート、ピクチャーコントロール:オート、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、JPEG、撮影:コムロミホ
撮影写真(5568×3712、6.4MB)
「Z シリーズ」を使う魅力のひとつとしてお伝えしておきたいのが、多彩な仕上がりを選べる「クリエイティブピクチャーコントロール」です。「Z fc」はクラシックなデザインのカメラなので、「クリエイティブピクチャーコントロール」を使ってフィルムライクな仕上がりの写真を撮るのも面白いと思います。
撮影したいイメージや、ロケーション、天気などによって「クリエイティブピクチャーコントロール」を使い分けながら撮影するのは、とても楽しいです。効果の適用度も変更もできるので、ファインダーや液晶モニターで、効果のかかり具合を見ながら調整できるのが便利ですね。
ここからは、「クリエイティブピクチャーコントロール」を使用して、上田とコムロが撮影した写真を紹介していきます。
Z fc、NIKKOR Z 40mm f/2、F2、1/4000、ISO100、ホワイトバランス:晴天、クリエイティブピクチャーコントロール:デニム(適用度90%)、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、JPEG、撮影:上田晃司
撮影写真(5568×3712、8.5MB)
Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8、F2.8、1/2500、ISO200、ホワイトバランス:晴天、クリエイティブピクチャーコントロール:トイ(適用度80%)、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、JPEG、撮影:上田晃司
撮影写真(5568×3712、9.5MB)
Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8、F2.8、1/4000、ISO100、ホワイトバランス:晴天、クリエイティブピクチャーコントロール:ピュア(適用度80%)、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、JPEG、撮影:上田晃司
撮影写真(5568×3712、6.1MB)
Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR、24mm、F4.5、1/1250、ISO100、ホワイトバランス:オート、クリエイティブピクチャーコントロール:デニム(適用度80%)、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、JPEG、撮影:コムロミホ
撮影写真(5568×3712、7.3MB)
Z fc、NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR、35mm、F4.2、1/60、ISO100、ホワイトバランス:自然光オート、クリエイティブピクチャーコントロール:トイ(適用度70%)、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、JPEG、撮影:コムロミホ
撮影写真(3712×5568、13.6MB)クリエイティブピクチャーコントロール:カーボン(適用度100%)
Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8、F2.8、1/80、ISO800、ホワイトバランス:晴天、クリエイティブピクチャーコントロール:カーボン(適用度100%)、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:する、回折補正:する、JPEG、撮影:コムロミホ
撮影写真(3712×5568、6.3MB)
また、「クリエイティブピクチャーコントロール」は静止画撮影だけでなく動画撮影でも利用できます。「Z fc」は動画撮影機能も充実していて、クロップなしのフル画角で4K動画を撮影できますし、横開きのバリアングル液晶モニターなのでローポジションでの撮影や自撮りもやりやすいです。動画でも使いやすいカメラなんです。
なお、本記事の最下部に掲載する、上田家のYouTube動画は、「クリエイティブピクチャーコントロール」の「モーニング」を使って撮影しています。
「Z fc」は、フィルム一眼レフを思わせるような上質なデザインと、エクステリアを張り替えることで自分好みにカスタマイズできるのが何よりの魅力です。どこに行くのにも一緒に連れていきたくなる“相棒”として活躍すること間違いなし。「Z fc」があれば、カメラを持っているからこその気づきや、数々の出会いを与えてくれることでしょう。ぜひ「Z fc」で日々の過ぎ去っていく時間を写真や動画で記録してみてください。
なお、「Z fc」では、レンズキットとして、標準ズームレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」が付属するキットと、単焦点レンズ「NIKKOR Z 28mm f/2.8 Special Edition」が付属するキットの2つが用意されています。「NIKKOR Z 28mm f/2.8 Special Edition」は「Z fc」にマッチするマニュアルフォーカスレンズのようなデザインと、35mm判換算で焦点距離42mm相当という扱いやすい画角が魅力で、「初めての単焦点レンズ」として使うのにもおすすめです。
某カメラメーカーのショールームで約3年間従事したのち、MONO GRAPHYに入社。写真、動画撮影をしながら、MONO GRAPHYではディレクターとしてコンテンツ制作にも携わる。週に1、2回はお店のスタッフとしても勤務中。