ニオイだけでなく、花粉やPM2.5、有害ガスにも効果あり!!

もう手放せない! 自動車用の空気清浄機「Philips GoPure Slimline 230」を5か月間使ってみた

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自宅やオフィスでの利用が一般的になっている空気清浄機ですが、自動車で使っている人はほとんどいません。自動車用の空気清浄機のラインアップが少ないということもありますが、もともと車内に“ない”ことが当たり前なので“そういうもの”と疑問にすら感じていないのではないでしょうか。しかし、自動車の中はニオイがこもりやすく、空気も汚れやすいと言います。かくいう筆者も、自分の自動車が「ちょっと匂うかも」と自覚はあるものの、放置していた派。たまに消臭スプレーで対策しますが、わが子に「臭い」と言われてしまいました。そこで、フィリップス「Philips GoPure Slimline 230」を導入してみることに! 5か月間ガチで使った効果のほどをお伝えします。

カビやウイルスも除去するコンパクトな空気清浄機

自動車は密閉された狭い空間なので食べ物のニオイや汗臭がこもるほか、ホコリや花粉、PM2.5といったヨゴレも侵入してきます。さらに、長年使っている自動車の場合、カーエアコンに雑菌が発生し、イヤなニオイを発生することも。このようなさまざまなヨゴレが混じる車内は、感じていなくともかなりカオスな状況になっています。そんな車内の空気対策としてよく利用されるのが、イオンを放出して消臭するイオン発生機。しかし、イオン発生機はニオイには効果があっても、花粉やホコリを始めとする微粒子には効果が期待できません。Philips GoPure Slimline 230は、そんな微粒子やニオイを「プレフィルター」「HEPAフィルター」「HESAフィルター」からなる3層のフィルターでろ過してクリーンにする車載用空気清浄機です。空気中に漂う微小粒子や総揮発性有機化合物を99%、浮遊するカビやウイルスを70%除去できる性能を有しており、B6サイズのスペースに収まるほど小型設計ながら、約13分で車内の空気をキレイにできるそう(セダンクラスとほぼ同等となる3m³の試験空間にて、PM2.5半減時)。

サイズは100(幅)×70(高さ)×170(長さ)mmと非常にコンパクト

サイズは100(幅)×70(高さ)×170(長さ)mmと非常にコンパクト

本体側面の上のほうに吸込口(赤い囲み部分)があり、下部に吹出口(青い囲み部分)があります

本体側面の上のほうに吸込口(赤い囲み部分)があり、下部に吹出口(青い囲み部分)があります

内部にはフィルターが搭載されており、吸込口から取り込んだ空気をろ過して放出。ちなみに、フィルターは6か月に1回の交換が推奨されています(フィルターの価格は1枚約3,000円)

外観からはわかりませんが、フィルターは3層構成となっています。プレフィルターで花粉などの目に見えるレベルのほこりをキャッチし、次にHEPAフィルターで0.3μmまでの微粒子やタバコの煙を吸着。そして、最後にホルムアルデヒドを含む総揮発性有機化合物や有害ガスをHESAフィルターで除去します

付属のアロマカートリッジをセットすれば、いい香りを車内に放出することも可能(今回は使用していません)

Philips GoPure Slimline 230への給電はシガーソケットから行います。近年は、シガーソケットを廃し、USBソケットを装備している自動車もあるので、USBケーブルも付属してほしいところ

基本的に、自動車のエンジンをかけると電源がONになります。青色、黄色、赤色と変化し、空気の汚れ具合を教えてくれるインジゲーターも装備

運転モードは、「自動モード」「低速モード」「高速モード」の3つが用意されています。ボタンでモードを切り替えてもかまいませんが、空気のヨゴレをセンサーで検知し、パワーを自動コントロールしてくれる自動モードにしておくのが一番賢い使い方でしょう。なお、もっとも送風のパワーが大きい高速モードでも運転音は気にならないレベル。下の動画では運転音が耳障りに聞こえるかもしれませんが、運転中の車内では、Philips GoPure Slimline 230の運転音はほぼ聞こえません。

ちなみに、自動モードの際のパワー切り替えを検知するセンサーは、ニオイには反応しません。ヨゴレ(粒子)に反応してパワー調整を行うため、強いニオイがするものを車内で食べた時には手動で高速モードに変えるほうがいいでしょう。

香水や梅干を側に置いても、インジゲーターにも風量にも変化なし

香水や梅干を側に置いても、インジゲーターにも風量にも変化なし

ニオイに反応しない様子を見て自動モードの精度が不安になったので、ホコリを立たせて性能をチェックしてみました(下の動画参照)。布を手で叩いてみると、インジゲーターの色が黄から赤へと変化。なかなか反応はいいようです。なお、本体手前に表示されている数値は空気の汚れ具合。数字が大きいほど汚れているということです。

実際にクルマで使ってみよう!

基本的な構造や性能がわかったところで、Philips GoPure Slimline 230を筆者の自動車に設置してみることに! Philips GoPure Slimline 230には設置のためのアタッチメントが複数同梱されており、運転席・助手席のヘッドレスト背面やドリンクホルダーなど、比較的、好きな場所に配置できます。電源を取るためのケーブルは長さ3.87mほどだったので(筆者測定)、後席近くに置くことも可能。

アタッチメントのベルトを利用して、座席の背もたれに装着してもOK

アタッチメントのベルトを利用して、座席の背もたれに装着してもOK

ドリンクホルダーにセットするためのアタッチメントも用意されています

ドリンクホルダーにセットするためのアタッチメントも用意されています

7cmほどの高さだから、座席下にも余裕を持って置けます

7cmほどの高さだから、座席下にも余裕を持って置けます

いよいよ、Philips GoPure Slimline 230のある自動車ライフがスタート! 筆者は普段、車内で喫煙する際には窓を少し開けて換気しますが、Philips GoPure Slimline 230の効果をチェックするために窓は閉めたまま過ごしました。

運転モードは「自動」に設定。タバコに火を点けて少し吸い始めた時は、Philips GoPure Slimline 230のインジゲーターは青いままでしたが……

空気の汚れを示す数字が「999」まで上昇し、インジゲーターは真っ赤に! 風量もMAXで稼動しています

空気の汚れを示す数字が「999」まで上昇し、インジゲーターは真っ赤に! 風量もMAXで稼動しています

タバコの煙は粒子であるため、センサーが反応して風量が変化します。喫煙中はパワフルなまま運転し、タバコを吸い終わり3分ほど経つとインジゲーターは青色に戻りました。とはいえ、タバコのニオイがこの瞬間だけで消えることはなかったです(非喫煙者に車内のニオイを嗅いでもらった結果)。

小型なので瞬時にニオイは消えませんが、付着臭の除去には効果がありました。ニオイの強い飲食物を車内で食し、そのニオイが自動車の中に付着してしまった時、Philips GoPure Slimline 230を作動させておけば約3分でニオイがかなり低減されたのに対し、Philips GoPure Slimline 230を運転させない状況では5分後でもまだ強力なニオイを感じ、1時間経ったあとでもそのニオイは残ったまま。常に稼動させておけば、着実に気持ちいい空間作りに貢献してくれると思われます。

公平を期すため、異なる日に2回検証を実施。強いニオイを発する飲食物を3分間車内に放置したあと取り出し、Philips GoPure Slimline 230を稼動する、停止したままでニオイの残留を確かめました

Philips GoPure Slimline 230を稼動させていないと、1時間経ってもニオイがこれほど残っているとは衝撃。普段あまり気にしていないようなニオイがどんどん付着し、不快なニオイになっていたのかもしれません

まとめ

消臭スプレーのように瞬時にニオイを消すような効果はPhilips GoPure Slimline 230には望めませんが、それは家庭用の空気清浄機でも同じ。消臭のために作動はしますが、ある程度時間はかかります。Philips GoPure Slimline 230のようにサイズが小さいものならば、その時間が長くなるのも当然。とはいえ、車載用空気清浄機は初体験だった筆者は、初めのうちは正直、がっかりしました。稼動させれば、みるみる快適空間になるようなイメージで使い始めたので「こんなものか……」感は否めません。しかし、設置して1か月ほど経った時にイヤなニオイが少ないことに気付きました。たまに乗車するわが子にも確認してもらったところ、「まだ匂うけれど、前よりはよくなっている」という返事が! どうやら車内に付着していたニオイが除去されているようです。5か月経った頃には、さらに好感触の反応を得ることができ、Philips GoPure Slimline 230の有用性を実感しました。

5か月間使用したフィルター(左)と新品(右)を比較してみると、使用したフィルターはほんのり黄ばんでおり、ゴミやホコリが付着していました

半信半疑で使い始めた筆者ですが、今ではPhilips GoPure Slimline 230なしで自動車にに乗り続けるのはイヤだなと思うほどになっています。レビューしている5か月の間に別の自動車で車内泊をしなければならなくなった時も、Philips GoPure Slimline 230を持参したほど。Philips GoPure Slimline 230はすぐに効果を感じられるわけではないけれども、使いだしたら手放せなくなる、そんなアイテムなのです。

増谷茂樹

増谷茂樹

カメラなどのデジタル・ガジェットと、クルマ・バイク・自転車などの乗り物を中心に、雑誌やWebで記事を執筆。EVなど電気で動く乗り物が好き。

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2017.10.17 更新
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