選び方・特集

《2023年》おすすめドライブレコーダー8選!選び方は2カメラタイプを基本に

近年、マスメディアなどによって、危険なあおり運転や事故などをドライブレコーダーで撮影した映像がひんぱんに取り上げられています。その映像による状況再現性の高さや証拠能力などに注目が集まり、ドライブレコーダーが高い人気を得ているのです。

愛車を守るために、ぜひとも搭載したいドライブレコーダーですが、最近の製品は多機能になってきていることから、どのドライブレコーダーを選べばいいのか迷う方も多いと思います。そこで、当特集ではドライブレコーダーの選び方を解説するとともに、おすすめドライブレコーダー製品をご紹介いたします。

ドライブレコーダーの選び方

「前後撮影」ができる2カメラタイプを基本に選ぼう

ドライブレコーダーにはいくつかの種類がありますが、大きくは「前方1カメラ」「前後2カメラ」「前後、車内3カメラ」「360°カメラ」に分けられます。以前は、前方1カメラタイプのドライブレコーダーが主流でしたが、最近ではあおり運転などが報道されることによって、後方も撮影できる前後2カメラタイプのドライブレコーダーが人気となっています。前方のみの撮影では状況証拠能力として不十分な場合があることや、以前は価格が高かった前後2カメラタイプも最近ではかなり安くなってきたことから、これから購入するなら前後2カメラタイプのドライブレコーダーをおすすめします。当記事で紹介するおすすめのドライブレコーダーも、すべて前後撮影ができるタイプのものです。

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また、前後、車内3カメラタイプは、前後に加えて車内も撮影できるドライブレコーダーのことです。たとえば、ドライバー同士がトラブルで口論になった際などには、車内の映像を証拠にすることもできます。また、車内から左右の窓を通してクルマの接近などを撮影することもできます。いっぽう、360°カメラタイプは、前方の映像と車内、左右の映像を360°カメラひとつでまかなうというものです。360°カメラタイプは、水平方向に360°ぐるりを映すためにとても便利に思えますが、映像が引き延ばされるために映像が少々粗くなるといったデメリットもあります。ですが、最近ではこうした点を解消するために360°カメラへさらに前後カメラを備えた3カメラタイプも登場しています。

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もし、予算に余裕があるのであれば、より多くの状況証拠を撮影できる3カメラタイプの購入を検討してもいいでしょう。また、最近では、ルームミラー型のデジタルルームミラータイプのドライブレコーダーも発売されています。前後の映像を撮影できるうえに、リアカメラの映像をデジタルルームミラー上にリアルタイムに表示してくれるので、バックカメラ代わりにもなります。デジタルルームミラーのメリットは、同乗者や荷物などによって後方の視界が遮られないこと、夜間でも後方を明るく映すことができるなどがあります。ドライブレコーダーの機能だけでなく、デジタルルームミラーとしての付加機能にも魅力を感じるのであれば、こうした製品を選ぶのもいいでしょう。

画質は「フルHD」以上のものを選ぼう

事故の際に証拠となるドライブレコーダーは、「相手のナンバーが読み取れるかどうか」が重要です。そのため、できるだけ画質のよいドライブレコーダーを選びましょう。画質のよさは、主に「解像度」と「画素数」で表されます。解像度は「1920×1080(フルHD)」以上、画素数は「200万画素」以上を目安に選びましょう。

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画角は水平画角が「108°」以上のものを選ぼう

ドライブレコーダーは、撮影できる画角(視野角)が広いほうが安心できます。事故は必ず真正面で起こるとは限らず、たとえば斜めから当てられた、ということも十分に考えられるからです。

ドライブレコーダーの画角には「水平画角」(横の撮影範囲)、「垂直画角」(縦の撮影範囲)、「対角画角」(斜めの撮影範囲)の3つがあります。このうち最も重要なのが水平画角で、108°以上のものを推奨します。さらなる安心を得たいなら、120°以上の水平画角を持つ機種を選んでおくといいでしょう。

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「HDR」や「WDR」機能が搭載されている製品を選ぼう

「HDR(ハイダイナミックレンジ)」や「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」は、明るさの幅(レンジ)を広げるといった意味で、映像の白飛びや黒つぶれを抑えてくれる機能のことです。たとえば、トンネルの出入り口などでは映像に暗い部分と明るい部分が存在するため、暗い部分が黒くつぶれてしまう、もしくは明るい部分が真っ白に映ってしまいます。ですが、HDRやWDR機能が搭載されていれば、明暗差を認識して自動で補正してくれます。いざという時に証拠映像が映っていなかった、ということを避けるためにも、HDRやWDR機能が搭載されているドライブレコーダーを選びましょう。

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「駐車監視」機能が搭載されている製品を選ぼう

最近では、「駐車監視」機能の付いたドライブレコーダーが数多く販売されています。たとえば駐車場へ停めていた際に、ほかのクルマに当てられた場合やクルマへいたずらされた時などに、ドライブレコーダーがそれらを検知して証拠を撮影できるという機能です。駐車監視機能には、衝撃を感知して録画を開始するタイプ、常に録画しておいて衝撃を感知すると前後の動画を保存するタイプ、動体を検知して録画するタイプの3種類があります。事故は、クルマが動いているときだけとは限りませんので、できるだけ駐車監視機能が付いたドライブレコーダーを選びましょう。

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対応するmicroSDカードの容量が大きな製品を選ぼう

最近のドライブレコーダーには、microSDカードがあらかじめ同梱されている製品も多いのですが、そのほとんどが16〜32GB程度と容量は少なめです。microSDカードの容量が少ないと、万が一の際に大事な証拠映像が上書きされてしまう可能性があります。一瞬の事故であれば数秒ですが、たとえばあおり運転などの被害に遭った場合には、ある程度長い時間の映像が証拠となる場合もあります。そのため、ドライブレコーダー購入後には容量の大きなmicroSDカードを新しく購入したほうがいいのですが、ドライブレコーダー本体のmicroSDカードの対応容量が少ないと、録画可能な時間が少なくなってしまいます。とくに、2カメラや3カメラタイプのドライブレコーダーであったり、高画質で撮影できるドライブレコーダーなどでは、記録映像の容量も大きくなります。そのため、ドライブレコーダーが対応しているmicroSDカードの最大容量が、できれば64GB以上、可能なら128GB以上の製品を選んだほうがいいでしょう。

おすすめドライブレコーダー8製品

ここからは、前後2カメラタイプのドライブレコーダーを基本に、3カメラタイプや360°カメラタイプなど、人気のドライブレコーダーをご紹介いたします。

ケンウッド「DRV-MR870」

500万画素のセンサーで高画質な映像を記録できる

ケンウッド「DRV-MR870」

ケンウッド「DRV-MR870」

ケンウッド「DRV-MR870」は、「microSDカードダブルスロット」が搭載されており、3年間の長期メーカー保証が備えられている前後2カメラドライブレコーダーです。最大容量128GBまでのmicroSDカードを2枚同時に挿せる「microSDカードダブルスロット」の搭載によって、最大約100時間の長時間録画に対応。さらに、フロント、リアの両カメラにF1.6の明るいレンズと、約500万画素のCMOSセンサー「STARVIS」を搭載し、暗い環境でもノイズの少ない高感度録画と、フルハイビジョンの約1.8倍の解像度となるWQHDでの高画質録画を実現しています。

価格.comユーザーのクチコミ・レビュー
価格.comユーザーのクチコミ・レビュー

・画質がよい
・夜でも明るく撮影してくれる
・ボタンが押しづらい

■ケンウッド「DRV-MR870」の主なスペック
解像度:2560×1440(フロント、リア)
画素数:約500画素(フロント、リア)
画角:水平115°× 垂直63°× 対角134°(フロント、リア)
フレームレート:29.1/9.7/3.2fps
画像補正:HDR(フロント、リア)
駐車監視機能:あり(オプション)
記録媒体:microSDメモリーカード(16〜128GB、Class10対応)
発売日:2022年10月

ケンウッド「DRV-MR450」

バランスの取れた性能でコスパの高いモデル

ケンウッド「DRV-MR450」

ケンウッド「DRV-MR450」

ケンウッド「DRV-MR450」は、手ごろな価格に豊富な機能を備えている、コストパフォーマンスの高い前後2カメラドライブレコーダーです。これまで、ケンウッドの上位機種にのみ採用されていた、リアガラスがスモークタイプでも明るい映像で撮影できる「スモークシースルー機能」を搭載。また、フロント、リアカメラともにF1.8の明るいレンズが採用されています。また、SDメモリーカードの消耗を軽減してくれる「SDカードメンテナンスフリー機能」も搭載されています。

価格.comユーザーのクチコミ・レビュー
価格.comユーザーのクチコミ・レビュー

・必要十分な性能
・本体がコンパクトで取り付けしやすい
・昼間の画質はよいが、夜間は少し暗め

■ケンウッド「DRV-MR450」の主なスペック
解像度:1920×1080(フロント・リア)
画素数:207万画素(フロント・リア)
画角:水平122°、垂直63°、対角150°(フロント)/水平100°、垂直52°、対角111°(リア)
フレームレート:27.5fps
画像補正:HDR(フロント)
駐車監視機能:あり(オプション)
記録媒体:microSDHCカード(16GB付属、16〜32GB対応 Class10以上推奨)
発売日:2020年6月下旬

コムテック「ZDR035」

割安な価格と満足できる性能で人気の前後2カメラドラレコ

コムテック「ZDR035」

コムテック「ZDR035」

コムテック「ZDR035」は、過不足のない性能に、購入しやすい価格と、バランスの取れた前後2カメラドライブレコーダーです。200万画素で撮影できるカメラが前後に備えられており、画角は前後ともに水平138°、垂直70°、対角168°と広角で撮影できます。また、前後カメラのどちらにも、暗い場所でも明るく撮影できるソニー製CMOSセンサー「STARVIS(スタービス)」が搭載されているのも特徴のひとつです。

価格.comユーザーのクチコミ・レビュー
価格.comユーザーのクチコミ・レビュー

・安定した画質と十分な画角
・基本性能が抑えられている
・価格と性能を考えれば満足できる

■コムテック「ZDR035」の主なスペック
解像度:1920×1080(フロント・リア)
画素数:200万画素(フロント・リア)
画角:水平138°、垂直70°、対角168°(フロント・リア)
フレームレート:17.5fps/27.5fps
画像補正:WDR、HDR(フロント)/HDR(リア)
駐車監視機能:あり(オプション)
記録媒体:microSDカード(32GB Class10付属、8〜128GB対応)
発売日:2021年4月

パイオニア「VREC-DH301D」

370万画素のフロントカメラで前方を高画質に撮影できる

パイオニア「VREC-DH301D」

パイオニア「VREC-DH301D」

パイオニア「VREC-DH301D」は、前方を高画質で撮影できるのが特徴的な前後2カメラドライブレコーダーです。画素数は、フロントカメラが約370万画素と、高画質に撮影することができます(リアカメラは約200万画素)。また、フロントカメラがF1.4、リアカメラがF1.8と明るいレンズを搭載しており、前後カメラともに高感度のソニー製CMOSセンサー「STARVIS」を搭載しているので、暗めの状況でもしっかり明るく撮影できます。

価格.comユーザーのクチコミ・レビュー
価格.comユーザーのクチコミ・レビュー

・画質がキレイで暗い場所も明るく映る
・液晶が大きくて見やすくボタンも押しやすい
・GPS機能が便利

■パイオニア「VREC-DH301D」の主なスペック
解像度:2560×1440(フロント)/1920×1080(リア)
画素数:約370画素(フロント)/約200万画素(リア)
画角:水平112°、垂直60°、対角135°(フロント)/水平105°、垂直55°、対角128°(リア)
フレームレート:27.0fps
画像補正:露出補正機能(フロント、リア)
駐車監視機能:あり(オプション)
記録媒体:microSDXCカード、microSDHCメモリーカード(16〜128GB/class10対応) 
発売日:2022年7月

コムテック「ZDR036」

フロントカメラが本体と独立していて取り付けしやすい

コムテック「ZDR036」

コムテック「ZDR036」

コムテック「ZDR036」は、フロントカメラが本体や液晶モニターと独立している、セパレートタイプの前後2カメラドライブレコーダーです。フロントカメラがセパレートタイプのため、フロントガラスへの取り付け位置によって視界が遮られることが少なくなり、設置の自由度が高いモデルです。また、前後ともに約370万画素のカメラが搭載されており、フルHDの約1.8倍の画素数によって高精細な映像を記録してくれます。さらに、フロントカメラに搭載されたドップラーセンサーによって、フロントカメラの前方角度120°、距離2mまたは4mの範囲内の人やクルマなどの動きを検出してイベント録画を開始してくれる「動体検知機能」が搭載されているのも、「ZDR036」の特徴のひとつです。

価格.comユーザーのクチコミ・レビュー
価格.comユーザーのクチコミ・レビュー

・フロントガラスの周りがスッキリしてよい
・本体が分離しているので設定や録画確認がしやすい
・画質はスペックを考えるといまひとつ

■コムテック「ZDR036」の主なスペック
解像度:2560×1440、1920×1080、1280×720(フロント、リア)
画素数:約370画素(フロント、リア)
画角:水平134°、垂直70°、対角160°(フロント、リア)
フレームレート:27.5fps、17.5fps
画像補正:HDR
駐車監視機能:あり(オプション)
記録媒体:microSDメモリーカード(16〜128GB、class10対応)
発売日:2022年2月

コムテック「ZDR045」

暗い場所でも明るく撮影できる「STARVIS 2」を初搭載

コムテック「ZDR045」

コムテック「ZDR045」

コムテック「ZDR045」は、ドライブレコーダーとして「STARVIS 2」が初めて搭載された前後2カメラモデルです。(前バージョンの)「STARVIS」と比較して、暗い場面でもノイズの少ない映像で記録でき、トンネルの出口付近などでの視認性も向上しています。

価格.comユーザーのクチコミ・レビュー
価格.comユーザーのクチコミ・レビュー

・リアカメラで夜間や地下駐車場などが明るくて見やすい
・保証などの信頼性が高い
・性能のバランスがよい

■コムテック「ZDR045」の主なスペック
解像度:1920×1080(フロント・リア)
画素数:200万画素(フロント・リア)
画角:水平138°、垂直70°、対角168°(フロント・リア)
フレームレート:17.5fps/27.5fps
画像補正:HDR
駐車監視機能:あり(オプション)
記録媒体:microSDカード(32GB Class10付属、8〜128GB対応)
発売日:2022年11月

ユピテル「marumie Y-3100」

前後、左右、車内を撮影できる3カメラドライブレコーダー

ユピテル「marumie Y-3100」

ユピテル「marumie Y-3100」

ユピテル「marumie(マルミエ)Y-3100」は、リアカメラに後方の映像と車内の映像を撮影できる「デュアルカメラ」が搭載された前後3カメラドライブレコーダーです。後方から車内の窓を通して、左右を記録できます。また、後方から車内を撮影するため乗員の顔が映りにくく、プライバシーに配慮しながら撮影できるのもメリットのひとつです。

価格.comユーザーのクチコミ・レビュー
価格.comユーザーのクチコミ・レビュー

・画質がキレイ
・オプション品追加で駐車監視機能が便利に
・値段は少々高め

■ユピテル「marumie Y-3100」の主なスペック
解像度:1920×1080(フロント・リア車内・リア後方)
画素数:200万画素(フロント・リア車内・リア後方)
画角:水平138°、垂直78°、対角162°(フロント・リア車内)/水平128°、垂直63°、対角155°(リア後方)
フレームレート:29.1fps
画像補正:HDR(フロント・リア車内・リア後方)
駐車監視機能:あり
記録媒体:microSDカード class10以上(32GB付属、16〜128GB対応)
発売日:2023年7月

ケンウッド「DRV-EM4800」

デジタルルームミラー搭載の前後2カメラドライブレコーダー

ケンウッド「DRV-EM4800」

ケンウッド「DRV-EM4800」

ケンウッド「DRV-EM4800」は、デジタルルームミラーを搭載した前後2カメラドライブレコーダーです。高画質で広視野角の12型IPS液晶が採用されたデジタルルームミラーに、約207万画素のフロントカメラを採用。リアカメラには、映像を6段階で拡大できる「表示画角調整機能」が搭載されています。

■ケンウッド「DRV-EM4800」の主なスペック
解像度:1920×1080(フロント・リア)
画素数:約207万画素(フロント・リア)
画角:水平約133°、垂直約69°、対角約162°(フロント・リア)
フレームレート:28fps
画像補正:HDR
駐車監視機能:あり(オプション)
記録媒体:microSDカード class10以上推奨(32GB付属、16〜128GB対応)
発売日:2023年9月

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価格.comマガジン編集部

価格.comマガジン編集部

パソコン・家電からカップ麺に至るまで、何でも自分で試してみないと気が済まないオタク(こだわり)集団。常にユーザー目線で製品を厳しくチェックします!

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