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使い込むほど手になじむ

「STI」と「亀の子束子」がまさかのコラボ! マニア垂涎の洗車用タワシ

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面倒なホイール洗いに役立つアイテム

自動車ライターのマリオ高野です。

暖かくなり洗車をする機会が増えた人も多いかと思いますが、洗車メニューの中で面倒なもののひとつがホイール洗い。以前紹介したハンマーヘッドタイプのスポンジはスポークの根元など細かい部分を洗うのには最高に適していますが、スポンジ部分の容量が小さいためホイール全体を洗うのには適しません。値段がお安い分、あまり長持ちはしないので、マメに洗車をする人にとっては耐久性も気になるところ。

こちらが、以前紹介したブラシです

こちらが、以前紹介したブラシです

そこで、ホイール洗い用の「強くてしなやか」なタワシが発売されていることを思い出しました!

タワシの老舗「亀の子束子」と、STIという自動車のブランドがコラボした
「亀の子ホイール束子セット STIバージョン」です。

伝統的なイラストや説明書き付きの台紙がなんとも渋い雰囲気

伝統的なイラストや説明書き付きの台紙がなんとも渋い雰囲気

「STI(SUBARU TECNICA INTERNATIONAL)」とは、SUBARUのモータースポーツ活動を統括する子会社として1988年に設立され、ラリーやレースへの参戦において中心的な役割を果たしながら、標準仕様のSUBARU車を架装した限定車の開発などを行っている組織のことです。

輸入車好きの人には、メルセデスの「AMG」やBMWの「M社」のような組織といえばわかりやすいでしょう。

SUBARUのモータースポーツ参戦車両の開発や…

SUBARUのモータースポーツ参戦車両の開発や…

限定発売の高性能車の生産などをSTIは担っています

限定発売の高性能車の生産などをSTIは担っています

STIの本物志向に沿って作られた亀の子束子

STIは「SUBARUのモータースポーツ部門」ではありますが、レースやラリーに明け暮れているばかりではありません。市販車や関連グッズの開発や、イベントの企画推進を図りながらSUBARUのブランド力を高めるために存在しているといえます。

関連グッズでは、チームウェアやドライビング用のグローブやシューズ、サングラスなどが人気ですが、提携する企業やブランド選びと、製品の開発に強いこだわりを持っているのが大きな特徴です。

ただ単に、異業種の人気商品にSTIのロゴを付けただけのOEM品ではなく、STIならではの“本物志向”に沿ったコンセプトで製品をチューニング。過去には小学生向けのランドセルが発売されたり、現在でも「タワシ」や「うちわ」など、自動車ブランドらしからぬアイテムが続々とリリースされたりしています。またSTIのグッズ開発部門には極めてアクティブな発想力を持つスタッフが集まっており、固定概念にとらわれない柔軟なアイデアが具現化されることでも知られています。

今回紹介するタワシも、STIのグッズ開発担当の女性社員が、取引先から亀の子束子のセットを記念品として贈られたという、日常の何気ないシーンから企画がスタート。

ユーザーからの「STI車のホイールはスポークの細かいデザインが多く、洗うのが大変」との声に応えるべく、明治40年創業の老舗「亀の子束子西尾商店」の門をたたいて自動車ブランドと台所用品という意外性の高いコラボ商品が誕生したのです。

「亀の子束子」というと、大昔からなじみのあるタワシですが、実際にはどんなタワシなのかよく知らない人も多いと思うので、簡単におさらいをすると、棕櫚(しゅろ)に厳選された「パームやし」を惜しみなく使った繊維の濃さや密度の確かさが最大の特徴です。その繊維を独自のひもかけ技術によって、職人が1つずつ針金で巻いて作る伝統の製法により、抜群の耐久性の高さを発揮。家庭の台所ではもちろん、飲食店などプロの厨房でも野菜や鍋を洗うのに重宝され続けているタワシなのです。

この「亀の子ホイール束子セット STIバージョン」は、亀の子束子の中でもクルマのホイールを洗うのに適した形状や素材を組み合わせたSTI専用チューニング品ということで、マニア心をくすぐられますね。

観賞価値が高いので、実用品でありながら、SUBARUファンへの贈答品としても最高です

観賞価値が高いので、実用品でありながら、SUBARUファンへの贈答品としても最高です

タワシに使われている棕櫚は、乾燥した状態だと硬くてゴワゴワした感触なので、ホイールを傷つけたりしないか不安になりますが、水を吸うと柔らかくなり、「強くてしなやか」な状態になります。

水を吸うと、とても柔らかくなる

まず、一番大きなタワシは、面積の広い部分をおおざっぱに洗うのに適していますが、実際に試した結果、ホイール本体よりも、ホイールハウス内やタイヤのサイド部分を洗うのに適していると感じました。泥や雪の上を走った後の手入れで使うとよいでしょう。

柄付きタイプ(大)は、風呂桶が木製の時代から使われている伝統的な仕様とのこと

柄付きタイプ(大)は、風呂桶が木製の時代から使われている伝統的な仕様とのこと

STIと亀の子の焼き印入りで、サイズもタワシの配合も完全オリジナル

STIと亀の子の焼き印入りで、サイズもタワシの配合も完全オリジナル

八の字型にねじった「よりどころ」は通常のタワシにある丸い金属部分が隠れているので、どの面を使っても金属が当たらないため、ホイールを傷つける心配がありません

ドーナツ型の「白いタワシ」は、高い柔軟性と吸水性が特徴。タワシ全体を使って洗います

ドーナツ型の「白いタワシ」は、高い柔軟性と吸水性が特徴。タワシ全体を使って洗います

定番の亀の子束子「パームチビッコP」が亀の子コラボ製品の証としてパッケージ付きで付属します

定番の亀の子束子「パームチビッコP」が亀の子コラボ製品の証としてパッケージ付きで付属します

台紙も残しておきたくなります

台紙も残しておきたくなります

今回洗ったBBSホイールのようなスポーク部分の細かいホイールでは、スポーク用の細いタイプが便利。タワシ部分がフレキシブルに曲がるので、ホイールの奥など、普通のタワシやスポンジでは届かない部分まで洗えました。

ホイールは、ざっと洗車機にかけただけの状態から洗いました。スポーク部分にはダストがぎっしりと付いて汚れています

確かに水を吸うと驚くほど柔らかくなりました。含む水分の多さと、水の切りやすさも大きな特徴です。タワシが水になじむまでは、洗っている最中に細かな水しぶきが飛んでくるので、服装にはご注意ください。やはり、一番大きなタワシは、ホイール本体よりもホイールハウス内やタイヤなどを洗うのに適しています。SUV向けといえるでしょう

くびれ型タワシが細部の清掃に効果的だった

今回最も使いやすかったのは、ねじり込んだくびれ型のタワシで、これはスポークの根元などの細かい部分まで押し込むようにして洗うと便利です。

先のとがったタワシは、タワシ本体が曲げられる点がポイント。スポークの裏や奥まで届くのが気に入りました。洗車マニア向けのタワシですね

八の字型にねじったタワシも、水分を含む量が多いのがいいですね。スポークの細かいホイールにはこれが一番だと思いました

柔らかめのサイザル麻繊維を使った白いドーナツ型のタワシは、リム部分をなぞるようにして洗うのに適していました

いずれのタワシも腰のある繊維が汚れを落とすため、少々の油汚れであれば洗剤を使う必要がない、というのもウリのひとつ。今回も、気がついたら洗剤を一切使うことなく、ダストで汚れたホイールを水だけで洗いきることができました。洗剤も合わせればなおよいでしょう。

新品からの使い始めでは若干の抜け毛が見られましたが、もちろん抜けすぎてハゲてしまうようなことはありません。使い込めば使い込むほどに使いやすくなるという手応えを感じました。

洗車グッズとしてはちょっとちゅうちょしたくなる価格ですが、STIと西尾商店のこだわりが凝縮した逸品にて納得。まさに「本物志向の洗車グッズ」でありました。耐久性や観賞価値の高さも含め、ほかとはひと味違う洗車グッズとしてマニアに自慢できるところもポイントですね。

ハンマーヘッドタイプのスポンジも合わせて使うのがおすすめです。

こちらが、洗車機にかけただけの状態

こちらが、洗車機にかけただけの状態

本品で細部まで洗うと、このようにキレイになりました♪

本品で細部まで洗うと、このようにキレイになりました♪

マリオ高野

マリオ高野

1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。2台の愛車はいずれもスバル・インプレッサのMT車。

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