レビュー
まるでGクラス?武骨でカッコいい外観に注目

最強の軽オフローダー、新型「ジムニー」発売/価格は145万円から

軽自動車でありながら、本格的な悪路走破性を備えるスズキ「ジムニー」、およびジムニーの普通車モデルである「ジムニーシエラ」が、4代目へとフルモデルチェンジされた。

左が普通車の新型ジムニーシエラ、右が軽自動車の新型ジムニー

左が普通車の新型ジムニーシエラ、右が軽自動車の新型ジムニー

3代目の先代ジムニーは1998年に発売されたので、実に20年ぶりのフルモデルチェンジとなる。新型ジムニー、新型ジムニーシエラのグレードと価格、および燃費は以下のとおりだ。ジムニー、ジムニーシエラともにトランスミッションは5MTと4ATが用意される。

【新型ジムニー&ジムニーシエラのグレードと価格】


- 新型ジムニー -

XG:1,458,000円(5MT)/1,555,200円(4AT)
XL:1,582,200円(5MT)/1,679,400円(4AT)
XC:1,744,200円(5MT)/1,841,400円(4AT)


- 新型ジムニーシエラ -

JL:1,760,400円(5MT)/1,857,600円(4AT)
JC:1,922,400円(5MT)/2,019,600円(4AT)

【新型ジムニー&ジムニーシエラの燃費】


- 新型ジムニー(5MT) -
WLTCモード:16.2km/L
WLTC(市街地):14.6km/L
WLTC(郊外):17.5km/L
WLTC(高速道路):16.5km/L


- 新型ジムニー(4AT) -
WLTCモード:13.2 km/L
WLTC(市街地):11.0km/L
WLTC(郊外):13.9km/L
WLTC(高速道路):14.2km/L


- 新型ジムニーシエラ(5MT) -
WLTCモード:15.0km/L
WLTC(市街地):12.8km/L
WLTC(郊外):15.8km/L
WLTC(高速道路):15.9km/L


- 新型ジムニーシエラ(4AT) -
WLTCモード:13.6km/L
WLTC(市街地):11.2km/L
WLTC(郊外):14.7km/L
WLTC(高速道路):14.6km/L

スズキは、新型ジムニーを開発するにあたって、メインターゲットを「プロユーザ−」にさだめた。その理由としては、仕事でジムニーをハードに使うプロユーザーにも認めてもらえる新型車を開発することで、日常でジムニーを使う一般ユーザーなどにも魅力的なクルマとして映るよう、「プロ仕様」にこだわって開発が進められたという。

そんな新型ジムニーのコンセプトは、「本格的な4WD性能と無駄のない機能美を併せ持つ、世界に認められるコンパクト4×4」。ここからは、新型ジムニーの詳細について解説していきたい。

スズキ 新型ジムニーのフロントエクステリア

スズキ 新型ジムニーのフロントエクステリア

スズキ 新型ジムニーのリアエクステリア

スズキ 新型ジムニーのリアエクステリア

まず、新型ジムニーのエクステリアは、先代のような丸みを帯びた現代的なエクステリアとは異なり、初代や2代目のようなスクエアなボディが採用されている。先代と比べ、Aピラーを立たせることで良好な視界が得られているほか、ボディサイドのベルトラインを水平にすることで、左右視界も確保されている。

新型ジムニーの外観は、先代と比べてかなりの変更を受けたものの、歴代ジムニーのアイデンティティーである「5スロットグリル」や「丸型ヘッドランプ」などは、新型ジムニーにも継承されている。

スズキ 新型ジムニーのフロントフェイス

スズキ 新型ジムニーのフロントフェイス

スズキ 新型ジムニーのリアデザイン

スズキ 新型ジムニーのリアデザイン

新型ジムニーの外観は、あまり飾らずに鉄板らしい武骨で厚みのある造形が施されることで、過酷な環境にも耐えうるタフさがイメージされている。前後バンパーは、傷などを考慮して無塗装のブラックバンパーが採用された。そのフロントバンパーは、左右が切れ上がった形状となっていて、悪路などでの走破性が高められている。

スズキ 新型ジムニーのサイドイメージ

スズキ 新型ジムニーのサイドイメージ

また、サイドのホイールアーチは台形型となっていて、タイヤ交換がしやすいようなデザインに工夫されている。

スズキ 新型ジムニーシエラのフロントエクステリア

スズキ 新型ジムニーシエラのフロントエクステリア

スズキ 新型ジムニーシエラのリアエクステリア

スズキ 新型ジムニーシエラのリアエクステリア

なお、新型ジムニーシエラには、上記のジムニーに加えて、力強い雰囲気の「オーバーフェンダー」と「サイドアンダーガーニッシュ」が装備されていることが特徴だ。

スズキ 新型ジムニーのイメージ

スズキ 新型ジムニーのイメージ

新型ジムニーには、伝統と言えるはしご型の「ラダーフレーム」が採用されている。このラダーフレームには、新たに前後クロスメンバーとXメンバーが追加されていて、ねじり剛性が約1.5倍にまで高められている。また、ボディとフレームをつなぐマウントも新開発のものが採用されており、乗り心地と操縦安定性の向上に寄与している。

エンジンは、歴代の縦置きFRレイアウトが継承されている。FRレイアウトでは、エンジンをフロントタイヤの後方にマウントすることで、厳しい悪路を乗り越えていくために必要な対障害角度が確保されている。

スズキ 新型ジムニーに採用されている副変速機レバー

スズキ 新型ジムニーに採用されている副変速機レバー

4WDシステムはこれまでと同様に、「副変速機付きパートタイム4WD」を採用。オンロードでは後輪駆動の2WD、オフロードや僻地などではレバー操作によって4WDに切り替えることができる。また、4WDにはハイギヤ(4H)と、駆動力を通常の2倍に増幅するローギヤ(4L)が設定されており、登坂路や悪路での走破性を高めてくれる。

足回りは、ジムニー伝統の「3リンクリジッドアクスル式サスペンション」が採用されているが、各部品が最適化されており、さらなる乗り心地の向上が図られている。

スズキ 新型ジムニーのイメージ

スズキ 新型ジムニーのイメージ

荒れていたり、ぬかるんでいたりする路面における走破性を高めるため、電子制御の「ブレーキLSDトラクションコントロール」が、新たに全車標準装備されている。これにより、左右輪のどちらかが空転してしまっても、もう片方の車輪が駆動力を確保してくれる。また、坂道からの発進をサポートしてくれる「ヒルホールドコントロール」や、急坂の下りなどで加速を抑えてくれる「ヒルディセントコントロール」も、新たに採用された。そのほか、悪路走行時にステアリングへのキックバックを低減してくれる「ステアリングダンパー」など、新型ジムニーには走破性を高めるため、多くの新装備が搭載されている。

スズキ 新型ジムニーに搭載されている「R06A型ターボエンジン」

スズキ 新型ジムニーに搭載されている「R06A型ターボエンジン」

新型ジムニーのエンジンには、専用チューニングが施された「R06A型ターボエンジン」が採用されている。このエンジンは、低回転からの太いトルクによってオフロード走行性能の向上に貢献している。

スズキ 新型ジムニーシエラに搭載されている「K15B型エンジン」

スズキ 新型ジムニーシエラに搭載されている「K15B型エンジン」

また、新型ジムニーシエラには、新開発の1.5リッターK15B型エンジンが採用されている。このエンジンは、軽量・コンパクトで燃費にすぐれ、排気量アップによって出力・トルクともに向上している。

スズキ 新型ジムニー、新型ジムニーシエラのイメージ

スズキ 新型ジムニー、新型ジムニーシエラのイメージ

以前、まるでGクラスをほうふつとさせるようなスクープ写真が流出して以来、大きな注目を集めてきた新型ジムニー。一部ではプラットフォームの変更などを危惧する声もささやかれていたが、ふたを開けてみれば歴代ジムニーの走破性の高さはしっかりと継承しながら、現代の魅力的な装備をまとって正常進化を遂げた。

今後は、新型ジムニーのオフロードコースにおける試乗レポートなども掲載予定なので、あと少しだけお待ちいただければ幸いだ。

スズキ 新型ジムニーのインパネは、近年のスズキの新型車に共通する洗練されたデザインが採用されている

スズキ 新型ジムニーのインパネは、近年のスズキの新型車に共通する洗練されたデザインが採用されている

スズキ 新型ジムニーのメーター

スズキ 新型ジムニーのメーター

スズキ 新型ジムニーのシフトノブ

スズキ 新型ジムニーのシフトノブ

スズキ 新型ジムニーのエアコンスイッチ

スズキ 新型ジムニーのエアコンスイッチ

スズキ 新型ジムニーのフロントシート&リアシート

スズキ 新型ジムニーのフロントシート&リアシート

スズキ 新型ジムニーのラゲッジルーム

スズキ 新型ジムニーのラゲッジルーム

桜庭智之(編集部)

桜庭智之(編集部)

PC、AV家電を中心に幅広く担当。クルマ好きのため、週末はフラフラと1000km超を運転する長距離ドライバーと化します。

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