いいモノ調査隊
冬はシートヒーターに♪

夏場の車内、熱いシートを冷やす「ファン付き座布団」の効果は!?

自動車ライターのマリオ高野です。

酷暑の中で、滝のように吹き出る汗を流しながら草野球や自転車の練習などのアクティビティーに励むのも悪くありませんが、何事もメリハリが大事。クルマでの移動中はなるべく涼しい状態で過ごしたいものです。

夏場のシートの“ムレ”を軽減するアイテム

この暑さの中ではエンジンをかけても涼しくなるまで時間がかかりますし、長時間ドライブではシートと体の間がムレたりするのが厄介ですが、今回はそんな車内の暑さを緩和できるアイテムを試してみました。

それがこの『エアーカーシート「年中快適くん」』です。

本体の全長は約102cm、座面部分は50cmほど。座面の短いシートでは、少しはみ出してしまうかもしれません

本体の全長は約102cm、座面部分は50cmほど。座面の短いシートでは、少しはみ出してしまうかもしれません

本来はヘッドレストの棒に引っ掛けて固定しますが、このように、ただ置くだけでも問題なく使えました

本来はヘッドレストの棒に引っ掛けて固定しますが、このように、ただ置くだけでも問題なく使えました

シガーライターソケットに差し込むだけ

簡単にいえば、運転座席に設置するシートタイプのドライブサポートグッズ。電動ファンによる送風によって涼感を得、座面と背中面のムレを防いでくれるというもの。シートとドライバーの接地面の通気をよくし、暑さを和らげてくれる効果があります。

使用方法はいたって簡単。クルマのシガーライターソケット(DC12V)につないでスイッチを入れるだけです。

電源はシガーライターソケットに差し込むだけ。ですが必ずエンジンがかかっている状態で使用しましょう。消費電力は涼風12W、ヒーター35Wとのこと

操作スイッチは、このような感じで隙間に入れるとジャマにならず、視覚的にも問題ないかと思います

操作スイッチは、このような感じで隙間に入れるとジャマにならず、視覚的にも問題ないかと思います

真昼の炎天下でさっそく使ってみました。スイッチを入れた瞬間から、股間と、腰の背中寄りのあたりにたまるムレた空気がス〜ッと流れていくのが感じられ、背中と腰そして股間に、扇風機のやさしい風が当たっているかのような清涼感が得られました。足元あたりに設置されるファンが空気を吸い込み、それをシートカバーの内部に送り込む仕組みです。

下半身に想像以上の冷却効果が!

スイッチをHI(強)にしても、背中の中央から上のあたりまではほとんど風が届かない感触ながら、クルマのシートに座っていて最もムレる股間や腰、太ももの裏あたりには想像していた以上の風が流れるので、夏場のムレ対策にはかなり効果的だと感じました。

クール機能はHI(強)、LO(弱)とOFF、暖房機能はONとOFFのみです

クール機能はHI(強)、LO(弱)とOFF、暖房機能はONとOFFのみです

足元あたりに位置されるファン。ここから空気を吸い込むので、クルマのエアコンは、足元にも風が出るモードにしておくといいでしょう

標準的な大衆車のシートだと座面部分が少しはみ出します

標準的な大衆車のシートだと座面部分が少しはみ出します

MT車の場合は、ペダル操作時に少しジャマになりますが、2ペダルのAT車ではほとんど違和感はありません

MT車の場合は、ペダル操作時に少しジャマになりますが、2ペダルのAT車ではほとんど違和感はありません

新品の状態だと、工業製品っぽいにおい(樹脂製品特有のビニール臭)が漂いますが、個人的にはそれほど気にならないレベル。においは日を追うごとに薄れていきますし、よほど神経質な人でないかぎり、大丈夫でしょう。

作動音は割と大きめ

ただ、作動音は割と大きめです。クルマのエアコンの風量を中〜強程度にしているときのような風の騒音があります。ファンの音なので、音質的にそれほど耳障りなノイズではないのが救いでしょう。
スイッチをLOにすると、騒音はHIのときの半分以下になるので、ある程度涼しくなったらLOにするか、スイッチを切りましょう。

車内の空気を吸って循環させる仕組みなので、クルマを炎天下にさらし車内が高温になっているときは、暑い風が回るだけなので涼しくありません。しかし、運動した直後など、体が汗でぬれていると、蒸発時の冷却効果でとても涼しく感じられます。

ホールド性は低下するので山道などでは注意を!

基本的にはシートの上に敷くマットであり、使用時にはシートが体を支えるホールド性は大幅に低下するので、その点は注意が必要です。山道を走る際など、横Gから体をしっかり支えたい状況では使用しないか、もしくはきわめて慎重な運転を心掛けてください。

ヘッドレストに引っ掛ける用のヒモが付いていますが、これは慎重に扱わないと切れやすいのでご注意ください。シートの上に敷きっぱなしにするスタイルで使えば、ヒモが切れてしまっても特に問題はありません

座り心地そのものはあまりよくないので、体とシートの間のムレを解消したいときや、汗だくの体を早急に冷やしたいとき(乾かしたいとき)などに限定して使うのがよさそうです。

個人的には、草野球の練習や、ジムで汗を流したときの帰りで重宝。汗でぬれた体でシートを汚さないためのシートカバー的な感覚で使っています。

草野球の練習後など、体が熱く汗をかいているときの清涼感は格別です

草野球の練習後など、体が熱く汗をかいているときの清涼感は格別です

冬季にはシートヒーターになる

また、これはシートヒーターとしても使えるのも大きなポイント。暖房機能のスイッチを入れると、わずか十数秒で背中や腰が温かくなりました。シートヒーターが装備されないクルマでは、真冬の乗車直後にはかなり助かるでしょう。

一般的なクルマのエアコンは、エンジンの熱を利用して暖房するので、冷え切った真冬の始動直後はなかなか暖かい空気が出ませんが、これは電気で発熱するので、すぐに暖まります。

耐久性については未知数ですが、前述したように、使用頻度をピンポイント的に限定すれば負担も少なく、長持ちさせられるのではないでしょうか。

コードが2.5mとそこそこ長いので、助手席はもちろん、後部座席でも使えます。ペット用として使うのもいいでしょう。


折りたたんでトランクに収納できるので、体がムレてつらくなったときや、冬の始動直後などに限定して使うことをオススメします。シート形状や体格的にフィット感が高い場合は、常時敷きっぱなしでもいいかと思いますが、スポーティーな運転を好まれる場合は、常時使用しないほうがいいでしょう。

マリオ高野

マリオ高野

1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。2台の愛車はいずれもスバル・インプレッサのMT車。

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