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新型車ではないけど3代目もいいクルマなんです

人気のトヨタ「プリウス」を安く買うなら3代目の中古車がおすすめ

燃費にすぐれた定番のハイブリッド車といえば、トヨタ「プリウス」があげられる。2015年12月に発売された現行の4代目プリウスは人気を誇り、2018年1〜6月の新車販売累計台数は、日産「ノート」、トヨタ「アクア」に次ぐ3位を記録しているほどだ。

2015年に発売された、現行モデルのトヨタ 4代目「プリウス」

2015年に発売された、現行モデルのトヨタ 4代目「プリウス」

だが、現行プリウスは価格がやや高めなのがネックだ。売れ筋となる「S」が247万9,091円、Sよりやや上級グレードとなる「Aツーリングセレクション」ともなれば292万6,800円にも達する。そのため、プリウスを買いたいが躊躇しているという方もおられるだろう。

2009年に発売された、先代モデルのトヨタ 3代目「プリウス」

2009年に発売された、先代モデルのトヨタ 3代目「プリウス」

そこで、先代の3代目プリウスの中古車に注目してみよう。

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人気車であるプリウスは、中古車も高値で安定しているが、最近は3代目プリウスの中古価格が下がってきた。3代目プリウスは、2009年の発売直後から4代目にフルモデルチェンジされる2015年まで好調な販売台数を保っていたので、中古車の流通台数も多い。そのために、中古車市場への供給量が増えて価格が安くなっている。

特に2013年あたりは、トヨタ「アクア」に次いでプリウスが好調に売れていた。その車両が、今では5年落ちとなって中古車へ大量に流通している。

そこで、2013年式のプリウスの中古車相場を見ると、売れ筋グレードの「S」であれば、3万km前後しか走行していない車両が130〜140万円ほどで売られている。新車に比べれば、100万円以上も安い。さらに、タマ数が多いので安心して買えるような推奨できる中古車がそろっている。

また、同じ2013年式でも走行距離が5〜6万kmになると、中古車価格は100〜110万円にまで下がる。長い距離を走った中古車には、修復歴のある車両も相応に含まれるから注意したいが、価格は安く抑えられる。

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トヨタ プリウスの中古車相場情報画面。年式と価格、物件数がひと目でわかるので、希望の中古車が選びやすい

2010年は、先代プリウスが発売された翌年とあって、新車が好調に売れた。そのため、中古車の流通台数もかなり多い。初度登録から8年が経過しているから、走行距離は7〜8万kmに達するが、価格は100万円を切る90万円前後の価格帯が多くなる。3代目プリウスを購入するなら、この90万円あたりが最低の価格帯と考えるのがいいだろう。

3代目プリウスの相場をまとめると、以下のようになる。

プリウスS(中級の買い得グレード)

・2010年式(7〜8万km):80〜90万円
・2013年式(5〜6万km):100〜110万円
・2013年式(3〜4万km):130〜140万円
・2015年式(1.5〜2万km):150〜170万円

ちなみに、2010年よりさらにさかのぼると、2003年発売の2代目プリウスになる。2代目プリウスは、燃費は3代目プリウスと同等の数値を誇るが、年式が古いために内外装には相応の古さを感じさせるし、走行距離も相応なことから、積極的にはおすすめできない。

トヨタ 3代目「プリウス」には1.8Lエンジンが搭載されている

トヨタ 3代目「プリウス」には1.8Lエンジンが搭載されている

ここからは、3代目プリウスの概要を、現行プリウスとの比較などを交えて説明したい。まず、ハイブリッドシステムは2代目からシステムが刷新された「THSII」が採用されており、エンジンは2代目の1.5Lから排気量をアップした1.8Lエンジンが搭載されている。排気量アップによって、2代目プリウスと比べて高速道路における燃費が向上した。

3代目プリウスのカタログ燃費(JC08モード)は「30.4km/L」で、いわゆる“燃費スペシャル”グレードである「L」のみが「32.6km/L」となっている。

ちなみに、現行プリウスの燃費(JC08モード)は、売れ筋グレードの「S」や「A」が「37.2km/L」(燃費スペシャルグレードの「E」は「40.8km/L」)と、3代目プリウスに比べて約22%向上している。だが、3代目プリウスでも十分と言えるほど、燃費値は良好だ。

トヨタ 3代目「プリウス」のインテリア

トヨタ 3代目「プリウス」のインテリア

居住性については、3代目プリウスも現行プリウスもホイールベースは2,700mmと同じで、室内空間の広さは同程度だ。後席は頭上スペースが少なめだが、足元空間は広い。このあたりも、現行プリウスとほぼ同じだ。

トヨタ 3代目「プリウス」のリアイメージ

トヨタ 3代目「プリウス」のリアイメージ

リヤゲートは、角度を寝かせているので大きく開く。背の高い荷物は積みにくいが、出し入れはしやすい。リヤゲートのヒンジが前寄りに装着されているから、開閉時に後方へ大きく張り出さないメリットもある。縦列駐車をしているような状態でも、リヤゲートを開閉しやすい。後席の背もたれを倒して荷室面積を広げる機能まで含めて、現行プリウスも3代目プリウスも、どちらも使い勝手は同等にすぐれている。

3代目プリウスに比べて、現行プリウスが大きく進化したのは「安全装備」だ。3代目プリウスも、緊急自動ブレーキを作動できる「プリクラッシュセーフティシステム」を備えてはいたものの、ミリ波レーダー方式で車両のみの検知になる。歩行者は対象外だ。さらに、プリクラッシュセーフティシステムは、「G」以上のグレードにオプション設定、もしくは標準装備となっていたので、売れ筋の「S」「Sツーリングセレクション」では選ぶことができなかった。そのため、新車時の装着比率は低く、先代プリウスでプリクラッシュセーフティシステムを備えている中古車は見つけにくい。

これが、現行プリウスになると「トヨタセーフティセンスP」に進化して、歩行者の検知が可能になり、衝突回避軽減ブレーキの性能も向上する。

現行プリウスでは、上記の燃費と安全装備に加えて、プラットフォームが刷新されたために走行安定性、乗り心地が向上している点が主な違いだ。それ以外の内装や積載性、快適装備や動力性能については、3代目プリウスと現行プリウスではさほど変わらない。

トヨタ 4代目「プリウス」(現行モデル)の走行イメージ

トヨタ 4代目「プリウス」(現行モデル)の走行イメージ

トヨタ 3代目「プリウス」のエクステリアイメージ

トヨタ 3代目「プリウス」のエクステリアイメージ

また、エクステリアデザインは人それぞれの印象で異なるが、3代目プリウスのほうが比較的人気が高い。現行プリウスはやや個性的なデザインなので、好みが分かれるのだろう。

運転の楽しさや安全性を見れば、やはり現行プリウスのほうが適しているが、居住性や積載性などの実用性を優先させて選ぶ場合は、3代目プリウスでも十分に満足できるだろう。

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渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

「読者の皆様に怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けるモータージャーナリスト

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