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2018年、北米で発売開始された新型インサイト

日本での発売に期待!ホンダ 新型インサイト/格好良い外観と2モーターハイブリッドで燃費も良好

北米で発売開始された3代目となる新型インサイト

ホンダ「インサイト」の最新モデルが、2018年夏から北米で発売開始となりました。

2018年に北米で発売が開始された、3代目のホンダ 新型「インサイト」

2018年に北米で発売が開始された、3代目のホンダ 新型「インサイト」

新型インサイトは、プロトタイプが2018年1月のデトロイト・モーターショーで発表されましたから、あっという間の市販化という感じでしょうか。

北米モデルの新型インサイトのボディサイズや搭載エンジン、燃費は以下のとおりとなります。

- 新型インサイト(北米モデル)の主なスペック -


全長×全幅×全高:183.6×71.6×55.6インチ(ミリ換算でおよそ4,663×1,818×1,412mm)
※[参考] 2代目インサイトは、4,390×1,695×1,425mm
ホイールベース:106.3インチ(ミリ換算でおよそ2,700mm)
ハイブリッドシステム:SPORT HYBRID(スポーツハイブリッド)i-MMD(2モーターハイブリッド)
搭載エンジン:1.5リッター直列4気筒DOHC 16バルブ i-VTECエンジン
最高出力(エンジン):107HP@6,000rpm
最大トルク(エンジン):99lb-ft@5,000rpm
最高出力(モーター):129HP@4,000-8,000rpm
最大トルク(モーター):197lb-ft@0-3,000rpm
システム最高出力:151HP
車重:2,987lbs(kg換算でおよそ1,355kg)
EPA燃費:
55MPG(City)/49 MPG(Highway)/52 MPG(Combined)
※1リッターあたりの走行距離(km)に換算すると、およそ
23.4km/L(City)/20.8km/L(Highway)/22.1km/L(Combined)

今回の新型モデルで、インサイトは3代目となりました。インサイトの最大の特徴は、ハイブリッドであるということ。当然、3代目の新型インサイトもハイブリッド専用車として登場しました。ですが、搭載されるハイブリッドシステムは、世代ごとに異なっています。

1999年に登場した、ホンダ 初代「インサイト」

1999年に登場した、ホンダ 初代「インサイト」

1999年に登場した初代インサイトは、ホンダ初の量産ハイブリッドカーとしてデビューしました。後輪をカバーして、まるで燃費チャレンジの競技車両のようなクーペボディを持ち合わせており、「35km/L」(10・15モード)という、当時は世界最高の燃費値を記録したことで話題となりました。とはいえ、あまりにとがったモデルということもあり、ヒットにまでは結びつきませんでした。

2009年に登場した、ホンダ 2代目「インサイト」

2009年に登場した、ホンダ 2代目「インサイト」

2009年に登場した2代目インサイトは、5ナンバーの5ドアボディで登場しました。「26.0km/L」(JC08モード)の燃費性能を引っ提げて、トヨタ「プリウス」と販売における真っ向勝負を挑みます。そして、一時はプリウスを上回るほどの販売成績を記録しましたが、最終的に軍配はプリウスに上がり、2代目インサイトは2014年に生産を終了。プリウスに比べると、ややエンジン排気量が小さく、燃費性能などのスペックにおいて負けていたことも敗因のひとつでしょう。

新型インサイトは車格がアップした外観に2モーターハイブリッドシステムを搭載

新型インサイトのフロントイメージ

新型インサイトのフロントイメージ

新型インサイトのリアイメージ

新型インサイトのリアイメージ

そして、2代目から4年を経て登場したのが3代目の新型インサイトです。ハイブリッドでありつつも、先代と異なるコンセプトを採用する新型インサイトは、もはやインサイトの伝統かもしれません。今回の新型インサイトはスタイリッシュで、これまでの歴代インサイトと比べて格好良い外観を持ち合わせています。さらに、新型インサイトでは車格をぐっと引き上げてきました。なんと「シビック」よりも上で、「アコード」の下というポジショニングです。先代はシビックの下というサイズ感でしたが、新型インサイトではそれをひっくり返したのです。

ちなみに、北米におけるホンダのセダンラインアップは、下から順に「シビック」「インサイト」「アコード」「クラリティ」という順になります。シビックのパワートレインはガソリンエンジンのみで、アコードはガソリンとハイブリッド、クラリティはプラグイン・ハイブリッドとEV、燃料電池が採用されています。

新型インサイトの走行イメージ

新型インサイトの走行イメージ

そして、日本におけるセダンのラインアップは、下から順に「グレイス」「シビック」「アコード」「クラリティPHEV」「レジェンド」となります。この中で、ハイブリッドがないのはシビックのみ。アコードとクラリティPHEV、レジェンドはハイブリッドモデルのみですし、グレイスにもハイブリッドが用意されています。このラインアップを見ると、グレイスとアコードの間にハイブリッドがすっぽりと抜けていますから、インサイトが導入されるのもおかしな話ではないでしょう。

新型インサイトのパワートレインは、1.5リッターのガソリンエンジンと2モーターを組み合わせる「SPORT HYBRID(スポーツハイブリッド)i-MMD」を搭載したハイブリッドシステムで、システム最高出力は151馬力。搭載するバッテリー容量が大きいクラリティPHEVや、エンジン排気量の大きいアコードハイブリッドのシステム最高出力は212馬力ですから、新型インサイトでは車格にあわせて出力も小さくなっています。

新型インサイトは、アメリカのインディアナ工場で生産されています。いっぽう、クラリティPHEVは日本で生産したものをアメリカでも販売するそうです。また「シビックハッチバック」は、英国で生産されたものが日本でも販売されています。

数多く売れるモデルは、現地で生産して現地で販売するのがセオリーでしょうが、少数販売モデルとなると話は別。逆輸入するのも、昨今では珍しくなくなってきました。

新型インサイトの走行イメージ

新型インサイトの走行イメージ

現状のシビックの販売台数は、セダンとハッチバックを合わせても、月間1,500台前後。グレイスは1,000台にも満たない数です。もし、新型インサイトが日本に導入されても、シビックやグレイス以上に数が出るとは思えません。

そういったことを考えると、新型インサイトが日本で発売されても、生産は日本では行われず、シビックハッチバックと同様の逆輸入車になるのではないでしょうか。だからこそ、最初に北米で発売し、落ち着いた後に日本への導入となった。そんな気がしてなりません。

鈴木ケンイチ

鈴木ケンイチ

新車のレビューからEVなどの最先端技術、開発者インタビュー、ユーザー取材まで幅広く行うAJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。

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