レビュー
あのドンキがドラレコ!? これが結構イケてるんです

“もしも”の時の強い味方、ドンキの12,800円「360°カメラ」搭載ドラレコを試してみた

手頃な価格で発売された、ドン・キホーテの360°カメラ搭載ドライブレコーダー「DVR360K97-BK」の使い勝手をテストしてみました。360°カメラ搭載のドラレコがどのように撮影できるのか、まずは下の動画でチェックしてみてください。

相次ぐ「あおり運転」問題の影響もあって、いま注目を集めている「ドライブレコーダー」(以下、ドラレコ)。“もしも”の時に備えて、マイカーにも欲しいけど、ドラレコは購入するにも決して安くはない金額なので躊躇している……という方は多いのではないでしょうか?

現在、ドラレコの主流である200〜300万画素カメラを搭載した製品は、3万円程度が相場。20代の私にとっては気軽に手に取れる金額ではないだけに、「ちょっとお試し!」と購入するわけにもいきません。私自身、マイカーを手にして数年になりますが、懐が常に極寒ゆえ、ドラレコは搭載しておりません。

2019年2月9日に、ドン・キホーテがプライベートブランド「情熱価格プラス」からドライブレコーダー「DVR360K97-BK」を発売。360°カメラを搭載しながら、安価な12,800円(税別)という価格に抑えられているのが特徴です

が!! このたび、われらが”驚安の殿堂”「ドン・キホーテ」が、12,800円(税別)の200万画素ドラレコ「DVR360K97-BK」を発売! しかも、“360°カメラ”を搭載しているので、全方位の撮影が可能なんです! この値段なら、お金に余裕のない私のようなドライバーも、マイカーにドラレコを搭載できちゃうかも!

ですが、ひとつ懸念点がありました。「そんなに安いドラレコって、ぶっちゃけ使えるの?」。その懸念点を払拭すべく、運転大好き(ただし腕前は自信ナシ)な筆者が、ドラレコの設置から撮影まで、いろいろと試しちゃいました!

そもそも360°カメラ搭載のドラレコって?

万が一事故が起こった時、事故の瞬間の状況や相手の車のナンバー、あるいはハンドル操作などの車内状況が証拠としてしっかりと記録されていれば、早期の解決に繋がります。

でも映像を記録するだけなら、360°カメラのドラレコじゃなくてもよいのでは?と思われる方も多いはず。確かに、今のドラレコ市場で人気の製品は、前方の映像を記録するメインカメラと後方をカバーするサブカメラの2台をセットにしたものです。

そのような前後2つのカメラを搭載したドラレコは、前と後ろはしっかりと撮影できるのですが、サイドからの衝突には対応できなかったり、車内の状況を把握するには、車内用カメラがついている製品を選ぶ必要がありました。

「DVR360K97-BK」に搭載されている360°カメラで、前方や後方だけでなく左右や車内まで撮影してくれるので、いざというときにも安心できます

ですが、360°カメラのドラレコは前方や後方だけでなく、サイドや車内の撮影も得意です。360°途切れることなく録画できるので、サイドやリアからの衝突でもフレームアウトすることなく撮影できます。また、1台で撮影できるため、車内のあちこちにカメラを設置したり、配線したりする手間もありません。

ドラレコの設置位置を決めよう!

何はともあれ、まずはドラレコを車内に設置してみましょう。

ドラレコをフロントガラスへ設置するには、「道路運送車両の保安基準」によって、(1)ガラス開口部の実長の20%以内の範囲、(2)車室内後写鏡により遮へいされる前面ガラスの範囲に取り付けることと定められており、実は取り付ける位置によっては違反になる場合があるのです。

ドラレコのことなんて何も知らない私は、いきなり適当な場所に設置しようとしたところ、同行していた編集者に必死で止められました。適当に「ここらへんでいいかな」と思わず、しっかりと計測をして正しい場所に設置しましょう。

前面ガラス開口部の実長を計測。今回は、愛車のホンダ「フィット」を使用。93cm(筆者調べ)でした

前面ガラス開口部の実長を計測。今回は、愛車のホンダ「フィット」を使用。93cm(筆者調べ)でした

93cmの20%、18.6cmより上にドラレコを設置します

93cmの20%、18.6cmより上にドラレコを設置します

実際に計測してみると、思ったより上に設置しなければならない印象です。さらに、今回は360°カメラのドラレコなので、ルームミラーがなるべく映り込まない場所を探して、設置しました。

設定が完了したら、いざ出発! 360°カメラ搭載ドラレコ、結構いいかも!

正しい位置に設置が完了したので、いよいよ走行して実際に録画してみることに!

「DVR360K97-BK」では、本機のカメラを「360°カメラ」として使用するか、「広角カメラ」として使用するかを選択できます。まずは、DVR360K97-BKの最大の特徴である360°カメラを試してみました。

カメラは本体の下側についていて、手動で動かすことで360°カメラと広角カメラを切り替えられます。「360°カメラ」にするときはカメラを真下に(左画像)、「広角カメラ」にするときはカメラを前方に(右画像)向けます

ドラレコ本体の画面では、「360°カメラ」の場合、「球面モード」、「フロント&バックモード(前後2画面)」、「マルチウィンドウモード(前後左右4画面)」の3つから表示方法を選択できます。なお、「広角カメラ」は「ワイドアングルモード」で表示されます。

画面上でカメラがしっかりと前後左右を映していることを確認したら、いざ出発!撮影開始です。「360°カメラ」で、実際に筆者が運転してみた映像はこちら!

初めて映像を見たときには、「うおおおおっ! 意外としっかり撮影されてるじゃん!!!(驚)」って正直思いました。ドンキ、ナメててごめん。前後左右が、しっかりと映っています。さらに、真後ろまでひとつながりで確認できるのは「画面が切れているから認識できない!」というトラブルの回避にもなるため、とても心強いです。

今回は、「DVR360K97-BK」の専用ビューワーであるソフトウェア「VeSee」も使用して映像を確認してみました。上の画像は、前後左右を同時に表示してくれる「マルチウィンドウモード」(4画面)です。パソコン上での確認は「VeSee」を使用しないとすべて「球面モード」で表示されるのですが、「VeSee」を使えば視認角度を自由に変えることが可能。「球面モード」ではよくわからなかったバックやサイドまでしっかりと確認することができて、とても便利です

画像は、「VeSee」で「フロント&バックモード」(2画面)にしたときの表示です

画像は、「VeSee」で「フロント&バックモード」(2画面)にしたときの表示です

広角カメラとしても申し分なし

次に、「広角カメラ」で撮影された映像もチェックしてみましょう。本体カメラを前方に向けて、録画を開始します。

広角カメラの映像を見た私の第一印象は、「けっこう、普通に撮れてんじゃん!!!(2回目)」。
「広角カメラ」での前方撮影は、ゆがみが少なくすっきりときれいな映像で安心しますね。今回の撮影はよく晴れた日に行ったため、少し白飛びしてしまっているところもありましたが、視界は良好で、前方がしっかり映し出されていることが確認できます。対向車のナンバーは少し見えづらいかな?と思うものの、標識などははっきりと認識できます。また、運転席の手元も確認できるので、ウインカーの表示有無なども確認しやすそうです。

画像は、「VeSee」で「ワイドアングルモード」(前方)にしたときの表示です

画像は、「VeSee」で「ワイドアングルモード」(前方)にしたときの表示です

車上荒らし対策に、駐車監視モードも搭載

ドラレコの機能で、あるとうれしいのが「駐車監視モード」。車への衝撃を感知すると、自動的に電源がオンになり録画を開始してくれるという機能で、「DVR360K97-BK」にも搭載されています。

エンジンを停止させると、選択画面が表示されますので、中央の「駐車監視」を指でタップすることで、約1分後に駐車監視モードが作動します。駐車監視モードでは、車への衝撃を感知すると1〜2秒ほどで電源がオンになり、約30秒間録画してくれます

駐車監視モードのときには、常にドラレコ本体が待機状態になっているため、バッテリー残量によっては衝撃を感知しても録画されない場合があります。取扱説明書に記載されている目安時間は24時間程度とのことで、数日にわたる駐車を常に監視してくれるわけではないのでご注意を。

今回、駐車監視モードから電源をオンにするための実験として、感度を一番高く設定して、ためしに車のボンネットやフロントガラス、運転席の窓ガラスなどを叩いてみましたが、結構力強く叩かないと起動しませんでした。車種や環境にもよるかもしれませんが、「DVR360K97-BK」の駐車監視モードは、窓ガラスを割られる・駐車中に当てられるなど衝撃の大きな事故などの際には役に立ちそうです。

まとめ

正直なところ、「12,800円のドラレコだから、画質もあまりよくなくてきっと使いものにならないんでしょう?」などと、ほんのちょっとだけ思っていたところもあったのですが、あっさりといい意味で裏切っていくドンキクオリティ。さすがとしか言いようがありませんでした。歩行者や自転車、前後の自動車や、対向車線を行き来する自動車までも逃さない360°カメラは、「万が一」の時の強い味方になってくれるはずですし、くっきりキレイに映し出してくれる前方広角カメラとしても、十分な性能を備えていると思います。また、音声の録音はもちろんのこと、防犯モードなど安価ながらドラレコとしてひと通りの機能を抑えているのも嬉しいポイントです。

筆者は初めてドラレコを使ってみましたが、自分でも取り付けできて、こんなに使いやすいなんて思いませんでした。女性にもおすすめのドラレコです

360°をカバーしてくれるという安心感が得られるドラレコを、1万円ちょっとで手にすることができるのであれば、私のような「ドラレコデビュー」の1台としてもってこいと感じました。

万が一はいつ起こるかわからないものです。そのときの「安心」を1万円ちょっとで買えるのならば、安いモノなのではないでしょうか。ちなみに、ドン・キホーテ各店舗では、売り切れが続出しているそうです。お求めはお早めに!

山口真央(編集部)

山口真央(編集部)

紆余曲折あった元女子大生ライター・現価格.comマガジンのルーキー編集部員。趣味はビール片手の野球観戦と某テーマパーク、特技はごはんをおいしそうに食べることです。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
カー用品のその他のカテゴリー
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る