レビュー
Wi-Fi接続で映像をすぐに確認できる!「論よりスマホ」

JVCケンウッド「GC-DR20」テストレビュー/デザインがいい! スマホ連携できて3色選べるドラレコ

JVCケンウッドは、スマートフォンとWi-Fi接続することで映像を確認できるドライブレコーダー「Everio(エブリオ)GC-DR20」を2019年7月初旬に発売すると発表しました。店頭売価は、15,000円前後の想定(メーカー予想)です。

スタイリッシュでカラフルなデザインながら、高精細なフルHD録画に対応。スマートフォンでの映像確認も行えるなど、多彩な魅力を持つJVCケンウッドのドライブレコーダー「GC-DR20」

当記事では、発売よりもひと足先にこのGC-DR20を試す機会を得ることができましたので、その魅力についてレビューをお届けします。

「GC-DR20」の外観は、まるでコンパクトデジタルカメラのようにスタイリッシュです

「GC-DR20」の外観は、まるでコンパクトデジタルカメラのようにスタイリッシュです

GC-DR20の特徴のひとつは、コンパクトデジタルカメラを思わせる、持ち歩きたくなるようなおしゃれなデザインにあります。フロントガラスに設置されているドライブレコーダーは、意外と目立つもの。大事な愛車に、いかついドライブレコーダーがにらみをきかせるように設置されるのは、あまり好みではないと思っている方もおられるでしょう。ですが、GC-DR20のスタイリッシュなデザインなら、カラフルなクルマやかわいいクルマなどにも似合います。

ドライブレコーダーではめずらしく、3色ものカラーバリエーションを展開している「GC-DR20」。中央上が「ブルー」、左下が「ブラウン」、右下が「ブラック」。

現在、販売されているドライブレコーダーの多くは、ほぼブラック1色のみのラインアップのみ。ですが、GC-DR20では「ブルー」「ブラウン」「ブラック」の3色が用意されていて、カラーバリエーションが多いのも特徴です。デザインやカラーにこだわったドライブレコーダーは、めずらしい存在と言えるでしょう。

「GC-DR20」の本体サイズは、ドリンクホルダーにもすっぽりと収まってしまうほどコンパクトです。また、カーナビと大きさを比べると、GC-DR20がいかにコンパクトなのかがわかると思います

また、GC-DR20の本体サイズは、幅が約63mm、高さが約51mm、奧行きが約28mmと手のひらにすっぽりと収まるコンパクトサイズです。これほど小さければ、フロントガラスに取り付けたときに視界を大きく妨げるようなことはないでしょう。今回、実際にGC-DR20を取り付けて昼夜数十キロを運転してみたのですが、ドライブレコーダーが気になったり、じゃまに思うような場面はまったくありませんでした。それほど、GC-DR20がコンパクトということなのかもしれません。

「GC-DR20」には、取り付けに必要なクリップなども最初から付属しているので、取り付けもすぐに行えます。■GC-DR20の付属品:microSDHCカード:8GB(高耐久MLCタイプ)/USB電源アダプター/電源コード/取付ブラケット(両面テープ)/コードクリップ(5個)/フェライトコア/結束バンド

GC-DR20では、自分でクルマに取り付けができるよう、コードクリップや結束バンドなど、設置に必要な付属品が初めから同梱されていて、とても親切です。

フロントガラス全体の縦の長さを測って(上画像)から、その20%の長さを測り(下画像)、その20%の範囲内にドライブレコーダーを貼り付けます

ドライブレコーダーは、設置する場所にさえ気を付ければ、自分でも簡単に取り付けられます。ドライブレコーダーなど事故の状況に関わる情報を入手するためのカメラは、「道路運送車両法」によってフロントガラス上部から「20%」以内の範囲、もしくはフロントガラス下部から「150mm」以内の範囲への設置が定められています。今回はフロントガラスの上部に設置するため、フロントガラスの縦の長さを測ったあと20%の長さを計算して、その数値内にドライブレコーダー本体が収まるように設置しました。

取付ブラケットのドライブレコーダー本体への装着は、横から差し込むだけですのでとてもカンタンです

取付ブラケットのドライブレコーダー本体への装着は、横から差し込むだけですのでとてもカンタンです

取付ブラケットの両面テープはかなり強力なので、貼り付け位置は慎重に決めましょう。また、取り付け位置はワイパーの拭き取り範囲内のほうが撮影映像も汚れにくいので、電源を入れて液晶画面を見ながらワイパーを動かして、貼り付け位置を調整するといいでしょう

また、できればドライブレコーダーのレンズがワイパーの拭き取り範囲内に収まるような位置に設置しましょう。フロントガラスが汚れていると、ドライブレコーダーにどれほどいいレンズが搭載されていてもガラスの汚れが映ってしまうからです。ドライブレコーダーの設置位置を大まかに決めたら、実際にワイパーを動かして確かめてみるといいでしょう。

設置位置が決まったら、貼り付けるガラス面をきれいに拭いたあと、取付ブラケットの両面テープで貼り付けます。ちなみに、この両面テープはかなり強力なため、何度も貼り直すことは難しいのでズレないよう慎重に貼り付けましょう。

ドライブレコーダーを設置したら、配線ケーブルを天井裏に隠していきます。天井とフロントガラスのすき間は大きく開いていることが多いので、手でちょっと押し込めばラクに入っていきます

Aピラーのあたりも、撮影車両では手でカンタンに入れることができました

Aピラーのあたりも、撮影車両では手でカンタンに入れることができました

ドライブレコーダーの設置が完了したら、配線ケーブルを隠していきます。クルマの天井やカバーは意外とすき間があるので、ケーブルのように細いものであれば手で押し込むと入っていくことが多くあります。もし入っていかないようなら、マイナスドライバーの先をハンカチでくるんで、ケーブルやクルマを傷つけないように注意しながら、少しずつ押し込んでいきましょう。

シガーソケットの周りはケーブルが露出しますが、付属のコードクリップを使えばきれいに配線させることができます

シガーソケットのあたりは、ケーブルがブラブラしてしまいますので、付属のコードクリップを使ってきれいに配線しましょう。また、ケーブルが余ってしまったら付属の結束バンドで束ねたうえで、センターコンソールの裏などに隠してしまいましょう。これで、ドライブレコーダーの設置は完了です。

GC-DR20には、8GBのmicroSDHCカード(高耐久MLCタイプ)も同梱されているので、クルマへ設置したらすぐに録画を始めることができます。ちなみに、GC-DR20に適合する記録媒体はClass10以上のmicroSDHCカードで、対応する容量は8GBから32GBまでです。同梱されている8GBのmicroSDHCカードではおよそ1時間10分録画できますが、もし足りないと思われる際には、別途市販のmicroSDHCカードを購入しましょう。

■microSDHCカードへの録画時間(イベント記録含む)
[8GB] 約1時間10分/[16GB] 約2時間25分/[32GB] 約5時間

手のひらサイズの「GC-DR20」ですが、F2.0のレンズを搭載していることやフルHDでの撮影が可能など、高い性能を持ち合わせています

GC-DR20は、コンパクトながら1,920×1,080のフルHD解像度で録画することができます。レンズは、暗い場所でも明るく撮影することができるF2.0のものが採用されているほか、明暗差による白飛びや黒つぶれを抑えるWDR(ワイドダイナミックレンジ)やLED信号の撮影にも対応しています。今回、GC-DR20を使って東京都内の昼と夜の映像を実際に撮影してみました。

昼の都内、東京駅周辺 [GC-DR20 撮影テスト]

上の動画は、東京駅周辺で撮影したものです。前方や隣のレーンを走行するタクシー、営業バンなどのナンバーをはっきりと読み取ることができます。また、自車のボンネットの左右両端が映っていたり、ビルもかなり上階まで映っていたりすることから、広角で撮影できていることがわかります。また、空の青さや木々の緑などの発色が鮮やかなのも、ビデオカメラのノウハウをもっているJVCブランドのドライブレコーダーならではと言えるかもしれません。

夜の都内、銀座周辺 [GC-DR20 撮影テスト]

上の動画は、銀座周辺で撮影しました。脇に駐車しているクルマは、肉眼ではもう少し暗くみえたのですが、映像では明るく撮影できていています。また、走行車線だけでなく対向車線のタクシーなどのナンバーも認識することができるなど、広範囲かつきれいに映っていることがわかります。

GC-DR20は、どちらかといえば初めてドライブレコーダーを買うようなライト層向けの商品なのですが、映像のきれいさはさすが長年ビデオカメラを手がけてきたJVCケンウッドといったところで、昼夜どちらもかなりきれいに撮影できています。

衝撃を検知すると、1分間の録画データが常時録画とは別のフォルダに記録されます

衝撃を検知すると、1分間の録画データが常時録画とは別のフォルダに記録されます

またGC-DR20では、常時録画以外に衝撃検知によるイベント録画機能(検知前10秒、検知後50秒の計60秒間)も備えられているので、大きな衝撃がクルマに伝わるような不意の出来事などがあった際にも安心です。

「JVC Dashcam」アプリを使えば、記録した映像をスマートフォンですぐに再生することができます。画像は、「JVC Dashcam」アプリを使って、動画を再生しています

GC-DR20のもうひとつの特徴が、スマートフォンアプリを使って撮影した映像を手軽に見ることができることです。「JVC Dashcam」と呼ばれるこの無料アプリは、iOSとAndriodの両方に対応しています。なお、記事掲載時点(2019年6月19日)の対応OSバージョンは、iOSが10〜12でAndroidが4.4〜9.0になります。

「JVC Dashcam」アプリでは、「GC-DR20」の動画データをスマートフォンにダウンロードすることもできます

「JVC Dashcam」アプリでは、「GC-DR20」の動画データをスマートフォンにダウンロードすることもできます

GC-DR20とスマートフォンはWi-Fiでダイレクトに接続することができ、一度接続してしまえば次からはクルマのイグニッションをオンにしてドライブレコーダーが起動すれば自動で接続してくれるので、とても便利です。JVC Dashcamアプリでは、GC-DR20で撮影した映像を見ることができるのはもちろん、動画をスマートフォンにダウンロードすることもできます。

「JVC Dashcam」アプリは、ドライブレコーダーの映像をリアルタイムにスマートフォンへ表示させる「ライブビュー」機能や、ボタンを押すと静止画を保存できる撮影機能も搭載されています

また、面白いのはGC-DR20に映っている映像をリアルタイムにスマートフォンに表示させて、ボタンを押すことで静止画を撮影することができるという点です。この機能に関しては、運転しているドライバーは見ることができませんので、主に助手席の同乗者向けの機能になります。さらに、アプリ上でドライブレコーダーの設定を変更することができるというのも便利ですね。

録画した映像をスマートフォンですぐに見ることができるので、たとえば思わぬ事故などに巻き込まれてしまったときにも、その映像をスマートフォンですぐに警察などに確認してもらうことができます。ドライブレコーダー本体に備えられている小さな画面では細かな状況は確認しづらいですが、そのためにノートPCなどを持ち歩くわけにもいきません。それが、スマートフォンなら自分以外の人にもすぐに見てもらうことができますし、(ダウンロードすれば)動画を拡大したり一時停止したりといった操作も容易です。

筆者も以前、実際に(当事者ではないのですが)目の前で事故が起こったことがありました。その際には、自分のクルマにだけドライブレコーダーが付いていたので、それが証拠になるとのことからドライブレコーダーの液晶画面で再生してみたのですが、画面が小さかったために詳細が確認できず、遠く離れた警察署まで向かい、その警察署にあったパソコンで再生して確認し、また現場に戻って、といったことがありました。

そんな体験から考えても、現場にいながら「スマートフォンで再生できる」というのはとても便利で、いざというときは非常に役に立つのではと思います。JVCケンウッドは、そういったいざというときのユーザーの使い勝手を考慮して、「論よりスマホ」というキャッチコピーをこのGC-DR20で展開しています。

魅力的なデザインだけでなく、ドライブレコーダーそのものの実力も高い「GC-DR20」

魅力的なデザインだけでなく、ドライブレコーダーそのものの実力も高い「GC-DR20」

カラフルでスタイリッシュなボディに、フルHDによるきれいな映像を撮影できる技術を詰め込んだGC-DR20。さらに、不意の出来事に対応するためにWi-Fiによるスマートフォン接続を可能としたり、他の製品と比べて買いやすい価格に設定されているGC-DR20は、初心者だけでなく、古くなってきたドライブレコーダーの買い替えにもマッチした製品です。

桜庭智之(編集部)

桜庭智之(編集部)

PC、AV家電を中心に幅広く担当。クルマ好きのため、週末はフラフラと1000km超を運転する長距離ドライバーと化します。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン タイムセール
カー用品のその他のカテゴリー
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る