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さらなる魅力を武器にN-BOXやスペーシアに挑む!

すべてが新しいダイハツ 新型「タント」は“軽自動車初”が満載!

ダイハツは、人気の軽自動車「タント」「タントカスタム」をフルモデルチェンジして、2019年7月9日から販売開始した。

ダイハツ 新型「タント」(左)と、新型「タントカスタム」(右)

ダイハツ 新型「タント」(左)と、新型「タントカスタム」(右)

タントは、昨今の軽自動車では人気のカテゴリー「スーパーハイトワゴン」の先駆者として2003年に登場。ボディサイズに制約のある軽自動車とは思えないほどに広大な室内空間を持ち、2007年に発売された2代目では乗降性を向上させるために助手席側のBピラーを取り払った「ミラクルオープンドア」を採用するなど、他の軽自動車にはない魅力を持つことで人気を得た。

ダイハツ 新型「タント」には、先代と同様に助手席側にBピラーがなく、大開口の「ミラクルオープンドア」が採用されている

タントは2003年の発売時から2019年の現在まで、軽自動車の販売ランキングで常にトップ5圏内に入るほどに売れ続けている、ダイハツの基幹車種だ。

今回、そんなタントが内外装からプラットフォーム、エンジン、サスペンションに至るまで、すべてを刷新した新型モデルとして登場した。4代目となる新型タントの価格とグレードラインアップについては、以下のとおりだ。

■ダイハツ 新型タントのグレードラインアップと価格

ダイハツ 新型「タント」

ダイハツ 新型「タント」

ダイハツ 新型「タントカスタム」

ダイハツ 新型「タントカスタム」

-新型タント-
L(スマートアシスト非装着車):1,220,400円 [2WD]/1,344,600円 [4WD]
L:1,306,800円 [2WD]/1,431,000円 [4WD]
X:1,463,400円 [2WD]/1,587,600円 [4WD]
X ターボ:1,560,600円 [2WD]/1,684,800円 [4WD]

-新型タントカスタム-
カスタム L:1,549,800円 [2WD]/1,674,000円 [4WD]
カスタム X:1,668,600円 [2WD]/1,792,800円 [4WD]
カスタム RS:1,749,600円 [2WD]/1,873,800円 [4WD]

前述の、Bピラーがなくなることで助手席側が大きく開く「ミラクルオープンドア」は、新型タントにも引き続き採用されている。

ダイハツ 新型「タント」では、運転席が後方へ大きくスライドすることによって、後席に直接アクセスできるようになった

さらに、新型タントでは運転席が前後に大きくスライド(最大540mm)できるようになった(世界初)。これによって、運転席から後席へ直接室内移動(室内ウォークスルー)することが可能になり、たとえば運転席の母親が後席に座る子供のところまで車内で移動して、子供を抱えながらミラクルオープンドアを開けてそのまま降りる、といったことができるようになったのだ。

ダイハツ 新型「タント」には、フロントドアハンドルに触れることで施錠できる「タッチ&ゴーロック」機能が搭載されている

さらに、クルマから降りたあとの施錠は、わざわざ鍵を出す必要はなく、フロントドアハンドルに手を触れるだけでドアロックできる「タッチ&ゴーロック」機能で施錠することができる。このタッチ&ゴーロック機能は、軽自動車初の装備だ。

クルマに近づくだけで、パワースライドドアを自動でオープンさせることができる「ウェルカムオープン」機能は、インパネにある時計マークのボタンを押すことで予約することができる

ちなみに、あらかじめ車内のインパネにあるスイッチを押すことで、クルマに戻ってきた際にスライドドアが自動で開くように予約することができる「ウェルカムオープン機能」も新型タントに搭載されている。この機能は、買い物や子供を抱えているなどによって、両手がふさがれているときなどに便利だ。このウェルカムオープン機能も、軽自動車では初となる。

先代タントでは「スマートアシストIII」と呼ばれる安全装備が採用されていたのだが、新型タントにはさらに進化を遂げた先進の安全技術が搭載されている。新型タントには、「次世代スマートアシスト」と呼ばれる安全機能のほか、新たに運転支援機能の「スマートアシストプラス」が加わり、全15個もの安全機能が採用されている。

-スマートアシスト-
衝突警報機能
衝突回避支援ブレーキ機能
車線逸脱警報機能
先行車発進お知らせ機能
オートハイビーム
コーナーセンサー
車線逸脱抑制制御機能
☆ADB(アダプティブドライビングビーム)[軽自動車初]
☆標識認識機能(進入禁止)
ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方)
ブレーキ制御付誤発進抑制機能(後方)

-スマートアシストプラス-
☆全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)
☆LKC(レーンキープコントロール)
☆スマートパノラマパーキングアシスト [軽自動車初]
☆サイドビューランプ

※☆印は新型タントで新たに追加された安全機能

「スマートパノラマパーキングアシスト」は、駐車枠を自動で検知して画面のガイドと音声によってステアリング操作をアシストしてくれる機能だ

新たに追加された安全機能のなかで注目したいのは、軽自動車に初搭載された駐車支援システム「スマートパノラマパーキングアシスト」だ。クルマを駐車する際、カメラが駐車枠の白線を検知してステアリング操作をアシストしてくれるもので、ドライバーは音声と画面のガイドに従うだけで駐車することができる。さらに、この機能は並列駐車だけでなく縦列駐車に対応しているというのも魅力的だ。

ダイハツ 新型タントに搭載されている「全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)」のイメージ

また、先行車を0km/hで停止するまで追従してくれる「全車速追従機能付ACC」や、夜道で右左折する際に曲がる方向を照らしてくれる「サイドビューランプ」など、これまでは軽自動車よりも価格の高い普通車などに搭載されていたような機能が、新型タントに採用されているという点にも注目だ。

新型タントでは、「DNGA(ダイハツ ニュー グローバル アーキテクチャ)」と呼ばれる新たな開発技術が採用されている。このDNGAによって、プラットフォームを含むさまざまなパーツを複数のダイハツ車に搭載できるよう一括開発して共通化し、効率的に刷新することが可能になったという。今回、そのDNGAの第1弾となる新型タントでは、プラットフォームからボディ、エンジン、トランスミッション、サスペンションに至るまで走行性能を左右するあらゆるパーツが刷新されている。

新プラットフォームについては、従来と比べて曲げ剛性を30%アップさせながら、40kg軽量化。エンジンは、日本初となるマルチスパーク(複数回点火)の採用などで燃費をアップさせている。CVTは、従来のベルト駆動に加えて世界初のスプリットギヤを組み込むことで、低速域のパワフルな加速と高速域における燃費のよさを両立。サスペンションは、部品の配置や角度を見直すことなどによって、操縦安定性と心地よい乗り心地を実現しながらも、約10kgの軽量化が施されている。

ダイハツ 新型「タント」の走行イメージ

ダイハツ 新型「タント」の走行イメージ

これまでのタントは、使い勝手の高さという点においては秀でていたものの、走りについては車重の重さなどがネックとなっていた。それが、DNGAによって走りに重要な多くのパーツが刷新されたことによって、ホンダ「N-BOX」やスズキ「スペーシア」といったライバル車に肩を並べるほどになったと言える。そして、従来のミラクルオープンドアの機能をさらに高めたり、ファミリーにおける使い勝手のアップや安全性能の大幅向上など、新型タントは飛躍的な進化を遂げている。

ダイハツは今後、この新型タントを皮切りにDNGAによって部品を共有化した新型車を次々と投入していく。ダイハツによると、新型車の投入ペースはこれまでの1.5倍にスピードアップし、2025年までに15タイプ、21車種に新プラットフォームを展開していくという。新型タントは、その第1弾として重要な役割を担うことは間違いないが、さらにN-BOXやスペーシアといった強力なライバルたちを相手にどこまで迫れるのかにも注目したい。

桜庭智之(編集部)

桜庭智之(編集部)

PC、AV家電を中心に幅広く担当。クルマ好きのため、週末はフラフラと1000km超を運転する長距離ドライバーと化します。

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