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ハイウェイスターのグリルが新デザインに、安全装備も充実

日産 新型「セレナ」マイナーチェンジでフロントフェイスが大胆に変わった!

2019年上半期(2019年1〜6月)の国内販売ランキングにおいて、日産「セレナ」が3列シートミニバンにおいて1位になった。

2019年8月にマイナーチェンジされた日産 新型「セレナ」では、フロントフェイスが押し出し感の強いデザインへと変更された。画像のグレードは「ハイウェイスターV」

販売ランキングの上位には、軽自動車のホンダ「N-BOX」やスズキ「スペーシア」、小型車の日産「ノート」やトヨタ「アクア」など、比較的安い価格帯の車種が数多くランクインしている。だが、セレナは手頃なグレードでも270〜300万円に達するにもかかわらず、人気のコンパクトミニバンであるトヨタ「シエンタ」をも僅差で抑えている。そのようなことを考えると、セレナの販売は目下好調と言えるだろう。

そんなセレナへ、2019年8月にマイナーチェンジが施された。今回のマイナーチェンジで最も注目したいのは、「フロントフェイス」が変わったことだ。

マイナーチェンジ後の日産 新型「セレナ」。左がノーマルグレードで、右がハイウェイスター

マイナーチェンジ後の日産 新型「セレナ」。左がノーマルグレードで、右がハイウェイスター

従来のセレナには、水平基調でシンプルなフロントフェイスが採用されていたが、マイナーチェンジによって押し出し感が強いデザインへと変更された。昨今のミニバンユーザーには、個性が強く存在感のあるフロントフェイスが好まれるため、マイナーチェンジによって流行りのデザインへと改められたのだ。

日産 新型「セレナ」ハイウェイスターのフロントフェイス部分のアップ。トヨタ「アルファード」などを連想させるようなデザインパターンながら、日産のアイデンティティーである「ダブルVモーショングリル」も採用されている

特に大きく変わったのが、「ハイウェイスター」グレードだ。たとえば、トヨタ「アルファード」や「エスクァイア」などを連想させるような、細かなクロームを散りばめたようなフロントフェイスが、ハイウェイスターに採用されている。またハイウェイスターでは、リアコンビランプについてもノーマルグレードと異なる専用パーツが採用されている。

日産 新型「セレナ」ハイウェイスターには、テールライトも専用のリアコンビランプが採用されている

日産 新型「セレナ」ハイウェイスターには、テールライトも専用のリアコンビランプが採用されている

日産 新型「セレナ」のヘッドライトには、日産初の「アダプティブLEDヘッドライトシステム」が採用されている。時速30km/h以上でヘッドライトを点灯しているとき、対向車や先行車に照射しないよう自動でハイビームの照射範囲を切り替えてくれるというシステムだ

機能面においては、安全装備が進化している。新型セレナには、日産車初の「アダプティブLEDヘッドライトシステム」が設定されている。ハイビームで走行中に前方の対向車などを検知すると、片側に12個ずつ配置されたLEDライトの照射範囲を変えることで、ハイビーム状態を保ちながら対向車両の眩惑を抑えてくれる。

この機能は、「ハイウェイスターV」や「ハイウェイスターG」には標準装備されており、ノーマルボディの「XV」などでは9万1,800円(LEDフォグランプを加えると10万2,600円)のメーカーオプションになっている。

日産 新型「セレナ」には、全方位360°の安全を提供する「全方位運転支援システム」が全グレードに標準設定されるようになった

さらに、後方の並走車両を検知して警報をうながし、接触しそうな際にはブレーキを制御して元の車線へと戻してくれる「BSW(後側方車両検知警報)」「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」や、後退しながら車庫から出る際に後方を横切る車両を検知して注意をうながしてくれる「RCTA(後退時車両検知警報)」などが、全グレードに標準装備という形で新設定された。

そのほか、「インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)」や「LDW(車線逸脱警報)」については、以前はオプション設定であったものがマイナーチェンジによって全車標準装備となっている。また、「踏み間違い衝突防止アシスト」なども標準装備へと変更された。

運転支援機能の「プロパイロット」については、制御そのものが見直されている。ドライバーが設定した速度を下り坂でも維持するためのブレーキ制御などが、以前に比べて滑らかになった。

セレナは、上記のような改善が加えられたことで安全性が高められているが、価格については割安だ。特に、「ハイウェイスターV」(293万2,200円)は、マイナーチェンジ前に比べて5万7,240円値上げされたが、それ以上に装備を充実させている。前述した、「アダプティブLEDヘッドライトシステム」(LEDフォグランプ付き/オプション価格は10万2,600円)や、「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」「BSW(後側方車両検知警報)」などを標準装備。総額では、安全面を中心に22万円相当の装備が加わっているので、値上げ額を差し引いても約16万円割安になっている。

ただし、2019年8月上旬に販売店にたずねたところ「マイナーチェンジ前の在庫車が相当に残っている」と言う。在庫車は安全装備が少なく、マイナーチェンジ後の車両に比べると価格が16万円ほど割高だが、値引き額も大きく「40万円以上は値引きする」とのことだ。口頭で40万円なら、商談が進めば50万円近い金額になるだろう。いっぽう、マイナーチェンジ後の値引きは20万円前後だから、安さを重視して在庫車をねらうという手もあるだろう。

また、日産では2019年9月30日までに「プロパイロット」「プロパイロットパーキング」「インテリジェントクルーズコントロール(ICC)」のいずれかを搭載する日産車を購入したユーザーを対象とした、「先進技術乗りかえキャンペーン」を実施している。

このキャンペーンを適用すれば、新旧セレナともにプロパイロットを装着した車両などを選ぶことで、メーカーから10万円のキャッシュバックが受けられる。たとえば、在庫車のセレナ(プロパイロット装着車)を45万円の値引きで購入すれば、キャッシュバックを含めて55万円安くなるわけだ。

日産 新型「セレナ」を消費税増税前に購入するなら、8月のなるべく早い段階で契約しておきたいところだ

日産 新型「セレナ」を消費税増税前に購入するなら、8月のなるべく早い段階で契約しておきたいところだ

マイナーチェンジを受けたセレナの場合、販売店によると「今のところ、新しいセレナの在庫車は少ない。8月上旬にメーカーに発注した場合、お盆休みも入るから登録は9月中旬から下旬になる」と言う。

もし、マイナーチェンジを受けて安全装備を充実させたセレナを消費増税前に購入(9月中に登録を済ませないと消費税は10%になる)するなら、なるべく8月のなるべく早く段階で契約を済ませておいたほうがいいだろう。

渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

「読者の皆様に怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けるモータージャーナリスト

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