イベントレポート
所有欲が刺激される個性派カーをピックアップ!

ユニークなクルマがズラリ! 「カートラジャパン2019」で車中泊カーのトレンドをチェック!!


クルマと旅をテーマとしたイベント「カートラジャパン2019」が2019年9月20〜22日に開催された。トレンドとなりつつあるスタイルや人気モデルを中心に、車中泊旅やキャンプに出かけたくなる個性的な車中泊カーを紹介しよう。

「バンライフ」の波が日本国内にもやってくる!?

最初に紹介するのは、欧米を中心に人気が高まっている「VAN-LIFE(バンライフ)」と呼ばれるスタイルのクルマだ。VAN-LIFEとは、1BOX(バン)をベース車とし、車内にウッド調のパネルを貼るなどしてログハウスの中にいるようなスタイルにリノベーションすること。海外ではDIYされることが多いが、車検のある日本国内では自分で施工するのはハードルが高いためか、最近はバンライフスタイルの車中泊向けカスタムカーが増えているのだ。

NEXT LIFE「ライトエース」

外装をオールペン(全塗装)され、かなりおしゃれな雰囲気に仕上げられた2005年式のトヨタ「ライトエース」。ベッドキットなども装備された車内にはウッドパネルが貼られ、ぬくもりを感じることができ、普通の車中泊とは違う気分が味わえる。今回、個人的にもっともグッときた1台だ。

年式の古い商用車とは思えない雰囲気。デモカーだが、販売予定価格は178万円(税込)とのこと

年式の古い商用車とは思えない雰囲気。デモカーだが、販売予定価格は178万円(税込)とのこと

オフロードも走れそうな太いタイヤとホイールも、雰囲気づくりにひと役買っている。オーバーフェンダーも迫力があり、かっこいい

天井や壁面に施されたウッドパネルがバンライフならでは! NEXT LIFEでは、こうした加工を20万円程度から受注している

オリジナルのベッドキットを展開すると、荷室は完全にフラットに。寝心地はかなりよさそうだ

オリジナルのベッドキットを展開すると、荷室は完全にフラットに。寝心地はかなりよさそうだ

GORDON MILLER MOTORS「GMLVAN C-01」

バンライフスタイルのコンプリートカーを販売しているGORDON MILLER MOTORSのブースで目に留まったのは、日産「NV200」をベースとした「GMLVAN C-01」。メーカー出荷前にオリジナルカラーでペイントされているので、商用車っぽい雰囲気は払拭され、天然木でウッド調にまとめられた車内は落ち着きのある空間を創出している。

コンパクトな車体なので、運転もしやすそう。価格は355万1,900円(税込)〜

コンパクトな車体なので、運転もしやすそう。価格は355万1,900円(税込)〜

リアシートは前にも後ろにも向けられる

リアシートは前にも後ろにも向けられる

天井やサイド部分にウッドパネルを効果的に配置。荷室には、ウッドの台が設置されている。リアシートを倒せば荷室に設置されたパネルと合わせてフラットな空間を創出することが可能だ

荷室のパネルは、テーブルに展開することもできる。車内での食事などもリラックスして楽しめそうだ

荷室のパネルは、テーブルに展開することもできる。車内での食事などもリラックスして楽しめそうだ

GORDON MILLER MOTORS「GMLVAN V-01」

GORDON MILLER MOTORSから、トヨタ「ハイエース」をベースとしたコンプリートカー「GMLVAN V-01」も紹介したい。オリジナルのフロントフェイスに変更されたGMLVAN V-01は、レトロで雰囲気のある仕上がりになっている。さらに、内装の大部分はリアルウッド。木のぬくもりを感じる広々とした車内での時間は、想像以上に心地よいものだろう。

ハイエースにありがちな業務用っぽさを排除したフロントフェイス。価格は471万9,000円(税込)〜

ハイエースにありがちな業務用っぽさを排除したフロントフェイス。価格は471万9,000円(税込)〜

内装にはリアルウッドを用いているので、経年変化による味わいも楽しめる

内装にはリアルウッドを用いているので、経年変化による味わいも楽しめる

荷室のウッドパネルは着脱でき、リビングモードやラゲッジモード、ベッドモードなど、さまざまな空間に変えられる

オフロードも駆け抜けて車中泊!

未舗装路にもガンガン入っていけるオフロード仕様の車中泊向けのクルマは、特に、アウトドアを趣味とする人たちに人気が高い。オフロードの走破性が高いベース車を採用したモデルから、未舗装路を走れるようにするためのパーツまで紹介しよう。

frexdream「ランドクルーザープラド」

海外では未舗装の道なき道を旅する人たちのことや、そんな人が乗るクルマを「オーバーランダー」と呼ぶが、トヨタ「ランドクルーザープラド」をベースとした本モデルは、そんなスタイルを再現している。バンパーを一式交換し、太く、大きなオフロード用タイヤを装着したその車体は、オフロードに分け入り、見晴らしのいいところでキャンプするようなシーンが似合う。

現行型の「ランドクルーザープラド」をベースとしたデモカー

現行型の「ランドクルーザープラド」をベースとしたデモカー

傾斜の激しい坂や大きな凸凹などを乗り越えられるように、バンパーの下側がないオーストラリア製のごついバンパーを装備。「カンガルーバンパー」とも呼ばれる

荷台には同社が輸入するARBのルーフテント「Simpson Tent V」(価格は24万8,500円/税別)が装着されていた

荷台には同社が輸入するARBのルーフテント「Simpson Tent V」(価格は24万8,500円/税別)が装着されていた

そして、リアにはファットタイヤのマウンテンバイクも装着できるキャリアを装備。筆者がトライしてみたい憧れのスタイルだ

frexdream「ランドクルーザー60」

frexdreamでは、旧型の「ランドクルーザー」をベースとしたカスタムカーも販売しているので紹介しておこう。なかでも特に人気が高いのが、「60(ロクマル)」と呼ばれる、ボディが角張った丸目ライトのモデル。展示されていたのは、その後継モデル「ランドクルーザー80」で再現したデモカーだが、プレスのラインなど、細部も見事に「60」の雰囲気で仕上げられている。

ベース車のランドクルーザー80は、オフロードでの走破性にも定評がある

ベース車のランドクルーザー80は、オフロードでの走破性にも定評がある

ラゲッジスペースには、開発中の「CARVINベッドキット」を設置。大人2人が就寝できる

ラゲッジスペースには、開発中のベッドキットを設置。大人2人が就寝できる

ルーフテントを使えば、大人4人が寝ることも可能に

ルーフテントを使えば、大人4人が寝ることも可能に

Forest Auto Factory「N-VAN」

軽自動車ながら未舗装路を走れるようにカスタマイズされたホンダ「N-VAN」が、Forest Auto Factoryのブースに出展されていた。地上高を約50mmアップさせることで、凸凹のある林道や轍(わだち)のある雪道などでの走破性が向上するというもので、方法は「FAFリフトアップスプリング」を装着するのみ。スプリングを交換するだけなので、車検にもそのまま適合。めんどうな改造申請も必要ないという。

「FAFリフトアップスプリング」(価格は39,800円/税込)とステンレス製のバンパーガード(価格は54,800円/税込)を装着した「N-VAN」

「FAFリフトアップスプリング」に交換すると車高がアップし、悪路での走破性が高まるだけでなく、乗り心地も向上するとのこと

就寝時に使用するのは「FAFパーフェクトマット」(価格は39,800円/税別)。一見、ただのマットに見えるが……

医療用素材が使われており、重さの分だけ反発するという。試しに横になってみたところ、体が宙に浮いているような感覚! これは、寝心地がよさそうだ

ARGOの水陸両用トレーラー

陸地はもちろん、水上も進めるARGOの水陸両用車用のトレーラーが、販売を手がけるサポートマーケティングサービスのブースに展示されていた。主に、消防庁などの省庁や自治体向けに販売され、災害時などに活躍している車種で、ダムや河川などの工事現場にも導入されているという。個人で所有するものではないが、そのインパクトに多くの人が足を止めていた。

水陸両用車でけん引するトレーラーも、もちろん水陸両用

水陸両用車でけん引するトレーラーも、もちろん水陸両用

トレーラーに装備されているテントは非売品

トレーラーに装備されているテントは非売品

テスト用のテントだということだが、中を見せてもらった。かなり広々とした内部で快適に寝られそうだが、主に人員運搬に使うコンセプトなのだとか

まず運転する機会はないが、水陸両用車のハンドルはバイクのような設計。4人乗りでエンジンは748ccで30PSを発揮する。なお、展示されていたモデルの生産は終了しており、今後は操作部などが改良された新モデルに移行するという

ダントツ人気はやはり軽自動車ベースのモデル

ここまで紹介したクルマと比べるとインパクトは弱いかもしれないが、会場でもっとも多くの人が高い関心を持って見ていた軽自動車をベースとした車中泊カーの中から、ユニークなモデルをピックアップしてみた。

TentCar「N-VAN」

トイファクトリーが展開するブランド「TentCar」から出展されていたホンダ「N-VAN」のコンプリートカーには、キャンピングカーメーカーらしい質のいいオリジナルの台やベッドキットなどが装備されており、かなり快適に過ごせそう。ジムニーのベッドキットなど、パーツでの販売も行っているので、車中泊をするならチェックしておきたいメーカーだ。

コンプリートカー(キャリアやサイドオーニングなどは除く)の価格は174万3,000円(税別)〜

コンプリートカー(キャリアやサイドオーニングなどは除く)の価格は174万3,000円(税別)〜

ベッドキットはセット価格で25万8,000円(税別)

ベッドキットはセット価格で25万8,000円(税別)

凸凹も隙間なく、上手に設計されている

凸凹も隙間なく、上手に設計されている

ベッドキットのベースとなる台は伸縮できる構造

ベッドキットのベースとなる台は伸縮できる構造

T.S.D「エブリイ」

商用軽バンか……と通り過ぎたあとで、振り返って2度見してしまったのが本モデル。スズキ「エブリイ」の車体に「ジムニー」の顔を採用したユニークが1台で、近いうちに商品化の予定だという。

ジムニーのフロントフェイスになるだけで、イメージが一新される

ジムニーのフロントフェイスになるだけで、イメージが一新される

フロントタイヤが露出しているのも迫力を高める。キット価格は30万円程度になるとのこと

フロントタイヤが露出しているのも迫力を高める。キット価格は30万円程度になるとのこと

T.S.Dが販売する「ALUDRA」のルーフテントを装着。写真のルーフテントのサイズはSで、価格は28万8,000円(税別)

ルーフテントの窓はアクリル製となっており、開閉可能

ルーフテントの窓はアクリル製となっており、開閉可能

増谷茂樹

増谷茂樹

カメラなどのデジタル・ガジェットと、クルマ・バイク・自転車などの乗り物を中心に、雑誌やWebで記事を執筆。EVなど電気で動く乗り物が好き。

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