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ハイエースがベースとは思えない豪華な内外装が魅力

アルヴェルよりもでかい!国内最大級の高級ワゴン、トヨタ 新型「グランエース」2019年内に発売

2019年10月24日(木)に開幕した、「東京モーターショー2019」。トヨタのグループ会社である「トヨタ車体」ブースでは、新型車が披露された。

「アルファード」や「ヴェルファイア」よりも大きなボディサイズで、3列目までキャプテンシートという豪華な内装を持つ「グランエース」。2019年内に発売される予定だ

それが、全長5,300mm×1,970mm×1,990mmという、日本国内のメーカーとしては最大級のボディサイズで登場した「グランエース」だ。企画や開発、生産などはトヨタ車体が担当し、全国のトヨタディーラーで2019年内に販売開始される。

海外仕様の新型「ハイエース」がベース

「上質かつ快適な移動空間」として開発されたグランエースは、役員車としてのカンパニーカーや高級ホテルの送迎車として使われることを想定したもので、3列シート6人乗りと4列シート8人乗りの2タイプが用意される。今回、トヨタ車体のブースに展示されていたのは6人乗りタイプだ。

トヨタらしく、押し出し感の強いフロントフェイスデザインが採用されている

トヨタらしく、押し出し感の強いフロントフェイスデザインが採用されている

ハイエースがベースのため、リアはやや角張ったデザインとなっている

ハイエースがベースのため、リアはやや角張ったデザインとなっている

外観は、大きなメッキグリルを持つ迫力あるフロントマスクが印象的だが、ボディ後部はハイエースのように角ばっているのが特徴的だ。それもそのはず、グランエースは今年2月にフィリピンで発表された300系「ハイエース」(日本未発売)がベースなのである。

2019年2月に、フィリピンで発表された海外向けの新型「ハイエース」。「グランエース」も、この新型ハイエースがベースとなっている

海外では堅牢なハイエースをベースとする高級ミニバンやワゴンのニーズが高く、グランエースも実はオーストラリアや台湾などですでに「グランビア」あるいは「マジェスティ」として発表されており、満を持しての国内デビューというわけだ。

リムジン並みの足元空間を持つキャプテンシート

ブラックのトリムに明るいベージュの本革シート、茶木目が組み合わされるインテリアは、アルファードのような雰囲気で高級ワゴンと呼ぶにふさわしいものだ。

ブラック基調で木目調加飾が施されるなど豪華な「グランエース」のインパネ

ブラック基調で木目調加飾が施されるなど豪華な「グランエース」のインパネ

インパネの質感こそアルファードに譲るが、キャプテンシート仕様となるセカンドシートやサードシートは、アルファードの「エグゼクティブパワーシート」と同等の質感で、電動でリクライニングできるほか、電動オットマン、シートヒーターも装備。ロングスライド機構によりリムジンのような足元空間を実現している。

2列目シート、3列目シートともに独立したキャプテンシートが施されている。画像は3列6人乗り仕様で、4列8人乗り仕様も用意されている

ただし、ハイエースベースという成り立ちゆえ床面が高く、1,990mmの全高に対して室内高は低め。室内高はアルファードの1,400mmより110mm低い1,290mmで、座ってみるとたしかに少々、天井が低い印象を受けた。

なお、4列シートの8人乗り仕様は、セカンドシートまでが6人乗りと共通。サードシートはオットマンや大型アームレストがつかないキャプテンシートとなり、4列目は2人がけのベンチシートとなる。

2.8Lディーゼルエンジンを搭載。価格は500万円〜か

グランエースのパワートレーンは1種類のみ。2.8Lクリーンディーゼルエンジン(1GD型)に、6速オートマチックトランスミッションが組み合わせられる。これは現行ハイエース(200系)と共通のパワートレーンだが、専用チューニングが施されているものと見られる。駆動方式はFR(後輪駆動)だ。

プレスカンファレンスに登壇したトヨタ車体の増井敬二 代表取締役社長は、「エンジン音が気にならず、とても静かな室内で、ゆったり快適な乗り心地だった」と語っていた。最適な遮音や吸音材を行うことで、高級ワゴンにふさわしい静粛性を追求したことが強調されていた。

先進装備の面では、歩行者(昼夜)や自転車(昼間)を検知対象に加えた「Toyota Safety Sense」を搭載するほか、駐車場など低速走行時での衝突被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー「パーキングサポートブレーキ(静止物)」も装備されている。

価格は発表されなかったが、500〜700万円ほどになると見られている。「メルセデス・ベンツ Vクラス エクストラロング」(全長5,380mm)の強力なライバルになりそうだ。

木谷宗義

木谷宗義

車メディアとSNSの編集者。編集者として企業メディアやSNSのコンテンツ制作を手がける他、自身もライターとして年間約100本の記事を執筆する。自動車の歴史から機能解説、ドライブデートまでその幅は広いが、その主軸はひとりの自動車ユーザーとして「役に立つこと」。1981年、神奈川県生まれ。

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