レビュー
ホンダが始めた無料バイクレンタルサービス「HondaGO BIKE STAND」に注目

なんと、ホンダのバイクが無料で借りられる!「モンキー125」に乗ってその魅力をレビュー

ホンダは、2019年8月30日から「HondaGO BIKE STAND」と呼ばれるバイクの無料レンタルサービスを開始しています。同サービスを受けられるのは、神奈川県鎌倉の「材木座テラス」、京都の「ホテル アンテルーム」、福島の「天神浜オートキャンプ場」の3か所(記事掲載時点)です。

「材木座テラス」の「HondaGO BIKE STAND」では、同サービスでは唯一、ホンダ「モンキー125」をレンタルすることができます

レンタル可能な車種は、ホンダ「クロスカブ50」や「ジョルノ」など50ccの原付バイクが主なのですが、鎌倉の材木座テラスでは125ccの「モンキー125」を借りることができます。

モンキー125と言えば、50ccのモンキーが惜しまれつつ生産終了となった2017年から1年後の2018年7月12日に125ccの原付二種として復活を遂げて大きな話題となり、発売からしばらくの間は納車遅れが発生するほど受注が殺到した人気モデルです。

今回、ホンダの無料レンタルサービスを機に、あらためて鎌倉周辺をモンキー125で走ってみて、その魅力をレビューしたいと思います。

※以下に登場するモンキー125のボディカラーは「バナナイエロー」ですが、実際の貸し出し車両のボディカラーは「パールグリッターリングブルー」になります。

■ホンダ「モンキー125」の価格
モンキー125:407,000円
モンキー125 ABS:440,000円
※価格はいずれも税込

■ホンダ「モンキー125」の主なスペック
型式:2BJ-JB02
全長×全幅×全高:1,710×755×1,030mm
最低地上高:160mm
シート高:775mm
車両重量:105kg(ABS仕様:107kg)
乗車定員:1人
燃料消費率(WMTCモード):67.1km/L
最小回転半径:1.9m
エンジン型式:JB02E
エンジン種類:空冷4ストロークOHC単気筒
総排気量:124cc
最高出力:6.9kW[9.4PS]/7,000rpm
最大トルク:11N・m[1.1kgf・m]/5,250rpm
燃料タンク容量:5.6L
変速機形式:常時噛合式4段リターン

パーツの1つひとつがとてもていねいに作られていて、所有欲を満たしてくれるような愛着の湧くデザインに仕上げられています

まず、走り出す前にモンキー125の外観を眺めてみると、1つひとつのパーツがしっかりと作り込まれており、細かなディテールまで愛着がわくデザインに仕上げられていることがわかります。ヘッドライトやテールライト周り、前後ウィンカーやメーター、フェンダー、マフラーにいたるまでさまざまな個所がクロームメッキで塗装されていて、125ccのバイクとは思えないような質感の高さを覚えます。また、随所に円いパーツがちりばめられていてかわいらしいその造形は、所有欲を大いに満たしてくれそうです。

「モンキー125」は、パーツの至るところにクロームメッキが採用されていて、外観に高級感があります。ヘッドライトやテールライトはLED仕様で、夜間においても周囲を明るく照らしてくれるので安心感があって、自車の視認性も大きく高めてくれます

メーターは小ぶりですが、中央には速度計が大きくデジタル表示されていて、走行中の視認性は良好。ただ、メーターに燃費計がないのが少し残念なところです。ベース車の「グロム」では(メーターそのものが異なりますが)瞬間燃費計や平均燃費計がメーターに搭載されていて便利でしたので、モンキー125にも燃費計を採用してほしかったと思います。

座り心地のいいモンキー125のシートには、高密度ウレタンを採用。またがった瞬間、ソファやクッションに座っているかのような感覚になります

モンキー125で気に入っているのが、やわらかくてとても座り心地のいいシートです。厚めでふかふかのこのシートは、何時間乗ってもお尻が痛くなることがほとんどありません。グロムのシートは硬くて薄いので、1〜2時間も乗っていると痛くなってくるのですが、モンキー125は厚めのシートのおかげで疲れ知らず。以前、モンキー125を東京にあるレンタルバイク店で借りて、岐阜まで下道で向かい(125ccのバイクは高速道路に乗れないため)2日間ほど観光してきたことがありました。その際、走行距離はトータルで800km近くになりましたが、疲労度は距離の多さに対してかなり少なく、体の痛みもほとんど無くて驚いたことがあります。ちなみに、後日同じように岐阜へ他メーカーの250ccバイクで行ったところ、現地までの行き帰りに高速道路を使ったにもかかわらず体中が痛くなって相当に疲れたので、モンキー125のシートのよさはかなりのものでしょう。

モンキー125の奥に見える島が、江ノ島です。江ノ島は、材木座テラスから20分ほどで到着できるので、もしバイクを借りたらまずは江ノ島を目指して海岸沿いを走るといいでしょう。江ノ島にはバイクの有料駐輪場も設置されていますので、停める場所にも困りません

足つきについては、シート高が775mmとやや高めなうえにシート幅が広いため、またがると足が少し開きぎみになります。そのため、身長173cmの筆者が座っても足裏がべったりと着くまでにはいきません。ですが、モンキー125は車体の小ささに加えて車重はわずか105kgと軽く、重心も低いので立ちゴケのような不安はありません。たとえば、バイクでツーリング中に急に寄りたい場所が現れたときなど、大きめのバイクなら躊躇してしまうような細い路地であっても、モンキー125なら臆することなくガンガン進入していけます。

鎌倉ではとても狭い道が多く、クルマではすれ違いに気をつかったり、大型バイクでは曲がりづらいような場所でも、モンキー125はスイスイと入っていけます

狭い道のUターンなどはお手のもので、最小回転半径がわずか1.9mの小柄な車体は、まるで自転車に乗っているような感覚で方向転換できます。また、バイクを押し歩くときにも105kgという数値以上の軽さで、平地であれば自転車に少し多めの荷物を載せている程度の重さにしか感じられません。とにかく、バイクのネガティブな要素であるふらつきや重さなどによる不安な感覚がまったくないので、とても気軽に乗ることができるのです。

扱いやすさ抜群のモンキー125ですが、走りについては必要十分なパワーを持ちあわせています。モンキー125のエンジンは、グロムとおなじ空冷4ストロークOHC単気筒エンジンを搭載。トランスミッションは4速リターンで、1速で引っ張るだけでスピードは50km/h近くにまであっという間に到達します。そのため、クルマの流れに乗って走るだけでなく、先頭で流れをリードすることすらできます。

江ノ島から先の国道134号は2車線になり、周囲のクルマの速度も上がってきますが、モンキー125は小柄な車体ながらパワーがありますので、余裕でついていくことができます

流れのいい幹線道路などをクルマと一緒に走ると、1速で0〜20km/h、2速で20〜40km/h、3速で40〜60km/hまでカバーして走れますので、普通に走っていれば4速は使う機会すらなさそうです。実際、今回の試乗でも、4速は制限速度が60km/hと高めの道路を巡航するときにしか使いませんでした。また、モンキー125は重心が低くタイヤが太いこともあって、渋滞などで10km/h以下のペースでノロノロと走っていてもさほどふらつかず、低速域で姿勢を安定させるのがラクです。そんなことから、モンキー125は市街地近郊では本当に使い勝手のいいバイクです。

今回、鎌倉でメインの通りから路地裏まで、さまざまな場所を走ってみたのですが、モンキー125の取り回しのよさは抜群でした。鎌倉は狭い路地が多く、さらに観光名所などではとても混み合いますので、クルマや大型バイクなどでは移動するのが大変です。ですが、モンキー125なら渋滞をうまく回避するルートを探りながら、スイスイと進んでいけます。

モンキー125は、乗れば乗るほどに愛着が増していく魅力を持っているバイクです。車体の大きさやパワーのバランスがよく、道が空いていても混んでいても、大きな幹線道路でも細い路地でも、さまざまな場面でストレスなく快適に、楽しく乗ることができます。また、モンキー125に積まれているエンジンは燃費がとてもよく、エンジンを回しすぎなければ60km/L近く、さらにエコ運転すれば70km/Lに到達することも可能で、ガソリン代はとても安く済みます。唯一ネックなのは、少し高めの車体価格(ABSなし:407,000円/ABS装備:440,000円、いずれも税込)でしょうか。だからこそ、HondaGO BIKE STANDのような、無料で試乗できる機会を活用して、気になったらまず試乗してみるというのはいかがでしょうか。

「材木座テラス」では、今回ご紹介したモンキー125のほかに、ホンダ「クロスカブ50」(左)や「ジョルノ」(右)も無料でレンタルしています

材木座テラスでは、モンキー125のほか、「ジョルノ」と「クロスカブ」の計3車種がラインアップされています。また、必要な方にはヘルメットやグローブ、長袖ウェアなどを無料で貸し出してくれますので、手ぶらで行っても大丈夫です。

「材木座テラス」では、ヘルメットやグローブ、長袖ウェアなども無料で貸し出してくれます。免許証だけはお忘れなく

材木座テラスでバイクを借りたいという方は、事前予約が必要になりますので、以下に記載している「POST by HONEY」へとお電話ください。今後は、試乗可能な拠点や車両ラインアップなどが、さらに増えてくれると嬉しいですね。

「材木座テラス」の目の前には、こんなにきれいな海が広がっています。たまにはバイクに乗って海岸沿いを走り、江の島や鎌倉周辺をツーリングしてみるというのはいかがでしょう

■材木座テラス「HondaGO BIKE STAND」概要

時間:10:00〜18:00
料金:無料
レンタル車両:モンキー125、ジョルノ、クロスカブ
受付:材木座テラス3F「POST by HONEY」0467-61-1450
レンタル可能時間:10:00〜18:00
HondaGO BIKE STAND 問い合わせ対応時間:11:00〜20:00
アクセス:神奈川県鎌倉市材木座5丁目8-25
(JR「鎌倉駅」より徒歩15分、江ノ島電鉄「和田塚駅」より徒歩10分)
貸出し条件:満20歳以上で運転免許証をお持ちの方。服装は長袖・長ズボン、くるぶしが隠れる靴下、スニーカーもしくは動きやすい靴を推奨。

桜庭智之(編集部)

桜庭智之(編集部)

PC、AV家電を中心に幅広く担当。クルマ好きのため、週末はフラフラと1000km超を運転する長距離ドライバーと化します。

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