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新型ルークスのグレードと価格を先取りでお伝えします

価格が分かった! 発表直前、日産 新型「ルークス」グレード解説

いま、気になる軽自動車と言えば、日産の軽ハイトワゴン「デイズルークス」の新型モデルだ。

2020年2月6日に発表された三菱「eKスペース」(左)と「eKクロススペース」(右)

2020年2月6日に発表された三菱「eKスペース」(左)と「eKクロススペース」(右)

姉妹車となる三菱「eKスペース」「eKクロススペース」は、すでに2020年2月6日には価格やスペックなどの詳細が発表されており、2020年3月19日には発売が開始される。いっぽう、日産ブランドのデイズルークスは、記事公開時点でいまだに発売日や価格などの情報はいっさい公開されていない。

先代の三菱「eKスペース」と同日の、2014年2月13日に発表された先代の日産「デイズルークス」

先代の三菱「eKスペース」と同日の、2014年2月13日に発表された先代の日産「デイズルークス」

2014年に発売された先代のデイズルークスは、eKスペースと同日発表(2014年2月13日)だったこともあり、次期モデルがいつ頃発売されるのか気になっている方もおられるのではないだろうか。

筆者が独自に調べた情報によると、新型の車名はデイズを省いた「ルークス」へと変更され、発表日は2020年2月25日、発売日はeKスペースやeKクロススペースと同日の2020年3月19日になる。ルークスとeKスペースは姉妹車なので、先代のように足並みをそろえて発表するのが通例だが、今回は日産と三菱で発表スケジュールが異なった。だが、日産の販売店では、2020年2月12日ごろからすでにグレードや価格を顧客へ明らかにしており、予約受注も開始している。そこで当記事では、まもなく発表される新型ルークスの価格とグレードの情報を、少し先取りしてみなさんへお伝えしたい。

まず、販売店で入手した価格(2WD)とグレードラインアップについては以下の通りだ。

■日産 新型「ルークス」のグレードと価格(2WD)
-標準車-
S:1,415,700円
X:1,546,600円

-ハイウェイスター-
ハイウェイスターX:1,734,700円
ハイウェイスターXプロパイロットエディション:1,843,600円
ハイウェイスターGターボ:1,932,700円

新型ルークスの買い得グレードは、快適装備が充実している「X」

新型ルークスの価格を先代モデルと比べてみると、全体的にはやや高めに設定されている。先代モデルでもっとも安い「S」グレードは1,342,000円だったが、新型ルークスのSグレードは1,415,700円だ。「ハイウェイスターX」も従来モデルは1,669,800円だったが、新型ルークスの同グレードは1,734,700円になる。この値上げは、衝突被害軽減ブレーキの上級化やマイルドハイブリッドの搭載などによるものだろう。

もっとも安価なSグレードは、先行発表されたeKクロススペースの「M」に相当する内容と考えられる。だとすると、スライドドアの電動機能などは装備されず、エアコンもベーシックなマニュアルタイプになるなど、装備内容としてはややもの足りない。

新型「ルークス」には、三菱「eKスペース」と同様に、足でスライドドアを開けることができる「ハンズフリーオートスライドドア」などが装備される

そうなると、売れ筋の買い得グレードは、標準ボディの「X」だ。「ハンズフリーオートスライドドア」や「タッチパネル式フルオートエアコン」、エアコンの風を後席まで行き届かせる「リヤシーリングファン」(三菱の名称は「リヤサーキュレーター」)、「リヤロールサンシェード」など、快適性を高める多くの機能が標準装備される。

新型ルークスのXグレードの価格は1,546,600円と、姉妹車となる三菱「eKスペース G」の1,542,200円、ライバル車となるホンダ「N-BOX G・Lホンダセンシング」の1,543,300円、ダイハツ「タント Xセレクション」の1,490,500円、スズキ「スペーシアX」の1,496,000円などとほぼ同価格になる。軽ハイトワゴンはライバル同士の競争が激しいため、各車とも装備を充実させた買い得なグレードを149〜155万円の狭い価格帯に集中させている。つまり、ルークスXが150万円前後に価格を設定したこと自体、買い得グレードの証でもある。

ターボを選べるのは「ハイウェイスター」だけ

姉妹車のeKスペースでは、標準車にもターボを装着するグレードが用意されているが、新型ルークスの標準車はノーマルエンジンのみだ。新型ルークスでターボを選べるのは、エアロパーツを装着した「ハイウェイスター」だけになる。「ハイウェイスターX」グレードは、ノーマルエンジンを搭載しており、エアロパーツのほかにアルミホイールやLEDヘッドライトなどを標準装備している。そして、「ハイウェイスターX プロパイロットエディション」になると、車間距離を自動制御できるクルーズコントロールなどの運転支援機能が備わり、パーキングブレーキも電動式に変わる。

そして「ハイウェイスターGターボ」は、グレード名が示すとおりターボエンジンを搭載している。CVTには、有段ATのように疑似的な変速操作が行えるパドルシフトが備わる。

グレード選びとしては、価格の割安感を重視するなら標準ボディのX(1,546,600円)がベストだ。エアロパーツを装着したグレードなら、ハイウェイスターXプロパイロットエディション(1,843,600円)が割安になる。また、新型ルークスのターボエンジンは、最大トルクがノーマルエンジンの1.7倍に高まるが、燃費(WLTCモード)は10%しか悪化しない。660ccの排気量では900kgを超える軽ハイトワゴンの車重は負荷が大きく、燃費性能も伸び悩む。その点、ターボエンジンは動力性能を効果的に高められるうえに経済性もいい。登坂路の多い地域に住んでいたり、長距離移動の機会が多いユーザーは、動力性能の高いハイウェイスターGターボ(1,932,700円)も検討しよう。

全高が1,700mmを超える新型ルークスの居住空間は、eKスペースと同様に前後席ともにとても広い。とくに後席は、頭上や足元の空間に余裕を持たせている。後席の座り心地はデイズよりも柔軟なので、4名乗車時でも快適だ。

また、後席に装着されているスライドドアには、足の動作だけで手を使わずに自動的に開閉する「ハンズフリーオートスライドドア」や空調効率を高める「リヤシーリングファン」などといった魅力的な装備が数多く採用されており、ライバル車と比べても引けを取らない。

画像は日産「デイズハイウェイスター」。新型ルークスも、デイズハイウェイスターのようなVモーショングリルがあしらわれたフロントフェイスをまとうものと予想される

最後にデザインに関してだが、新型ルークスの標準モデルは、eKスペースに似た形状のフロントマスクが採用されている。エアロパーツを装着している上級のハイウェイスターについては確認できなかったのだが、デイズやノート、セレナなどと同様に、日産らしいVモーショングリルが採用される可能性が高い。日産のハイウェイスターグレードは総じて人気が高いので、ルークスハイウェイスターもかなりの人気を得ることは間違いないだろう。明かされていないエクステリアについては、2月25日の正式発表を期待して待ちたいところだ。

渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

「読者の皆様に怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けるモータージャーナリスト

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