レビュー
“GR”の名を冠した魅力的な「ハイラックス」が登場!

オートサロンで話題になった「ハイラックス GRGコンセプト」に乗ってみた!

2020年2月20日、「ハイラックス GRGコンセプト」が発売されました。ハイラックス GRGコンセプトは「東京オートサロン2020」で初披露されたモデルで、トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」の「Z“Black Rally Edition”」と呼ばれるオフロードスタイルの特別仕様車をベースに、数多くの魅力的なパーツが装着されたコンプリートカーです。東京地区で販売するのはトヨタモビリティ東京が展開するGR GARAGE東京の4店舗で、車両価格は4,560,000円(税込)、限定20台になります。

「ハイラックス GRGコンセプト」のベースとなった特別仕様車「ハイラックス Z“Black Rally Edition”」。ハイラックスの50周年を記念して発売されたこのモデルは、アルミホイールやフロントグリル、バンパーなどがブラックで統一されているほか、ホワイトレタータイヤも採用されています

「東京オートサロン2020」で発表された「ハイラックスGRGコンセプト」。前述の「ハイラックス Z“Black Rally Edition”」をベースに、極太デッキバーやサイドステップなどが装備されたコンプリートカーです

ハイラックス GRGコンセプトに装着される各種パーツは、アルゼンチンから輸入されます。ハイラックスは世界中のいたるところで走っていて、ランドクルーザーに匹敵する人気を誇っています。特に、未舗装路や不整地などが多い発展途上国では、ランドクルーザーよりもハイラックスのほうが手頃な価格ということもあって、絶大な人気を誇っているのです。むしろ、日本国内の年間販売目標台数である2,000台という数値があまりに過小で信じられないほど、ハイラックスは世界中で見かけることができます。そして、日本国内販売の60%を、なんと20代の若者が購入しているという、国産車ではかなり珍しく若者に支持されているクルマであるとも言えます。

世界中のトヨタ販売店で、国ごとに合わせたハイラックスのアフターパーツが企画・制作されています。特に、アルゼンチンを含む南米はハイラックスの人気が非常に高く、ハイラックスのGRモデルである「ハイラックスGRスポーツ」といった車両も存在するほどです。

ですが、日本ではいままでハイラックスのGRモデルは販売されていませんでした。そこで、ハイラックスGRGコンセプトはハイラックス人気が高い南米から若年層に“刺さる”パーツを輸入、装着することで、GR Garageオリジナルの特別仕様車を「販売店主導で」作り上げたのです。

なお、今回「ハイラックスGRGコンセプト」に装着された各種パーツは、それぞれ単体でも発売される予定です。

■「ハイラックスGRGコンセプト」に装着されている専用パーツ
GRデカール
デッキバー
サイドステップ
フォグランプベゼル
GRスタートスイッチボタン
GRスマートキー

そんなハイラックスGRGコンセプトに装着されるパーツを、「GOODRIDE日本レースクイーン大賞2019」で大賞を受賞した大人気レースクイーンの中村比菜さんと一緒に見ていきましょう。

「ハイラックスGRGコンセプト」のパーツが組み込まれた車両と、レースクイーンの中村比菜さん

「ハイラックスGRGコンセプト」のパーツが組み込まれた車両と、レースクイーンの中村比菜さん

ハイラックスGRGコンセプトは、GRブランドのイメージに合わせてドレスアップが図られています。GRモデルをほうふつとさせるサイドのデカールやロゴステッカーは、ハイラックスGRGコンセプトの専用装備品になります。

サイドデカールは、遠くからでもひと目でGRモデルとわかる意匠となっています

サイドデカールは、遠くからでもひと目でGRモデルとわかる意匠となっています

ハイラックスのデッキ(荷台)を、カッコよくドレスアップするのが「デッキバー」です。この極太のデッキバーが装着されることで、ダカール・ラリーなどラリーレイドマシンのロールバーのような、スポーティーな雰囲気が一気に増します。実用的にも、荷物の固定などにも使えて、何かと便利なのがデッキバーなのです。

「ハイラックスGRGコンセプト」に装着される「デッキバー」は、かなり太めのものが採用されています

「ハイラックスGRGコンセプト」に装着される「デッキバー」は、かなり太めのものが採用されています

オフロード走行もこなすハイラックスならではの装備と言えるのが、スチールの「サイドステップ」です。ハイラックスのサイドステップは、樹脂製タイプが日本国内のトヨタ系列から発売されていますが、オフロード走行時に石などにヒットすると割れてしまうことがあります。ですが、スチール製なら石がヒットしても割れることはなく、またフロントタイヤなどが飛ばす小石などからドアの下部も守ってくれます。このサイドステップはかなりガッチリしていますので、体重の重い方が乗り降りに使ってもビクともしませんでした。

「サイドステップ」はスチール製。樹脂製のものと比べて、割れにくいなどの利点があります

「サイドステップ」はスチール製。樹脂製のものと比べて、割れにくいなどの利点があります

エンジンや足回りはベース車両から変更はありませんが、直4 2.4L 2GD-FTVディーゼルエンジンはトルクが太く、相当にパワフルです。ビュンビュンと軽やかに回るエンジンではありませんが、トルクでグイグイと引っ張っていきますので、大柄なハイラックスでありながら不満なく走らせるには十分なパワーを持ち合わせています。

搭載されるエンジンは、純正と同じ「直4 2.4L 2GD-FTVディーゼルエンジン」が採用されており、2トンを超える車重を軽々と走らせます

今回、ミニサーキットで少しだけ試乗させていただきましたが、この車格(全長5,335mm、全幅1,855mm、標準のZグレードの場合)でコース幅が狭いサーキットをガンガン走ると、ロールは大きいながらも意外にもキビキビと動き、ラフにアクセルを踏んでも中低速のトルクの太さで力強く加速していきます。つい、「もっと大きなサーキットも走らせてみたい!」と思ってしまいます。

「ハイラックスGRGコンセプト」パーツ装着車の試乗イメージ

「ハイラックスGRGコンセプト」パーツ装着車の試乗イメージ

FRベースのパートタイム4WDということもあってステアリング切れ角は大きめで、3mを超えるホイールベースでありながら、コーナーではグイグイと旋回し、予想していたよりも運転しやすく、サーキットでも乗りやすいことに驚きました。ですが、やはりハイラックスは郊外路などをのんびりと走るのが、とても気持ちよさそうに思えます。

「ハイラックスGRGコンセプト」パーツ装着車の試乗イメージ

「ハイラックスGRGコンセプト」パーツ装着車の試乗イメージ

中村比菜さんに、ハイラックスGRGコンセプトのイメージを聞いたところ「こういう本格的な4WDのクルマって、とてもかわいいと思います。まるで大きな犬みたいな感じで、すごくかわいがってあげたい感じがしますね」と話してくれました。

ハイラックスGRGコンセプトは、本格オフローダーであるハイラックスのボディを彩った、実に魅力的なコンプリートカーです。実車を目の前にすると「こんなクルマで、アウトドアを思いっきり楽しんでみたい」と思わずにはいられません。それこそが、このクルマの魅力なのでしょう。

ただでさえ屈強な外観を持つハイラックスが、カスタマイズされることでさらにタフさを増した、ハイラックスGRGコンセプト。5m超の大柄なボディは、駐車場に置けるかどうかなどの制約もありますが、だからこそ手に入れられる方がうらやましいかぎりです。

前述のとおり、ハイラックスGRGコンセプトは東京地区において20台限定で販売されます。気になる方は、ぜひGR Garage 東京へ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

なお、そのほかの地域のGR GarageでもハイラックスGRGコンセプトは販売されますが、販売形式(コンプリートカーかパーツ販売かなど)が店舗ごとに異なり、取り扱っていない店舗もありますので、詳しくはお近くのGR Garageへご確認ください。

松永和浩

松永和浩

自動車系フォトジャーナリスト。主にモータースポーツ分野で活動中。自動車全般を取材対象とし、カメラ、写真用品にも精通。スマートフォン、通信関連、アプリゲームやIoT家電なども取材を行う。月刊AKIBA Spec発行人編集長も兼任。

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