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ライバル車よりお買い得かも!?

大注目の新型軽SUV「タフト」。価格やスペックを先取り解説!

これから発売される軽自動車の中で注目の車種と言えば、ダイハツの軽SUV「タフト」だろう。タフトは、2020年1月に開催された「東京オートサロン2020」においてプロトタイプが初公開され、大きな話題となったクルマだ。

「東京オートサロン2020」で初公開されたダイハツ「タフト」が、いよいよ発売される

「東京オートサロン2020」で初公開されたダイハツ「タフト」が、いよいよ発売される

ダイハツの販売店では、2020年4月1日から顧客への先行予約を開始している。5月下旬には価格などが明らかにされ、6月には発売される予定だ。当記事では、筆者が独自に入手した新型タフトのグレードや価格、主なスペックなどの情報について、正式発表前に先取りしてお伝えしたい。
※当記事に掲載している画像は、「東京オートサロン2020」で公開された「タフトコンセプト」のため、市販モデルとは仕様が若干異なる場合があります。

■ダイハツ 新型「タフト」のグレードラインアップと予想価格(2WD)
X(135万円)
G(149万円)
Gターボ(159万円)
※価格は税込み

タフトの価格は、ハスラーより若干安く設定されそうだ。グレードラインアップは3種類とシンプルで、予想価格(2WD)はベーシックな「X」が135万円、上級の「G」が149万円、Gにターボを装着して車間距離を自動制御できるクルーズコントロールなどが標準装着された「Gターボ」が159万円になる。

ダイハツ「タフト」のライバル車である、スズキ「ハスラー」。タフトと同じSUVタイプの軽自動車で、画像は2020年1月にフルモデルチェンジされたばかりの新型車

いっぽう、ライバル車のスズキ「ハスラー」の価格は、「HYBRID G」が1,365,100円、「HYBRID X」は1,518,000円、「HYBRID Xターボ」は1,612,600円だ(ハスラーは、全車に「マイルドハイブリッド」を搭載)。タフトは、ハスラーを意識して買い得感を強調した価格に設定されるようだ。

■ダイハツ 新型「タフト」の主要諸元
全長×全幅×全高:3,395×1,475×1,630mm
ホイールベース:2,460mm
室内長×室内幅×室内高:2,050×1,305×1,250mm
前後席に座る乗員同士の間隔:900mm
最高出力(NA):52PS(6,900rpm)
最大トルク(NA):6.1kg-m(3,600rpm)
WLTCモード燃費(NA):20.5km/L[2WD]/19.7km/L[4WD]
車重(NA):830kg(2WD)
最高出力(ターボ):64PS(6,400rpm)
最大トルク(ターボ):10.2kg-m(3,600rpm)
WLTCモード燃費(ターボ):20.2km/L[2WD]/19.5km/L[4WD]
車重(ターボ):840kg(2WD)

タフトのエンジンやプラットフォームは、2019年に発売されたダイハツの軽スーパーハイトワゴン「タント」と、基本的に共通のものが採用されている。エンジンは、直列3気筒660ccのNA(自然吸気)とターボの2種類が用意される。

最高出力や最大トルクなどの動力性能については、タントとほぼ同じだ。また、10.2kg-mというターボエンジンの最大トルクは、NAエンジンの1.7倍にも達する。その値は、1LのNAエンジンと同等だ。

タフトのターボモデルは、前述のようにパワフルながら燃費値にもすぐれている。WLTCモード燃費(2WD)は、NAが20.5km/Lでターボは20.2km/Lだ。ターボは動力性能が大幅に高まるが、燃費値はほとんど悪化していない。

ちなみに、ライバル車であるスズキ「ハスラー」のWLTCモード燃費(2WD)は、NAが25km/L、ターボが22.6km/Lになる。タフトはハスラーとは異なり、マイルドハイブリッド機能が備わらず、車重もハスラーに比べて10kgほど重いために燃費値は下まわる。だが、タフトはNAもターボも20km/Lを超えており、決して悪い値ではない。

ダイハツ「タフト」のプラットフォームやエンジンなどのパワートレインは、軽ハイトワゴン「タント」のものが採用される

プラットフォームは、タントから採用が開始されたDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の考え方に基づくタイプだ。タフトは、タントに比べて全高は125mmほど低く、車重も約70kg軽いので、背の高い軽自動車としては走行安定性にすぐれた部類に入る。

ダイハツ「タフト」のインパネは「タント」とは異なるデザインで、タフさを想起させるような独自のものが採用されている

内装は、インパネ周りは直線基調のデザインで仕上げられ、軽自動車とあってトレイなどの収納設備が豊富に備わっている。荷室は水洗いも可能で、屋外で使った荷物を気兼ねなく積めるのがSUVらしい。このあたりの造り込みは、ライバル車のハスラーと同様だ。

前後席に座る乗員同士の間隔は900mmと、ハスラーの1,035mmには達しないものの、後席の足元空間はミドルサイズセダン並みに快適だ。ハスラーの後席には、スライドやリクライニング機能が装備されるが、タフトにはどちらも採用されていない。荷室の使い勝手はハスラーのほうがよいが、タフトは座面が固定されているので十分な厚みを持っていて、座り心地は良好だ。

さらに、タフトで注目したいのが装備の充実度だ。前述のように、ハスラーを意識して価格を割安に抑えながらも、装備は上級化されている。ヘッドランプは、価格がもっとも安いXでもLEDタイプが備わり、GとGターボにはタントカスタムと同様の「アダプティブドライビングビーム」が採用されている。

ダイハツ「タフト」には「アダプティブドライビングビーム」など、軽自動車としては豪華な装備がおごられている

アダプティブドライビングビームは、ハイビーム走行時に対向車や先行車を検知すると、自動的にヘッドランプを遮光する機能だ。ハイビームの良好な視界を維持しながら、相手車両の眩惑を抑えることができる。

運転支援機能としては、車間距離を自動制御しながら先行車に追従走行できる「アダプティブクルーズコントロール」や、車線に沿って操舵できるように電動パワーステアリングを自動制御する「レーンキープコントロール」が採用されている。クルーズコントロールは全車速追従型で、タフトは全車に「電動パーキングブレーキ」を採用しているから、渋滞時などに追従停車した後も自動的に電動パーキングブレーキを作動させて停車を続けることができる。

ちなみに、タントやハスラーのアダプティブクルーズコントロールも全車速追従型だが、パーキングブレーキは足踏み式なので、パーキングブレーキは自動で作動しない。そのため、追従停車した後、2秒を経過すると勝手に再発進してしまう。それに比べると、タフトのアダプティブクルーズコントロールは先進的で使い勝手はよいだろう。

最近の国産車ではめずらしい「大型ガラスルーフ」が、タフトに採用されている。ガラスルーフは、タフトならではの大きな特徴のひとつだ

そのほか、タフトには「大型ガラスルーフ」も採用されている。さらに、フロントウィンドウとガラスルーフの間はブラックに仕上げられていて、つながっているように見せるといった工夫も施されている。

最後に、タフトのおすすめグレードについては、機能と価格のバランスを考えるとGターボが最も買い得だろう。Gに比べてターボを採用していることに加え、Gではオプションになる「アダプティブクルーズコントロール」や「レーンキ−ピングアシスト」なども標準装備されていて割安だ。

また、ベーシックのXも選ぶ価値は高い。LEDヘッドランプなどの機能を標準装備しながら、価格は安く抑えられている。140万円以下で、実用性とカッコよさを併せ持つ軽自動車がほしいユーザーは、Xを検討するといいだろう。

これまで解説したとおり、タフトは充実した装備が大きな魅力のひとつとなっている。運転支援機能のアダプティブクルーズコントロールや、ヘッドランプのアダプティブドライビングビームなどは、ハスラーよりも先進的だ。だが、ハスラーは後席が広くてシートアレンジも多く、タフトにはないマイルドハイブリッド機能が備わっている。どちらも魅力的な軽SUVであることは間違いないので、購入を検討されているのであれば、好みやライフスタイルに合った特徴が備わっているかどうかに加えて、互いの装備なども比較しながら選んだほうがいいだろう。

渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

「読者の皆様に怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けるモータージャーナリスト

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