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これは、人気間違いなしのかっこよさ!

2020年6月発売のトヨタ 新型「ハリアー」!未公表の“価格”を予想

トヨタのSUVラインアップの中でも特に人気を誇る「ハリアー」が、2020年6月17日にいよいよ4代目へとフルモデルチェンジされる。

7年ぶりに4代目へとフルモデルチェンジされる、トヨタ 新型「ハリアー」

7年ぶりに4代目へとフルモデルチェンジされる、トヨタ 新型「ハリアー」

現行ハリアーは2013年に発売されてからすでに7年が経過しており、待望のフルモデルチェンジと言えるだろう。トヨタの販売店では、「2020年5月中旬頃に、予約受注を開始するだろう」と述べている。

トヨタは、2020年6月の発売に先立って、新型ハリアーの概要を先行公開した。そこで、当記事ではまだ公表されていない価格を予想しながら、判明している新型ハリアーの情報について解説していきたい。

比較として、現行「ハリアー」(3代目)のフロントエクステリア

比較として、現行「ハリアー」(3代目)のフロントエクステリア

トヨタ 新型「ハリアー」のフロントエクステリアとフロントフェイス

トヨタ 新型「ハリアー」のフロントエクステリアとフロントフェイス

まず、新型ハリアーの外観は従来型の持ち味を踏襲しながら、よりスポーティーに仕上げられている。フロントフェイスは鋭角的で、上級グレードには切れ長なデザインの「プロジェクター式LEDヘッドランプ」が備わっている。

トヨタ 新型「ハリアー」のリアエクステリアとリアイメージ

トヨタ 新型「ハリアー」のリアエクステリアとリアイメージ

リアコンビネーションランプは横長デザインで、ボディのワイド感が強調されている。リアゲートの角度はこれまで以上に寝かされ、全体の外観は5ドアクーペ風にあしらわれている。従来のハリアーも、スタイリッシュな外観がユーザーから好評であったが、新型ハリアーは昨今のデザイントレンドを取り入れて、さらに魅力的になった。

トヨタ 新型「ハリアー」のサイドイメージ

トヨタ 新型「ハリアー」のサイドイメージ

新型ハリアーのボディサイズは、4,740(全長)×1,855(全幅)×1,660mm(全高)。ホイールベースは、2,690mm。従来のハリアーに比べて、15mm長く、20mm広く、30mm低い。ホイールベースは30mm伸びた。ボディサイズに大きな変化はないが、従来に比べるとややワイドで低い。

一般的に、ボディが大きくなると取り回しの悪化が心配されるが、新型でも小回り性能は変わらない。新型ハリアーの19インチタイヤ装着車(225/55R19)は、最小回転半径が5.7 m。対する従来のハリアーの18インチタイヤ装着車(235/55R18)は、ノーマルエンジンとターボが5.6m、ハイブリッドは5.7mであった。新型ハリアーは、タイヤの幅を少し細くして前輪の切れ角を拡大させることで、小回り性能を維持している。 ※最小回転半径の値に一部誤りがございましたので修正いたしました(2020年4月16日[編])

トヨタ 新型「ハリアー」のインテリア

トヨタ 新型「ハリアー」のインテリア

車内のインパネ周りは、従来以上に質感が高められている。デザインは立体的で表面に合成皮革があしらわれ、上質なステッチや金属の留め金具などが採用されるなど、質感を向上させるのに注力したことがうかがえる。

上級グレードのインパネには、12.3インチの「高精度TFTワイドタッチセンターディスプレイ」が備わり、各種の情報を表示できる。そのディスプレイの下には、「静電式エアコンコントロールパネル」が装備される。

トヨタ 新型「ハリアー」のフロントシート

トヨタ 新型「ハリアー」のフロントシート

シートの造りも上質で、前席はサイズに余裕のあるものが採用されている。背もたれは乗員の肩まわりを包みこむようにデザインされ、座り心地やサポート性に配慮されている。後席は従来型でも足元空間が広く、Lサイズセダン並みの居住性を備えていた。だが、新型はホイールベースが拡大されることによって、さらに広く快適になっている。

なお、現時点での乗車定員は5名。つまり2列シートだが、今後は噂されているような3列シートが追加される可能性も高い。ただし、ボディサイズや形状から考えると、3列目の居住性は、荷室に装着された“補助席レベル”だろう。後席(2列目シート)にスライド機能を加えて前寄りにスライドさせれば、ようやく大人が座れるといった程度になるはずだ。

トヨタ 新型「ハリアー」に搭載されている「電動シェード付きパノラマルーフ」

トヨタ 新型「ハリアー」に搭載されている「電動シェード付きパノラマルーフ」

車内の快適性を高める装備として、「電動シェード付きパノラマルーフ」に注目したい。ガラスに調光機能が備わり、シェードを開いた状態でも車内に入る光の量を調節できるのだ。障子のように、やわらかい光を取り込むことも可能となっている。

エンジンとプラットフォームは、同社のSUV「RAV4」と共通化された。ホイールベースの2,690mmも、実はRAV4と同じ数値だ。プラットフォームは、TNGAの考え方に基づく「GA-K」と呼ばれるタイプになる。RAV4のほかに、セダンでは「カムリ」や「レクサスES」も同タイプのプラットフォームが採用されている。

サスペンションは、前輪がストラット、後輪がダブルウィッシュボーンの4輪独立式だ。この形式もRAV4と同じだが、ショックアブソーバーは性能を向上させた。幅広い作動領域で滑らかに伸縮させ、高速道路のウネリを乗り越えたときなどでも、挙動が早く収まる。

また、走りにおける新機能として「アクティブコーナリングアシスト」が採用されている。カーブを曲がっているときに旋回軌跡が拡大しそうになった際、カーブの内側の前輪にブレーキをかけ、ボディを積極的に内側へと向けることで旋回軌跡が拡大するのを防ぐ。今のクルマには、横滑り防止装置など安全装備に必要なセンサーや制御機能が数多く装着されている。これらを活用することで、コストをかけずにさまざまな走りの制御を行うことが可能になった。アクティブコーナリングアシストも、この中に位置付けられる。

トヨタ 新型「ハリアー」のプラットフォームやエンジンなどのパワートレインは、「RAV4」と同様のものが採用されている

エンジンは、直列4気筒2Lのノーマルタイプと、2.5Lハイブリッドの2種類だ。従来型に用意されていた2Lターボは採用されない。これもRAV4と同じ組み合わせで、2Lエンジンの性能は最高出力が171PS(6,600rpm)、最大トルクは21.1kg-m(4,800rpm)になる。ハイブリッドのシステム最高出力(エンジンとモーターの駆動力を合わせた最高出力)は、前輪駆動の2WDが218PS、4WDは222PSだ。

車重は、2WDで見ると2Lガソリンが1,620kg、ハイブリッドは1,710kgだ。同じエンジンやハイブリッドシステムを搭載するRAV4に比べて約80kg重いことから、新型ハリアーの動的性能はRAV4よりも若干下回ることが考えられる。

装備では、安全面に注目したい。新型ハリアーでは、進化した衝突回避支援システムの「Toyota Safety Sense」が採用されている。衝突被害軽減ブレーキは、車両に加えて歩行者(昼夜)や自転車(昼間)も検知できるようになった。さらに、車庫入れなどをしているときの事故防止に役立つ、「インテリジェントクリアランスソナー&パーキングサポートブレーキ」も採用されている。

トヨタ 新型「ハリアー」には、先進的な「アダプティブハイビームシステム」も採用されている

トヨタ 新型「ハリアー」には、先進的な「アダプティブハイビームシステム」も採用されている

このほか、ハイビーム状態を維持しながらLEDヘッドランプの制御によって対向車や先行車の眩惑を抑える「アダプティブハイビームシステム」や専用通信機能、エアバッグ作動時などに消防や警察に事故の発生を自動通報できる機能なども備わった。

グレード構成は、ノーマルエンジン、ハイブリッドともにベーシックな「S」、中級の「G」、上級の「Z」の3種類が用意されている。駆動方式は、前輪駆動の2WDと4WDを、すべての仕様で選ぶことができる。従来型のハイブリッドは4WDのみだったが、新型ハリアーでは2WDが用意されているのがうれしいところだ。

GとZには、「プロジェクターLEDヘッドランプ」や「12.3インチ高精細TFTワイドタッチセンターディスプレイ」、「パイピングオーナメント&金属留め具装飾」などが備わる。Zには、ロングタイプの「リアコンビネーションランプ&LEDハイマウントストップランプ」なども加わり、「電動シェード付きパノラマルーフ」もオプション装着できるのは魅力的だ。

従来のハリアーで売れ筋だった「プレミアム」グレードは、2Lのノーマルエンジン車(2WD)で3,309,900円だが、新型ハリアーで売れ筋になるであろうGは、同じく2Lノーマルエンジン車(2WD)で350万円前後になるだろう。なぜなら、安全装備や通信機能などがかなり充実するからだ。ハイブリッドのG(2WD)などは、400万円前後に達するはずだ。

そこで、ハリアーのライバル車の価格を見ると、マツダ「CX-5」の2.2Lクリーンディーゼルターボを搭載した「XDプロアクティブ」(2WD)が3,173,500円だ。新型ハリアーは、CX-5に比べて少し高くなりそうだ。また、マツダ「CX-8」にクリーンディーゼルターボを搭載する「XDプロアクティブSパッケージ」は3,999,600円なので、CX-8と新型ハリアーハイブリッドは同程度の価格帯になるだろう。

ホンダ「CR-V」は、1.5Lターボを搭載する「EX」(2WD)が3,290,100円、ハイブリッドの「EX」(2WD)は3,854,400円だ。CR-Vと比べても、新型ハリアーは若干高くなるだろう。

同じトヨタ車と比較してみると、ボディタイプが異なるものの「クラウンハイブリッドRS」は5,516,500円だ。クラウンハイブリッドに比べると、ハリアーハイブリッドの主力グレードは100万円以上安くなる。また、「アルファード」の「ハイブリッドS」は、4WD(E-Four)のみの設定で4,799,000円だ。新型ハリアーハイブリッドの4WDの「G」と同程度の価格になると思われる。

つまり、新型ハリアーの価格はライバルのSUV車の中では高いが、クラウンよりは安く、アルファードと比べれば同等だ。最近はアルファードの販売が好調で、そこにはクラウンからの乗り替えが数多く含まれているという。このパターンが、新型ハリアーまで広がることも考えられるだろう。

しかも2020年5月からは、トヨタ全店が全車を扱うようになる。クラウンのトヨタ店でもハリアーやアルファードを買えるようになるため、ますますトヨタ車同士の販売競争が激しくなりそうだ。

渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

「読者の皆様に怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けるモータージャーナリスト

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