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小さなお子さんがいるパパやママのために

マイカーを仕事部屋に!「車内テレワーク」に便利なグッズ

在宅勤務が始まって間もない方もいれば、すでに2か月以上経過しているという方もおられることでしょう。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭などでは、ふだんから仕事で帰りが遅いパパ、ママが朝からずっと家にいるのは子どもにとってはうれしいことと思いますが、パパやママの中には「子どもが仕事のじゃまをして、なかなかはかどらない……」と嘆いている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回、マイカーを「別棟の仕事部屋」として使う方法をお伝えします。筆者はライターという仕事柄、国内外のさまざまな場所へ取材に飛び回ります。取材後に、自宅へわざわざ戻って執筆する時間がないときなどは、車内でノートPCを使って執筆することも多くあります。車内で仕事は窮屈そうに感じるかもしれませんが、少々のグッズを買い足すだけで快適に仕事ができるようになるのです。今回は、車内でノートPCを使って仕事をするために、必要なグッズなどをご紹介したいと思います。

まずは、車内にノートPCの充電環境を整えよう

ノートPCを使って仕事をする際に、まず用意すべきは「電源」です。最新の「MacBook Air(Retina)」のようにバッテリーが約10時間以上も連続して使えるなら必要ないかもしれませんが、筆者がちょうど1年前に購入したレノボ「ideapad 320S」の駆動時間は6〜7時間くらいです。さらに、1年経った今は3〜4時間にまで減ってしまいました。バッテリーの残量を気にしながらの作業は、タイムリミットが迫っているようで落ち着きません。バッテリーに余裕があるノートPCをお使いでない方は、車内で充電できる環境を用意しておくことをおすすめします。

では、車内でノートPCを充電するためにはどうしたらいいのでしょう? ノートPCの電源は、家庭用コンセントに差し込むAC100Vのタイプです。いっぽう、一般的なクルマの車内電源は、DC12Vの「シガーソケット」です。そのため、シガーソケットでノートPCを充電するには、DC12VをAC100Vに変換してくれる「インバーター」が必要になります。

シガーソケットからの給電は「アンペア数」をチェック!

クルマでインバーターを使う場合、シガーソケットのヒューズが何アンペア(A)なのかを調べる必要があります。これは、クルマの取扱説明書などにも記載されていますが、国産車のシガーソケットの多くは10〜15Aとなっています。電圧は12Vなので、たとえば、10Aの場合は10A×12V=120Wとなり、消費電力が120Wの機器まで使用可能ということになります。ノートPCやスマホなど、充電したい製品の消費電力をチェックしてこれを上回らない範囲で使えばOKです。ちなみに、筆者が使っているレノボのノートパソコンは、20V×3.25A=65Wです。充電しながら使うと、65Wよりも増えるそうですが、それでもパソコンとスマホの両方を充電しても120W以下で収まりそうです。

そして、インバーターはハンディタイプのものがおすすめです。ハンディタイプのインバーターのほとんどは、定格出力が120〜300Wまで使える仕様になっています(出力数によって価格が変わります)。また、USBポートを備えているものも多いので、ノートPCとスマホなどを同時に充電することも可能です。

なお、インバーター経由で充電する際は、エンジンをかけて(アイドリング状態で)使用することが推奨されています。ずっとエンジンをかけながら仕事をするのは、ご近所迷惑になるほか、条例で禁止されている場所もありますので、たとえばランチの買い出しに行くときなど休憩時間の合間にエンジンをかけて充電するのがいいでしょうね。

「USB Type-C」に給電できる急速充電器も

もし、お持ちのノートPCが「USB PD(Power Delivery)」に対応した「USB Type-C」ポートを搭載している場合には、USB Type-Cに給電できるシガーソケットチャージャーがおすすめです。Ankerなど、数社から発売されています。

車内で快適に作業するなら「クッションテーブル」がいい!

車内でパソコンを使って仕事をする場合、欠かせないのが、パソコンやタブレットを置くための「テーブル」です。

筆者は、IKEAで購入した「クッションテーブル」を長年愛用しています。これの何がいいのかというと、とても軽くて持ち運びがしやすいことが第一にあげられます。

さらに、テーブルの天板部分が大きめなので、筆者の13.3インチのノートPCでは余裕です。さらに、15インチのPCを置くこともできます。また、天板を外して裏返すと食事用のテーブルとしても使用できます(フチがついているので、滑っても落ちない)。

テーブル部分とクッション部分は取り外しができますので、テーブルなしで使いたいときも便利です。

選び方として、テーブル部分は大きいほうが使いやすいでしょう。ノートPCが天板にしっかりと収まるか、マウスを置くスペースがあるかも確認しましょう。また、膝に乗せる側の素材はやわらかいほうが快適です。長時間の作業でも、疲れが少なくて済みます。

また、ハンドルに取り付ける「車内用ハンドルテーブル」を利用するという方法もあります。ハンドルテーブルも同様に、ノートPCがしっかりと収まってマウスを操作するスペースがある、大きなものを選んだほうがいいですね。

日差しをカットする「日よけ」もマストアイテム

車内で仕事をする際、駐車場が屋外で太陽光の影響を受けるような場所だとPCの画面に反射してしまい、眩しくて多大なストレスを抱えることになります。これを避けるために、「日よけ」の用意をおすすめします。

クルマには基本カーテンがありませんし、かといってクルマの向きを変えられないという状況も結構あります。日よけは厚紙などでも代用できますが、できればクルマ専用の日よけやシェイドなどを使うのがおススメです。なお、太陽の場所は時間によって変わりますので、吸盤などでカンタンに場所を変えられるタイプのものがいいですね。

照明がない場所での作業には「LEDライト」を

地下駐車場など、日が当たらない場所や照明が暗い場所での作業では、車内に明るさがほしくなります。かといって、クルマの室内灯をずっとつけておくとバッテリーが上がってしまいますので、マジックテープやクリップタイプの「LEDライト」を2〜3個用意しておくと安心です。

そのほか、日差しが照り付ければ車内はすぐに暑くなりますのでクルマ用の扇風機があると便利です。また、クルマ用の電気ポットがあれば車内でコーヒーを飲んだり、カップ麺を食べたりすることもできます。

狭い場所でエンジンをかけるときには一酸化炭素中毒に注意!

インバーターでのPC充電やエアコンなどを使う際には、やむを得ずエンジンをかけることになりますが、その際に、クルマを車庫に入れているような場合には換気に十分注意してください。たとえば、締め切った車庫の中でエンジンをかけっぱなしにすると、マフラーからの排気によって一酸化炭素中毒を起こす危険性があるからです。

お子さんの動きには最大限の注意を

最後に、クルマの中で仕事をしていることは、できれば小さなお子さんには知らせないほうがいいでしょう。「パパ、ママがクルマの中にいる」ことを知ったら、目を離したすきにひとりで外に出て駐車場のクルマに向かう危険性がありますので、お子さんの動きには十分注意してください。

クルマの中は、周囲から音などが遮断されるいわゆる“個室”ですので、ノートPCで仕事ができる環境さえ少し整えてあげれば、かなり集中して仕事がはかどります。ただ、車内では同じ姿勢でいることを余儀なくされますので、1〜2時間に一度くらいは車外に出て体を伸ばすなどしてリラックスしてくださいね。

加藤久美子

加藤久美子

日刊自動車新聞社に入社し、自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。一般誌、女性誌、ウェブ媒体、育児雑誌などへの寄稿のほか、テレビやラジオの情報番組などにも出演多数。認定チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。

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