特別企画
手で触れる個所の多いクルマだからこそ、しっかりときれいにしておきたい!

愛車を除菌! 見落としがちなところやクルマに使って安心な除菌、消毒グッズをご紹介

クルマはどこを消毒すればいい?

自動車は、ハンドルやシフトノブなど、手であらゆる個所に触れます。その際に、各個所に付着した汚れが手に付くことも多く、特に今のような新型コロナウイルスの感染が問題化している状況では、よりいっそうのケアが必要になってきます。では、クルマを清潔に保つためには、どこを掃除すればいいのでしょうか。英国トヨタが2020年3月末に公開した「Keep your car germ free」という動画では、「クルマを清潔に保つために、特に注意を払うべき40か所」として、どこをきれいにすべきかの紹介を行っていますので、参考にしてみましょう。

Toyota UK「Keep your car germ free: 40 areas to clean」(Youtube)
https://www.youtube.com/watch?v=6LrSPTsvENs

(1)ドアハンドル(外側)/(2)ルーフキャリアやドアの枠
(3)インナードアレバー(車内からドアを開けるときにつかむ部分)/(4)窓の開閉スイッチ
(5)インナードアハンドル(車内からドアを閉めるときにつかむ部分)/(6)ドアポケット
(7)シートベルト(意外と忘れがちですが、必ず手に触れる部分)/(8)シートベルトのバックル
(9)シートアジャスター(シートの高さなどを調整するスイッチ)/(10)ハンドル

(11)ホーンボタン/(12)ウィンカーやライトのレバー
(13)エアコンの吹き出し口/(14)ダッシュボード
(15)エンジンスタートスイッチ/(16)シフト周り
(17)ディスプレイ(カーナビなどの画面やスイッチ類)/(18)中央のエアコン吹き出し口
(19)エアコンのコントロールスイッチ/(20)グローブボックス(小物入れ)

(21)車検証入れ/(22)センターコンソール
(23)カップホルダー/(24)ルームミラー
(25)室内灯やその周りのスイッチ/(26)グラブハンドル(アシストグリップ)
(27)車のカギ/(28)ヘッドレスト
(29)シートポケット/(30)リアセンターコンソール

(31)給油口のフタ/(32)ホイールのバルブ
(33)トランクオープナー/(34)パーセルシェルフ(ワゴンタイプの車の荷室にあるトノカバー)
(35)トランクスペースの下のフロアのつまみ・スペアタイヤなど/(36)トランクを閉めるボタン
(37)ボンネット開閉レバー/(38)ウォッシャー液タンクのキャップ
(39)オイルレベルゲージ/(40)オイルキャップ(エンジンオイルのチェック)

運転したり後部座席に人を乗せたりしたときに、手指が触れる可能性がある場所として、動画では40か所をあげています。「えっ、そんなにあるの!?」と感じた方もおられるでしょう。実際、毎回クルマへ乗るたびに40か所をきれいにするのは大変ですし、40か所のなかには「オイルキャップ」などひんぱんには触れないものも含まれています。

ですが、少なくとも車内でいつも手に触れる部分(1)〜(20)については、できるだけ乗車前に清潔にしておくことをおすすめします。また、上記を見てみると、ひんぱんに触れているにもかかわらず、見落としやすい個所があります。たとえば、「シートベルト」です。

シートベルトは、運転しないときには巻き取られているため、掃除の際には意外と気付きにくい部分なのです。シートベルトはバックル部分だけでなく、ベルト部分も手で触れることが多いので、巻き取られているシートベルトを引き出して拭いてあげましょう。また、「シートアジャスター」などもクルマへ乗り込んでしまうと脇にあって見つけにくく、見落としがちな個所のひとつになります。

家庭用の洗剤でコロナウイルスの不活化に効果が認められる

学校法人北里研究所が検証を行ったところ、市販の家庭用洗剤や消臭剤、洗濯用洗剤の中に消毒効果(コロナウイルスの不活化)があるものがあることがわかりました。

家庭用の洗剤なら、通販はもちろん、コンビニやドラッグストアで手軽に入手が可能です。それは、どのような製品なのでしょうか?

以下は、北里大学大村智記念研究所ウイルス感染制御学T研究室が「新型コロナウイルス株:2019-nCoV JPN/TY/WK-521 (国立感染症研究所)」を用いて行った検証の結果になります。これらの製品は「手指の洗浄や硬質表面の洗浄」を想定した実験が行われており、
「1分間」「10分間」の接触時間における不活化が認められています。

接触時間:1分間 「手指の洗浄や硬質表面の洗浄」を想定
かんたんマイペット(原液)、トイレマジックリン 消臭・洗浄スプレー ミントの香り(原液)、クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート 香りが残らないタイプ(絞り液)
クイックルワイパー 立体吸着ウエットシートストロング(絞り液)
クイックル Joan シート(絞り液)、クイックル Joan 除菌スプレー(原液)、食卓クイックルスプレー(原液)、セイフキープ(絞り液)、ハンドスキッシュ EX(原液)、ビオレガード薬用泡ハンドソープ(原液)、ビオレ u 薬用泡ハンドソープ (3 倍希釈)、ビオレガード薬用手指用消毒スプレー(原液)、ビオレガード薬用ジェルハンドソープ (3 倍希釈)、ビオレu手指の消毒液(原液)、リセッシュ除菌 EX プロテクトガード(原液)

■接触時間:10分間 「洗濯、器具の洗浄」を想定
アタック高浸透リセットパワー(3.5g/L)、アタック ZERO(3000 倍希釈液)、クリーンキーパー(100 倍希釈)、ワイドハイターEX パワー液体(100 倍希釈液)、ワイドハイターEX パワー粉末(5.0g/L)、ワイドマジックリン(10g/L)

ここで紹介した商品の中には、いまは価格が高騰しているものや入手困難なものもあります。筆者が最近、通販サイトやドラッグストアなどで通常の価格で購入できたものは以下になります。

・かんたんマイペット
・トイレマジックリン
・リセッシュ除菌EX ※プロテクトガードは品薄&高騰ですが、同成分(両性界面活性剤、緑茶エキス、除菌剤、香料)の除菌EXは入手できました。
・アタックシリーズ全般
・ワイドハイター&ワイドマジックリン

クルマの消毒に使う場合は、「かんたんマイペット」をタオルなどに吹き付けて、内装(本革部分を除く)を拭くといいでしょう。シートや布部分の内装、フロアマットには「リセッシュ除菌EXシリーズ」がおススメです。

クルマ用除菌グッズを試してみました!

新型コロナウイルスの不活化効果については未検証ですが、効果があるとされるエタノールや界面活性剤を配合した液剤、また、インフルエンザウイルスに対する不活化の効果があるクルマ用除菌グッズなどを使ってみました。

(1)カーメイト「ドクターデオ」シリーズ

「ドクターデオ」は、「安定二酸化塩素」を主成分とするカーメイトの製品です。

新型コロナウイルスに対する効果は不明ですが、インフルエンザウイルスを使った公的機関の検証では、ウイルス不活化の効果ありとされています。

本製品の製造元であるカーメイトに、車内を効果的に除菌する方法をうかがいました。「蒸散タイプで、車内を一気に除菌・消臭したあと、置き型タイプまたはエアコン取付タイプを使用するのがおすすめです。置き型タイプやエアコン取付タイプは、徐々に除菌成分を放出して車内を除菌し、きれいな環境を維持してくれます。また、布シートなどを除菌したい場合には、スプレータイプが即効性があっておすすめです」とのことでした。

筆者も、個人的にドクターデオシリーズを長年愛用しているのですが、スプレータイプや置き型タイプは使いやすいです。ちなみに、置き型タイプはカップホルダーに収まる形なので、車内でも倒れることなく安定して使うことができます。

(2)CARZOOT 「クリアワン」

CARZOOT「クリアワン」は、主成分がドクターデオと同じ安定化二酸化塩素の液剤です。原液なので、15倍程度に薄めて使います。スプレーボトルに入れて水道水を注げば完成です。コスパが非常にいい製品と言えるでしょう。

また、濃度を調整できるので、たとえば子供が車内で嘔吐した場合の消臭などには少し濃いめにして使うと効果が高まります。原液でもそれほど強い刺激臭はありませんが、酸性のものと混ぜると有毒な塩素ガスが発生するので注意してください。

(3)ソフト99「ウォッシュミスト」

ソフト99「ウォッシュミスト」は、新型コロナウイルスの不活化に効果があるとされるエタノールと界面活性剤を主成分とする車内専用の速乾性クリーナーです。

シリコンを含まないので、ステアリングやシフトレバーなど樹脂製のパーツに使っても滑って危険なことはありません。柑橘系の香りがとてもよく、速乾性なのでさっと拭くだけで乾きます。ダッシュボードやハンドル、スイッチ類に使ってもすぐに乾いて表面はさらさらしています。クルマのシートやチャイルドシートにもそのままスプレーして使えます。なお、本革製品には使用不可となっています。

(4)シュアラスター マルチクリーナー「ゼロインテリア」

シュアラスター マルチクリーナー「ゼロインテリア」は、両性界面活性剤を主成分とする中性の自動車内装&住宅用クリーナーです。車でも、家でも使えるのがポイントですね。塩素やアルコールを含まないので、チャイルドシートや赤ちゃん用品の除菌にも使えます。匂いも、ほぼありません。こちらも、本革製品への使用は不可となっています。

(5)ソフト99「本革拭くだけシート」

ミンクオイル+除菌・防カビ剤配合の自動車本革内装専用のクリーナーです。

本革クリーナーは選択肢が少ないのですが、必ず「自動車専用」と記されたものを使ってください。家庭用ソファなどの本革シートクリーナーは艶の出る成分が多く配合されているのが一般的で、これを同じ本革だからといって自動車の本革製品(シートやステアリング、シフトレバーなど)に使うと、滑ってしまい運転操作が正しく行えなくなる場合があります。必ず自動車用のものを使いましょう。

(※本記事の内容は、筆者の感想に基づいたものです。すべてが新型コロナウイルスの不活化を保証するものではありません。)

加藤久美子

加藤久美子

日刊自動車新聞社に入社し、自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。一般誌、女性誌、ウェブ媒体、育児雑誌などへの寄稿のほか、テレビやラジオの情報番組などにも出演多数。認定チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。

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