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ホンダの新たなフロントフェイスに注目!

“新顔”採用のホンダ 新型「ヴェゼル」が2021年4月に発売!

日本におけるコンパクトSUVの代表車種のひとつ、ホンダ「ヴェゼル」。2013年の末頃に発売された初代ヴェゼルは、デビュー直後から圧倒的な人気を誇り、2014〜2016年の3年連続で、SUVカテゴリにおける年間販売台数No.1を獲得したほどだ。その後も、ヴェゼルは好調な販売が続き、これまでに世界累計で約384万台という販売台数を記録している。そんな人気のヴェゼルが、初代の登場からおよそ7年の時を経て、初のフルモデルチェンジを遂げる。

2021年2月18日に、エクステリアやインテリアが世界初公開された、ホンダ 新型「ヴェゼル」。外観はフロント、リアともに大きく変更されており、従来のホンダ車に多く採用されていたフロントフェイスから、これまでのホンダ車にはなかった新たなデザインのものが採用されている。また、ハイブリッドモデルのパワートレインは、これまでの1モーターハイブリッドから、2モーターハイブリッド「e:HEV」へと刷新された

2021年2月18日に、エクステリアやインテリアが世界初公開された、ホンダ 新型「ヴェゼル」。外観はフロント、リアともに大きく変更されており、従来のホンダ車に多く採用されていたフロントフェイスから、これまでのホンダ車にはなかった新たなデザインのものが採用されている。また、ハイブリッドモデルのパワートレインは、これまでの1モーターハイブリッドから、2モーターハイブリッド「e:HEV」へと刷新された

ヴェゼルの製品画像
ホンダ
3.80
(レビュー97人・クチコミ3756件)
新車価格:227〜249万円 (中古車:79〜324万円

2021年2月18日に、新型ヴェゼルのエクステリアやインテリアが世界初公開され、同時にグレード構成や主要機能などの概要が明らかになったので、現時点で判明している情報をもとに新型ヴェゼルの魅力についてご紹介したい。なお、正式な発表、発売日については、2021年4月が予定されている。

■ホンダ 新型「ヴェゼル」のグレードラインアップ
-ハイブリッド車-
e:HEV Z
e:HEV PLaY
e:HEV X
-ガソリン車-
G
※価格は、記事掲載時点で未公表

上画像が新型「ヴェゼル」で、下画像が先代「ヴェゼル」のフロントエクステリア

上画像が新型「ヴェゼル」で、下画像が先代「ヴェゼル」のフロントエクステリア

まず、新型ヴェゼルでは、エクステリアが大胆に変更されているのが特徴的だ。先代のフロントフェイスは、グリルとヘッドライトが一体化されていて、グリルからヘッドライトの上方へ向かってアイラインのように伸びる「ソリッド・ウイング・フェイス」と呼ばれるシャープなデザインが採用されていた。ソリッド・ウイング・フェイスは、3代目(先代)「フィット」を始め、現行「インサイト」や「シビック」など、数多くのホンダ車に採用されているデザインだ。

上画像が新型「ヴェゼル」で、下画像が先代「ヴェゼル」のフロントフェイス

上画像が新型「ヴェゼル」で、下画像が先代「ヴェゼル」のフロントフェイス

だが、新型ヴェゼルでは、横ルーバータイプの六角形グリルが新たに採用されている。ヘッドライトを含め、新型ヴェゼルのフロントフェイスは、これまでのホンダ車にはない、新しいデザインだ。その表情は、角度によってはマツダ「CX-5」にも似ており、力強い存在感を放っている。

新型「ヴェゼル」のリアエクステリアとテールランプ

新型「ヴェゼル」のリアエクステリアとテールランプ

先代「ヴェゼル」のリアエクステリア

先代「ヴェゼル」のリアエクステリア

リアエクステリアは、テールランプの形状が横長のものになり、クリアレンズ化されているのが特徴的だ。さらに、このテールランプは、近年の輸入車などによく見られるような、左右のレンズが横一文字につながって光るタイプになっている。また、テールゲートは先代よりも寝かされており、ファストバックをイメージさせるようなデザインになった。

ヴェゼルの製品画像
ホンダ
3.80
(レビュー97人・クチコミ3756件)
新車価格:227〜249万円 (中古車:79〜324万円
新型「ヴェゼル」のインパネ

新型「ヴェゼル」のインパネ

運転席へ乗り込むと、先代よりもボンネットがよく見えるようになり、ボディ先端や車幅などの感覚がつかみやすくなっている。これは、インパネデザインが視界に配慮したものへと変更されているためだ。同社の現行「フィット」のように、インパネの上部を平面にすることによって、前方視界を向上させている。さらに、フロントピラーとウィンドウの位置を少し前席側に引き寄せることで、左右方向の視界も広がった。

エアコンに関して、スイッチが高い位置に配置されていて、操作しやすい。そもそも、先代のエアコンスイッチはタッチパネル式で操作性がいまひとつと感じていたのだが、新型は一般的なダイヤル&プッシュボタン式に戻っているので扱いやすい。また、エアコンの風が乗員の顔などに直接当たるのを防いでくれる、新設計のエアコン吹き出し口なども新たに取り入れられている。

フロントシートはサイズに余裕があって、先代と比べると座り心地はやわらかい印象だ。体が座面に少し沈んだところで支えてくれるので、リラックスして運転できるだろう。リアシートは、先代と同様にコンパクトSUVの中では足元空間がかなり広い。身長170cmの大人4名が乗車した場合、後席に座る乗員の膝先空間は握りコブシ2つ半になる。この足下空間の広さは、トヨタ「ハリアー」など、後席が広いミドルクラスSUVに相当するものだ。

また、新型と先代のリアシートで異なるのが、座り心地だ。新型ヴェゼルのリアシートは、フロントシートと同じくやわらかめで、座ったときの体の沈み込み方も少し深くなる。そのため、少し腰が落ち込むのだが、体の収まりがいいので座っていてもリラックスできる。

なお、新型は先代と同様に、ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」が採用されていることによって、リアシートを床面へ落とし込むようにコンパクトにたたむことができる。そのため、リアシートを倒せば段差の少ない、フラットで広大なラゲッジルームとして使うことができる。これは、ヴェゼルを含むホンダ車のメリットのひとつだ。

新型ヴェゼルのエンジンラインアップは、1.5L直列4気筒エンジンと、同エンジンに2つのモーターを組み合わせたハイブリッドシステム「e:HEV」の2種類が用意されている。e:HEVでは、エンジンは主に発電用モーターを駆動させて、電気を作り出す役割を担っている。生み出された電気は、バッテリーや駆動用モーターに電力が供給されることによって、クルマが動くという仕組みだ。また、e:HEVは効率のよさを追求したハイブリッドシステムのため、高速道路など車速が速い場面では、「エンジンドライブモード」というエンジンとギアが直結されたモードになる。

また、新型ヴェゼルでは「ノーマル」「スポーツ」「エコ」といった、走行モードの切り替え機能が備わっている。さらに、4段階で調節が可能な「減速セレクター」も採用されている。減速セレクターで減速力を強めれば、アクセルペダルを戻した瞬間から速度が下がり、ブレーキペダルを踏まずとも速度を自由に調整できる、便利な機能だ。

ボディ剛性は、先代よりも高められていることから、走行安定性や乗り心地、操舵に対する正確性などが向上しているだろう。開発者は「新型ヴェゼルの運転感覚は、先代でいえば『ツーリング』の延長線上にある」とのことだ。

先代「ヴェゼル」で、1.5L VTECターボエンジンを搭載するなどによって、走りのよさが魅力的だった「TOURING・Honda SENSING」グレード

先代「ヴェゼル」で、1.5L VTECターボエンジンを搭載するなどによって、走りのよさが魅力的だった「TOURING・Honda SENSING」グレード

このツーリングとは、先代ヴェゼルで1.5L VTECターボエンジンを搭載していたスポーティーなグレードのことだ。ツーリングでは、パフォーマンスダンパーの装着やアジャイルハンドリングアシストといった制御などによって、走行性能や乗り心地を総合的に向上させていた。そのツーリングの延長線上ということなので、新型ヴェゼルの走りの質はバランスを保ちながら、従来よりもさらに高められているはずだ。

新型ヴェゼルのタイヤサイズは、16インチと18インチの2種類が用意されている。今回、取材時の車両に装着されていたのは18インチ(225/50R18)で、銘柄はミシュラン「プライマシー4」だった。指定空気圧は、前輪が220kPa、後輪は210kPaとなっていた。この数値から、燃費向上のために指定空気圧をむやみに高めるようなことはせず、プライマシー4の採用によって乗り心地や走行安定性にしっかりと配慮していることがうかがえる。

安全運転支援システムの「Honda SENSING」も進化している。単眼の広角カメラと高速画像処理チップによって、衝突被害軽減ブレーキ、車間距離を自動制御できるクルーズコントロール、車線維持支援システムなどの性能がさらに高められている。また、安全装備として、通信機能が用意されていることも特徴的だ。スイッチ操作によるオペレーターへの緊急通報のほか、警備会社のALSOKによる盗難時などの対応、カーナビの自動地図更新、車内Wi-Fiなど、通信をうまく活用した機能が数多く用意されている。

新型ヴェゼルのグレードは、ハイブリッド車が3グレード、ガソリン車が1グレードの4グレード構成だ。ハイブリッド車のベースグレードである「e:HEV X」は、Honda SENSINGや16インチアルミホイールなどが標準装備されている。中間グレードの「e:HEV Z」になると、「ブラインドスポットインフォメーション」や「フルLEDヘッドライト」、「電動テールゲート」、18インチアルミホイールなどが加わる。そして、最上級グレードの「e:HEV PLaY」では、2トーンボディカラーや「ホンダコネクトディスプレイ」、「パノラマルーフ」などが採用される。

なお、ガソリン車はe:HEV Xと同様の装備を採用した「G」グレードのみだ。なぜ、ガソリン車は1グレードのみなのだろうか。開発者によると、「新型ヴェゼルでは、ハイブリッド比率が75〜80%に達すると考えている。そのため、NAエンジンのグレードは、Gのみの設定とした」と述べている。

新型「ヴェゼル」には、ホンダの純正用品を販売する「ホンダアクセス」から、「Urban Style」「Casual Style」と、純正アクセサリーを装着した2タイプのコーディネートモデルが設定される。画像の「Urban Style」は、フロントグリルがメッシュタイプのものに変更されているほか、ロアグリルやガーニッシュにシルバー加飾が施されるなど、都会的な雰囲気をもつカスタマイズモデルとなっている

新型「ヴェゼル」には、ホンダの純正用品を販売する「ホンダアクセス」から、「Urban Style」「Casual Style」と、純正アクセサリーを装着した2タイプのコーディネートモデルが設定される。画像の「Urban Style」は、フロントグリルがメッシュタイプのものに変更されているほか、ロアグリルやガーニッシュにシルバー加飾が施されるなど、都会的な雰囲気をもつカスタマイズモデルとなっている

最後に、新型ヴェゼルの価格は現時点で未公表なので、装備などを加味して予測してみたい。NAエンジンのGは220〜230万円前後、e:HEV Xが260〜270万円前後、e:HEV Zは290万円前後、e:HEV PLaYは330万円前後と予想される(いずれも2WD)。なお、販売店によると「3月になれば、価格を明らかにして受注を開始する。その後、4月中旬頃に発売される。いまは、先代の在庫車も豊富に残っているため、大幅値引きの好条件で販売している」とのことだ。

ヴェゼルは、先代から一貫して実用性が徹底的に磨かれているコンパクトSUVで、それは新型でも変わらない。元々、使い勝手から走りまで総合的に高い実力を持っていたヴェゼルだが、新型ではエクステリアが近年のトレンドに合わせたものになり、2モーターハイブリッドのe:HEVが新たに加わったことなどによって、その魅力がいっそう増した。コンパクトSUVが欲しいと思っている方であれば、購入検討の1台に加えて間違いはないだろう。

渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けるモータージャーナリスト

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ヴェゼルの製品画像
ホンダ
3.80
(レビュー97人・クチコミ3756件)
新車価格:227〜249万円 (中古車:79〜324万円
ヴェゼル ハイブリッドの製品画像
ホンダ
4.08
(レビュー403人・クチコミ24677件)
新車価格:265〜329万円 (中古車:79〜359万円
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