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日本では、2021年夏から秋にかけて発売予定

トヨタ 新型「GR86」世界初公開! スバル 新型「BRZ」の日本仕様も発表

トヨタは、スバルとの共同開発によって生まれたFRスポーツカー「86」の新型モデルとなる「GR86」を世界初公開した。今回、2代目となった86の車名には、新たに「GR」の名が冠されている。トヨタのGRシリーズは、これまで「GRスープラ」「GRヤリス」の2車種が発売されており、GR86はそれに続く3車種目という位置付けになる。

ちなみに少しややこしいのだが、先代の86には「86GR」と呼ばれる、ノーマルの86にサスペンションチューニングやブレーキ強化が施されたモデルが販売されていた。だが、今回のGR86は86GRのようなチューニングモデルではなく、ノーマルの86の新型における名称であることに注意したい。

2021年夏から秋にかけて、2代目へのフルモデルチェンジが発表されたトヨタ 新型「GR86」(左)と、スバル 新型「BRZ」(右)

2021年夏から秋にかけて、2代目へのフルモデルチェンジが発表されたトヨタ 新型「GR86」(左)と、スバル 新型「BRZ」(右)

86の製品画像
トヨタ
4.19
(レビュー70人・クチコミ1999件)
新車価格:267〜348万円 (中古車:88〜840万円
BRZの製品画像
スバル
4.50
(レビュー35人・クチコミ1523件)
新車価格:308〜343万円 (中古車:92〜565万円

また、2020年11月20日に先行公開されているスバル 新型「BRZ」の日本仕様も、今回のGR86と同時に公開された(以前、公開されていたのは米国仕様)。今回は、新型GR86と新型BRZについて、新たに発表された情報などを中心にお伝えしたい。

まず、今回の発表で最も大きなトピックとなるのは、86がBRZと同様にフルモデルチェンジされる、ということだろう。昨年の新型BRZの発表時には、同車がトヨタとの共同開発であることは明らかにされていたものの、86がフルモデルチェンジされるという点については言及されなかった。そのため、86の動向について注目が集まっていたのだが、今回、新型GR86の発売が発表されたことで、喜ばしく思っている方も多くいるはずだ。

新型GR86と新型BRZの外観については、基本的には同じだがフロントフェイスが大きく異なっている。GR86には、GRシリーズの特徴のひとつである、大きな開口部をもったフロントグリル「ファンクショナル マトリックスグリル」が採用されている。対する新型BRZは、スバル車の特徴である六角形のフロントグリル「ヘキサゴングリル」が採用されている。どちらの車種も、フロントグリルにブランドのアイデンティティーが与えられているのだ。

リアイメージは、デザイン上ではフロントフェイスのような大きな違いは見られず、そのほかのエクステリアで異なるのは、ホイールやドアミラーのカラーリングの違いといった細かな個所になる。

先代(初代)トヨタ「86」のフロントイメージとリアイメージ

先代(初代)トヨタ「86」のフロントイメージとリアイメージ

また、新型の外観を先代と比べてみると、ヘッドライトやテールランプの造形が大きく異なっていることがわかる。また、ボディサイズをスペック上で比較してみると、全長×全幅×全高は、新型が4,265×1,775×1,310mm、先代は4,240×1,775×1,320mmで、全長は25mm伸びて、全幅は変わらず、全高は10mm低くなった。ホイールベースは、新型が2,575mmで、先代は2,570mm。トレッドは、フロントはどちらも変わらず1,520mmで、リアは新型が1,550mm、先代は1,540mmになる。多少の違いはあれど、新型と先代で画像を見比べた印象ほど、実際のボディサイズに違いはほとんどないことがわかる。

新型GR86と新型BRZの主なスペックについては、以下のとおりだ。ちなみに、今回は2020年の新型BRZの発表時に公表されていた米国仕様のスペックに加えて、トレッド、最低地上高、車両重量、内径×行程(エンジン)、圧縮比(エンジン)、最高回転数(エンジン)、ブレーキ、燃料タンク容量の項目が追加で公表されている。

【トヨタ 新型「GR86」、スバル 新型「BRZ」(ともに日本仕様、目標値)の主な諸元】
全長×全幅×全高:4,265×1,775×1,310mm
ホイールベース:2,575mm
トレッド:1,520mm(前)/1,550mm(後)
最低地上高:130mm
車両重量:1,270kg
エンジン:水平対向4気筒 筒内直接+ポート燃料噴射装置(TOYOTA D-4S)
内径×行程:94.0×86.0mm
総排気量:2,387L
圧縮比:12.5
駆動方式:FR
トランスミッション:6MT/6AT
最高出力:173kW(235PS)/7,000rpm
最大トルク:250N・m(25.5kgf・m)/3,700rpm
最高回転数:7,400rpm
サスペンション:マクファーソンストラット式(フロント)/ダブルウィッシュボーン式(リア)
ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(フロント、リア)
タイヤ:215/40R18(フロント、リア)
燃料タンク容量:50L

スペック上の特徴としては、搭載エンジンがこれまでの2リッター水平対向4気筒エンジンから、2.4リッター水平対向4気筒エンジンへと排気量がアップされていることがあげられる。最高出力は173kW(235PS)で、最大トルクは250N・m(25.5kgf・m)。先代の86やBRZと比較すると、以下のようになる。

■トヨタ 新型「GR86」、スバル 新型「BRZ」の最高出力、最大トルクを先代(最終モデル)と比較
-最高出力-
新型:173kW(235PS)/7,000rpm
先代(MT):152kW(207PS)/7,000rpm
先代(AT):147kW(200PS)/7,000rpm
-最大トルク-
新型:250N・m(25.5kgf・m)/3,700rpm
先代(MT):212N・m(21.6kgf・m)/6,400〜6,800rpm
先代(AT):205N・m(20.9kgf・m)/6,400〜6,600rpm

トヨタ 新型「GR86」の6速MTシフトノブ

トヨタ 新型「GR86」の6速MTシフトノブ

スバル 新型「BRZ」のATシフトノブ

スバル 新型「BRZ」のATシフトノブ

新型で公表されているエンジンスペックが、6MTのものなのか6ATのものなのかについては現状では不明だが、6MTのものとすると、新型は最高出力が21kW(28PS)、最大トルクが38N・m(3.9kgf・m)アップしている。新型は、吸排気性能の強化に加えて、フリクション低減などによってトルクが向上しているという。また、注目は最大トルクの発生回転数だ。先代は、最大トルクの発生回転数が6,400〜6,600rpmとかなり高回転型のエンジンだったが、新型では3,700rpmと低く抑えられており、市街地などの普段使いでも力強さを発揮するエンジン特性へと変更されていることがうかがえる。

駆動方式は、これまでと同じFRレイアウトを踏襲。プラットフォームは、SGP(スバルグローバルプラットフォーム)のノウハウが取り入れられることなどによって、先代に比べてフロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%向上させているという。

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トヨタ
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スバル
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新車価格:308〜343万円 (中古車:92〜565万円

前述のとおり、新型GR86と新型BRZはベースこそ同じクルマだが、それぞれに個性を持たせて異なる走り味を追求しているとのことだ。この2台は、初代の発売時にも足回りを中心にそれぞれ異なるベクトルの乗り味にチューニングされていた。86は、積極的に後輪を滑らせてドリフトを楽しめるように、BRZはAWDのような安定志向を、といった方向性だ。今後、発売が近づくにつれ、両車のチューニング志向の違いなどの詳細が明らかになってくるはずなので、楽しみに待ちたいところだ。

最後に、発売日は新型BRZが少し早く2021年夏、GR86は少し遅れて2021年秋の発売予定となっている。発売日が同時ではない点にも注意したい。

トヨタ 新型「GR86」のインテリア

トヨタ 新型「GR86」のインテリア

スバル 新型「BRZ」のインテリア

スバル 新型「BRZ」のインテリア

トヨタ 新型「GR86」のシート

トヨタ 新型「GR86」のシート

スバル 新型「BRZ」のシート

スバル 新型「BRZ」のシート

桜庭智之(編集部)

桜庭智之(編集部)

PC、AV家電を中心に幅広く担当。クルマ好きのため、週末はフラフラと1000km超を運転する長距離ドライバーと化します。

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