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グレードによって異なる新型「BRZ」との価格差などを解説

トヨタ 新型「GR86」の価格がわかった! RCが279万9千円から、2021年10月に正式発表

トヨタ 新型「GR86」が、いよいよ予約受注を開始した。

トヨタ 新型「GR86」が、2021年10月に正式発表される。注目は、姉妹車であるスバル 新型「BRZ」とのグレードや価格の違いについてだ

トヨタ 新型「GR86」が、2021年10月に正式発表される。注目は、姉妹車であるスバル 新型「BRZ」とのグレードや価格の違いについてだ

GR 86の製品画像
トヨタ
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細かな日程は販売会社によって異なるが、2021年8月29日ごろから販売店ではGR86の価格をすでに明らかにしている。そして、9月3日からメーカーへの発注が開始される予定だ。正式な発表日は、(記事掲載時点では)10月28日が予定されており、12月中旬には試乗車が販売店へ配車されるという。

新型GR86の納車について、販売店によると「2021年9月3日にメーカーへ発注した場合でも、納車は2022年1月以降になる。販売店で試乗してから契約すると、納車は2022年4月以降かもしれない」とのことだった。つまり、納期は最短でも4か月はかかるということになる。

■トヨタ 新型「GR86」のグレードラインアップと価格
・RC:2,799,000円[6MT]
・SZ:3,036,000円[6MT]/3,199,000円[6AT]
・RZ:3,349,000円[6MT]/3,512,000円[6AT]

■スバル 新型「BRZ」のグレードラインアップと価格(参考)
・R:3,080,000円[6MT]/6速AT:3,245,000円[6AT]
・S:3,267,000円[6MT]/6速AT:3,432,000円[6AT]

■トヨタ 新型「GR86」のグレードごとに加わる主な装備
-RC(6MT)-
16インチタイヤ/バイビームLEDヘッドランプ/サイド&カーテンエアバッグ/運転席シートリフターなど
-SZ(6MT/6AT)-
17インチアルミホイール/クルーズコントロール/アクティブサウンドコントロール/フロアサイレンサー/エンジンルームカバー/6スピーカー/アイサイト(6速ATのみ)など
-RZ(6MT/6AT)-
18インチアルミホイール/スポーツブレーキパッド/後側方警戒支援システム/ステアリング連動ヘッドランプ/リヤフォグランプ/ウルトラスエード&本革シート/アルミスポーツペダルなど

■トヨタ 新型「GR86」の主なメーカーオプション
-RZ-
SZと同じ標準ブレーキユニット(レスオプションだが、価格は安くならない)
-SZ-
アルミスポーツペダル

新型GR86のグレード構成は、中級の「SZ」、上級の「RZ」に加えて、モータースポーツなどでの使用を考慮したベーシックな「RC」が存在しているのが、姉妹車であるスバル 新型「BRZ」と大きく異なる点だ。トランスミッションは、RCは6MTのみだが、SZとRZでは6ATも選択できる。

トヨタ 新型「GR86」(手前)と、スバル 新型「BRZ」(奥)

トヨタ 新型「GR86」(手前)と、スバル 新型「BRZ」(奥)

新型GR86の基本メカニズムは、新型BRZと共通で、2.4L水平対向4気筒エンジンの性能も、最高出力が173kW(235PS)/7,000rpm、最大トルクが250N・m(25.5kgf・m)/3,700rpmと、両車で等しい。

いっぽう、足回りの仕様はそれぞれ異なっている。新型BRZの「フロントハウジング」はアルミ製で軽く、「フロントスタビライザー」は中空だが、新型GR86のフロントハウジングは鋳鉄製で重く、スタビライザーは中実だ。さらに、「リヤスタビライザー」の取り付け方法も、新型BRZはボディ直付けでブレース(補強材)も使われているが、GR86はサスペンションメンバーに直接取り付けられており、ブレースは使われていない。

GR86は、ダイレクトな運転感覚を重視してフロントハウジングを鋳鉄に、フロントスタビライザーを中実にしている。新型BRZよりもオーソドックスな方式なので、コストが安く抑えられるというメリットもある。

また、「ステアリング連動ヘッドランプ」や「アルミスポーツペダル」は、新型GR86では上級のRZのみに装着されているが、新型BRZではベーシックなRにも採用されている。

トヨタ 新型「GR86」とスバル 新型「BRZ」では、装備の違いなどからグレードごとに価格差が生じている

トヨタ 新型「GR86」とスバル 新型「BRZ」では、装備の違いなどからグレードごとに価格差が生じている

前述したメカニズムや装備の違いもあって、たとえば新型GR86のSZグレードと新型BRZのRグレードの価格を比べてみると、新型GR86のほうが価格は少し安い。6MT車では44,000円、6AT車では46,000円、新型GR86のSZグレードのほうが新型BRZのRグレードの価格を下回っている。

いっぽう、上級グレードの新型GR86のRZグレードと、新型BRZのSグレードを比べてみると、逆に新型BRZのSグレードのほうが、新型GR86のRZグレードよりも安くなる。スポーツブレーキパッドの採用の有無などによって、価格差は6MTで82,000円、6ATでは80,000円、GR86のほうが価格は高い。

機能や装備、価格などのバランスを見てみると、総合的には新型BRZのほうが割安に感じる。特に、フロントハウジングは、新型BRZでは高コストではあるが軽いアルミが使われており、重い鋳鉄が採用されている新型GR86に比べてバネ下重量が軽減されている。

スバル 新型「BRZ」の走行イメージ

スバル 新型「BRZ」の走行イメージ

そして、フロントハウジングの違いは、カーブを曲がる時の挙動に影響を与えている。新型GR86は、ステアリングホイールを内側に回しながらアクセルペダルを踏み増すと、比較的早い段階で後輪を横滑りさせる。対する新型BRZは、同様の操作をしても後輪を接地させて、車両を操舵角に応じて回り込ませる。新型BRZの高い走行安定性は、前述の足回りの違いによるところが大きいだろう。

そして、新型BRZではタイヤが路上を細かく跳ねるような動きが抑えられているので、新型GR86に比べて乗り心地も快適だ。新型BRZは、価格も含めてバランスがよく、長距離移動時の安全性や快適性にも配慮されているように思える。

トヨタ 新型「GR86」の走行イメージ

トヨタ 新型「GR86」の走行イメージ

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いっぽう、新型GR86はドライバーの操作に対する挙動変化が、新型BRZよりも機敏に感じる。走りを楽しませる要素は、新型BRZよりも高いだろう。新型GR86は、コーナーで後輪を横滑りさせながら走るようなシーンに適している。新型BRZにはラインアップされていないRCグレードが、新型GR86に存在するのも、そのような走りのキャラクターの違いからだろう。

トヨタ 新型「GR86」の走行イメージ

トヨタ 新型「GR86」の走行イメージ

最後に、新型GR86のおすすめグレードについて考えたい。装備内容を考えると、実用的にはSZを選んでもいいのだが、スポーツカーなので18インチアルミホイールやスポーツブレーキパッド、アルミスポーツペダルなどは欲しいところだろう。そうなると、一般的にはRZの6MTがベストグレードになる。販売店の受注状況を見ても、この仕様が圧倒的に多いようだ。これから購入を検討されている方などは、参考にしてほしい。

渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けるモータージャーナリスト

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